どうも、モバイルバッテリー持ちマクリンです。
スマホ・イヤホン・モバイルルーターなど、数々のデジタル機器を持ち歩く僕は、バッテリー&充電器になる「RAVPower RP-PB125」や「Anker PowerCore Fusion 5000」が欠かせません。
これらのコンセント付きモバイルバッテリーは、一台二役の機能性とUSB-A x 2のポート構成が素晴らしいですが、欲をいえばもうひとつ欲しいものがあります。
それが高出力のUSB給電規格「Power Delivery(PD)対応のUSB-Cポート」です。
USB-C対応デバイスが増え、フル充電まで急ぐときはPD対応でないと厳しいと感じる場面もありました。
それが「Anker PowerCore III Fusion 5000」です。
PDとQuick Charge(QC)に対応する最大18W出力のUSB-Cと最大12W出力のUSB-Aを搭載し、スマホ・タブレットをはじめ、あらゆるデバイスに効率的な充電ができます。
大ベストセラーであるAnker PowerCore Fusion 5000の正当進化版でもあります。
バッテリーが大容量で同タイプのものであれば「Anker PowerCore Fusion 10000」もおすすめです。
そんなわけで本記事は「【Anker PowerCore III Fusion 5000レビュー】PDとQC対応USB-Cを搭載する充電器一体型モバイルバッテリー」について書いていきます。
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Anker PowerCore III Fusion 5000のサイズ・重さ比較
「Anker PowerCore III Fusion 5000」は4,850mAhのUSB充電器搭載モバイルバッテリーです。
4,850mAは、iPhoneが約1.8回充電できる、使いやすいバッテリー容量となっています。
前述のとおり、最大18W出力のPD対応USB-Cと最大12W出力のUSB-Aをそなえています。
外装はAnker PowerCore Fusion 5000がマットな表面であったのに対し、ツルッとした光沢感があって上質な造りとなっています。
本体には折りたたみ式のプラグを備え、USB充電器として使うこともできます。
Anker PowerCore III Fusion 5000のサイズは約7.8 x 7.15 x 3.0cmです。
同じくハイブリッド型のAnker PowerCore Fusion 5000やRAVPower RP-PB125より高出力ですが、ほとんど変わらない大きさを実現しています。
重さもRAVPower RP-PB125の約196gやPowerCore Fusion 5000の約186gに対し、Anker PowerCore III Fusion 5000は約181gであり、やや軽くなっています。
電源ボタンの内周にはLEDインジケーターが付き、ボタンを押すと4段階の点灯でおおよそのバッテリー残量が分かります。
LED2個点灯 26〜50%
LED3個点灯 51〜75%
LED4個点灯 76〜100%
PowerCore Fusion 5000は3段階の点灯だったので、もう少し細かく残量確認できるようになっています。
RAVPower RP-PB125はプラグが奥まっており、他2製品にくらべ、少し引っぱり出しにくい特徴がありました。
Anker PowerCore III Fusion 5000はプラグが少し飛び出ているので、突起部分に指を引っ掛けやすくできています。
ケーブルは付属していませんので、PD対応USB-Cケーブルが別途必要です。
USB-Cケーブル
C to Lightningケーブル
Anker PowerCore III Fusion 5000はPD対応USB-C搭載
これまでのハイブリッド型バッテリーはいずれも、デバイス充電用にUSB-Aを2つ備えているタイプでした。
製品名 | 端子 |
ANKER PowerCore Fusion 5000 |
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RAVPower RP-PB125 |
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そんな中、Anker PowerCore III Fusion 5000は同タイプでめずらしくPD対応USB-Cを搭載しています。
製品名 | 端子 |
Anker PowerCore III Fusion 5000 |
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RAVPower RP-PB125 |
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Anker PowerCore Fusion 5000 |
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こちらのUSB-CはAnkerの独自技術「PowerIQ 3.0」を搭載し、PDだけでなく高速充電規格「Quick Charge 3.0(QC3.0)」にも対応しています。
PowerIQ 3.0 | |
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最大出力 | |
100W(本機は最大18W) |
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互換性 | |
Quick Charge 3.0 |
本体充電方法はコンセントに差すのみとなっています(約2時間40分で満充電)。
USB-Cは最大18W出力に対応し、iPhone 12 Proならわずか30分間で約50%まで高速充電できちゃいます。
iPhone充電時のワット数(電流 x 電圧)を計測したところ、iPhone充電時も13W以上の値を示していました。
これまでのハイブリッド型では出力の兼ね合いで不可能だった、iPad Proにも充電が可能となっています。
コンセント接続時は、本体充電よりもデバイス充電が優先的に行われるようになっています。
さらにUSB-Aも備え、こちらは最大12Wに対応しています。
USB-Aには「低電流モード」も搭載し、電源ボタンの2回もしくは2秒押しで、LEDが緑点灯して切り替わります。
イヤホンやスマートウォッチなど、入力電流が低い製品の充電にも配慮されているのでありがたい機能です。
2台接続時の出力は最大15Wに制限されるものの、USB-C側は10W出力を確認することができました。
一台二役にして高出力。
Anker PowerCore III Fusion 5000は、PD・QC対応USB-CとUSB-Aを搭載し、どんなデバイスにも効率的に充電できるUSB充電器搭載モバイルバッテリーです。
Anker PowerCore III Fusion 5000レビューまとめ
本記事は「【Anker PowerCore III Fusion 5000レビュー】PDとQC対応USB-Cを搭載する充電器一体型モバイルバッテリー」について書きました。
このたび挙げた3製品は、いずれも実用性の高いハイブリッド型モバイルバッテリーです。
その中でもAnker PowerCore III Fusion 5000は、ハイブリッド型でPD対応USB-Cを唯一備えるため、フル充電まで急ぐときに重宝する一品となっています。
どうも、マクリン(