「Boot Device Not Found」とエラーメッセージが表示されると、パソコンが正常に使えずデータにアクセスできず困りますよね。
エラーメッセージが表示された時は、メッセージの種類に合わせて適切に対処する必要があります。
対処を誤ると、最悪の場合に2度とデータが認識できなくなる可能性があります。
マクリン
そこで本記事では、大切なデータを取り出す方法や、専門業者に依頼する際におさえておきたいポイントも併せて説明します。
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「Boot Device Not Found」とは
「Boot Device Not Found」は、日本語に訳すと「起動デバイスが見つかりません」という意味です。
Windowsのシステムファイルが保存されているHDDやSSDが見つからないため起動できないといことを示すエラーメッセージです。
こうしたパソコンが起動しない時にエラーの理由を示すエラーメッセージは他にもあり、以下のようなものがあります。
- No Boot Device Found – Please restart system
- No Boot Device is available
- Operating System Not Found
- DISK BOOT FAILURE
- Insert system disk in drive. Press any key when ready
このようなエラーメッセージが表示される原因は様々ですが、適切に対処しなければエラーが悪化します。
最悪の場合に保存しているデータにも悪影響を与える可能性があるので、確実にデータを復旧したい方は自力で対処せずにデータ復旧業者に相談しましょう。
「Boot Device Not Found」のエラーが表示される原因
「Boot Device Not Found」のエラーが表示される場合には、複数の原因が考えられます。
適切に対処していくためには、正確に原因を特定することが重要です。
誤って対処すると、データが正確に復旧できないだけでなく、取り出せたはずのデータまで取り出せなくなる可能性があります。
「Boot Device Not Found」と表示される原因には、以下の3つが考えられます。
内蔵HDD/SSDが故障している
パソコンに内蔵されているHDD/SSDの故障は、「Boot Device Not Found」のエラーメッセージが表示される場合に最も多い原因です。
内蔵HDD/SSDの故障には、物理障害と論理障害の2種類があります。
論理障害
論理障害とは、部品などには問題がないものの、データが破損してしまった状態です。
誤操作によって消してしまったデータは、軽度の症状であればデータ復元ソフトで復元できる可能性が高いです。
しかし、重度の症状の場合には自力で対処すると状態が悪化してしまい、最悪の場合にはデータが復旧できなくなってしまいます。
論理障害は軽度と重度の症状を見極めるのは難しいので、データ復旧業者で初期診断を受け、正確な故障症状を確認してもらうことをおすすめします。
技術力の高いデータ復旧業者の選び方は以下の記事でも紹介しています。
【2024年】データ復旧業者のおすすめ5選!技術力・料金・評判を徹底比較
物理障害
物理障害とは、物理的な衝撃や経年劣化によりHDDが壊れてしまった状態です。
HDDに物理障害が発生している時は、機器を分解して壊れた部品を交換しなければいけないことが多く、データ復旧ソフトを使うことはできません。
HDDが目に見えないほど小さなホコリが中に入ってしまうだけでも障害悪化の原因になるほど非常に繊細な機器なので、自力で対処することは不可能です。
クリーンルームなどの無菌室で対処が可能な技術力の高いデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
起動できないディスク・デバイスに接続している
起動できないディスクやデバイスに接続していたり、複数のデバイスに接続していると、エラーメッセージが出る原因になります。
起動に関係のないデバイスは取り外すようにしましょう。
ブートセクタが壊れている
ブートセクタは、内蔵HDD/SSD内にある起動用のシステムのことです。
このブートセクタが壊れていたり、誤削除した場合、パソコンを正常に起動することができなくなります。
ブートセクタが壊れる原因には、経年劣化やシステムファイルの論理的な障害があります。
「Boot Device Not Found」と表示された時の対処法
エラーメッセージが表示された時に、安易に指示に従ってしまうと、機器の状態を悪化させる可能性があります。
症状に合わせて、適切な対処法を選択しましょう。
ここでは、「Boot Device Not Found」と表示された時の対処法を、4つ紹介します。
特にHDDの故障が原因の場合には、早急に対処したほうが復旧できる可能性が高いです。
HDDの故障についての詳細は以下の記事でも紹介しているので是非参考にしてください。
【2024年】HDDの復旧率が1番高いデータ復旧・復元方法を徹底解説
電源・接続周りを確認する
パソコンの起動時に外部接続機器を接続していると、通常ならば内蔵HDD/SSD上のOSから起動しますが、何らかの原因で外部接続機器が優先して起動するデバイスと認識されてしまうことがあります。
USBメモリや外付けHDD、プリンターなどの外部接続機器を取り外して起動してみてください。
BIOSの起動順の設定変更をする
BIOSは、パソコンの内部の基盤上の部品やキーボード、マウス、内蔵HDD/SSDなどの管理・制御を行うプログラムです。
BIOSは通常であれば、内蔵HDD/SSDからOSを起動するように設定されていますが、何らかの理由でUSBメモリや外付けHDDなどに起動デバイスの設定が変更されてしまうと、パソコンが起動しなくなってしまいます。
BIOS呼び出しキーからBIOS設定を確認し、起動デバイスの設定が間違っている場合には正常な設定に戻しましょう。
パソコンの取扱い説明書やメーカーのサポートページを確認してみてください。
スタートアップ修復をする
パソコンの起動時、内蔵HDD/SSDにある起動に必要な情報が読み込まれる仕組みになっていますが、このデータ領域が破損すると起動できなくなってしまいます。
この場合、Windows搭載のスタートアップ修復で修復を行うことで、起動できる可能性があります。
スタートアップ修復は、パソコンが正常に起動しない時に自動的に起動します。
しかし、内蔵HDD/SSDに他の不具合や障害が発生していると状態が悪化し、特にHDDの場合は物理的な破損を引き起こし、データの復旧が困難になってしまう恐れがあります。
保存しているデータを失いたくない場合には、これ以上操作を加えず、データ復旧の専門業者に相談することとをおすすめします。
データ復旧専門業者に相談する
上記の対処法を試しても復旧できない場合は、複雑な問題が発生している可能性があります。
保存しているデータを取り出したい場合には、データ復旧専門業者への相談が最も確実な方法になります。
データ復旧業者では自力では対処ができない物理障害や重度の論理障害にも対応が可能な場合があります。
個人で対処できない場合や確実にデータを取り出したい場合には、むやみにいろんな対処を行わずにデータ復旧業者に相談しましょう。
おすすめのデータ復旧業者
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
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相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
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対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
「Boot Device Not Found」とエラーメッセージが表示される原因と対処法を紹介しました。
パソコンの故障は、内蔵HDD/SSDに問題の原因がある可能性が高く、故障の原因の判断が難しいため、思っていたよりも複雑な問題が発生していることも多々あります。
重度の障害が発生していた場合に対処を行うと、問題を解決するための対処法が、かえって状態を悪化させることに繋がります。
保存しているデータを取り出したい場合には、個人でむやみに対処を行うことはせず、早めにデータ復旧専門業者への依頼を検討しましょう。
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