「スペック不足で悩みたくない」「どんなゲームもヌルヌルでプレイしたい」という理由から、最強のゲーミングPCを探している人は多いのではないでしょうか?
エントリー・ミドルクラスのモデルだと、ゲームによっては高解像度や高フレームレートの実現が難しい場合もあります。
とはいえ、最強スペックがわからないと選びようがない…!
そこで本記事では、ゲーミングPCの最強スペックを解説したのち、おすすめのモデルを紹介します。
目次(気になる項目をクリック)
ゲーミングPCの最強スペックはどれくらい?
ゲーミングPCの最強スペックを主要パーツ別に紹介しているので参考ください。
CPU
ゲーミングデスクトップPCのハイエンドモデルに採用されている上位CPUを以下に記載します。
CPU | 特徴 | 単体の価格 |
---|---|---|
Ryzen 9 9950X3D | ・デスクトップPC向けCPUのなかで最上位クラス ・ゲームからクリエイティブ用途まで万能にこなせる | 11万円~ |
Ryzen 9 9950X | マルチコア性能(処理性能)はもっとも高いが、ゲーム性能はそこまで高くない | 8万円~ |
Core Ultra 9 285K | マルチ・シングルスレッド性能が高いため汎用性があるが、ゲーム性能はそこまで高くない | 9万円~ |
Core i9-14900F/Core i9-14900KF | ・24コア32スレッドで純粋にスペックが高い ・最新世代で将来性が高い | 6~8万円程度 |
総合的な性能でいうと、Ryzen 9 9950X3Dがもっとも優秀。
また、上記には記載していませんが「Ryzen 7 9800X3D」は、ゲーム性能単体だけで見ると、性能の一番高い最強モデルです。
総合性能では劣るものの、ゲーム性能を重視したい人にはおすすめのCPUです。
未尾に「X3D」が付くCPUは、ゲーム性能が高いのが特徴!
GPU
ゲーミングPCにおいて、GPU選びはもっとも大事といっても過言ではありません。
以下にゲーミングPCの上位GPUを記載したので参考ください。
GPU | 特徴 | 単体の価格 |
---|---|---|
RTX 5090 | ・現時点で最上位のGPU ・DLSS 4.0で高フレームレートを実現 ・RTX 4090よりも20~25%ゲーム性能が向上 ・レイトレーシング性能が非常に高い | 48万円~ |
RTX 4090 | ・前シリーズで最上位だったためまだまだ最強 ・4Kでも高フレームレートを維持 | 47万円~ |
RTX 5080 | ・RTX 4080 SUPERより性能は高いが単体の価格が安い ・DLSS 4.0で高フレームレートを実現 | 22万円~ |
RTX 4080 SUPER | ・WQHD~4Kゲームに最適 ・FPSゲームでも高フレームレートを維持 | 32万円~ |
値は張るものの、最強性能を求めるなら現状で最高峰のGPU「RTX 5090」搭載ゲーミングPCがおすすめ。
どれほど高負荷なゲームでも快適に動作し、将来的なアップグレードの必要性も極めて低いでしょう。
メモリ
ハイエンドPCの性能を最大限に引き出すなら、メモリは32GB以上がおすすめです。
最重量ゲームを遊ぶには16GBだとギリギリ…!
負荷の重いゲームを4K配信したり、高解像での動画編集なども考えるなら、余裕をもたせて64GB以上でもアリ。
また、メモリの規格は現在だとDDR4とDDR5が主流で、DDR5のほうが高速なデータ転送が可能といわれています。
しかしその差はわずかで、体感できるほどではないため、どちらの規格を選んでも問題ありません。
ストレージ
ストレージ(SSD)は、どれくらい画像や動画の保存、ゲームのインストールを行うかに応じて選びましょう。
遊びたいゲームの容量によっても変わってくる!
BTOメーカーのハイエンドPCでも、搭載SSDは512GBや4TBまでさまざまなので、必要に応じて増設するのがおすすめ。
最重量ゲーム(モンハンワイルズなど)をいくつか遊びたいなら、余裕をもたせて2TB以上を推奨します。
最強のゲーミングPCおすすめ5選
最強のゲーミングPCのおすすめを5つ紹介します。
製品名 | 特徴 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
G TUNE FG-A7G80 | 最新GPU搭載のセットモデル | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5080 16GB | 32GB DDR5-5600 | 2TB NVMe Gen4 | 664,800円 |
G-Master Luminous RGB Z890 | 性能とデザイン性を両立 | Core Ultra 7 265K | RTX 5080 16GB | 64GB DDR5-5600 | 1TB NVMe | 674,820円 |
GALLERIA UE9R-R59 | 最強クラスCPU・GPU搭載のウルトラハイエンド | Ryzen 9 9950X3D | RTX 5090 32GB | 64GB DDR5-5600 | 2TB NVMe Gen5 | 999,980円 |
arkhive Gaming Limited GL-I9G59R AG-IA24Z89AGB9-AP1 | 超大容量メモリ搭載 | Core Ultra_9 285K | RTX 5090 32GB | 96GB DDR5-5600 | 4TB NVMe Gen4 | 839,800円 |
G TUNE H6-I9G90BK-C | RTX 5090 Laptop搭載の水冷ゲーミングノート | Core Ultra 9 275HX | RTX 5090 Laptop 24GB | 32GB DDR5-6400 | 1TB NVMe Gen5 | 699,800円 |
最新GPU搭載のセットモデル|G TUNE FG-A7G80(RTX 5080 搭載セットモデル)
製品名 | G TUNE FG-A7G80(RTX 5080 搭載セットモデル) |
CPU | Ryzen 7 9800X3D |
GPU | RTX 5080 16GB |
メモリ | 32GB DDR5-5600 |
ストレージ | SSD 2TB NVMe Gen4 |
価格 | 664,800円 |
- Logicoolのデバイスと240Hz&0.4ms稼働のゲーミングモニターがセット
- 最重量ゲームも4Kで遊べる
- FPSゲームでも240fps以上張り付き
最新シリーズのGPUであるRTX 5080を搭載したゲーミングPC「G TUNE FG-A7G80(RTX 5080 搭載セットモデル)」。
最上位GPUではないけど、それでも性能はかなり高い!
CPUにはゲーム性能のもっとも高い「Ryzen 7 9800X3D」を搭載し、重いゲームでも4K&60fpsキープを狙えます。
セットデバイスは、Logicoolのキーボード・マウス・ヘッドセットにくわえ、240Hz稼働モニターと抜かりなし。
「プロゲーマー並みの最強環境をすばやく構築したい」という人におすすめのモデルです。
性能とデザイン性を両立|G-Master Luminous RGB Z890
製品名 | G-Master Luminous RGB Z890 |
CPU | Core Ultra 7 265K |
GPU | RTX 5080 16GB |
メモリ | 64GB DDR5-5600 |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 674,820円 |
- ASUS製のRTX 5080搭載
- メモリ64GB標準搭載
- インテリアにもふさわしいおしゃれなケース
「G-Master Luminous RGB Z890」は、ストリーマーにもおすすめできるゲーミングPCです。
RTX 5080搭載により、幅広いゲームを高フレームレート・高画質で楽しめます。
大容量の64GBメモリを搭載し、ゲーム配信はもちろん、4K~8Kの動画編集といったクリエイティブ作業もサクサク。
フロントとサイドがガラスパネル仕様で、内部のライティングが美しく映える点も魅力です。
性能だけでなく、デザインを重視する人にもぴったり!
最強クラスCPU・GPU搭載のウルトラハイエンド|GALLERIA UE9R-R59
製品名 | GALLERIA UE9R-R59 |
CPU | Ryzen 9 9950X3D |
GPU | RTX 5090 32GB |
メモリ | 64GB DDR5-5600 |
ストレージ | SSD 2TB NVMe Gen5 |
価格 | 999,980円 |
- CPU・GPUのいずれも最上位
- 最重量ゲームも4Kや最高設定で超快適
- メモリも64GBで抜かりなし
- 価格がほぼ100万円でかなり高い
「GALLERIA UE9R-R59」は、RTX 5090を搭載したウルトラハイエンドモデルです。
CPUにはAMD製の最上位クラスである「Ryzen 9 9950X3D」を搭載し、主要パーツのいずれも最強性能。
Apexを4K&最高設定で300fps、Forza Horizon 5も4K&最高設定で125fpsを出せます(ドスパラ公式サイト参照)。
どんなゲームも理想の環境で遊びたいガチゲーマーにおすすめ!
超大容量メモリ搭載|arkhive Gaming Limited GL-I9G59R AG-IA24Z89AGB9-AP1
製品名 | arkhive Gaming Limited GL-I9G59R AG-IA24Z89AGB9-AP1 |
CPU | Core Ultra_9 285K |
GPU | RTX 5090 32GB |
メモリ | 96GB DDR5-5600 |
ストレージ | SSD 4TB NVMe Gen4 |
価格 | 839,800円 |
- 96GBの超大容量メモリでどんな用途も困らない
- 4TBのSSD搭載でたくさんゲームをインストール可能
- CPUとGPUももちろん高性能で申し分なし
- メモリを大量消費する用途を想定しないならオーバースペック
「arkhive Gaming Limited GL-I9G59R AG-IA24Z89AGB9-AP1」は、ゲームからクリエイティブ作業まで幅広く対応できるゲーミングPCです。
Core Ultra_9 285Kは、AI生成でもすぐれた性能を発揮するので、現代のクリエイターにもぴったり。
96GBの超大容量メモリにより、最重量ゲームを4Kや高画質で配信してもまだまだ余裕があります。
マザーボードや電源、ストレージなどを細かく選べるため、パーツにこだわりたい人にもおすすめです。
RTX 5090 Laptop搭載の水冷ゲーミングノート|G TUNE H6-I9G90BK-C
製品名 | G TUNE H6-I9G90BK-C |
CPU | Core Ultra 9 275HX |
GPU | RTX 5090 Laptop 24GB |
メモリ | 32GB DDR5-6400 |
ストレージ | SSD 1TB NVMe Gen5 |
バッテリー | 約6.5時間(動画再生時) |
質量 | 約2.58kg |
ディスプレイ | 16インチ/ 300Hz対応 WQXGA(2560×1600) |
価格 | 699,800円 |
- 外付けの水冷BOX採用
- モバイル向け最上位のRTX 5090 Laptop搭載
- 搭載ディスプレイは最大300Hz稼働
- 重めなため持ち運びには向かないかも
水冷と空冷の両方に対応したゲーミングノートPC「G TUNE H6-I9G90BK-C」。
外付けの水冷BOXが採用され、本体背面に水冷チューブをつなぐことで、強力な冷却性能を発揮。
CPUは最新のCore Ultra 9 275HX、GPUには最上位のRTX 5090 Laptopを採用するなど、デスクトップ並みの最強性能です。
搭載ディスプレイは最大300Hz&WQXGA(WQHDとほぼ同等)稼働で、RTX 5090 Laptopの性能をきちんと活かせます。
自宅での据え置きマシンとして、負荷が重いゲームや作業をしたい人におすすめ!
最強のゲーミングPCに関するよくある質問
最強のゲーミングPCに関するよくある質問に回答します。
価格はどれくらい?最高額は?
現状で最上位のGPU「RTX 5090」を搭載したゲーミングPCの相場は、90万円~です。
CPUやメモリなど、ほかの搭載パーツでも価格は結構変わってきます
2025年7月に筆者が探したかぎり、BTO PCのなかだと「ZEFT R60V」が1,085,480円(税込)で最高額でした。
ハイエンドPCの基準はどこから?
ハイエンドPCのおおよその目安を以下に記載しました。
CPU | Core i7・i9 14世代~ |
GPU | RTX 4080 / RTX 5080~ |
メモリ | 32GB~ |
最低でも末尾に「80」が付くGPUを搭載したゲーミングPCであれば、CPUも高性能なものを採用しているケースが多く、総合的に見てもハイエンドモデルだといえます。
1000万円のゲーミングPCは存在する?
結論からいうと、現状は存在しないといえます。
最上位のCPU・GPUを搭載し、メモリやストレージを超大容量にしても、数百万円程度です。
PCケースに純金を使うとかしないかぎり、1000万円には届かない…!
最強のゲーミングPCまとめ
本記事では最強のゲーミングPCに注目し、以下3点を解説しました。
最強のゲーミングPCを選ぶ際は、GPUの性能がとくに重要ですが、CPUもバランスの良いものを選びましょう。
ハイエンドモデルであれば、理想の環境でゲームを楽しめるほか、クリエイティブ作業なども快適です。
本記事では、目的別に最強のハイエンドPCを紹介しているため、自分にぴったりの一台を見つけてみてください。
また当サイトでは、ほかにもおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせて参考ください。