どうも、エアコンより自然風が大好きな、マクリン( @Maku_ring)です。
夏場に欠かせない生活家電といえば扇風機。
ひとえに扇風機といっても、各社さまざまな特徴をこらした製品を出しています。
本記事では、コスパにすぐれた扇風機を選ぶうえで押さえるべき点と、DCタイプのおすすめ商品を紹介します。
先におすすめの扇風機を知りたい場合は「2023年のおすすめ扇風機」からチェックしてみてください。
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扇風機の選び方とは?
扇風機を選ぶときに妻から訊かれたのがこんな質問。
モーターの力で羽根を回して風を送る。仕組みが同じだけに、外観はどれも似ています。
扇風機選びは、中身がよく分からない人からしたら難しいのです。
1. DCモーターがおすすめ
DCモーターとはモーターの種類(駆動方式)のことで、DCは「Direct Current」の略称です。
Direct(直接) Current(電流)は、日本語だと「直流」。電気の流れ方をあらわしています。
もうひとつ、モーターの種類としてACモーターがあります。
こちらは「Alternating Current」の略で「交流」のことです。
つまり、まとめるとこういうこと。
- DCモーター Direct Current Motor(直流モーター)
- ACモーター Alternating Current Motor(交流モーター)
僕はDCモーターの扇風機をおすすめしますが、その理由は両者の特性の違いからです。
以下はDCモーターとACモーターの、時間に対する電圧・電流の変化です。
DCモーターが時間経過にともなう電流・電圧値が一定なのに対し、ACモーターはプラスマイナスを繰り返す波状に変化していきます。
電流・電圧値が直線的に変動するDCモーターのほうが、波状のACモーターよりも細かな速度調整が可能となっています。
平たく書くと「ACモーターが弱・中・強という、ざっくりした調節しかできない。
一方DCモーターは、任意の位置でとめられる無段階調節もできちゃう」ということです。
また、電流・電圧が波状変化でないDCモーターは、振動が少なく静か。値の変動が少ないため、消費電力も小さく省エネ。
言い換えるとデメリットは「値段が高い」それだけです。
それ以外はメリットだらけのDCモーター扇風機。迷わずこちらを選びましょう。
- 「超微風」から「強風」まで細かな速度調節が可能
- 消費電力が小さく電気代が安い
- 振動が少なくて静か
2. 首振り機能充実モデルがおすすめ
できるだけ広い空間に涼しい風を送り出すにあたって、首振り機能は重要。
左右にくわえ、上下にも首振り機能をそなえている扇風機が望ましいです。
また、首振り角度も重要。少なくとも左右の首振り90度以上だと、かなり使いやすいです。
3. 羽根枚数の多いモデルがおすすめ
一般的な扇風機の羽根枚数は5枚。
この枚数が増えるほど、ムラが少なく、心地よい風を送り出せるようになっていきます。
それはなぜか?
例えば羽根が少ない場合、一回転あたりに受ける風の回数も少なくなり、それらの間隔は空いていくことになります。
つまり、断続的な風が送り出される傾向が強く、ヒトはそれをムラのある風として受け取ります。
羽根の枚数が増えていくと、一回転あたりに受ける風の回数も増え、連続的な風に変わっていきます。
グラフで簡単に表すとこういうイメージ。
羽根枚数を7枚や9枚におさえながら、羽根の形状を波立たせたり、突起を付けたり、あるいは二重構造にしたりと、独自の特徴を持たせています。
中には羽根の枚数を3枚にまで落としつつ、1枚の羽根に複数の羽根形状を入れることで、カバーしているモデルもあります。
風の柔らかさ・到達距離は、羽根の構造で大きく変わります。
実は各社が最も力を入れて開発している部分でもあるのです。
2023年のおすすめ扇風機
前章までの内容をまとめると、扇風機を選ぶ上で大事なポイントは以下のとおりです。
- DCモーターのモデル
- 上下左右の首振り機能
- 羽根枚数は7枚以上かつ独自形状
進化の早い扇風機ですので、検討時点での最新モデルを購入されることをおすすめします。
そんなわけで最新モデルの中から、これらの条件をなるべく満たす扇風機を集めました。
これら5製品の主なスペックを並べました。
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製品名 | 日立 「HEF-DL300E」 |
シャープ 「PJ-N3DS」 |
パナソニック 「F-CU338」 |
ドウシシャ 「カモメファン FKLX-281D」 |
アイリスオーヤマ 「LFD-306L」 |
---|---|---|---|---|---|
モーター | DC | DC | DC | DC | DC |
自動首振り | 上下手動36度 左右75度 |
上下手動71度 左右90度 |
上下手動30度 左右90度 |
上下手動100度 左右90度 |
上下手動36度 左右75度 |
羽根枚数 | 8枚 | 7枚 | 7枚 | 7枚 | 7枚 |
羽根形状 | 流線型 | ネイチャーウイング | 流線型 | カモメの羽 | 流線型 |
消費電力 | 21W | 20W | 19W | 15W | 16W |
風量切替 | 6段階 | 32段階 | 7段階 | 無段階 | 4段階 |
質量 | 3.0kg | 6.0kg | 4.4kg | 2.1kg | 2.9kg |
価格 | 約15,000円 | 約15,600円 | 約21,800円 | 約24,480円 | 約8,930円 |
日立「HEF-DL300E」は、モーターに定評があり、穏やかでやさしいうちわ風を実現しています。
シャープ「PJ-N3DS」には同社おなじみのプラズマクラスター搭載で衣類の脱臭・除菌機能にすぐれています。
パナソニック「F-CU338」には温度センサーが付き、室温が下がるごとに風量を自動で弱めてくれる機能があります。
ドウシシャ「カモメファン FKLX-281D」はシリーズ最軽量かつ無段階風で、実用面に配慮されています。
それからアイリスオーヤマ「LFD-306L」は、DC扇風機ながら1万円を切る抜群のコスパが魅力です。
扇風機は、一度買えば意外と長い付き合いになるもの。
自身のライフスタイルに合わせ、最適の1台を見つけましょう。
うちわ風
プラズマクラスター
温度センサー
最軽量・無段階風
コスパ
扇風機の選び方とおすすめ商品まとめ
本記事は「【2023年】コスパにすぐれた扇風機の選び方とおすすめ商品」について書きました。
風量が細かく調整できてDCモーターなのは、もはや当たり前になりつつあります。
その上で各社がしのぎを削って、さらなる工夫を盛り込み、独自の進化を続けているのが扇風機の世界です。
本記事で紹介した扇風機はいずれもおすすめ。
省エネ・軽量性・デザイン・首振り角度など、どれを優先するのか好みと照らし合わせ、ベストパートナーを見つけてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。