いろいろなモバイルバッテリーを使うも、結局10,000mAhクラスに落ち着くマクリン( @Maku_ring)です。
5,000mAhクラスに次ぐ持ち運びやすさと20,000mAhクラスに次ぐ容量をもつのがこのクラスの魅力。
しかし、多くの10,000mAhクラスはノートPCを充電できるほどの出力を持ち合わせていないがゆえ、ノートPCを充電するとなると、大きく重い20,000mAhクラスにせざるを得ないのがこれまでの実情でした。
そんな中、10,000mAhクラスでありながら30Wの高出力ポートをもつ3ポートモデルが「Anker Power Bank (10000mAh, 30W)」です。
CIO SMARTCOBY ProやBaseus Adaman2と同様、MacBook Airすら急速充電できる出力を有し、同クラスでめずらしく3ポートのモバイルバッテリーでもあります。
そこで本記事では、外観とサイズ・重量、出力面を紹介していきます。
- USB-Cが最大30W出力対応
- 3ポート仕様
- PPS対応
- LEDディスプレイ搭載
- 2・3ポート同時使用時は最大24W出力に制限
- パススルー充電非対応
- 同ポート仕様で最小だが小さいわけではない
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Anker Power Bank (10000mAh, 30W)の外観とサイズ・重量
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は、iPhone 約2回分の充電に相当する、10,000mAhの大容量モバイルバッテリーです。
製品名 | Anker Power Bank (10000mAh, 30W) |
---|---|
サイズ | 約99 x 52 x 26mm |
重さ | 約220g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
出力ポート数 | 3(USB-C x 2 / USB-A) |
出力 | USB-C 1/2:5V 3A / 9V 3A / 12V 2.5A / 15V 2A(最大30W) USB-A:5V 3A / 9V 2A / 10V 2.25A / 12V 1.5A(最大22.5W) |
合計出力 | 最大24W |
入力 | USB-C:5V 3A / 9V 2A / 12V 1.5A(最大18W) |
表面は水晶のような光沢を帯び、上質感の高い仕上がりとなっています。
側面のボタンを押すと、フロントのLEDディスプレイにバッテリー残量が円グラフと数値で表示されます。
同様の機能は、同社の「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」にも搭載していますが、あちらのように出力や状態までは見れず、残量と(給電可能な)残り時間のみです。
側面ボタンを2回押すと、イヤホンやスマートウォッチの充電に適した「低電流モード」に切り替わります。
サイズは約99 x 52 x 26mmで名刺ケースよりひと回り小さく「10000mAhかつUSB-Cポートを2つ備えた3ポート搭載のモバイルバッテリーでは最小」と謳われています。
ただ、同仕様のモバイルバッテリーは相当少ないはずで「その中で最小といわれても……」と感じました(本機はそこ以外に魅力のある機種ですからね)。
10,000mAhクラスのモバイルバッテリーは小型が進んでおり、2021年発売の「CIO SMARTCOBY Pro」でもこれだけ小さいです。
重量は約211gで、同クラスが200gを切る機種が多いことをふまえるとやや重め。
付属品は本体とUSB-C & USB-C ケーブル(0.6m)です。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)のレビュー
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)の出力面を紹介していきます。
USB-Cは単ポート最大30W出力に対応
2つのUSB-Cはいずれも最大30W出力に対応し、MacBook Airをも急速充電可能です。
USB-CポートはPPSにも対応し、PPS対応スマホであれば20W以上の超急速充電に対応しています。
30W対応なのでiPhone 14シリーズとつなげば高速充電もカバーしています。
同ポートはバッテリー本体の充電にも対応し、最大18W入力が可能です。
USB-Aポートの出力は最大22.5Wですが、これはHuawei機器のみ対応しているので、それ以外のスマホは20W以下の出力となります。
2・3ポート合計24W出力に対応
2ポート同時使用時は最大24W出力に制限され、実測値ベースでは1台あたり10W未満でした。
したがって、スマホによっては急速充電が難しく、通常充電になることもあります。
3ポート使用時も最大24W出力であるため「スマホ x 2台 + イヤホン」あるいは「スマホ + イヤホン + スマートウォッチ(イヤホン)」の組み合わせがおすすめです。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)はこんな人におすすめ
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は「MacBook Airを急速充電したり、スマホを複数台充電できる10,000mAhクラスのモバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
10,000mAhでは数少ない最大30W出力かつ、USB-Cを2つふくむ3ポート仕様であることは他のモバイルバッテリーにはない本機の魅力。
一方「USB-Cは1つでいいから、さらに小型の30W対応モバイルバッテリーが欲しい」という人にはCIO SMARTCOBY Proが適しています。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)レビューまとめ
本記事ではAnker Power Bank (10000mAh, 30W)をレビューしました。
MacBook Airすら急速充電できる高出力で、10,000mAhクラスながらノートPC用モバイルバッテリーとして重宝します。
さらに2つのUSB-Cポートも有し、最大3つのデバイスを同時充電可能と、汎用性の高さもバツグン。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- USB-Cが最大30W出力対応
- 3ポート仕様
- PPS対応
- LEDディスプレイ搭載
- 2・3ポート同時使用時は最大24W出力に制限
- パススルー充電非対応
- 同ポート仕様で最小だが小さいわけではない