どうも、夫婦そろってつけ麺好きのマクリン( @Maku_ring)です。
ラーメンよりも断然つけ麺派なのです。
ドロっとしたつけ汁に太い麺を絡めて勢いよくすする!
僕にとってつけ麺はラーメンの仲間ではなく、別のカテゴリー。強いていうならパスタが近いでしょうか。
スープを麺で絡めとるため、スープの味をより深く味わうことができるのです。
無類のつけ麺好きである僕たちが、毎年ひそかに楽しみにしているイベント「大つけ麺博」が2017年も始まりました。開催場所は新宿の大久保公園。
大つけ麺博は1週間ごとに9店舗が入れ替わるシステムになっています。第一陣を行き逃したため、本日あわてて第二陣に参戦してきました。
そんなわけで本記事は「大つけ麺博2017大感謝祭・第二陣でつけ麺3種(田代こうじ・たか松・手打焔)食べ比べ!」について書きました。
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大つけ麺博2017大感謝祭・第二陣でつけ麺3種を食べ比べ!
大つけ麺博も気付けば早9年目。
従来は1杯あたり1,000円近い値段を払って、山盛りのつけ麺を提供されるため、1杯食べると……
という状態になっていました。
おそらく僕と同じような参加者が多かったのでしょう。
2017年からコンセプトを見直して全店舗ワンコイン500円に統一し、食べ比べできる量の提供に変わりました。
第二陣はこちらのラインナップ。
大つけ麺博と冠しながら、わりとラーメン屋も多め。つけ麺しか眼中にない我々は、つけ麺屋の4店舗に絞り、かつ馴染みのある池袋「BASSOドリルマン」も省いて、3店舗に狙いを定めました。
京都の「麺匠たか松」、栃木の「手打焔」、全国の「田代こうじ最強軍団」。
通常は1杯500円。入り口付近の券売機で購入します。
ですが、セブンチケットで購入すると20円引きの480円。簡単に購入できる上、セブンイレブンで払込票番号を伝えて代金を支払うだけです。
迷わずこちらで入手しましょう。
参考 大つけ麺博のチケットセブンチケット
1杯目『麺匠 たか松(京都)』
僕は京都人ですが、この店は存じ上げませんでした。2011年11月にできて6年目を迎えるらしい。
午後2時半くらいに行ったためか、行列は比較的おだやか。
しかも提供の手際が素晴らしく、10分ちょっとで器を受け取りました。
ということで、いざ着丼。自家製の全粒粉細麺に鶏清湯(チンタン)× 魚介のWスープ。
味のアクセントとして、ライムと刻み玉ねぎが添えられています。
まずはそのまま召し上がります。
鶏と魚介のバランスはいいです。野菜の甘味も効いています。
ただ、良くも悪くもベーシックな味です。もうひとつ気になったのは麺。
麺自体は美味しいのですが、どちらかというとソバの食感に近く、つけ汁とのマッチは正直微妙でした。
気を取り直して、ライムを絞ります。刻み玉ねぎはつけ汁に投入。
刻み玉ねぎがシャキシャキした食感とつけ汁の旨味、ライムはさっぱり感をプラスしてくれます。これらを入れたほうが断然おいしいです。
ですが、やはり新鮮味にはちょっと欠ける感じです。つけ汁のとろみと濃さも少し足りない印象。
ひとつひとつのパーツは悪くないだけに、今後の改良に期待したい!
参考 麺匠 たか松 本店食べログ
2杯目『田代こうじ最強軍団(全国)』
名前からしてすでに最強。
田代こうじさんは、つけ麺生みの親である故・山岸一雄さん(大勝軒)の元お弟子さんであり、「麺屋こうじグループ」の代表でもあります。
麺屋こうじグループといえば、つけ麺好きならば誰もが認める、日本最強のつけ麺グループです。僕の中でトップ3のつけ麺屋は、松戸「とみ田」、新小岩「麺屋一燈」、亀有「つけ麺 道」。
そんな麺屋こうじグループが一同に介して作り上げたのが今回のつけ麺です。美味しくないわけがない!
しかも今回の大つけ麺博のためだけに考案された「ボタン海老の濃厚つけ麺」。期待に胸がふくらみます。
こちらの列も回転が早く、20分しないうちに麺が提供されました。
いざ着丼。ボタン海老の濃厚つけ汁に中太麺、ちらりと見えるのは辛味の揚げ玉。
中太麺だけあって、つけ汁がしっかり麺に絡みます。
まず一口食べて驚いたのは、そのクリーミーさ。まるでポタージュのような舌触りです。
エビのエグみが全くなく、旨味だけをうまく抽出しているのです。
我々はエビ系つけ麺が好きなので、各所で食べてきたのですが、こちらのつけ麺が素晴らしいのはエビだけに頼っていないこと。
海老の出汁はそれだけで美味しいので、どうしてもその味に頼りがちです。
ところがこのつけ麺は海老だけでなく、鶏と豚の出汁もしっかり取っており、香味野菜の甘みもきっちり入れて、ニンニクも少々。全てがとてつもないバランスで成り立っているのです。
辛味の揚げ玉を入れると、そこにスパイシーテイスト&サクサク食感が加わり、二度楽しむことができます。
割りスープには黒胡椒とエビ油が加わり、二度ならぬ三度目まで堪能できます。
最後まで抜かりなく締めるあたり、「最強」の名は伊達ではありませんでした。
参考 麺屋こうじ食べログ
小休止『ガチャめん』
大つけ麺博のイベントで『ガチャめん』がありました。いわゆるガチャガチャです。
1回100円で空くじナシなので、チャレンジすることにしました。
結果は……トッピング券!
3杯目『手打 焔(栃木)』
今回のつけ麺博で一番の行列を作っていたのがこちらの『手打 焔』。
つけ麺文化が成熟している栃木からの参戦、手間のかかる手打ち麺であることが人気を集めた模様。
手打ちのつけ麺はかなり珍しいので、どんな食感になるのか楽しみです。
先ほどのガチャめんで当たったトッピング券で、唐揚げ2個を付けることにしました。
40分ほど待って、ようやく着丼。
豚骨魚介のWスープに手打ち麺、唐揚げ2個のトッピング。つけ汁の色からして魚介が強そうです。
手打ち麺のいびつな形状もあって、麺にスープがよく絡みます。
手打ち麺の独特な食感と歯ごたえを確かに感じます。
つけ汁は想像していた以上に「煮干し」でした。
ですが、こちらのつけ麺は、煮干し独特の苦味と酸味がほど良く抑えられているのです。
その秘密は、豚骨ならびに柚子の柑橘系のバランスがよく取れているからなのでしょう。
そのおかげで煮干し系の中では、かなり食べやすい味に仕上がっています。
店主こだわりの手打ち麺ですが、僕はラーメンのほうがより合うのではないかと感じました。どうしても喉ごしという点で、つけ麺に手打ち麺を合わせるのは難しいです。
ちなみにトッピングの唐揚げ。
参考 手打ち 焔食べログ
まとめ
本記事は「大つけ麺博2017大感謝祭・第二陣でつけ麺3種(田代こうじ・たか松・手打焔)食べ比べ!」について書きました。
ひとえにつけ麺といっても、各店が麺やスープに工夫をこらし、個性を出してきています。しかも年々そのバリエーションは増えています。
今回食べた3店舗も鶏魚介・煮干し豚骨・ボタン海老と、いずれも全く違う特色を出し、麺の種類もひとつとして同じものはありません。
大つけ麺博は2010年に開催した第二回から断続的に参加していますが、当時はそこまで大きいイベントではなく、第三陣までの登場かつ(たしか)24店舗ほどでした。
それが今は第五陣、45店舗もの参加です。なんだか感慨深いものを感じました。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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