どうも、ボールペン好きのマクリン( @Maku_ring)です。
気付けばけっこうな種類のボールペンが増えてきました。
そんなわけで本記事は「【比較】おすすめの油性・水性・ゲルインクボールペン8本(200円以下)どれが書きやすい?」について書いていきます。
ちなみに油性ボールペンでは「アクロボール」、ゲルインクボールペンでは「サラサドライ」が優秀でした。
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ボールペンの種類とその違い
ボールペンはインクの種類で「油性」「水性」「ゲル」の3つに分けられます。
インクは基本的に色素と添加剤、これらを混ぜ込む溶剤で構成されています。
このうちゲルインクは、水性インクにゲル化剤を加えたものなので、水性インクの仲間でもあります。
実際に油性ボールペンで書いた字は、耐久性があります。したがって、正式文書など消えたら困るものには、油性ボールペンで書くといいでしょう。
ちなみに最近はゲルインクのボールペンがかなり多いです。
人気の理由もうなづけます。
色の元となる色素には、「染料」と「顔料」の2種類があります。
ゲルインクの中でも書き味を追求するなら、染料系のゲルインクがいいでしょう。
油性の代わりにゲルインクを使うのであれば、顔料系のゲルインクという選択がアリです。
ちなみに今回試した8本のボールペンはこちら。
ジェットストリームは「染顔料」タイプで顔料と染料を混合しています。
僕は「サラサドライ」、ヨメは「ユニボールエアー」を愛用しております。
今回ボールペンは、「なめらかさ・かすれ・乾き・持ちやすさ・価格」の5項目から評価しています。
内容は「◎・○・△・×」の4段階評価です。
たとえば「なめらかさ→◎」ですと、筆圧要らずでサラサラ書けるということになります。
あくまで僕の個人的評価ですので、その点ご承知おきください。
おすすめの油性ボールペン
油性ボールペンの特徴は耐水性グッドであることです。
というのも、油性インクを構成する溶剤が「油」だからなんです。
水をはじくから紙を汚しづらいというメリットがあります。
だから長期間残しておきたいものは、油性ボールペンで書くといいでしょう。
昔の油性ボールペンは「インクが詰まったり、字がカスれたりするイメージ」があったんですが、最近の油性ボールペンは全然そんなことありません。
ジェットストリーム
巷ではなめらかで書きやすいといわれるジェットストリームです。
しかし、今回試した3本の油性ボールペンの中では、僕は滑りがイマイチだと感じました。少し筆圧が要るイメージでした。
ややかすれる傾向もあります。
一方、グリップはだ円形状の段差が入ったラバークリップで、最もにぎりやすかったです。
じつは油性ボールペンの中で唯一、0.38mmという極細径を実現しています。
その恩恵もあって乾きは抜群に良かったです。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ジェットストリーム | △ | △ | ◎ | ◎ | 150円 |
アクロボール
アクロボールはめちゃめちゃバランスの良いボールペンでした。
油性ボールペンとは思えないなめらかさ! かすれもありません。
乾きもジェットストリームと同レベルです。
ヘリンボーン柄のラバーグリップでこれもかなり握りやすいです。
アクロボール、スキがありません!
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
アクロボール | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 150円 |
ジムノック
ジムノックは古きよきボールペンといった感じで、ボテッとした書き味です。
同じ0.5mmでもやや太めに感じます。とはいえ、そこは最新の油性ボールペンだけあって、なめらかさはいい感じでした。
しかし、ややかすれる時があるのは気になりました。
グリップはストレートに近いラバークリップで、持ちやすさは普通といったところです。
ちなみに油性ボールペンではもっともリーズナブル!
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ジムノック | ○ | △ | ○ | △ | 100円 |
油性ボールペン総括
こうして並べてみると、アクロボールのバランスの良さが光ります。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ジェットストリーム | △ | △ | ◎ | ◎ | 150円 |
アクロボール | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 150円 |
ジムノック | ○ | △ | ○ | △ | 100円 |
アクロボールだけはゲルインクボールペンの書き味にかなり近づいている印象を受けました。
「昔ながらの油性ボールペンの書き味が好き!」ならジムノックでしょうし、「超極細径の油性ボールペンを使いたい!」のであればジェットストリームになるでしょう。
ただ意外だったのは、世間でいわれているほどの書き味の心地よさを、僕はジェットストリームに感じませんでした。
こればかりは好みなのかもしれません。
おすすめのゲルインクボールペン
最近のボールペンの主流である「ゲルインクボールペン」。
ほどよい耐水性と書きやすさを両立した、バランス重視のボールペンです。
ゲルインクでも書きやすさを追求した染料タイプと油性代替の顔料タイプに分かれます。
サラサドライ
僕が愛用している「サラサドライ」です。
クリップ部分もなんだか気合を感じます。
「サラサ」のなめらかさを維持しながら、速乾性を上げたモデルだと云われていますが、僕はサラサドライのほうが書き味なめらかに感じます。
染料タイプだけあって発色がくっきりしています。ウラ映りはやや気になるところ……。
そして「ドライ」の名を冠するだけあって、油性ほどではないにせよ、なかなかの乾きの良さです。
ストレート形状のグリップですが縦ラインが入っており、なかなか持ちやすいです。
ただし、インクは減りやすいのでそこだけはご注意を。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
サラサドライ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | 150円 |
ハイテックC
「ハイテックC」の風貌、なつかしいです。
実際長く愛されてまして、グッドデザインの「ロングライフデザイン賞」を受賞しています。
昔はよく使っていてなぜか使わなくなったんですが、ひさびさに使ってみるとやっぱり良いです。
書いてるとペン先が少ししなるんですが、この感触がまたいい感じです。サラサドライと同じくらいさらさら書けちゃいます。
ですが、乾きはちょっと遅いです。
グリップはプラスチック自体にギザが入った形状なので、長時間の使用はちと厳しいかもしれません。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ハイテックC | ◎ | ◎ | △ | △ | 200円 |
サラサ
ゲルインクボールペン界のベストセラー、「サラサ」です。
文字どおりさらさら書けるのが売りなのですが、僕はサラサよりもサラサドライのほうがなめらかに書けるように感じました。
これはやはりサラサが顔料に対して、ドライが染料だからなのでしょうか。
乾きは、後ほどサラサドライが出ただけあって、あまりよろしくありません。
このバリエーションの多さが魅力のひとつなのでしょう。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
サラサ | △ | ○ | △ | ○ | 150円 |
ユニボールシグノ
サラサドライの前は、こちらの「ユニボールシグノ」を愛用していました。
こちらのほうがサラサよりもさらさら書ける印象があります。
発色もけっこう良いです。
ウラ映りも要注意!
エンボス形状のラバーグリップでなかなか持ちやすいです。
欠点も少なからずありますが、「ダメなやつほどかわいい」という感じで長年使っていました。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ユニボールシグノ | ○ | ○ | × | ○ | 150円 |
ゲルインクボールペン総括
サラサドライは後発品だけあって全般的に高いレベルでした。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
サラサドライ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | 150円 |
ハイテックC | ◎ | ◎ | △ | △ | 200円 |
サラサ | △ | ○ | △ | ○ | 150円 |
ユニボールシグノ | ○ | ○ | × | ○ | 150円 |
また、ハイテックCも長年愛されているだけあって、書きやすさという面ではトップクラスでした。
サラサはバリエーション、シグノは発色の良さと、各社分かりやすい特徴があります。
あと比較していて感じたのは、油性ボールペンの書き味はゲルインクボールペンの顔料タイプともはや変わらないということです。
おすすめの水性ボールペン
最後に水性ボールペンの「ユニボールエアー」です。
ヨメの愛用ボールペンでもあります。当ブログのロゴもこちらのボールペンで書いてもらいました。
万年筆のように書けるのが特徴で、「トメ・ハネ・ハライ」が表現できちゃいます。
達筆でない僕にはまったく楽しくないのです……。
とはいえ、筆のようにさらさら~と書けますし、思っているほど乾きが遅いわけでもないです。
表現力が魅力のボールペンですが、単純に性能だけ見てもなかなか優秀な一品です。
名称 | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ユニボールエアー | ◎ | ◎ | △ | △ | 200円 |
おすすめのゲルインク・油性・水性ボールペンまとめ
本記事は「【比較】おすすめの油性・水性・ゲルインクボールペン8本(200円以下)どれが書きやすい?」について書きました。
名称 | インク | なめらかさ | かすれ | 乾き | 持ちやすさ | 価格 |
ジェットストリーム | 油性・染顔料 | △ | △ | ◎ | ◎ | 150円 |
アクロボール | 油性・染料 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 150円 |
ジムノック | 油性・染料 | ○ | △ | ○ | △ | 100円 |
サラサドライ | ゲル・染料 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | 150円 |
ハイテックC | ゲル・染料 | ◎ | ◎ | △ | △ | 200円 |
サラサ | ゲル・顔料 | △ | ○ | △ | ○ | 150円 |
ユニボールシグノ | ゲル・顔料 | ○ | ○ | × | ○ | 150円 |
ユニボールエアー | 水性・顔料 | ◎ | ◎ | △ | △ | 200円 |
さすがにボールペン好きの僕でも、いざ比較してみるとなかなか大変でした。
油性ボールペンでは「アクロボール」、ゲルインクボールペンでは「サラサドライ」が優秀だと感じました。
とはいえ、いずれのボールペンもそれぞれ特長があるので、たまに変えてみると面白いものです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。