どうも、ノマドワーカーのマクリン( @Maku_ring)です。
内でも外でも作業する人におすすめなのが、タブレットとしても使える2in1・タブレットPC。
数ある2in1ノートPCの中で代表格ともいえるモデルが、Microsoftの「Surface Pro 9」です。
本機はWi-Fiモデルと5G対応モデルの2種類があり、前者は第12世代Intel Coreプロセッサー、後者はARM系のチップ「Microsoft SQ3」を搭載しています。
Wi-FiモデルならThunderbolt 4対応USB-Cを2つ搭載(5GモデルはUSB-C 3.2 x 2)し、高汎用のモデルに進化しています。
ボディにはアルミより高剛性のマグネシウム合金ボディを採用し、軽量性と丈夫さを兼ね備えています。
そんなわけで本記事は「Surface Pro 9をレビュー!ノートPCでもタブレットでも完成度高い2in1の決定版」について書いていきます。
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Surface Pro 9のスペック
Microsoft社の「Surface Pro 9」は、13インチの2in1・タブレットノートPCです。
製品名 | Microsoft「Surface Pro 9」 |
---|---|
CPU | Wifi:Intel Core i5-1235U/Core i7-1255U 5G:Microsoft SQ 3 |
GPU | Wifi:Iris Xe グラフィックス 5G:Microsoft SQ 3 Adreno 8CX Gen 3 |
液晶 | 13インチ(光沢) |
解像度 | 267 PPI(2880 x 1920) |
メモリ | Wifi:8GB/16GB/32GB 5G:8GB/16GB |
ストレージ | Wifi:128GB/256GB/512GB/1TB(PCIe SSD) 5G:128GB/256GB/512GB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | Wifi:USB-C x 2(USB 4.0/Thunderbolt 4)/ Surface Connect ポート x 1 5G:USB-C x 2(USB 3.2)/ Surface Connect ポート x 1 / nano SIM x 1 |
バッテリー | Wifi:約15.5時間 5G:約19時間 |
質量 | Wifi:約879g 5G:約878g |
Surface Pro 9はWi-Fiモデルと5Gモデルがあり、バッテリーもちは5Gモデルが良いものの、アプリの汎用性と性能面をふまえるとWi-Fiモデルのほうがおすすめです。
キーボード付きカバーとペンは必須レベルの付属品なので、本体と一緒に購入しましょう(同時購入で20%オフ)。
また「Office Home & Business 2021」が標準で付属しているので、Word・Excel・PowerPointなどが使用可能です。
外観
外装はマグネシウム合金で品質・強度ともに高いです。
Surface Laptop 5はアルミニウム合金ですが、Surface Go 3も採用するマグネシウムのほうが高剛性かつ軽く、優秀な素材といえます。
背面にはKickstandを内蔵しています。
直角に近いところからフラットに迫る角度まで、無段階で調整可能です。
Kickstandを引き出すと自立するので、動画視聴にも最適です。
サイズ・重量
Surface Pro 9のサイズは287 x 209mmで、A4と同じ大きさです。
厚みは9.3mmでそこそこの薄型設計となっています。
重さは約868gと1kg未満で、Surface Pro 8より若干軽くなっているものの、タブレットPCではやや重めの部類に入ります。
付属のACアダプターは約252gで、ポート形状もSurface専用の仕様です。
側面のUSB-CポートがThunderbolt 4(5GモデルはUSB 3.2対応)対応であるため、こちらからも本体充電ならびに映像出力にも対応しています。
ディスプレイ・スピーカー
Surface Pro 9のディスプレイは2880 x 1920であり、よくあるフルHD(1920 x 1080ドット)の液晶にくらべ約2.4倍の解像度であり、精細できめ細やかな表現が可能です。
グレア(光沢)液晶で映り込みするものの、視野角は広めです。
タイプカバーを外すと、ディスプレイが自由回転でき、タブレットとしても使用できます。
Surfaceペンは4,096段階の筆圧感知に対応し、描き心地もかなり良く、他のWindowsノートPCと比べてもすぐれているほうです。
ヨメ
ペンの持ち手は楕円形状ですが、持ちにくさはとくに感じませんでした。
ペンはタイプカバーに収納できてそのまま隠せ、収納性は高めです。
上枠には1080p フル HD ビデオ対応カメラが付いています。
背面には約1,000万画素のオートフォーカス付きカメラ(フルHD・4Kビデオ対応)を搭載し、フロントカメラより高性能です。
ディスプレイの左右両側にデュアルスピーカーを搭載し、音質はそこそこといったところ。
キーボード
キーボードの打鍵感は普通ですが、タイプ音は少し響きます。
Alcantara素材は手触りが心地よく、熱も伝わりにくくて使いやすいです。
タッチパッドの横幅は約10cmと一般的ですが、クリックするのに力が少し必要でした。
キーボードにはバックライトを搭載し、暗所でも作業しやすくできています。
インターフェース
Surface Pro 9のインターフェースは、Thunderbolt 4対応USB-C(5GモデルはUSB 3.2のみ対応)を搭載しているものの、ポート数は必要最低限です。
右側面はSurface Connect ポートがあります。
左側面はUSB-C x 2(Thunderbolt 4)です。
Kickstandを開いた裏側にフタがあり、付属の器具で簡単に取り外せるようになっています。
Surface Pro 9のSSD・CPU・ベンチマーク
Surface Pro 9のストレージはHDDでなく、読み書きの速いSSD(PCIe)を採用しています。
- HDD(Hard Disk Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、速い値を示していました。
CPUは、Wi-Fiモデルは第12世代のIntel Coreプロセッサー(Core i5-1235U/Core i7-1255U)、5GモデルはMicrosoft SQ 3を搭載しています。
CINEBENCH R20の結果は1,200程度であり、Web閲覧・オフィス用途なら問題なくこなせるスコアです。
5Gモデルは、ARM64向けのベンチマークソフト「Geekbench 5」で計測しました。
スマホCPUとの比較になりますが、AndroidではSnapdragon 8cx Gen 3 2995 MHz、iOSでは12シリーズに搭載するApple A14 Bionicと同程度といったところです。
ゲームのベンチマークスコアも確認しました。
軽いゲームの「ドラゴンクエストX」では最高品質でも「普通」と「快適」であり、やはりWi-Fiモデルのほうが上回る結果となりました。
中程度の「ファイナルファンタジー14」では高品質で「普通」、標準品質で「やや快適」であり、オフィスモデルとしてはなかなか健闘していました。
Surface Pro 9レビューまとめ
本記事は「Surface Pro 9をレビュー!ノートPCでもタブレットでも完成度高い2in1の決定版」について書きました。
Surface Pro 9は、第12世代のIntel CoreプロセッサーとIris Xe グラフィックスを搭載し、通常用途では充分すぎるスペックをそなえるタブレットPCです。
Thunderbolt 4対応USBタイプCを2つ搭載し、ポート数は少ないながら、汎用性の高いモデルに仕上がっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。