マクリン
SDカードやUSBメモリは持ち運びの機会が多いぶん、不意の事故によって壊してしまったり、経年劣化で故障すると内部のデータが見られない、認識しないことが起きます。
データを復活させる方法として確実な方法が「データ復旧業者」に依頼することですが、データ復旧サービスの質は業者によって差があります。
業者選びで失敗してしまうと、かえってデータ消失する可能性もあるので、本記事ではデータ復旧業者を選ぶ際の注意点と選び方、おすすめのデータ復旧業者を紹介します。
先におすすめの復旧業者から見たい場合は「おすすめデータ復旧・復元サービス業者」から読んでください。
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SDカードやUSBメモリのデータを復元する方法は?
これらの機器を復元する方法は大きく以下の2つです。
詳しく見ていきましょう。
データ復元ソフト
データ復元ソフトを使用するとSDカードやUSBメモリのデータを復元できる可能性があります。
しかし、故障原因によっては対応できない、失敗したときにデータが取り戻せなくなる可能性があるなど、デメリットが多いのも事実です。
データ復元ソフトを使用するメリットとデメリットを解説します。
データ復元ソフトのメリット
データ復元ソフトのメリットは、主にネットワーク上から簡単にダウンロードして自力で復元することが可能なところです。
その他にも以下のようなメリットがあります。
- 軽度の論理障害であれば復旧可能な可能性がある
- 自宅のネットワーク上で簡単にダウンロードすることが可能
- 価格が無料~有料まで様々
- 自力で復旧することができる
- ソフトの種類が豊富にある
データ復元ソフトのデメリット
データ復元ソフトのデメリットは以下のようなものがあります。
- 物理障害や重度の論理障害には対応できない
- 物理障害のまま復旧ソフトを使用するとデータの状態が悪化する可能性がある
- データが文字化けして復元される可能性がある
- 誤ってデータを削除・上書き・フォーマットしてしまう可能性がある
- 必要なデータが取り出せない可能性がある
無料のデータ復旧ソフトなどを使用すれば費用は抑えることができますが、失敗した時のリスクや復旧率の低さから「本当に大事な消失データを取り戻したい」と考えている人にはおすすめできません。
データが無くなってもいいと思える人であれば一度試してみると良いかもしません。
データ復旧業者
データ復旧業者では、個々の機器の症状を判断し、復旧作業を行うためデータ復元ソフトより確実にデータを復旧することができる点です。
データ復旧業者を利用するメリット・デメリットは以下のようなものがあります。
データ復旧業者のメリット
データ復旧業者に依頼する一番のメリットは「高確率でデータを取り戻す」ことができることです。
- 物理障害の場合はデータ復旧業者しか復元できない(※記憶媒体が破損している、欠損している状態の対応)
- 高確率でデータを取り出すことができる
- 緊急のデータ復元にも対応している(業者による)
- 標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復元が可能
- 無料診断で記憶メディアの状態を確認することができる
データ復旧業者のデメリット
データ復旧業者のデメリットは以下の通りです。
- 無料で復元したい人には向いていない
- 技術力が高くない業者も存在している
データ復旧業者であればどこでも復旧率が高いわけではなく、市販のツールでスキャンする程度の作業しか対応できないようなところも存在します。
よく調べずに技術力の低い業者に依頼してしまうと、最悪の場合は取り出せたはずのデータも失ってしまう可能性があるので、業者選びは慎重に行いましょう。
データ復旧・復元サービスで失敗しないための4つのポイント
データ復旧サービスは、いいかげんに選ぶと失敗する可能性があります。
とくに「結局データ復旧できなかった」「格安と聞いていたのに高額な料金を請求された」といった理由でトラブルになるケースが多いようです。
このような失敗を避けるために、事前に依頼する業者をリサーチすることが大切です。
データ復旧・復元サービスを選ぶ際、「ここさえ確認しておけば失敗しない!」という4つのポイントを紹介します。
データ復旧の技術力は「復旧率」「実績」「設備」でチェック
復旧技術はもっとも重要です。
データ復旧の作業は繰り返すほど復旧率が落ちていくため、最初にどこに依頼するかが肝心です。
データ復旧の技術力がない業者に依頼してしまうと、作業しても復旧できず、状態を悪化させてしまうことがあります。
「せっかく依頼したのにデータを取り出せなかった……」というトラブルを避けるためには、まずは技術力が高いところを探し、最初からそこに依頼するのがおすすめです。
- 復旧率 「 %」という具体的な数値と算出根拠をチェック
- 実績 相談件数、復旧件数の件数は10万件以上あると信頼度◎
- 設備 メモリ機器の復旧設備がない場合は、簡易的作業しか対応できない可能性大
セキュリティ対策のレベルも「ISO27001」「Pマーク」で確認
個人情報を預けるので、セキュリティ対策のレベルも事前にチェックすべきでしょう。
セキュリティ対策のレベルを確認するには、国際規格「ISO27001/ISMS」や「Pマーク」などの規格を取得している企業から選ぶのがおすすめです。
また、業者によっては作業エリアへの機器の持込み禁止、防犯カメラの設置、警備員の常駐など、各社で取り組みを行っているので、HPの情報を確認してみてください。
料金は「個別プラン」で無料見積もりを出してもらうのがおすすめ
データ復旧は事前に全体が分からないものなので、定額制の業者や完全成功報酬制の業者だと、料金があとから追加されてしまうことがあります。
あとから料金が増えないよう、個別プラン制の業者で丁寧な初期診断を受けるのがおすすめです。
ヨメ
マクリン
急ぎの復旧を頼みたいときは、特急料金が加算される業者もありますので、事前に聞いておくといいです。
「対象機器」「納期」「配送料の負担」などサービス内容も見ておく
最後のポイントは、サービス面の利用しやすさです。
- SDカード/USBメモリも対象に含まれているか?
- 希望納期に間に合うように作業してくれるか?
- 送料無料で対応してくれるか?
- 夜間の電話相談窓口があるか
- 土日祝日も復旧してもらえるか
住んでいる地域によっては配送料だけでも数千円かかる可能性があるので、配送料を業者が負担してくれると安心です。
業者によってそれぞれ強みとするポイントは違うため、いろいろな業者のホームページを見ているとよく分からなくなってしまうかもしれません。
ここで紹介した「技術力」「セキュリティ対策」「料金プラン」「サービス内容」の4ポイントを確認していれば、業者の宣伝文句だけに惑わされずにしっかり優良業者を見極めることができるので、必ずチェックしておきましょう。
おすすめのデータ復旧・復元サービス業者をランキング順に紹介
日本国内のデータ復旧業者は100社以上存在します。
そこで「技術力」「セキュリティ対策」「料金プラン」「サービス内容」の4つのポイントをもとに数多くの業者を比較し、特におすすめと判断したデータ復旧業者を5社厳選して紹介します。
第1位 デジタルデータリカバリー
デジタルデータリカバリーは、データ復旧専門業者のなかで14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
技術力 | セキュリティ | 料金システム | サービス内容 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
・14年連続データ復旧国内売上No.1 (※2007年~2017年) ・復旧率95.2%(※2018年2月実績) ・相談件数36万件以上 ・クリーンルームクラス100 |
ISO27001/ISMS Pマーク |
【個別プラン制】 ・初期診断:無料 ・500GB未満:5,500円~ ・500GB以上:11,000円〜 ・1TB以上:22,000円〜 ・2TB以上:33,000円〜 |
・復旧スピード:最短即日 ・対応機器: NAS/サーバー(RAID対応)/ パソコン/外付けHDD/SSD/ USBメモリ/ビデオカメラ/ SDカード/レコーダー等 |
年中無休 24時間 |
復旧率も95.2%(2018年2月実績)と業界最高水準をほこり、SDカードやUSBメモリの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
技術力でしっかり勝負している印象が強く、他のサービスと比較しても圧倒的な実績があるので、とりあえずデジタルデータリカバリーには一度相談しておくとよいと思います。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
料金体系は個別プラン制が採用され、1件1件丁寧に診断のうえ、最適なプランを提案してくれます。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
第2位 データ復旧センター
データ復旧センターは、データ復旧だけでなくパスワードの解析や暗号データ解析も行っている業者です。
技術力 | セキュリティ | 料金システム | サービス内容 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
・独自技術による業界最高水準の成功率 (※数値詳細は不明) |
認証取得なし | 【個別プラン制】 ・初期診断:不明 |
・復旧スピード:最短3日 ・対応機器: パソコン/HDD/SSD/ NASサーバー(RAID)/ iPhone/iPad/スマホ/ ビデオカメラ/USB/SD等 |
9:00~22:00 不定休 |
公式ホームページ上の情報だけでは不明な点も多いですが、対応機器の幅広さを見る限り一定以上の技術力を有していることがうかがえます。
また、「他社不可案件に強い」と記載があるため、技術力に自信があるようです。
Twitter口コミも見つけられなかったので、データ復旧センターに依頼する際は、ホームページ上では分からない復旧率・復旧スピードなどについて具体的に確認するとよいでしょう。
第3位 DiskSafe
DiskSafeは、さまざまな記録メディアに対応しているデータ復旧サービスです。
技術力 | セキュリティ | 料金システム | サービス内容 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
・ビデオカメラの復旧率2年連続100% (※2017年~2019年、Disk Safeに最初に相談した場合に限る) |
認証取得なし | 【成功報酬制】 ・初期診断:無料 ・HDD製品:29,000円~39,000円 ・USBメモリ:8,000円~24,000円 ・重度障害:別途見積り |
・対応機器: CD,DVD/BD-R,RE/ビデオカメラ/ ハードディスク/SDカード/ PC本体/NAS/USBメモリ/ |
9:00~21:00 年中無休 |
少数精鋭で技術志向のスタッフが対応してくれるそうなので、キャパシティやスピードの面では1位の業者には劣るかもしれませんが、丁寧な対応が期待できます。
特に、ビデオカメラやCD、DVD、BDといったメディアに力を入れているようなので、映像系のデータを復旧したいときはこちらのDisk Safeに相談してみるとよいのではないでしょうか。
Disksafeさんは定額制で、他社より格安。初期診断は無料で、データを復旧できなければ無料。私の場合、復旧できれば25000円+復旧データ保存DVD1枚200円×9枚(合計15枚のデータだったが、6枚は復旧料金に含まれていたため)で100%戻るとのこと。診断結果も迅速かつ丁寧に
— kayoma (@tsukapakayoma) December 30, 2015
また、相談・診断料はかからないとのことなので、相談して損するということはないと思います。
第4位 ジャパンエイドPC救急隊
ジャパンエイドPC救急隊は、PCの修理サービスをメインとしてデータ復旧サービスも提供しています。
技術力 | セキュリティ | 料金システム | サービス内容 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
・データ復旧率100%(※算出方法不明) |
ISO27001/ISMS Pマーク |
【完全成功報酬制】 ・初期診断:¥7,700 ・基本料金+診断料金+作業料金 |
・修理/出張修理 ・対応機器: HDD/パソコン/SSD/ USBメモリなど |
平日10:00~19:00 土日予約制 |
年間8000件の豊富な実績のあるパソコンの修理業者で、サービスの一つとしてデータ復旧サービスも対応しています。
診断に料金がかかってしまうため、ここでダメなら修理というタイミングで依頼してみるといいかもしれません。
第5位 DATASMART(データスマート)
DATASMARTはスマートフォンの復旧に強みを置く業者です。
技術力 | セキュリティ | 料金システム | サービス内容 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
・復旧率96% (※2014年11月~2020年8月の最高値) |
認証取得なし | 【個別プラン制】 ・初期診断:無料 |
・復旧スピード:3日~4週間 ・対応機器: iPhone/iPad/Android/ Surface/Mac/SDカード/ HDD/USBメモリ |
10:00~18:00 平日のみ |
他社では断られることも多いiPhoneやiPad、Android、Surface、Macなどの復旧に特化しています。
HDDの復旧も受け付けており、クリーンルームが必要な重度物理障害にも対応しています。
Twitter上では口コミはないものの、Google Map上に口コミが77件あります。
スマートフォンなどの復旧希望であれば一度相談してみるとよいのではないでしょうか。
データ復旧業者の料金形態・相場
データ復旧業者の料金形態や相場は業者によって大きく異なります。
データ復旧業者に関しては、安価な料金設定の業者が一概に優良な業者であるとは言えないため、作業内容と料金設定を考慮したうえで選択する必要があります。
データ復旧業者の料金形態
データ復旧業者の料金形態はさまざまですが、大きく分けると以下の3種類に分類できます。
1番最初に依頼する時は、個別プラン制のデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
一律料金制
一律料金制とは、機器・症状・取り出すデータ量によって初めから料金が設定されており、その基準に沿って料金が発生する料金設定です。
復旧相談する前から大体の料金イメージを持つことができるうえ、比較的安価に設定されているため、依頼しやすく設定されています。
注意点として「後から追加料金を請求された」「簡単な作業しか対応できない」などのトラブルが発生する危険があります。
またデータ復旧作業の性質上、症状を診断する前から料金を設定できるはずがなく、特定の作業内容を想定した料金設定のため、トラブルが発生すると考えられます。
大切なデータを復旧するときは、価格の安さを売りにしている業者ではなく、確実に復旧できる業者に依頼しましょう。
完全成果報酬制
完全成果報酬制とは、復旧作業に失敗した時に料金が発生しない料金設定です。
データ復旧作業にはデータが取り出せないリスクがあるため、作業が失敗した時に料金が発生しないのはお得なプランのように思えます。
しかし、業者によって成果の基準がちがい、ほんの少しのデータを取り出しただけで成果として料金が発生する業者もあります。
また、データ復旧の可能性は、復旧作業に失敗するたび低下するので「復旧失敗で無料」の業者よりも、「復旧率が高い業者」に依頼すべきです。
個別プラン制
個別プラン制とは、各機器の診断結果から復旧作業に必要な要素を割り出す個別の料金設定です。
USBメモリ/SDカードの復旧作業の難易度は障害によって作業内容も必要な部品も違うため、状況に合わせてより正確な料金を知ることができます。
USBメモリ/SDカードの診断後に見積もりが提示されるため、見積もり以上の料金が発生することは少なく、見積もりを考慮して復旧を依頼するかを検討することが可能です。
原因を特定でき、料金を知ってから依頼を検討できるのは、他の料金よりもデメリットが少ない、おすすめの料金設定です。
データ復旧作業の料金の相場
SDカード・USBメモリのデータ復旧作業の料金相場は、数千円~数十万~数百万円かかってしまう作業もあります。
復旧料金に差が出る要因として、以下のようなものが挙げられます。
- 機器の種類
- 機器の台数
- データの保存量
- 障害の種類
- 復旧作業の難易度
- 復旧完了までの期間 など
例えば、3日で終わる復旧作業よりも1か月かかる復旧作業の方が値段がかかります。
これらの要因によって利用する設備・時間・作業内容が変化するため、料金にも大きな差が出ます。
個別の機器の料金イメージが知りたい場合には、一度データ復旧業者に相談しましょう。
症状や故障内容によって作業レベルが違う
ひとえにデータ復旧といっても「どんな症状が起きているのか?」や「どこが故障しているのか?」によって必要な作業は異なります。
USBメモリの部品破損が起こっている場合、専門の設備と技術が必要なので、プロのデータ復旧業者の中でも対応できるところは限られてきます。
また、機器によっても対応できる業者が異なり、SSDやSDカード、レコーダーなどはUSBメモリやパソコンに比べても受け付けてくれる業者が少ないです。
データ復旧・復元サービスを利用時の3つの注意点
データ復旧・復元サービスが必要な状況では焦りがちですが、サービス利用前に以下の3つの点に気を付けましょう。
1. SDカード/USBメモリを繰り返し抜き差ししない
USBメモリを繰り返し抜き差しすることは、メモリに負荷をかけてしまうことになります。
データが取り戻せなくなる可能性があるため、メモリの抜き差しをむやみに繰り返さないようにしましょう。
2. 市販の復元ソフトを信用しない
復元ソフトを使用してしまうと、障害が発生している機器へさらに負荷を加えることになります。
上手く扱うことができなかった場合、データを復元できないだけでなく、障害をさらに悪化させてしまうことがあります。
場合によっては、データを完全に失ってしまうこともあります。
症状がくわしく判明していないうちに、市販のソフトを使用することはおすすめしません。
3. 技術力と実績のある業者を選ぼう
データ復旧・復元は最初が肝心で、原因や症状を診断するための技術力も必要となります。
いくら値段が安くても、復旧に失敗してしまうと時間も費用も無駄になってしまう上、そのあとの復旧が難しくなってしまう場合があります。
業者によって技術力には違いがあるため、実績を明記した信頼できる業者を選ぶことがとても大切です。
また、量販店のデータ復旧サービスはあまりお勧めできません。
実際の復旧を行うのは量販店と提携しているデータ復旧業者である可能性が高く、業者を自分で選ぶことができないので技術力をチェックすることができません。
持込みできる店舗が多く利便性は高いものの、もし復旧できなかった場合も作業の詳細などを確認することが難しくなってしまうので、初めからデータ復旧の専門業者に相談したほうがスムーズです。
SDカード/USBメモリのデータが確認できない原因
データが消えた、確認できないときは、場合によってはデータが読み込めなくなっただけ、また一度削除手順を行ったとしても消えていない(表示されなくなっただけ)可能性もあります。
原因によっては復旧できる可能性も高くなり、原因は大きく2つあります。
論理障害
論理障害とは、ファイルシステムの破損、誤作動によるフォルダやファイルの削除、強制的な電源切り替えや再起動によって、保存しているデータにエラーが発生していることを言います。
以下に当てはまる場合は「論理障害」の可能性が高いでしょう。
- 怪しいファイルをダウンロードした(ウイルスの侵入)
- USBメモリの正しくない取り出し
- 強制終了や再起動を複数回繰り返した
マクリン
「軽度の論理障害」が原因でUSBメモリのデータが消えた場合は自力で復元できる可能性があります。
しかし、注意点を守らずに手順を進めてしまうと、データが消えてしまったまま復元できない可能性もあります。
そういったリスクを考えると、確実にデータを復元したい方やデータを見る必要がある方は「データ復旧業者」に依頼することをおすすめします。
物理障害
物理障害とは、USBメモリが「物理的衝撃」「落雷によるショート」「経年劣化」によって、物理的な破損が起き、正常に起動しない状態を指します。
「物理障害」が起きた場合は、個人で対応することが不可能に近いため「データ復旧業者」に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、USBメモリ/SDカードが故障したときにおすすめのデータ復旧業者を紹介しました。
データが破損した際に対処方法を間違えると、二度とデータが返ってこないこともあるので、慎重に対応しなければなりません。
今回紹介した「デジタルデータリカバリー」などの業者などは「無料相談」も受け付けているのでチェックしてみてください。
USBメモリの復元・復旧方法|おすすめのUSBメモリデータ復旧業者
SDカードのデータを復元するには?原因や復旧方法を解説します