どうも、12回の引越し経験があるマクリン( @Maku_ring)です。
これだけ引越すと免許証のウラ面が埋まるので、追加用の紙シールが上から貼られますw
ときには役所でけげんな表情をされることも……。
おかげで引越しは慣れっこで、新しい土地への順応も早いほうです。
とはいえ、そんな僕でも初めて東北に引越したときは戸惑いの連続でした……。
そんなわけで本記事は「東北転勤が決まったら準備すべき3つのこと」について書いていきます。
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東北転勤が決まったら準備すべき3つのこと
僕は東北転勤が決まった当初、身ひとつでそのまま東北に乗り込もうと考えていました。
僕と同じ憂き目に遭わないため、転勤前に準備すべきことを紹介します。
銀行口座
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都道府県 | 三菱UFJ | 三井住友 | りそな |
青森県 | × | ||
岩手県 | ○ | × | |
秋田県 | × | ||
山形県 | × | ||
福島県 | ○ | × | ○ |
すなわち地方銀行が強いわけです。
メインバンクが三菱UFJである僕は、ATM利用手数料の徴収を免れられません。
ATM利用手数料に敏感なマクリンは当初、地銀の口座開設に走ろうとしました。
ところが開設寸前で思いとどまったのです。
そこでまず目をつけたのがイオン(AEON)の存在。
イオンは郊外に建っていることが多く、系列のマックスバリュやザ・ビッグも含めると東北地方にもかなりの店舗数があります。
これらの店舗にはもれなく「イオン銀行のATM」が設置されています。
イオン銀行では、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のATM利用手数料が無料なのです。
これは助かります。
イオン銀行のATMを駆使すれば、わざわざ地銀の口座を開設せずともATM手数料無料で乗り切れます。
2016年から青森県にもようやくセブンイレブンが進出し、併設のセブン銀行もどんどん増えています。
より磐石な体制をつくるために、セブン銀行でも無料で引き出せるようにしたいものです。
そこでおすすめするのが「auじぶん銀行の口座開設」です。
auじぶん銀行は「KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行」でスマホ利用に特化しています。
auじぶん銀行と三菱UFJ銀行は、相互の振り込み手数料が無料です。
さらにauじぶん銀行は「ステージごとに引き出し無料回数」が設定されており、少なくとも月2回まではセブン銀行ならびに各コンビニATMで無料で引き出せるのです。
- じぶんプラス1:月2回まで0円
- じぶんプラス2:月3回まで0円
- じぶんプラス3:月4回まで0円
- じぶんプラス4:月8回まで0円
- じぶんプラス5:月11回まで0円
だからいざ「近くのコンビニで引き出したい!」となったら、三菱UFJ銀行からauじぶん銀行へ引き出す分だけのお金を移動し、auじぶん銀行で引き出せばいいのです。
4WDの自動車
もしあなたが今2WDの車を所有していて東北転勤が決まった場合、すぐに車を4WDに買い換えなきゃいけません。
厳密にいうと、東北の中でも仙台市内だけの生活であればなんとか2WDで事足ります。
が、他の東北エリアではまず不可能です。
東北の冬場はふとした拍子に豪雪に見舞われます。
そんな中、2WDの車を運転することは命を危険にさらす行為です。
冬場の「4WD&スタッドレスタイヤ」は鉄板です。
ちなみに東北人は、スタッドレスタイヤにだけはお金を惜しみません。
また東北人は、スバルとマツダへの信頼感も絶大。
信頼感の理由は「スバルの4WDは本物の4WDだから!」ということです。
スバルの4WD | つねに4輪駆動! |
多くの車の4WD | ヤバイときだけ4輪駆動! |
元・エンジニアの端くれなので、少しだけ説明します。
最近の車は燃費を気にした設計が多いので、ヤバイとき(スリップ時)以外はほぼ2輪駆動になっている「なんちゃって4WD」が多いのです。
マツダの4WDもそういう意味では「なんちゃって4WD」ですが、危ない時の察知能力と事前準備が素晴らしく、常に滑らないよう4輪の駆動バランスを細かく調整しているため「電子制御を突き詰めた4WD」なのです。
物件選び
「いかに冬場を乗り切るか」を主軸において物件を選びましょう。
具体的には下記条件を満たすことが大事です。
- 二階以上の部屋をえらぶ
- 駐車場はロードヒーティング(路面融雪)付き
- 自動給油の石油ファンヒーター(FF式)付き
- ベランダがある
当初は1階の部屋に住むことが多かったんですが、4階の部屋に住むようになってから、床から伝わる冷気のちがいに驚きました。
床が寒くないだけで、体感温度はかなり変わります。
ただでさえ、虫の多い東北でさらに一階となれば、そりゃあもう虫の巣窟……。見たことない形のクモとか出てきますから。
床からの冷気と虫対策という点で二階以上の部屋に住むことをおすすめします。
また冷気といえば、ドア下からのすきま風もなかなか侮れません。
東北に住んでから、すきま風を防ぐことの重要性を知りました。
そんなときはこちらの「すきま風ストッパー」が大活躍してくれました。
ドアの下に挿し込むだけの簡単設置ですが効果絶大です。
寒冷地仕様の物件なら、ロードヒーティング付きの駐車場はもはや当たり前の世界。豪雪地帯では、まず朝の出発時にやることは「雪かき」です。
それくらい大変な作業なのです……。
ですが、駐車場にロードヒーティングが付いていたら、タイヤ周りの雪をまあまあ溶かしてくれているので、雪かきの負担をかなり減らせます。
さらに屋根付きの駐車場ならば、雪かきがほとんどいらなくなるので最高ですが、まだそれほど多くはありません。
「スノーブラシ」で車に載った雪を払い落とし、アルミ製の先端補強がついた「スコップ」でざくざく雪を掘り出して、「ダンプ」で雪をガーッとかき出すといった具合です。
実際に僕が愛用していた三点セットを紹介します。
キャプテンスタッグ 除雪 雪かき スノーブラシ STDM-9264
東北の厳しい冬を乗り切るとなると、生半可なパネルヒーターやオイルヒーターではとても間に合いません。
そこで石油ファンヒーターの登場ですが、冬場はほぼ付けっぱなしなので灯油の消費量がものすごいことに。すなわちかなりの頻度で給油ランプが点灯します。
この地獄の作業をなくすために「自動給油の石油ファンヒーター付き」物件をえらびましょう!
こういった物件では、ガスや水道みたいに室内まで灯油の配管が設置されています。
その配管が部屋備え付けの石油ファンヒーターにつながっており、使用量に応じて後から支払うシステムになっています。
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
ところが豪雪地帯では、ベランダのある物件のほうが少ないのです。
というのも、冬はずっと雪が降っているので、もはや「外に洗濯物を干す」という習慣がありません。
だから室内干し用ポールが設置されている物件がとても多いです。
晴天時でもベランダがないと、布団などのデカ物は外に干せません。
夏場の東北は快晴が多くて過ごしやすい気温だし、日干しには最高の環境なのに。
ベランダのない物件に住んでたとき、デカめのタオルケットを張り切って干してたら、屋根の融雪ヒーターに思いきり引っかかって、取るのが大変だったこともあります……。
東北はコインランドリーも充実しているので、晴れの少ない冬場はそちらを活用してもいいでしょう。
東北転勤で準備すべきこと│まとめ
本記事は「東北転勤が決まったら準備すべき3つのこと」について書きました。
銀行口座からクルマ、物件選びまで東北ならではのことが多く、最初は慣れるのに少し大変かもしれません。
ですが、東北の人は温かいし、ゴハンは美味しいし、トータルではメリットのほうが大きかったです。
いろいろな土地での生活経験は自分を成長させてくれるので、なかなかいいものです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。