冬夏ともにエアコンとサーキュレーターが欠かせない、マクリン( @Maku_ring)です。
新しいエアコンを買うべきか、今あるものをそのまま使い続けるか、時として迷うもの。
古いエアコンを大事に使うのもいいですが、意外と馬鹿にならないのが電気代。
エアコンは基本的に、毎年モデルチェンジするたびに省エネ性能が上がっていきます。
毎月の電気代を考慮すると、思い切って新しいモデルを買ったほうが、長い目で見れば安い、ということです。
そんなわけで本記事では、エアコンを選ぶ上でおさえるべきポイント&おすすめ商品を紹介します。
先におすすめのエアコンから知りたい場合は「2023年おすすめのエアコン」からチェックしてみてください。
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エアコンを選ぶ5つのポイントとは?
最新のエアコンともなれば、冷房・暖房・除湿の基本性能が高いのは当たり前。
その上で「プラスアルファの快適機能をどれだけ備えているか」が大事になってきます。
数ある快適機能の中で、実用性が高いものは以下のとおり。
- 空気清浄機能 ホコリ・花粉等をフィルター・イオンで集塵・分解する
- 自動洗浄機能 フィルターと熱交換器を自動洗浄し、ニオイとカビを防ぐ
- 気流制御機能 エアコンの気流をコントロールする
- スマホ連携 スマホの専用アプリから遠隔操作や温度確認ができる
- 省エネ性能 詳細は後述
快適機能のひとつ、空気清浄機能は年々進化しており「もはや空気清浄機と同レベル」といえるモデルまであります。
また近年、ネットワーク機能も強化されているポイントです。
エアコン本体にWi-Fiを内蔵しスマホと連携することで、スマホアプリをリモコン代わりに使えたり、「空気の見える化」が可能となっているのも魅力。
それから気流制御機能も大事なポイント。
この機能を備えていることで、部屋全体に効率よく冷気/暖気を循環することができます。
人に風が直接当たらないように工夫され、快適気流を実現しているモデルもあります。
省エネ性能(省エネ基準・APF)の基本的な考え方
エアコンの省エネ性能もエアコン選定の上で大事なポイント。
こちらを理解するために、最低限知っておくべきことがあるので説明します。
省エネ性能を端的に表しているのが、家電量販店で値札の近くに貼られている「統一省エネラベル」。
「統一省エネラベル」は財団法人 省エネルギーセンターが提供するデータを元に、家電製品の省エネ性能をスコア化したラベルです。
各エアコンの省エネ性能を把握するために大事なのが、こちらの2項目。
- 省エネ基準達成率
- APF(通年エネルギー消費効率)
前者の省エネ基準達成率は「あるエアコンが省エネ基準(目標値)をどの程度達成しているか、パーセントで表したもの」です。
ここで重要なのは、省エネ基準達成率が112%と124%のエアコンがあったとして、単純に124%のエアコンの省エネ性能が優れているわけではないということ。
冷房能力と本体サイズによって目標値が細かく分かれており、どうしてもその組み合わせで目標達成の難易度が異なるからです。
したがって、冷房能力と寸法区分が同じエアコン同士ではじめて、省エネ基準達成率の比較ができるということです。
この場合は省エネ基準達成率が高いほど、省エネ性能が高く電気代も安くなります。
そこで省エネ基準達成率と合わせ、絶対評価であるAPFの値を見ることが大事になってきます。
APFは「Anual Performance Factor」の略称で通年エネルギー消費効率のことです。
なんのこっちゃ分かりませんw
平たく書くと「ある一定の条件でエアコンを運転したときに、1kWでどの程度冷やせるか(暖められるか)」ということです。
APFは「1年間で本来必要とされるエアコンの消費電力量 ÷ 実際に消費したエアコンの消費電力」で算出されます。
したがって、APFの数値が大きいほど、省エネ性に優れたエアコンだということです。
こちらは冷房能力やサイズの異なるエアコン同士でも比較できるため、便利な指標といえます。
これは僕の主観ですが、18畳用のエアコンはAPFが6以上だと「すごい!」というイメージ。14畳用以下では7程度欲しいところです。
省エネ基準達成率とAPF。
両者を見比べながらエアコンの省エネ性能を評価するように心がけましょう。
2023年のおすすめエアコン
前章までの内容をまとめると、エアコンを選ぶ上で大事なポイントは以下のとおりです。
- 空気清浄機能
- 自動洗浄機能
- 気流制御機能
- スマホ連携
- 省エネ性能(省エネ基準達成率・APF)
最新モデルの中から、これらの条件を満たすエアコンを集めました。
これら4製品の主なスペックを並べました。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | 「ダイキン うるさらX」 |
「富士通ゼネラル nocria X」 |
「パナソニック エオリア X」 |
「日立 白くまくん Xシリーズ」 |
---|---|---|---|---|
センサー | 人・床温 センサー |
3D温度 センサー |
ひともの センサー |
くらしカメラAI |
空気清浄 | ||||
加湿 | なし | なし | なし | |
フィルター 自動洗浄 |
||||
気流制御 | ||||
スマホ連携 | ||||
省エネ達成率 | 128% | 122% | 130% | 136% |
APF | 6.4 | 6.1 | 6.6 | 6.8 |
さすがにこのクラスのエアコンとなると、快適機能もひととおり備えています。
ただし「ダイキン うるさらX」だけは、エアコンで唯一無給水加湿を行えるのが大きな利点。
外気中の水分を取り込むダイキン独自の技術です。
特にエアコンの温風は、室内がどうしても乾燥状態になりがち。
加湿しながら暖められる機能はとても重宝します。
また、センサーも各社の特徴が表れる部分。大きく2つに分かれます。
- 人の温度を測り、各々に合わせた気流に調整するタイプ パナソニック・日立
- 室温を測定し、部屋全体を均一な温度にするタイプ ダイキン・富士通
家族それぞれに合わせた気流を好む場合は前者、部屋全体を一定温度にキープしたい場合は後者のエアコンをおすすめします。
- 加湿機能 「ダイキン うるさらX」
- 省エネ 「富士通ゼネラル nocria X」
- 消臭・除菌 「パナソニック エオリア X」
- 気流制御 「日立 白くまくん Xシリーズ」
エアコンは一度買えば、夏・冬ともに使うため、年間を通じて長い付き合いになるものです。
自身のライフスタイルに合わせ、最適の1台を見つけましょう。
加湿機能
気流制御
消臭・除菌
省エネ
2023年のおすすめエアコンまとめ
本記事は「【2023年】エアコンの選び方とおすすめ商品比較【省エネ】」について書きました。
冷房・暖房・除湿の基本性能が高いのは、もはや当たり前になりつつあります。
その上で各社がしのぎを削って、さらなる工夫を盛り込み、独自の進化を続けているのがエアコンの世界です。
本記事で紹介したエアコンはいずれもおすすめ。
加湿・空気清浄・気流制御・省エネなど、どの機能を優先するのか好みと照らし合わせ、ベストパートナーを見つけてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
これから引っ越し予定でエアコンを複数台購入予定なので、とても参考になりました。
最新タイプは、スマホ連携とかあるんですね。
参考に検討させてもらいます。