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【5分でわかる】GPUとグラフィックボードの違いを徹底解説

こんにちは!ゲーム大好きシルバー( @game_chu_s)です!

ゲーミングPCについて調べていると必ず遭遇する「GPU」と「グラフィックボード」という言葉。

特徴や違いを説明してといわれても、なかなか難しいですよね。

そこで本記事では「【5分でわかる】GPUとグラフィックボードの違いを徹底解説 」を書いていきます。

この記事を読むとGPUとグラフィックボードの違いや、それぞれの特徴を理解でき、あなたに必要かどうか分かりますよ。

この記事の監修者
マクリン

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マクリン

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。ガジェット・家電のレビューサイト「マクリン」を運営しています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動。株式会社makuri代表。プロフィール詳細

GPUとグラフィックボードの違い

GPUとグラフィックボードの違いは以下の通りです。

CPUとGPUの違い

GPU:モニターに映像や画像を表示させる処理を専門におこなうパーツ
グラフィックボード:GPUを外付けするために、GPUに基盤やファンなどを搭載したもの

今は、GPUはグラフィックボードというパーツを構成するパーツの一つ、というところまで理解してもらえればOK。

グラフィックボードの中に、GPUというパーツがあるのね?

うん。これからGPUとグラフィックボードの違いを正しく理解してもらうために、一つずつ順を追って解説していくね。

GPUとグラフィックボードの違いを正しく理解するための基礎知識

GPUとグラフィックボードの違い違いを正確に理解するために、まずは基礎知識からお伝えします。

CPUとGPU

GPUを理解するためには、CPUについて知る必要があります。

CPU(Central Processing Unit)は「中央演算装置」と呼ばれるもので、パソコン全体の頭脳的存在です。

CPUは中央演算装置とも呼ばれ、パソコンの頭脳的存在

たとえば、キーボードから入力された情報を受け取り、入力内容に従って指示を出す(画面上に文字を出力する、アプリケーションを立ち上げる)などしています。

一方でGPU(Graphics Processing Unit)は「画像処理装置」と呼ばれ、グラフィック部門に特化した指示・処理班です。

GPUは画像処理装置とも呼ばれグラフィックに特化した処理班

画像や映像に関する情報の入力とディスプレイへの出力を専門としています。

画像・映像に特化したCPU」というイメージです!

野球にたとえるなら、チーム全体の指揮をとる監督がCPUで、走塁の指示に特化したベースコーチがGPUです。

RAMとVRAM

CPUとGPUにはそれぞれ下記のパートナーがいます。

  • CPUのパートナー:RAM(Random Access Memory)
  • GPUのパートナー:VRAM(Video Random Access Memory)

RAM、VRAMともに「メモリ」と呼ばれるもので、机の作業スペースにたとえられます。

RAMとVRAMはメモリとも呼ばれ作業スペースに例えられる

私たちが勉強や仕事で頭を使う際、パソコンやノートを広げる作業スペースがないとはかどりません。

パソコンも同じで、頭脳部分であるCPUとGPUにそれぞれ、RAMとVRAMの作業スペースが必要なのです。

「CPUとRAM」「GPUとVRAM」とセットになって初めて、コンピュータとしての性能を発揮するともいえます。

次からいよいよ「GPU」と「グラフィックボード」についてくわしく解説していきます。

GPUの特徴

画像処理装置のGPUについて、特徴や種類を解説していきます。

GPUは単純計算が得意

GPUは単純計算が得意な装置(半導体チップ)です。

形だけを表示すれば良い文字(テキスト)に比べて、画像は色や明るさ、輝度など様々な要素が必要になります。

よって画像処理は膨大な量の単純計算が必要になるのです。

画像処理に特化したGPUは、単純計算を一度に多くできるように設計されています。

GPUは液晶画面に映し出すために必須のパーツ

GPUは映像や画像を表示させるグラフィック部門に特化した指示・処理班と説明しました。

そのため、GPUがないと液晶画面に映像や画像が表示されません。

パソコンには必須のパーツです。

あなたが今パソコンやスマホで見ているこの画面は、GPUがないと真っ暗な画面なのです。

じゃあパソコンを買うときにGPUも買わないとね。

実は買わなくていいんだよ。

なんで?GPUがないと液晶画面に映し出されないんだよね?

パソコンで液晶画面に映像や画像を映し出すのは必須なため、最低限の性能を持つGPUがすでにパソコンに組み込まれているからです。

すでにパソコンに組み込まれているGPUは次で解説します。

【GPUの種類】内蔵GPUと単体GPUの違い

GPUは、内蔵GPUと単体GPUの2つに分けることができます。

両者の違いは以下の通りです。

内蔵GPUと単体GPUの違い
  • 内蔵GPU(iGPU):CPUと一体化した状態でパソコンに組み込まれているGPU
  • 単体GPU(グラフィックボード):外付けで追加で搭載するGPU

内蔵GPUとはiGPUとも呼ばれ、CPUの中に内蔵されているGPUのことを指します。

注意

正確にはパソコン内の別のパーツがGPUを内蔵しているものを「内蔵GPU」といいます。しかし現在では内蔵GPUはほぼ、CPUに内蔵されたGPUのことをさすため上記のように説明しています。

内蔵GPUのメリット・デメリットは次の通りです。

メリット
デメリット
  • 単体GPUと比べると消費電力が少ない
  • CPUに内蔵しているため別でGPUを買う必要がない
  • 設置する場所がいらない
  • 発熱が少ない
  • 汎用性が高い
  • 単体GPUと比べると性能が低い
  • CPUのメモリを圧迫する

モニターに映像や画像を映し出す最低限な性能しか持ち合わせていないため性能が低いですが、消費電力が少ないことや別にGPUを買わなくていいメリットもあります。

パソコンの主な使い方が文字入力、インターネット検索やYouTubeの視聴などの人は内蔵GPUで全く問題ありません。

単体GPU(グラフィックボードに搭載されたGPU)の詳しい特徴や、あるないのメリットデメリットは「グラフィックボードの特徴」で後述しています。

【GPUのメーカー】GeForceとRadeonはどちらがいいの?

GPUのメーカーはNVIDIA社のGeForceとAMDのRadeonの2種類しかありません。

それぞれの特徴は以下の通りです。

  • GeForce:ゲームや複雑な3D描写が得意
  • Radeon:VRや仮想通貨のマイニング、綺麗な映像が得意

GeForceはゲーム業界で圧倒的シェアがあり、RadeonはSONYやMicrosoft、Apple、NECなど大手メーカーにも提供していることで有名です。

パソコンでゲームをしたい人はNVIDIA社のGeForce、仮想通貨のマイニングやVR、綺麗な映像を楽しみたい人はAMD社のRadeonを選ぶと良いでしょう。

あなたの使用用途によって選んでくださいね。

グラフィックボードの特徴

グラフィックボードの特徴を説明する前に、グラフィックボードには多くの呼び名があることを知っておいてください。

以下の呼び名を押さえておけばだいたい大丈夫です。

  • グラフィックボード(通称:グラボ)
  • グラフィックカード
  • グラフィックスボード
  • グラフィックスカード
  • グラフィックアダプター
  • ビデオカード
  • ビデオアダプター


今回はグラフィックボードの呼び名を使い、グラフィックボードの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

グラフィックボードはGPUを外付けするためのもの

グラフィックボードはGPUを外付けするために、基盤やファンなどを搭載したものです。

グラフィックボードはGPUを外付けするために基盤やファンなどを搭載したもの

GPUとグラフィックボードの違いを正しく理解するための基礎知識」のところで、画像・映像に関する頭脳的役割を果たすGPUには、作業スペース(メモリ)であるVRAMがパートナーとして必要と解説しました。

つまりグラフィックボードは、GPUとVRAMのほか、基盤やファンなどGPUが画像・映像の処理に必要な部品が一式揃ったパーツです。

グラフィックボードは、頭脳がCPUからGPUに置き換わった「小さなパソコン」というイメージです。

画像・映像処理に必要な機能が揃っているので、内蔵GPUよりも性能が格段に上がります。

グラフィックボードがあるメリットとデメリット

グラフィックボードのメリットとデメリットをシンプルにまとめたのが下記の比較表です。

メリット
デメリット
  • 映像が滑らかになる
  • ゲームのフレームレートが上昇
  • 別途料金がかかる
  • 消費電力が上がり電気代が上昇

グラフィックボードは「GPUを外付けするために、GPUに基盤やファンなどを搭載したもの」と説明しました。

外付けするので別途料金がかかり、消費電力もかかりますが、フレームレートがあがり映像が滑らかに動き、綺麗に見えます。

フレームレートってなに?

次で解説するね!

【フレームレート】グラフィックボードが映像を滑らかに動かす仕組み

画像は小さな点の集まりで表現されており、動画はその画像をパラパラ漫画のように素早く切り替えることで、動いて見えます。

たくさんの画像が素早く切り替えられるほど、映像も滑らかに動くってこと?

そのとおり!

1秒間の映像が何枚の画像で作られているかを表す指標を、フレームレート(単位:fps)といいます。

より多くの画像で作られている(フレームレートが高い)ほど映像も滑らかに動くので、フレームレートは映像の滑らかさを表す指標ともいいかえることができます。

テレビ、Youtube、ドライブレコーダーなど日常生活で目にする動画をストレスなく楽しむには30fpsくらいが必要です。

30fps=1秒間、30枚の画像で作られているという意味です。

一方で最新のPCゲームを快適に楽しみたいなら、120fps以上が必要とされています。

映像の滑らかさにこだわらないなら、別にそんなに高いフレームレートが必要なくない?

たとえばシューティングゲームは敵を撃つ、敵から隠れるなど一瞬の判断が勝敗を左右するので、フレームレートがゲームの成績にも影響するんだよ。

内蔵GPUでは1秒間に120回も画像を切り替える処理が難しいため、専用のGPUが搭載されたグラフィックボードを外付けする必要が出てくるのです。

グラフィックボードが利用されるシーン

グラフィックボードが利用される主なシーンは以下の通りです。

  • ゲーム
  • 動画視聴
  • 画像・動画編集

もしグラフィックボードがなかったら、ゲームや動画を見ているとき映像がカクカクして思うようにできずストレスが溜まります。

画像や動画編集のときは処理に時間がかかり編集がスムーズに進みません。

画像を見るだけならグラフィックボードを搭載しても「綺麗になった」と判断しづらいですが、映像は「滑らかになった」と感じますよ!

注意

滑らかな映像を体感するには、モニターもそれにあったものを使用しなければなりません。

それについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

快適にゲームや動画視聴、画像・動画編集をしたい人はグラフィックボードが必要です。

どんな人にグラフィックボードが必要か次で深掘りします。

グラフィックボードが必要な人、必要ではない人

グラフィックボードが必要な人は以下の通りです。

  • パソコンでゲームを快適にプレイしたい人
  • 3Dに関連することをしたい人
  • 画像や動画編集を快適にしたい人
  • 綺麗な映像を楽しみたい人
  • オンラインゲームを快適にプレイしたい人
  • ゲーム配信を快適にしたい人
  • 仮想通貨のマイニングをした人
  • マルチ画面で快適に仕事をしたい人

これらのようなことが不要な人はグラフィックボードはいらないです。

自分の使用用途を考えてグラフィックボードが必要かどうか判断しましょう。

GPUとグラフィックボードの違いまとめ

本記事では「【10分でわかる】GPUとグラフィックボードの違いを徹底解説 」について書きました。

GPUとグラフィックボードの違いは以下の通りです。

  • GPU:モニターに映像や画像を表示させる処理を専門におこなうパーツ
  • グラフィックボード:GPUを外付けするために、GPUに基盤やファンなどを搭載したもの

グラフィックボードをパソコンに組み込むと映像のフレームレートが上がり、映像が滑らかになります。

ゲームをする人や動画や画像を編集する人はグラフィックボードが必要です。

あなたの使用用途にそって必要かどうか検討しましょう。

こちらの記事で、おすすめのゲーミングPCを分かりやすく紹介していますので、合わせてぜひご覧ください!

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