恐竜の世界を舞台に繰り広げられるサバイバルゲーム「ARK(アーク)」は、ソロプレイ以外に複数人での協力プレイ(マルチプレイ)が可能です。
恐竜やゲーム好きな仲間たちと雑談しながら、ときには協力しながら楽しみたい人も多いはず。
とはいえ、マルチプレイで遊ぶには、どのサーバーがおすすめなのか分からない人も多いでしょう。
そこで本記事では、ARKのマルチプレイサーバーに着目し
など、さまざまな疑問に答えていきます!
サーバーは日本・海外問わずくわしく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次(気になる項目をクリック)
ARKのサーバーとはそもそも何?
ARKサーバーとは、複数人が同じマップで遊ぶためにインターネット上に用意された「マルチサーバー」のことです。
ARKサーバーは、日本ではPS4版ユーザーが多く、世界ではPC版ユーザーが多い傾向にあります!
ARKでマルチサーバーを利用すると、多くのメリットがあります。
- 複数人で協力プレイ
- 拠点開拓や素材集めの効率アップ
- テイムした恐竜を仲間と共有
- 雑談しながらワイワイ楽しめる
ARKはソロでも楽しめますが、複数人でプレイすれば大きな目標にも取り組みやすく、ソロプレイでは体験できない達成感を得られます。
ARKのマルチプレイにおすすめのハードはどれ?
ARKは、さまざまなハード機でリリースされています。
PC版はWindowsでもMacでも遊べますし、PS5版はリリースされていないものの、PS4版で遊ぶことが可能です。
2017年にPC版がリリースされて以来、人気の高さからさまざまなハード機で実装されました!
それぞれの機種によってマルチプレイの方法に違いがあるので、以下を参考にしてください。
スマホ版
PC版やPS4版の人気を受けて2018年にリリースされたスマホ版は、基本無料で遊べます。
フレンドを招待して楽しむカスタムサーバー機能はありませんが、公式サーバーやレンタルサーバーを立てればマルチプレイも可能です。
マルチプレイは最大50人まで対応し、iOS・Andoroid問わずにプレイできます。
ただし、課金アイテムや独自要素があるなど、ほかのハード機とはゲームシステムが異なる点に注意しましょう。
PCやPS4のようなハード機を持っていない人が、ARKの世界観をお試しで遊んでみるにはいいかもしれませんが、ARKを本格的に楽しみたい人には向いていません。
スマホ版はARKの別次元のゲームとし、ほかのハードとは区別して遊ぶほうがいいかもしれませんね…!
- 基本無料で遊べる(アプリ内課金あり)
- フレンドを招待機能はない
- ゲームシステムが他のハードとは異なる
スイッチ版
2018年のリリース当初は、PC版に比べると解像度やテクスチャの品質が低く、ユーザーから酷評されていたのがスイッチ版ARKです。
ほかのハード機とくらべると最大人数が40人までと少なく、マルチプレイ方法も公開サーバーに参加する方法以外ありませんでした。
公開サーバーにはどこの誰だか知らない人もログインするので、親しい友人のみで遊びたいユーザーにはハードルが高い環境だったといえます。
ただし、評判があまりにも悪かったので、開発元がPC版やPS4版になるべく近い環境に作り直し、海外のNITRADOでサーバーを借りれば、フレンドのみでマルチプレイが可能になりました。
当初は英語版のみでしたが、2023年2月24日には待望の日本版もリリースされたので、日本のユーザーが遊びやすい環境はでき上がりつつあるかもしれません。
とはいえ、マルチプレイをするには海外のサーバーを借りる必要があるので、ハードルは少し高めといえます。
- フレンド招待機能はない
- 海外のNITRADOでサーバーを借りれば、フレンドのみでマルチプレイ可能
- 解像度や画質はPC版・PS4版よりも劣る
PS4版
PS4版は、PC版よりグラフィックの品質は少し劣るものの、ARKの世界をスイッチ版より快適にプレイできます。
PS5版はリリースされていませんが、PS4版での動作が保証され、PS4よりもラグの発生が少なくスムーズに遊べます。
マルチプレイ方法は、PC版同様の3種類で日本人ユーザーが多いため、ほかのハード機にくらべると公式サーバー参加へのハードルが低いです。
クロスプレイは対応していませんが、PS4とPS5の組み合わせであれば問題なくマルチプレイできます。
デメリットは、PC版と異なりMODを導入できない点とソフト代がPC版より高めな点。
ただし、PC版同様にマルチプレイを本格的に楽しめるので、高スペックPCを購入できなくてもPS4なら持っているという人におすすめです。
- 解像度はPC版よりやや劣るが、スイッチ版より快適に遊べる
- 日本人ユーザーが多いので、公式サーバー参加のハードル低め
- MODを導入できず、ソフト代もPC版の2倍近い
PC版
最初に発売され、プレイヤー人口が世界でもっとも多いのがPC版のARKです。
アップデート頻度が高いので、不具合の修正はもちろん、新しい要素をふくむ最新バージョンをもっとも早く楽しめます。
マルチプレイ環境も、ほかのハード機にくらべて充実しています。
- 最大100人の大規模マルチプレイ
- 導入可能なMODが豊富で、ゲームをより効率的に進められる
- 日本・海外問わずレンタルサーバーが充実
ほかのハード機と異なり、豊富で便利なMODを導入できる点は、PC版の大きな魅力のひとつです。
恐竜の追加やアイテムの追加など、さまざまな新しい要素を追加できます!
ただし、公式サーバーは海外勢で古くから参加しているプレイヤーが多いので、初めて参加するにはハードルがかなり高い環境になっています。
とくに殺伐としている対人戦用のPVPサーバーは、相手が強すぎてモチベーションが下がってしまうかもしれません。
その点レンタルサーバーを借りて自分好みのサーバーを立てれば、親しい友人同士のみ集まって、雑談しながらARKの世界を楽しく堪能できます。
ARKでマルチプレイを楽しむなら、PC版とレンタルサーバーの組み合わせが断然おすすめです。
- アップデートが頻繁に行われるため、不具合対応が早い
- MODが豊富でゲームの拡張性が高い
- 公式サーバーは海外勢かつ古参が多いので、レンタルサーバーを借りるのがベスト
なお、PC版のARKでサーバーを立てる方法は、こちらの記事を参考にしてみてください。
ARKサーバーの選び方
ARKサーバーの選び方について解説していきます。
性能・スペックで選ぶ
マルチプレイをするなら、とくに重視したいのが「サーバーの性能・スペック」です。
サーバーはいくつかプランがあり、プランによって
- 容量
- CPU
- メモリ
などが変わってきます。
プレイ人数に応じたスペックを備えていないサーバーでは、プレイ中にラグが発生したり、サーバーがエラーでダウンしたりと快適に遊べません。
したがって、ARKサーバーの推奨スペックをおさえたうえで、必要な容量や遊ぶ際にクリアしたいスペックをきちんと確認しておくことが必要です。
価格で選ぶ
ARKサーバーを選ぶ際、「価格」に着目するのも重要です。
価格はプランによって変動し、性能が低めのプランなら月500円~1,000円ほどで、性能が高めのプランだと月1万円を越えるものもあります。
より快適な環境を目指すのであれば、メモリが多いプランを選ぶのが妥当ですが、価格はその分高くなります。
ARKサーバにかけられる費用と、プレイ環境に必要な性能を天秤にかけながら、一番納得できるプランを選択するのがベストでしょう。
遊ぶ人数で選ぶ
ARKサーバーで遊ぶときに、しっかり押さえておきたいのが「プレイヤーの人数」です。
選んだプランの推奨人数を越えると、ワールド全体が重くなったり、ラグが発生して操作がワンテンポ遅れたりするなど、不具合発生の要因になります。
したがって、ARKサーバーを選ぶ際は遊ぶ人数を必ず把握し、参加人数に適したプランを選ぶようにしましょう。
遊ぶ人数が決まっていない場合でも、メモリに余裕があるプランを選ぶのがおすすめです!
立てやすさで選ぶ
ARKサーバーを構築する際、サーバーの「立てやすさ」も重要です。
通常のサーバーは、黒い画面(コンソール)にログインしてコマンドを実行する作業がありますが、一部のサーバー(ConoHa for GAME・Xserver VPS)にはARK用のテンプレートが用意されています。
テンプレートがあれば、画面の手順にしたがってポチポチしていくだけでマルチサーバーが構築できるため、知識がまったくなくても大丈夫です。
サーバーの設定もブラウザからワンクリックでできるので、無駄な手間が省けるのもうれしいポイントです。
テンプレート付きのサーバーは、立てやすさが段違い!
ARKのおすすめサーバー一覧
おすすめのARKサーバーを種類別に紹介していきます。
種類 | サーバー名 | 特徴 |
---|---|---|
日本 | ConoHa for GAME | サーバーを構築するのがとても簡単・高性能だけど低価格 |
日本 | Xserver VPS | ConoHaと同じくサーバー構築が簡単・若干高い |
日本 | さくらのVPS | SSDの容量が他社に比べてかなり多い・インターネットの安定性が高い |
海外 | NITRADO | PC以外にPS4などのコンシューマー機やスマホ版にも対応・日本サーバーあり |
海外 | GPORTAL | PC以外にPS4などのコンシューマー機に対応(スマホ版は未対応)・日本サーバーあり(料金高め) |
日本のおすすめサーバー
日本のおすすめARKサーバー「ConoHa for GAME」「Xserver VPS」「さくらのVPS」の特徴を紹介していきます。
サーバー名 | 月額料金 | メモリ | CPU | SSD | ARKテンプレート |
---|---|---|---|---|---|
ConoHa for GAME | 1,701円 | 4GB | 4コア | 100GB | 有(すぐに立てられる) |
Xserver VPS | 1,800円 | 4GB | 4コア | 100GB | 有 |
さくらのVPS | 3,630円 | 4GB | 4コア | 200GB | 無 |
ConoHa for GAME
- ハイスペックなわりに価格は抑えられている
- マルチサーバーを自動構築できるテンプレートがある
- 契約後に上位プラン・下位プランのどちらにも変更できる
- 長期割引パスで契約すれば40~50%OFFになる
- PS4版・Switch版・スマホ版のサーバーは立てられない
ConoHa for GAMEは価格や性能など、総合的に見て一番おすすめのARKサーバーです。
ARK用のテンプレートを使えばマルチサーバーを自動構築できるので、サーバー構築に不慣れな人でも扱いやすく、簡単にマルチプレイ環境を整えられます。
ポート開放作業など、コンソール(黒い画面)にログインしてコマンドを実行する作業も必要なく、マルチプレイをスムーズに開始できます。
「簡単にマルチサーバーを立てたい」「高性能かつ価格もそれなりに抑えたい」という人にはConoHa for GAMEをおすすめします。
Xserver VPS
- ハイスペックかつ安定稼働なのに価格は安め
- マルチサーバーを自動構築できるテンプレートがある
- 契約後に上位プラン・下位プランのどちらにも変更できる
- 国内のレンタルサーバーシェアNo.1の信頼感
- PS4版・Switch版・スマホ版のサーバーは立てられない
Xserver VPSもConoHaと同じく、ARK用のテンプレートが用意されているため、難しい操作なしに立ち上げ可能なサーバーです。
サーバースペックもほぼ同じなので、価格の安さと操作性の良さでConoHa for GAMEのほうを推しています。
サーバーのダッシュボードや申込画面のテイストでいうと、Xserverは堅い感じでConoHaは柔らかくポップな感じです。
操作性もConoHa for GAMEのほうが直感的ですよ!
さくらのVPS
- SSD容量が他サーバーと比べてもかなり多い
- 契約後に上位プランであれば変更できる
- お試し期間が2週間ある
- ほかのVPSとくらべて料金が高め
- 自動構築テンプレートがないので初心者にはハードルが高い
- PS4版・Switch版・スマホ版のサーバーは立てられない
さくらのVPSは、レンタルサーバーの構築に慣れていて、容量を多めに用意しておきたい人におすすめです。
SSD容量が他サーバーと比べてもかなり多いのが特徴的で、メモリを増やせば増やすほど容量も増えていきます。
ただし、ARK専用の自動構築テンプレートはないので、サーバー構築初心者には不向きです。
また、契約後は上位プランにしか変更できないので、最初の契約で必要以上のスペックを選ぶと損する可能性がある点に注意しましょう。
サーバー構築には慣れていて「とにかく容量の多いサーバーが良い」「安定性の高いサーバーが良い」という人には、さくらのVPSをおすすめします。
少し高めの価格でも信頼と実績のさくらなら安心!
海外のサーバー
海外のおすすめARKサーバー「NITRAD」「GPORTAL」の特徴を紹介していきます。
NITRADO
- PC版以外に、PS4版・Switch版・スマホ版のサーバーを立てられる
- サーバー設定ツールで簡単に構築
- 他のゲームへの変更もツールで簡単にできる
- サーバー設定にくわしくない初心者は戸惑う可能性がある
- サイトのヘルプがわかりにくい
- サポート対応が英語
NITRADは、PC版以外にPS4版・Switch版・スマホ版のマルチサーバーを構築できます。
Switch版ユーザーでマルチプレイ環境を構築できるのはNITRADだけです!
契約時に設定項目を入力するだけでサーバー構築できるので、PC版以外のサーバー構築にはもっともおすすめしたいサーバーです。
以前は存在しなかった日本サーバーができたので、不安だった通信品質も改善されています。
ただし、サーバーの設定項目にくわしくない初心者は設定で悩むかもしれないので、有識者に聞いたり、サーバー設定の解説サイトを利用するのがいいでしょう。
GPORTAL
- PC版以外に、PS4版のサーバーを立てられる
- サーバー設定ツールで簡単に構築
- PS4版で大規模なマルチプレイに適している
- サーバー設定にくわしくない初心者は戸惑う可能性がある
- 選ぶサーバーで価格が異なる(日本は高い)
- サポートが英語
GPORTALも、PS4版のマルチサーバーを簡単に立てられる海外のレンタルサーバーです。
プラン内容やサーバー設定方式などNITRADとよく似ていますが、GPORTALはサーバ拠点によって価格が異なり、日本サーバーはとくに高いのが難点です。
PS4版でNITRAD以上に大規模な人数で遊びたいなら、GPORTALを選択するのもありかもしれません。
ただし、英語サポートがメインである点は、NITRAD同様なので注意してください。
PC版のARKサーバーは「ConoHa for GAME」がおすすめ
ARKのPC版でマルチプレイするなら、価格・スペック・操作性を総合的に判断すると、ConoHa for GAMEがもっともおすすめです。
前述のとおり、難しい設定不要でARKサーバーが自動構築できることが最大のメリットです。
ConoHa for GAMEを利用したARKのマルチサーバー構築方法は、こちらの記事でくわしく紹介しています。
契約からサーバー構築完了まで15分足らずでした!
ARKのサーバーに関するよくある質問
ARKのサーバーに関する「よくある質問と回答」を紹介します。
ARKのレンタルサーバーの必要スペックは?
ARKでマルチプレイを快適に行うためのサーバー推奨スペックは、以下を参考にしてください。
最大プレイヤー数 | 30人 | 70人以上 |
---|---|---|
CPU | Core i5 2.5GHz以上 | Core i5 3GHz以上 |
メモリ | 8GB | 16GB |
ストレージ | 100GB以上 (SSD推奨) | 100GB以上 (SSD推奨) |
ネットワーク | WANアクセス100Mbps以上 | WANアクセス100Mbps以上 |
ConoHa for GAMEで各メモリ容量に応じた推奨人数は、以下を目安にしてみてください。
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
---|---|---|---|---|---|
CPU | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア | 24コア |
ストレージ | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
推奨人数 | 5~10人 | 11人以上 | 11人以上 | 11人以上 | 11人以上 |
PS4版やSwitch版でおすすめのレンタルサーバーは?
PS4版・Switch版いずれも海外のNITRADがおすすめです。
とくにSwitch版でマルチサーバーを立てるには、現時点だとNITRADしかありません。
ARKの無料レンタルサーバーはある?
マルチプレイが可能な無料のレンタルサーバーは、現時点では存在しません。
仮に無料レンタルサーバーがあったとしても、設定が変更できなかったり、24時間稼働できなかったりする可能性が高いのでおすすめできません。
無料でマルチプレイをしたいのであれば、ARKの公式サーバーを利用するか、PC版・PS4版であればフレンド招待機能を利用したカスタムサーバーで遊ぶのがいいでしょう。
まとめ
本記事では、ARKのサーバーに着目し
上記4つを徹底解説しました。
ARKのマルチプレイでサーバー選びはとても重要なので、本記事を参考に条件に合ったサーバーを選んでみてください。