どうも、迷走する器用貧乏マクリン( @Maku_ring)です。
低温調理器の「Anova Culinary Precision Cooker(Anova)」と「BONIQ」を使い倒してきました。
そう思って情報をいろいろと調べている方もいるかもしれません。
2年前の僕もまさに同じ状況でした。
「これ買って元取れるかなぁ」と。
同じように迷っているあなたに強くお伝えしたい。
安心してください。間違いなく、元取れます。
その理由を、ヘビーユーザーである僕が、めちゃくちゃ美味しそうな写真とともに分かりやすく解説します。
そんなわけで本記事は「低温調理器の評判・口コミは実際どう?AnovaとBONIQを使い倒した僕が比較レビューする」について書いていきます。
タップできるもくじ
低温調理器とはそもそも何か?
低温調理器とは「鍋の中に差し込んでおくことで設定した水温をキープし続けてくれる」という、ただそれだけの機械です。
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、温度を一定にキープすることが、お肉を柔らかく調理するためにとても重要です。
お肉に含まれるたんぱく質の一種「アクチン」は、66℃を超えると蓄えていた水分を放出しはじめ、肉質が固くなっていきます。
焼きすぎたお肉が固くて噛みきれなくなるのは、このアクチンの変性が原因です。
低温調理器はアクチンが変性する66℃未満の温度を完璧にキープしてくれるため、お肉をジューシーで柔らかく最高の状態に仕上げてくれます。
言葉で説明するとどうしても小難しくなるため、後ほどその使い方を解説していきます。
AnovaとBONIQ(ボニーク)はどちらがおすすめ?
低温調理器の代表的な製品でもある「Anova」と「BONIQ 2.0」と「BONIQ Pro」。
実際にどちらがおすすめであるのか、まずはスペック面から比較してみました。
製品名 | Anova |
BONIQ 2.0 |
BONIQ Pro |
サイズ | 高さ32.5cm / 幅7.8cm | 高さ31.5cm / 幅5.3cm | 高さ31.5cm / 幅5.3cm |
重量 | 約0.7kg | 約1.0kg | 約1.0kg |
出力 | 1000W | 1000W | 1200W |
温度 | 25℃-99℃(0.5℃ごと) | 5℃-95℃(0.5℃ごと) | 5℃-95℃(0.5℃ごと) |
設定時間 | 〜99時間 | 〜99時間59分 | 〜99時間59分 |
専用アプリ | あり | あり(BONIQ Remote) | あり(BONIQ Remote) |
取扱説明書 | 英語 | 日本語 | 日本語 |
価格 | 34,800円 | 22,000円 | 32,780円 |
スペック面(サイズ・出力)で見ると、BONIQ Proがもっとも優秀、両者の中間にBONIQ 2.0がいます。
使い勝手・作り込みの点でも、BONIQシリーズがAnovaを上回っている印象を受けます。
コンセントも通常の2Pプラグ(Anovaは3P)なので、変換アダプタいらずで親切です。
操作面でも、BONIQは日本語の説明書なので、タイマーや他の機能でも問題なくできます。
一方Anovaだと、説明書が英語なので少々難しめ。
したがって、Anovaは熟練者向け、BONIQ 2.0
AnovaとBONIQの評判・口コミ
当サイトで独自に集計したアンケートから、AnovaとBONIQの良い口コミ・悪い口コミを紹介します。
Anovaの良い口コミ
男性 / 30代後半(千葉県)
温度の調節が細かくできます。温度のブレがなく安定しています。デザインが良いです。
男性 / 40代前半(福岡県)
硬い肉が柔らかくなります。使い方が複雑でなくシンプルです。肉料理のレパートリーが増え、レストランのような食事を堪能できます。食材のうまみが逃げません。火を使わないので安全です。
女性 / 30代前半(神奈川県)
置き場所を取らない大きさです。操作が簡単です。安いお肉でもおいしく出来上がります。
男性 / 40代前半(三重県)
素材のうま味を簡単に出せます。放置しても焦げ付く心配がありません。設置が簡単です。火傷の心配がありません。
女性 / 20代後半(東京都)
料理の幅が広がります。人を招いてパーティーをしたり、料理が趣味な方には強くおすすめしたいです。低カロリーの胸肉やささみもプリプリの食感になるので、とても重宝しています。鍋にセットするだけなので、使い方も簡単です。
Anovaの悪い口コミ
男性 / 30代後半(千葉県)
温度の設定が見にくい
サイズが大きい
コードが短い
男性 / 40代前半(福岡県)
操作部分が英語表記
日本製ではないので変換プラグが必要
じっくりと肉を柔らかくするので時間がかかる
温度設定を誤ると、食中毒になるリスクがある
価格が高い
女性 / 30代前半(神奈川県)
少しお高めです
説明書が英語です
専門家向けですが慣れます
男性 / 40代前半(三重県)
時間がかかります
時短料理には不向きな商品
素材による温度と時間設定が難しい
置き場に困る
女性 / 20代後半(東京都)
一人暮らしの家にあっても使わない
炒め物や焼き物には使わない
必ずしも柔らかくなるとは限らない
BONIQの良い口コミ
女性 / 20代後半(高知県)
調理することが難しい鶏のムネ肉や赤身のお肉の調理でも、簡単においししくできる調理器具です。お手頃サイズでデザインも良いので置いていても邪魔になりません。また、使い方がシンプルなので、機械に疎い方でも使いやすいと思います。
女性 / 40代前半(京都府)
初代のものと比べて非常にコンパクトになっており、家での使い勝手が良くなっています。防水機能もしっかりしており丸洗いできるため、衛生面も問題ありません。価格もそれほど高いものではないので、プレゼントなどにもいいと思います。
女性 / 20代前半(埼玉県)
オシャレなデザインで、置いているだけでも気分が上がります。簡単においしく、ダイエットメニューがササっとつくれるので、家では欠かせない存在になっています。お手入れも簡単なので、助かります。
男性 / 40代前半(静岡県)
料理の効率が良くなりました。また、食卓のおかずも増えました。低温調理している間に他のことができるので、料理だけでなく、お風呂に入ったり洗濯物をたたんだり、時間を有効につかえるのでストレスも軽減されました。
BONIQの悪い口コミ
女性 / 20代後半(高知県)
高さによって使えない鍋がある
値段が少し高めである
洗う作業が大変
男性 / 40代前半(静岡県)
設定温度になるまで時間が掛かる
消費電力が高い
専用の入れ物が必要
女性 / 20代前半(埼玉県)
もう少しコンパクトだとなお良い
料金が高い
低温調理に時間がかかりすぎる
男性 / 40代前半(静岡県)
低音調理なので時間がかかる
ちょっとお高め
温度管理を誤ると食中毒のリスクがある
低温調理器の使い方
低温調理器最大の魅力は、何といっても使い方のシンプルさ。
低温調理器を用いた調理手順は、簡単すぎて3行で終了します。
あとは設定した時間が経てば完了です。
想像以上にシンプルで簡単な機器なのです。
低温調理器という響きから、料理上手な人向けの大掛かりなものが想像されるかもしれません。
しかし実際に2年間使ってみて感じた印象は、上記のイメージとは大きく異なります。
低温調理器は料理初心者でも・めちゃくちゃ簡単に・プロ並みにおいしく調理できる、料理が苦手な方にとって最強の味方といっても過言ではありません。
実際に調理しながら手順を見ていきましょう。
Anovaを使った調理の様子
本記事のために奮発して、和牛モモ肉のかたまりを購入しました。
63℃1時間に設定しました。
上の表示が水温、下が設定温度です。水量によりますが、15分〜20分ほどで設定温度に達します。
ボウルや鍋などに水を張り、中に入っている空気を追い出していくと、誰でも簡単に抜くことができます。
いよいよAnovaをセットしたパスタ鍋に投入します。生卵も一緒に放り込みました。
以上でAnovaを使った和牛のローストが完成です。
使用した調味料は塩こしょうのみ、難しい工程は一切なしでこのビジュアル!
僕の技術が優れているのではなく、Anova先生の能力が高すぎるだけです。
美味しいのは分かりきっていますが、一口いただいてみましょう。
おいしすぎる……!
和牛の甘い脂を、わさびが爽やかに昇華してくれる絶妙なマリアージュでした。
肉質も低温調理ならではのやわらかさ。
最高のお肉料理をこんな手軽に食べられるなんて、どう考えてもAnova最高です。
ちなみに、お肉と一緒に投入した卵の姿はこうなりました。もはや反則級のビジュアルw
この卵も1時間放置しただけでこの仕上がりです。
こんな贅沢な丼ぶりを家で食べられるなんて……
低温調理器、最高です!
低温調理器の評判・口コミまとめ
本記事は「低温調理器の評判・口コミは実際どう?AnovaとBONIQを使い倒した僕が比較レビューする」について書きました。
AnovaとBONIQは決して安い買い物ではないので、購入前はかなり時間をかけて悩みました。
ただ2年使い倒した今となっては、悩んだ時間がバカバカしく思えるほど、価格以上の活躍をしてくれています!
もはや低温調理器なくしては、料理ができない身体になってしまいましたw
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。