こんにちは!ドスパラ大好きシルバー( @game_chu_s)です!
本記事では第12世代Core i7搭載の「GALLERIA XA7C-R36T」を紹介します。
下記にあてはまる人は要チェックです!
- 第12世代Intel CPUの性能が知りたい
- ガレリアのゲーミングPCに興味がある
- RTX 3060 Tiとの組み合わせでどの程度のゲーム性能があるか知りたい
ゲーミングPCの購入を初めて考えている人や、買い替えを考えている人も参考ください。
目次(気になる項目をクリック)
GALLERIA XA7C-R36Tのスペック
GALLERIA XA7C-R36Tは、ガレリアのミドルクラスに位置するゲーミングPC(X-series)です。
GPUはRTX3060Tiを搭載し、ほぼ全てのゲームを遊べるでしょう。
その他くわしいスペックを以下にまとめました。
CPU | Intel Core i7 12700 |
GPU | GeForce RTX3060Ti 8GB |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
金額 | 239,980円 |
- 第12世代Intel CPUを搭載
- RTX3060Ti搭載のため、ほぼ全てのゲームをプレイ可能
- メモリ16G搭載で動画編集もサクサクOK
- NVMeSSDでストレージも豊富
本機で気になるのが、第12世代のCore i7です。
Core i7 12700の主な仕様は以下のとおりです。比較のために第11世代も合わせて表記しています。
項目 | Core i7 11700 | Core i7 12700 |
---|---|---|
プロセス | 14nm | 10nm |
コア数 | 8 | P-core:8、E-core:4、計12コア |
スレッド数 | 13 | 20 |
ソケット | LGA1200 | LGA1700 |
動作クロック/最大クロック | 2.5GHZ/4.9GHz | 2.1GHz/4.9GHz |
対応メモリ | DDR4 | DDR5/DDR4 |
PciE | 4.0 | 5.0/4.0 |
TDP | 65W | 65W |
価格 | – | 49,500円 |
Core i7 12700のコア数は、通常のPコア8にくわえ、消費電力にすぐれたEコア4を組み合わせたハイブリット仕様になりました。
これにより、高負荷処理と低負荷処理を分けて処理ができるため、効率が上がります。
対応メモリがDDR5.0に、PCiEレーンも5.0にクラスアップしましたが、これまでの規格(DDR4.0及びPCiEレーン4.0)も使用できるのもうれしいところ。
DDR5メモリはまだまだ高くて入手性が悪いんです……
GPUにはRTX3060Tiを搭載しています。
Tiは上位版を指す表記なので、RTX3060よりも性能は上です。
したがって、フルHDならゲームを選ばす遊ぶことができ、レイトレーシングも楽しめます。
さらにメモリは16GB、ストレージはNVMe SSD1TBのため、高速で処理できるモデルです。
ゲームにとどまらず、動画編集やゲーム配信などもできますので、趣味も作業も両方できるPCです。
ゲームも作業もできるPCですよ!
GALLERIA XA7C-R36Tの外観
GALLERIA XA7C-R36Tの外観を写真付きで紹介します。
正面
まずは正面から見ていきます。
縁にLEDを取り入れているガリレアケースです。
ケースの情報は以下のとおり。
サイズ | 幅220mm × 高さ480mm × 奥行き440mm |
重量 | 約14Kg |
その他 | ガレリア専用SK(ATX)スタンダード(ガンメタリック) |
ATXが収まるミドルケースに位置するサイズですが、奥行きが440mmとスマートにまとめています。
ゴツゴツしたデザインではないため、スマートなケースが好きな人にもぴったりです。
置く場所にも困りません!
ケースの天板は、ヘッドセットなどのデバイスを置くようにデザインされています。
3層構造により通気性を確保し、フィルタが設けられているため、埃の侵入を防ぎます。
メンテナンス性と通気性の両方を持ってますよ!
正面のインターフェースです。
- 電源
- リセットボタン
- USB3.2Gen1 TypeA × 4
- オーディオ出力
ケースのフロントとトップの間45度の位置に設置しているため、USB等の抜き挿しが簡単です。
足元に置いてもストレスフリーでインターフェースを利用できるのはうれしいポイント。
USBポートは3.2対応で高速ですよ!
サイド
GALLERIA XA7C-R36Tのサイドを見ていきましょう。
サイドパネルはブラックスモークのアクリルウィンドウを採用。
中を完全に見せることなく、かつ仕様を魅せることができます。
光パーツに変更したいなら魅せる構成を作れます。
背面
背面ポートです。
マザーボードはIntelH670チップセット対応のATXマザーです。
- USB2.0×2
- USB3.2 Gen1×3
- USB3.2 Gen2 Type-A×2
- USB3.2 Gen2 Type-C×1
- LANポート(2.5Gb対応)
- オーディオ端子
背面にはUSBポートが多く設置されています。
それぞれアルファベットや数字が多くて混乱してしまうかもしれませんが、色で速度を覚えましょう。
速い順番は以下のとおり。
水色(USB3.2 Gen2)> 青色(USB3.2 Gen1)> 黒色(USB2.0×2)
目的に合わせてUSBを使いましょう。
USB Type-Aだけでなく、USB3.2 Gen2 Type-Cもあるのはうれしいところ。
欲をいえばType-Cは前面にもつけてほしいですが、Thunderbolt対応の規格にも対応できるため、高速で通信できます。
内部
内部情報を紹介します。
マニアックな情報になるので注意ください……
CPUファン | 静音満足コース |
CPUグリス | ノーマルグリス |
マザーボード | ASUS製 H670-PLUS D4 |
フロントケースファン | 140mm静音ファン |
リアケースファン | 140mm静音ファン |
トップケースファン | 140mm静音ファン(約900rpm) |
LAN | 2.5Gb対応LANポート×1(オンボード) |
光学ドライブ | なし |
電源 | 650W静音電源(80PLUS BRONZ) |
マザーボードはASUS製のH670-PLUS D4です。
PCIE4.0対応、M.2スロットが3つも搭載されているため、ストレージの拡張を考えている人は高速M.2SSDで拡張可能。
背面ポートでも紹介したとおり、USB3.2 Gen2 Type-CによりThunderbolt規格にも対応できるのはうれしいところ。
ヒートシンクも多く活用しているため、冷却機能は申し分なし!
CPUクーラーはDEEPCOOL製を仕様していました。
標準搭載のCPUクーラーでもメーカー製を使用してくれるのはうれしいですね。
大きなヒートシンクと500rpmから2000rpmでファンが回転するため、よく冷えそうです。
GPUはZOTAC製でした。
市販されているモデルではなく、BTOパソコンで組みつけられているモデルです。
シングルファンですが、外排気モデルのため、熱による性能低下の可能性は低いと思います。
光る仕様ではありませんが、性能には関係ありません。
CPUファンの後ろに見えるのがNVMe M.2SSDです。
1TBの容量があるため、少ないということはありません。
増設したい人は、HDDまたはSSDスロットがありますので増設可能です。
マザーボードにM.2SSDDをあと2枚増設可能なので、予算や速度に合わせて必要なストレージを増設しましょう。
フロント・リア・トップにファンがそれぞれ1つ設置されています。
140mmファンを採用しているため、PC内部が熱でオーバーヒートすることはないと思います。
マザーボードも冷却性能がしっかりしているため、安心してゲームに集中できそうです!
GALLERIA XA7C-R36T使用レビュー【フレームレート】
GALLERIA XA7C-R36Tを実際に使用したレビューを紹介します。
Fortnite(フォートナイト)
まずは小学生にも人気のタイトル「フォートナイト」で測定しました。
フォートナイトの推奨スペックは以下のとおりです。
- CPU:Intel Core i5 7300U
- GPU:Nvidia GeForce GTX960 / AMD Radeon R9 280
- メモリ:8GB
フォートナイトは軽いゲームに位置しますので、高フレームレートに期待!
画質設定は「低」で測定しています。
結果は250fpsでした!
Core i7と RTX 3060 Ti搭載のため、高いフレームレートを出せました。
高い性能をより楽しむためにゲーミングモニターを使用するとより楽しめます。
Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
大人から子どもまで幅広いユーザーに人気の「Apex」で測定しました。
エーペックスの推奨スペックは以下のとおり。
- CPU:Intel Core i5 3570Tと同等
- GPU:Nvidia GeForce GTX970/AMD Radeon R9 29
- メモリ:8GB
フォートナイトと比べると重いゲームですが、設定しだいでサクサク動かせるゲームです
画質設定は全て「低」で設定しました。
結果は144fpsで張り付いていました。
すみません、撮影時はフレームレートの設定を60fps固定のまま気づきませんできした……
RTX3060Ti搭載であれば、勝利を十分狙えるほどサクサク動きます。
勝利によりこだわりたい人は、ゲーミングモニターも導入するとゲームをより楽しめます。
Splitgate(スプリットゲート)
世界中で1700万ダウンロードを記録している人気FPSゲーム「スプリットゲート」で測定しました。
Splitgateの推奨スペックは以下のとおり。
- CPU:Any dual core CPU
- GPU:Nvidia GTX660
- メモリ:6GB
重いゲームではないため、高フレームレートを期待できます。
画質設定は全て「低」で設定しました。
結果は、最大250fpsでした。
激しいアクションシーンでも120fpsだったため、GALLERIA XA7C-R36Tのスペックで勝利を十分狙えそうです。
このスコアなら画質をもう少しあげても問題なさそうです!
Battlefield 2042(バトルフィールド2042)
最後は128人対戦のFPSゲーム「バトルフィールド2042」で測定します。
バトルフィールド2042の推奨スペックは以下のとおり。
- CPU:Intel Core i7 4790 / AMD Ryzen7 2700
- GPU:Nvidia RTX3060 / AMD Radeon RX6600X
- メモリ:16GB
スペックから分かるとおり、とても重いゲームです……
画質設定は全て「低」で設定。
結果は最大135fpsでした。
平均でも120fps前後でしたので、問題なくプレイできます。
GPUの使用率が60%を超えていた程度なので、画質ももう少し上げても十分プレイ可だと思います。
高画質でプレイできるのはうれしいですね!
GALLERIA XA7C-R36Tの使用レビュー【ベンチマーク】
ここではベンチマークを測定した結果を紹介します。
本記事で使用したベンチマークソフトは以下の3つです。
Cinebenchi R23
マルチコアとシングルコアをそれぞれ測定しました。
マルチコアの数値は15,314pts、シングルコアの数値は1,894ptsでした。
マルチコアの数値は第9世代Core i9 9900KSを超える数値を出し、ライバルであるAMDのCPU Ryxzen7 5700Xよりも高いことから、高い処理性能力がわかります
シングルコアは1,800を超える数値で、これはAMDの上位CPU Ryzen9 5900Xよりも高い数値です。
このようにCore i7 12700はとても性能が高く、コスパにすぐれるCPUです。
FF XIV 暁月のフィナーレ
海外でも大人気のMMORPG「ファイナルファンタジー14」のベンチマークを測定しました。
結果は23,453と、とても高いスコアでした。
この数値であればカクツキなど起きないため、ストレスゼロでプレイできます。
人気ゲームを問題なく遊べるスペックです!
FF XV WINDOWS EDITION
重いゲームで有名なFF15のベンチマークを測定しました。
測定した画質は3パターンです。
- フルHD:高品質
- WQHD:高品質
- 4K画質:高品質
結果は以下のとおりでした。
4Kはやや快適という結果でしたが、WQHDまでならストレスなくプレイできる数値です。
4K画質でも多少フレームレートは下がりますが、カクついてプレイできないというわけではありません。
RTX3060Tiは重いゲームも遊べますよ!
3DMark Time Spy
DirectX12世代のベンチマーク「Time Spy」で測定しました。
結果はグラフィックスコアが11,451、CPUスコアが12,370でした。
快適さの目安が6,000前後といわれているため、倍近い数値を出せました。
フルHDなら画質を上げても快適に遊べる数値です。
GALLERIA XA7C-R36Tのカスタママイズについて
GALLERIA XA7C-R36Tを購入する際にカスタマイス要素があるかどうか紹介します。
そのまま購入してももちろん問題ありませんが、欲をいえばという視点で紹介します。
メモリを32GBに増設
GALLERIA XA7C-R36Tは16GBメモリを搭載しています。
ゲームを遊ぶ分には16GBでも問題ありませんが、ゲーム配信や動画編集もこなせるGPU性能があるため、32GBにアップグレードしておくと安心です。
本格的に動画編集など重い作業をこないたいなら64GBもアリですが、予算と相談しましょう。
個人的に128GBまでいくとオーバースペックだと思いますので、32GBか64GBで用途に合わせて決めると良いでしょう。
BFのような重いゲームを遊びたい人も、メモリを増やしておくと安心できますよ!
冷却の強化
Core i7 12700は、TDP(熱設計電力)のほかにMTP(Maximum Turbo Power)という表記があり、最大負荷時に消費する電力を表します。
Core i7 12700のMTPは180Wと非常に高い数値です。
高い負荷をともなうゲームや作業を想定している人は冷却も強化しましょう。
おすすめは簡易水冷のGAMMAXX L240 V2です。
水冷は空冷よりも冷却にすぐれていますので、PC動作の安心性が上がります。
また、ケース内が見える仕様なので、LEDを魅せることができるのもGOODです。
軽い負荷を想定しているなら、冷却はそのままで大丈夫です!
ストレージの増設
GALLERIA XA7C-R36Tは、1TBのNVMe SSDを初期搭載しています。
1TBもあるので容量に不満はありませんが、PCゲームの容量が平均50GBから80GB程度必要です。
ゲームを多く遊びたい人はストレージを増やしておくと安心です。
保存用として保管するだけなら、HDDを選ぶと価格を抑えられます。
2TB(+8,500円)か4TB(+11,000円)が安価でおすすめです。
初期搭載しているSSDの通信速度は約3400MB/sです。
十分に高速ですが、さらに通信速度を上げたい人は、+5,000円で読込速度6600MB/sのNVMeSSDに変更できます。
速さを求めている人はM.2SSDをカスタマイズするのも有効ですよ!
GALLERIA XA7C-R36Tをおすすめする人
GALLERIA XA7C-R36Tがおすすめの人を紹介します。
最新世代CPUのPCが欲しい人
本機は最新世代のIntel製CPUを搭載しています。
性能が11世代よりも上がっているため、新しい物が好きな人におすすめです。
12コア20スレッドになった新しいCPUで高性能を体験しましょう。
新しい性能はコストパフォーマンスも高いのでおすすめ!
多くのゲームを遊びたい
FPS・MMO・シュミレーションゲームともに好きという人にとってもGALLERIA XA7C-R36Tはおすすめです。
Core i7 1200とRTX3060Tiを搭載し、ほぼ全てのゲームを遊べるからです。
レイトレーシング機能も対応しているため、ゲームが趣味という人にぴったりです。
性能が高いため、画質をある程度上げてプレイしてみるのも醍醐味ですよ!
コスパを求めている人
Cinebenchi R23で紹介したとおり、Core i7 12700はAMD Ryzen9 5900Xよりも高い数値であり、価格を抑えつつ高性能なCPU性能を持っています。
CPUの金額でいいうと、Ryzen9 5900Xの57,000円に対し、Core i7 12700は47,000円と1万円安く購入できます。
GPUはRTX3060Tiを搭載しているため、コスパの高いPCといえます。
GALLERIA XA5R-67XTの評価
本記事はGALLERIA XA7C-R36Tについて紹介しました。
最新世代CPU搭載のPCながら20万円台で購入できることから、コスパの高いゲーミングPCです。
ほぼ全てのゲームをプレイでき、この性能であれば動画編集やゲーム配信などの作業PCとしても活躍します。
フォートナイトやApexといった人気タイトルでも高いフレームレートを出せるため、勝利に貢献できるPCです。
不安点はCPUの発熱ですが、高い負荷をかけなければオーバーヒートはそうそう起こらないでしょう。
負荷をかける用途に使うのであれば、カスタマイズで冷却を強化しましょう。
欲をいえばHDD 1TBあたりを標準搭載してほしかったですが、搭載しているNVMe SSDが1TBで容量が十分ありますので問題ありません。
性能の高いゲーミングPCです!
なお、こちらの記事では他にもおすすめのゲーミングPCを総合的に紹介しているので、あわせて参考ください。