評価:4.2
ガジェットブロガーのマクリンです。
我が家でも愛用しているシーリングライト型プロジェクター「Aladdin X2 Plus」のブランド「Aladdin X」に、ポータブルプロジェクター「Aladdin Poca」が発売になりました!
AladdinのやわらかなUIや自然な色表現はそのままに、専用キットや独自機能がいろいろおもしろいので、本記事ではプロジェクターデビューを考えている初心者さん向けに紹介していきます。
それでは早速いきましょう!
タップできるもくじ
外観・セット内容
今回紹介するのは「Aladdin Poca 専用ポータブルキット(84,900円)」です。

Aladdin Poca 単品(69,900円)もあるのですが、プロジェクターデビューの人は、キットがあると便利なのでおすすめしています。

Aladdin Poca 単品には通常リモコン、電源プラグ、そして小さなストラップ型のリモコンも付いています。
レンズの付け替えだけで光や音の演出ができる「Aladdin Lens」2種も同梱されています。

これはプロジェクターをコードレスで長時間使えるようになるので大変便利ですし、ある程度の高さに投影したいときに、ちょうどよい三脚になります。
プロジェクター性能
Aladdin Pocaの性能です。解像度はフルHD(1920 x 1080)です。

光源はLEDで、明るさは450ANSIルーメン。ポータブルプロジェクターでは標準的です。

まったく見えないというわけではありませんが、夜間と比べるとだいぶ差があります。
スピーカー
Harman Kardon社製の12Wスピーカー(6W × 2)を搭載し、360度サラウンドステレオです!
メロディと中音域が目立ち、低音が少し弱いです。
映画音楽風のオーケストラも流します。
同じように中高音域のダイナミックさが目立ちます。ワンルームや10畳くらいのお部屋で楽しむ分には問題ないと思います。
バッテリー
Aladdin Pocaはバッテリー内蔵型で、省エネモードで映像は約2.5時間再生できるようです。

電源プラグを抜くと内蔵バッテリー給電に切り替わり、自動的に省エネモードになります。その際、若干暗くなります。

ただし、最初に紹介したバッテリー付きスタンドにつなげると省エネモードがオフになり、電源プラグにつないでいるときと同じ明るさになります。
その点で、やはりバッテリー付きスタンドと併用すると、より快適に長く視聴を楽しめるのでおすすめです。
OS
OSは、初心者でも使いやすい「Aladdin OS」です。

アプリはNetflix、YouTube、Amazon Prime Video、TVer、U-NEXTなどの動画プラットフォームが入り、リモコンにもNetflix、YouTube、Amazon Prime Videoへのダイレクトボタンがあります。
ただし、 Aladdin X2 Plus に入っているような、レコーダーとつないでテレビが見れるアプリなどは入っていません。

Aladdin X社は、スイカゲームの開発・提供元でも有名ですが、Aladdin Pocaにはまだ入っていませんでした。

今後アップデートなどでアプリは増えると思いますが、とにかくYouTubeやNetflixなど配信サービスをさっと見たい、あるいはお子さまとAladdinアプリを楽しみたいというニーズにはぴったりだと思います。
Aladdin X2 Plusなどのプロジェクターを使い慣れている人には少し物足りないかもしれません。
なお、本体にHDMIとUSB Type-A端子がついているので、Google TV StreamerやAmazon Fire TV Stickなどをお持ちの際は、それらのOSを外部出力で拡張させることができます。
ただし、見た目はかなり微妙になりますのでご参考ください。

Aladdin OSには「ミラーリング」のアプリがあり、パソコンやスマホの画面をミラーリングできます。

Apple製品は「MagicCast」を使って投影することができます。MacBook Airに入れたプレゼン資料をためしに投影してみます。
驚くほど簡単に接続でき、出先での説明会や商談などにも活躍しそうです。
スマホに入れたトレーニング動画をミラーリングしながら自主トレしたい、といった場合にも使えます。
投影機能
次に、投影機能について見ていきます。
今回、驚いたのが「自動リアルタイム補正」です。
プロジェクターを動かすたびに即時で台形補正がかかる機能です。
ヌルヌル補正がかかり、タイムラグを感じません。
ポータブルプロジェクターでこの機能が入っているのはめずらしいですね。
他のプロジェクターだと補正モザイクが映り、映像が中断されることも少なくありませんが、こちらは中断もなく、ちょっとした振動で再補正がかかるストレスもないのが素晴らしいです。

他社には、真上まで回転できないモデルもあり、天井投影が斜め上にしか投影できない場合もありますが、こちらは真上にピタッと投影できます。

また、重さ1.31kgなので、対応するパーツなどを使うことで、ダクトレールなどで天吊り投影もでき、360°回転は位置合わせでも大変重宝します。
今までのポータブルプロジェクターの不満点をカバーしてきている感じがしました。
色調整
投影の色合いもなかなか良いです。

Aladdin Xのプロジェクターは、自然な色合いに仕上げるのが上手だなという印象でしたが、今回もDCI-P3 90%の色域で、何色かが突出している感じはしなかったです。

一応、好みの色調に変えられる機能は備わっているので、明るさや鮮やかさが欲しいときに調整もできます。
とはいえ、デフォルトでも満足できるのが、Aladdin Xのプロジェクターの良い点です。
ゲームプレイ
プロジェクターでゲームをしてみたい人もいるかと思います。
ここで、ゲームプレイを見ていきます。
低遅延は、台形補正オフ時で1080P/60Hz・ゲームモード≤20ms、台形補正オン時で1080P/60Hz、ゲームモード≤56msとなっています。

データが重めのソフトが多いPS5やXboxより、上限60fpsのゲームが多いSwitch2が合うと思ったので、いくつかチェックしていきます。

1人プレイ時は、1080p/60fpsの「マリオカート」はカクつきを感じませんでした。

フルHDなので、ビジュアルの細密さはまあまあですが、問題なく快適にプレイできました。

次に「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition」も見てみました。

Switch 2 Editionなので、グラフィックも綺麗になり、プロジェクター側の色表現も悪くありません。
オープンワールドRPGも気持ち良くプレイできそうですね。
「不思議のダンジョン 風来のシレン6」も見てみます。
動きが激しくないので、小さな画面でプレイするより疲労感を抑えられそうです。
ぜひ参考にしてみてください。
Aladdin Lens
最後にAladdin Lensの紹介です。
専用のレンズを付けることで、自動的に映像や音楽が始まる、おもしろい機能がついています。
Aladdin Lens Aは、天体の映像がメインで、プラネタリウムのような演出となっています。

夜はリアルな星空を表現するそうで、日々移り変わる映像に癒されます。

Aladdin Lens Bは、柔らかな光とヒーリングミュージックが流れ、瞑想にぴったりの演出となっています。
Aladdin Pocaだけのオリジナル機能、ぜひお楽しみください。
まとめ
本記事では、ポータブルプロジェクター「Aladdin Poca」を紹介しました。
プロジェクターデビューの人でも、届いたその日から楽しめる機能がいろいろ揃っています。
寝室用の2台目プロジェクターにもいいですし、1人暮らし用のワンルームプロジェクターとしても最適です。
バッテリー付きスタンドはあると便利ですので、ぜひ専用キットも検討ください。
どうも、マクリン(




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Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。
レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
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