どうも、元・青森県民のマクリン( @Maku_ring)とヨメです。
実は我々、青森市に住んでいたのに大間のマグロを食したことがありません。
これは青森県あるあるでもありますが、大間のマグロは引き上げられるとすぐに、高いお金に成る築地へ旅立ってしまわれるため、青森県民でもなかなか食べる機会は少ないのです。
そんなある日、ヨメから提案がありました。
そんなわけで今回は、青物横丁駅近くにある品川区のお寿司屋さん「寿司 しながわ 葵」に行ってきました。
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寿司 しながわ 葵の立地
「寿司 しながわ 葵」は京急本線の青物横丁駅から徒歩2分、駅から激近のビルにあります。
青横ビルの4階に入っています。
青物横丁はどちらかというと完全下町で「こんなとこに上品なお寿司屋さんなんてないだろう」という街。僕たちは懐疑的な気持ちを抱えたまま、雑居ビルのエレベーターを上がっていきました。
寿司 しながわ 葵の外観・内観
ビルは古いけど、店構えは見るからに新しそうな雰囲気でした。
ランチもやっています。1,500円で寿司10貫とはなかなかリーズナブル。JALカードで払うとマイル2倍!
夜のメニュー。今回我々は、特別会席「青森県大間の本鮪(まぐろ)と虎河豚(ふぐ)の会席」という、名前からしてスゴそうなコースにしました。
お値段一人12,000円(税抜)なり。
店内は明るく清潔感のある雰囲気。
青横にあるのが信じられないくらいの上質空間です。カウンター奥には「祝三周年」の花が飾られていました。2014年12月オープン。
目の前ではいかつい風貌の店主が、手際よく寿司を握っていました。見た目とは裏腹におちゃめな人でした。
元・六本木のグランドハイアットホテル副料理長で、独立して地元のこちらにお店を構えたのだそう。
それでは、我々が食した「青森県大間の本鮪(まぐろ)と虎河豚(ふぐ)の会席」を紹介していきます。
寿司 しながわ 葵の本鮪と虎河豚の会席
- 先付:壬生菜お浸し
- 前菜:河豚皮ポン酢
- お造り:本鮪・虎河豚・毛ガニ・子持ち昆布
- 煮物:鉄ちり小鍋仕立て
- 焼物:河豚白子焼
- 揚物:河豚唐揚げ
- お食事:握り寿司七貫・お椀
- 水菓子:柚子ゼリー・フルーツ
まずは壬生菜(みぶな)のお浸しから。
壬生菜のシャキシャキ感に、鰹節の風味とだしの旨味が絡んで口の中に広がります。幸先良いスタート。
河豚(ふぐ)皮ポン酢。ふぐ皮の弾力ある食感にポン酢の酸味、紅葉おろしのさっぱり感がマッチしていました。
旬のお造り盛り合わせ。
左が今回ファーストコンタクト、青森県大間の本鮪(マグロ)です。それから子持ち昆布、虎河豚、ガラス小鉢には毛ガニのカニ味噌和え。
ふぐ刺し。ギュッギュとした新鮮な身の歯ごたえが心地良く、ポン酢と親和性高し。
子持ち昆布。プツプツ感がたまらない。ほど良い苦味が素晴らしく、お酒が進みます。
毛ガニのカニ味噌和え。毛ガニの旨味とカニ味噌のコクの掛け算で奥深い味に。こりゃ完全に酒の肴なり。
いよいよお出まし、大間の本マグロ。
口の中の温度で脂が溶け、絶妙な旨味と甘味が引き出されるのです。期待を裏切らないネタの良さ。
てっちり鍋。寒い時期には体に沁みます。
ハモのような弾力のふぐに、ポン酢のさっぱり感がよく合います。
ふぐの白子焼。
山椒の清涼感と相性抜群。香ばしい表面とプニュっとした食感の対比がクセになる逸品です。
ふぐの唐揚げ。肉厚でジューシー。ライムの酸味とふぐの脂が織りなすハーモニーに舌鼓を打ちました。
ここから握り寿司が七貫続きます。
まずは虎河豚。大将曰く獲れたてをすぐ出すのではなく、ある程度の期間寝かせたネタを(食べごろに合わせて)出しているとのこと。確かに歯ごたえと甘みがスゴかったです。
お造りにつづき、大間産マグロの漬け。ちょうどいい歯ごたえと滋味。
味がよく染みています。やはりネタの良さが際立ちます。
車海老。エビの旨味が凝縮されており、ぷりっぷりの身と相まって、エゲツない美味しさでした。
中トロ(もちろん大間産)。舌に載るとほろける柔らかさ。
それから突き抜ける華やかな甘味は、青森滞在時に食した絶品マグロ(深浦産だけど)を思い出しました。
天然ぶり。脂の乗りが良すぎて、口に運んだらそのまま喉までスルッと通ってしまう、引っかかりのなさ。
まさに上品で良質すぎる脂を食しているという感じです。
大トロ(こちらも大間産)。身のほとんどを占める上質の脂が口の中で溶け、中トロ以上に華やかな甘味が抜けていく余韻がたまりません。
お味噌汁のやさしい出汁でほっこり。
最後は柚子ゼリー。果肉のザラつきとゼリーのバランスが良く、柚子の清涼感は舌に残った脂の後にぴったりです。
寿司 しながわ 葵まとめ
本記事は「『寿司 しながわ 葵』は青物横丁にある数少ない本格的なお寿司屋さん!」について書きました。
雑居ビルの4階にまさかこんな上質空間があるとは予想外でした。
まさに大人の隠れ家。
今回食べた会席は一人12,000円と決して安い値段ではありませんが、内容から考えるとコストパフォーマンス良すぎです。
店員さんの人柄も魅力。
たまに見せるユーモラスな一面がかわいい大将の仕事っぷりは見事ですが、それだけではありません。
愛想よい女将さんの接客も素晴らしく、最後まで気持ち良くお見送りしてくださいます。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 店名:寿司 しながわ 葵
- 住所:東京都品川区南品川3-5-3 青横ビル 4F
- 電話番号:050-5592-6503
- 営業時間:11:30~14:30(ラストオーダー14:00)/18:00~22:00(ラストオーダー21:30)
- 定休日:月曜日
- お支払い方法:クレジットカード可(VISA、MASTER、AMEX)