どうも、屋外イベントにポータブル電源が欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。
ポータブル電源は大容量バッテリーを内蔵する上、AC出力(コンセント)も搭載し、どこでも電力を使える便利なアイテム。
キャンプや車中泊のみならず、災害時の備えとしても活躍します。
しかし、使用目的に合う容量や機能など、どのように選べばいいか分からないもの。
そこで本記事では、ポータブル電源を選ぶポイントとおすすめ品を紹介します。
ポータブル電源を選ぶ4つのポイント
それでは、ポータブル電源を選ぶときのポイントを4つ挙げていきます。
1. 目的に合わせて容量を選ぶ
ポータブル電源の使用目的に合わせ、容量を選びましょう。
というのも、使用目的によって必要な容量は大きく変わってくるからです。
例えば、ポータブル電源がよく使われるシーンに、キャンプや車中泊があります。
寝泊まりするアウトドアで使用するには、250Wh以上のものが基本的におすすめです。
「Wh(ワットアワー)」はワット(W)と時間(h)の掛け算で、例えば250Whは「100Wの家電製品を2.5時間使用できること」を表しています。
つまり、使用する家電の種類によって、ポータブル電源に必要なWhの値は変わります。
夜間にライトや小型家電を使ったり、電気毛布が必要だったりする場合は、250Wh以上のものを選ぶといいでしょう。
一方、ちょっとしたスマホやノートPCの充電、小型扇風機など使用の場合は、100Wh以下で充分です。
2. 持ち運びやすい重さかどうか
ポータブル電源は、できるだけ持ち運びやすいものを選びましょう。
容量やスペックによって重量も変わります。
軽いもので1.0kg程度、大型のもので10kg以上と幅広いです。
ポータブル電源を使うシーンは、外出先や持ち運ぶ必要がある場所が多いですよね。
目安として、重くても約5kgであれば多少の持ち運びも可能で、350Wh以上のモデルが出揃っています。
一方10kg以上あると、容量は多いものの、持ち運びが大変。
必要な容量と使うシーンを想像し、最適な重量を選びましょう。
3. 使いやすい出力ポート数か
出力ポートの数が、目的に合っているか確認しましょう。
コンセント式の家電を使用するためのAC電源ポートやUSBポート数などは重要です。
キャンプや車中泊では、複数の家電を使用することが多くあります。
アウトドアで使う場合は、AC電源ポートが2口以上あるものが便利です。
また、パソコンやスマホなどの電子機器を複数充電できるよう、USBポートが2つ以上あるものを選びましょう。
4. 安全基準を満たしているか
安全基準を満たしている証拠にもなる、電気用品安全法(PSE)適合性検査に合格しているかも確認しましょう。
ポータブル電源を選ぶときは、安全性の確認が大切です。
万が一のことがあってからでは間に合いません。
電気用品安全法に基づく技術基準に沿った、PSE検査に合格しているかを必ずチェックしてください。
基準を満たしているものであれば、安心して使用できます。
ブランドのものでない場合や、安価なポータブル電源は安全性に確証はないので、信頼できるものを選びましょう。
ポータブル電源のおすすめ5選
ポータブル電源を選ぶポイントも踏まえ、僕の愛用している「おすすめのポータブル電源」を紹介します。
製品名 | バッテリー容量 | 電力量 | 重量 | ポート | 入力 | 出力 |
---|---|---|---|---|---|---|
「RAVPower RP-PB054Pro」 |
20,000mAh | 80Wh(推定) | 約660g | ACコンセント/USB-A x 1/USB-C x 1 | USB-C:最大30W | AC:最大80W USB-A:最大18W USB-C:最大30W |
「Anker PowerHouse 100」 |
27,000mAh | 97.2Wh | 約860g | ACコンセント/USB-A x 2/USB-C x 1 | USB-C:最大45W | AC:最大100W出力 USB-A:各ポート最大12W出力(合計最大15W) USB-C:最大45W入出力 |
「RAVPower RP-PB187」 |
70,200mAh | 252.7Wh | 約2.54kg | ACコンセント/DC/USB-A x 2/USB-C x 1 | DC:最大60W USB-C:最大60W |
AC x 2:各最大250W(合計300W) DC:最大120W USB-A 1/2:最大12W USB-A 3:最大18W USB-C:最大60W |
「AUKEY PowerStudio」 |
82,500mAh | 297Wh | 約3.6kg | ACコンセント x 2/DC/USB-A x 4/USB-C x 1/シガーソケット | DC:最大60W USB-C:最大100W |
AC x 2:最大300W シガーソケット:最大120W DC:最大96W USB-A x 2:各最大12W QC3.0対応USB-A x 2:各最大18W USB-C:最大100W |
「Anker PowerHouse II 400」 |
108,000mAh | 388.8Wh | 約4.6kg | ACコンセント/DC/USB-A x 3/USB-C/シガーソケット | DC:最大65W USB-C:最大60W |
AC:最大300W シガーソケット + 5.5mm DC x 2:最大120W USB-A x 3:各最大12W USB-C:最大60W |
RAVPower RP-PB054Pro
「RAVPower RP-PB054pro」は20,000mAhのポータブル電源です。
20,000mAhのバッテリー容量は、ポータブル電源としては小さいですが、モバイルバッテリーとしては充分で、MacBookでも約1回充電できます。
サイズは約6.9 x 6.9 x 15.5 cmの500mlペットボトルサイズで、モバイルバッテリーとして考えると大きめですが、握りやすい形状に仕上がっています。
重量は約664gで、ポータブル電源では唯一ともいえる、重さ1kgを切る最軽量クラスです。
天面には、ゴム蓋のACコンセントと2種類のUSBポートを搭載しています。
- QC3.0対応USBタイプA(最大18W出力)
- PD対応USBタイプC(最大30W入出力)
- ACコンセント(最大80W出力)
RAVPower RP-PB054proのUSBポートは、USB-C(PD)とUSB-A(QC3.0)を備えています。
USB-C(PD)は最大30W対応であり、スマホ・タブレットはもちろん、MacBook Airのように一部のノートPCでも急速充電することができます。
USB-CとUSB-Aを組み合わせれば、USBポートだけでノートPC + スマホ/タブレットの同時急速充電も可能です。
最大80W出力のACコンセントも搭載し、13インチMacBook Proのように高パワーのノートPC・ドローン・Nintendo Switch・GoProなどの充電までカバーしています。
持ち運びできるサイズ感ながら、ACコンセント・USB-C(PD)・USB-A(QC3.0)と多彩なポート出力に対応。
RAVPower RP-PB054proはアウトドア・ビジネスあらゆるシーンに使えるポータブル電源です。
Anker PowerHouse 100
「Anker PowerHouse 100」は27,000mAhのポータブル電源です。
サイズは約12.0 x 20.1 x 3.1 cmとクラッチバッグサイズで、KindleとiPad Proのちょうど中間くらいの大きさです。
重量は約866gで、ポータブル電源では数少ない、1kgを切る軽量クラスです。
側面には、ゴム蓋のACコンセントと2種類のUSBポートを搭載しています。
- ACコンセント(最大100W出力)
- USBタイプA(各ポート最大12W ※合計最大15W)
- PD対応USBタイプC(最大45W入出力)
さらにポート端部には、屋外や非常時にも使えるフラッシュライトが付いています。
ボタンを一回押すごとに「低照度 / 高照度 / SOSモード」と切り替わります。
USB-Cは本体充電にも対応し、付属の充電器「Anker PowerPort Atom III 45W Slim」とUSB-Cケーブルとの組み合わせで、最大45Wの入力に対応しています。
45W出力にも対応し、一般的なノートPCにくわえ、13インチMacBook Proの通常充電もカバーしています。
ACコンセントは最大100W出力まで対応し、ノートPCはもちろん、車載冷蔵庫や扇風機などの小型家電へも給電できる高出力。
100WクラスのノートPCである16インチMacBook Proでももちろん急速充電できます。
4ポート接続時は最大160W出力に対応し、MacBook Pro 16″(最大96W)・MacBook Air(最大30W)・Pixel 5(最大18W)・Air Pods Pro(最大10W)の組み合わせでも大丈夫。
軽量クラスのポータブル電源ながら、最大100WのACコンセントをはじめ、3種類のポートに対応。
Anker PowerHouse 100は、サイズ・容量・形状のトータルバランスに長けた高実用のポータブル電源です。
RAVPower RP-PB187
「RAVPower RP-PB187」は70,200mAhのポータブル電源です。
70,200mAhの超大容量で、MacBookでも約2回・車載冷蔵庫が約5.5時間・Nintendo Switchが8回以上充電でき、まさに電源代わりに使うことができます。
サイズは約18.9 x 13.0 x 13.0 cmとポータブル電源でかなり小型です。
重量は約2.54kgで、ポータブル電源ではかなり軽量クラス。
- PD対応USBタイプC(最大60W) x 1
- USBタイプA(最大12W) x 2
- QC3.0対応USBタイプA(最大18W) x 1
USB-Cは60W入力にも対応し、RAVPower RP-PC112など60W以上のPD対応充電器を使えば、約3時間でフル充電できます。
60WのDC入力にも対応し、2種類の充電方式をカバーしています。
背面にはランプには3種類の点灯パターンがあり、1回押しで常時点灯、2回押しすると災害発生時に役立つSOS点滅とストロボ点滅を選ぶことができます。
USB-C(PD)は最大60W対応であり、13インチMacBook Proのようにパワーを要するノートPCでも急速充電可能です。
USB-Aも組み合わせれば、USBポートだけでノートPC・タブレット・スマホのセットでも急速充電できちゃいます。
単体250WのACコンセントも2つ(合計300W)搭載し、ノートPC x 2台やノートPC + プロジェクターなど、小さい家電であれば同時給電に耐えうる高出力となっています。
キャンプやBBQ、ライブイベントなどの屋外イベントでRAVPower RP-PB187は頼りになります。
防災&非常時にも最適なので、一台置いておくことをおすすめします。
AUKEY PowerStudio
「AUKEY PowerStudio」は82,500mAhのポータブル電源です。
ドイツ車のMINIを彷彿とさせるレトロテイストで、家にもなじむインテリア性の高いデザインです。
約82,500mAhの圧倒的な容量で、MacBook約5回・iPhone 12 Proなら20回以上充電できます。
フロントには液晶ディスプレイと5種類の出力端子を備えています。
- シガーソケット(最大120W) x 1
- DCポート(最大96W) x 1
- PD対応USBタイプC(最大100W) x 1
- USBタイプA(最大12W) x 2
- QC3.0対応USBタイプA(最大18W) x 2
- ACコンセント x 2(最大300W)
LEDライトもそなえ、防災用だけでなく枕元に置けばベッドサイドランプとしても使えます。
本体充電は、DCとPD対応USB-Cの2種類に対応しています。
しかも、DCとPD対応USB-Cの同時急速入電に対応してます。
両方駆使すれば、驚異の最大160W入力に対応し、最大2.5時間でのフル充電が可能となります。
左側には最大120Wのシガーソケットが付いており、ミニ冷蔵庫や扇風機・ハイパワーのノートPCすら動作できる高出力です。
中央部は、最大100WのUSB-C(PD)と最大12WのUSB-A x 2、最大18WのQuick Charge 3.0(QC3.0)対応USB-A x 2を備えています。
USB-C(PD)は、13インチMacBook Proのようにパワーを要するノートPCでも急速充電可能です。
右側はACコンセント部であり、合計最大300Wと頼りになります。
PowerStudioは297Whの容量かつ合計最大出力400Wと、見た目によらず懐の大きいポータブル電源を実現しています。
具体的には「ノートPC x 3台 + タブレット x 2台 + スマホ x 4台」の組み合わせでも充電できちゃいます。
デザイン性と機能性と高次元で両立した、まさに機能美のポータブル電源。
インテリアに防災にアウトドアに、全方位で使えるポータブル電源をお探しならAUKEY PowerStudio一択でしょう。
Anker PowerHouse II 400
「Anker PowerHouse II 400」は108,000mAhのポータブル電源です。
約108,000mAhの超大容量で、MacBookでも約5回・iPhone 12 Proなら20回以上充電できます。
- シガーソケット + 5.5mm DC x 2(最大120W)
- USBタイプA(最大12W) x 3
- PD対応USBタイプC(最大60W) x 1
- DCポート(最大65W) x 1
- ACコンセント x 1(最大300W)
側面にはフラッシュライト、背面にはアンビエントライトを搭載しています。
本体充電は、DCとPD対応USB-Cの2種類に対応しています。
DCとPD対応USB-Cの同時急速入電もでき、最大125Wの入力まで対応しているので、フル充電まで最大4時間に縮めることが可能です。
Anker PowerHouse II 400は5種類の出力端子をそなえ、多様なデバイス充電ができます。
左側のシガーソケットは最大120Wなので、ミニ冷蔵庫や扇風機・ハイパワーのノートPCすら動作できる高出力です。
上部には5.5mmのDC入力が付き、「Anker PowerPort Solar 60」を組み合わせればソーラー充電できます。
PD対応USB-Cは、MacBook Pro 13″などパワーを要するノートPCでも急速充電可能です。
右側は最大300WのACコンセントであり、MacBook Pro 16″はもちろん、加湿器・スピーカー・小型冷蔵庫・扇風機・テレビにも対応できる懐の大きさを有しています。
全ポートを駆使すればなんと、合計最⼤出⼒516Wで最⼤8台の機器に同時充電可能です。
5種類のポートと8つの充電端子を搭載。
超大容量かつ多彩なポータブル電源をお探しならAnker PowerHouse II 400がおすすめです。
Anker PowerHouse II 400レビューはこちら
ポータブル電源のおすすめまとめ
本記事は「【最強はどれ?】ポータブル電源のおすすめとその選び方」について書きました。
ひとえにポータブル電源といっても、デザイン・バッテリー容量・ワット数・ポート数でその種類は多岐にわたります。
このたび紹介したモデルはどれもおすすめなので、手持ちのデジタル機器と合わせ、最適なポータブル電源を見つけてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
製品名 | バッテリー容量 | 電力量 | 重量 | ポート | 入力 | 出力 |
---|---|---|---|---|---|---|
「RAVPower RP-PB054Pro」 |
20,000mAh | 80Wh(推定) | 約660g | ACコンセント/USB-A x 1/USB-C x 1 | USB-C:最大30W | AC:最大80W USB-A:最大18W USB-C:最大30W |
「Anker PowerHouse 100」 |
27,000mAh | 97.2Wh | 約860g | ACコンセント/USB-A x 2/USB-C x 1 | USB-C:最大45W | AC:最大100W出力 USB-A:各ポート最大12W出力(合計最大15W) USB-C:最大45W入出力 |
「RAVPower RP-PB187」 |
70,200mAh | 252.7Wh | 約2.54kg | ACコンセント/DC/USB-A x 2/USB-C x 1 | DC:最大60W USB-C:最大60W |
AC x 2:各最大250W(合計300W) DC:最大120W USB-A 1/2:最大12W USB-A 3:最大18W USB-C:最大60W |
「AUKEY PowerStudio」 |
82,500mAh | 297Wh | 約3.6kg | ACコンセント x 2/DC/USB-A x 4/USB-C x 1/シガーソケット | DC:最大60W USB-C:最大100W |
AC x 2:最大300W シガーソケット:最大120W DC:最大96W USB-A x 2:各最大12W QC3.0対応USB-A x 2:各最大18W USB-C:最大100W |
「Anker PowerHouse II 400」 |
108,000mAh | 388.8Wh | 約4.6kg | ACコンセント/DC/USB-A x 3/USB-C/シガーソケット | DC:最大65W USB-C:最大60W |
AC:最大300W シガーソケット + 5.5mm DC x 2:最大120W USB-A x 3:各最大12W USB-C:最大60W |