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「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示され、大切なデータやファイルにアクセスできず、困った経験はありませんか?
エラーメッセージが表示され、大切なデータにアクセスすることができなくなっても、適切な対応をとることができれば元通りにデータを使用できる可能性は十分にあります。
ただし、フォーマットや再起動をするなど、誤った操作を行うと最悪の場合2度とデータを復元できなくなってしまう恐れがあるため注意しましょう。
この記事では、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の原因や注意点、対処方法を紹介していきます。
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「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示されるエラー
USBメモリや外付けHDDなどの記録媒体を開こうとすると「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」というメッセージが突然出てきてデータにアクセスできないことがあります。
このエラーメッセージは、ファイルシステムに問題が発生しドライブが開けなくなっていることを表すものであり、データが破損しているわけではありません。
- ファイルシステム:WindowsなどのOSがファイルを管理し、データにアクセスできるようにするシステム
エラーチェックやチェックディスクにより解消できるケースもありますが、個人対処が不可能なHDDの障害が原因であることが多いため、誤った操作をすると状態が悪化しデータを失う可能性があります。
大切なデータを確実に取り出したい方は、個人で作業する前に一度データ復旧業者に相談してみましょう。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される原因
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される原因は主に以下の6つです。
磁気ヘッド障害
磁気ヘッド(HDDにデータを読み書きする部品)に物理的な障害が発生していることで異常が発生している可能性があります。
磁気ヘッド障害によくある症状は以下の通りです。
- HDDからカチカチ、カタカタなどの異音がする
- HDDが焦げ臭い、異常に熱い、煙が出ている
- 「ハードディスクの問題が検出されました」「フォーマットする必要があります」などのエラーが表示される
磁気ヘッド障害が発生した場合、物理障害にあたるため、自力での対処は不可能に近いため、症状を悪化させないためにも早めにデータ復旧業者に依頼しましょう。
ファイルシステムの破損
ファイルシステムとはデータにアクセスできるようにするシステムのことで、主に内部データの位置情報を管理しています。
ファイルシステムが破損していると、どこに何のデータが入っていたかHDD内のデータを判別できないため、エラーメッセージが表示されます。
この場合ファイルシステムを修復する必要がありますが、修復する際に一部のデータが消える可能性が高いため、事前にバックアップを取っておきましょう。
不良セクタ
HDDのデータはセクタと呼ばれる最小単位で構成され、HDD上で正常に読み取れなくなったセクタのことを「不良セクタ」といいます。
不良セクタは工場出荷時から存在しますが、大量に発生するとデータの読み書きができなくなるといったトラブルが頻発するようになります。
また、大量の不良セクタを放置し続けるとHDDが故障しデータを完全に失う可能性があるため注意しましょう。
ウイルス感染
ウイルス感染によってシステムが破壊され、エラーメッセージが表示されるケースもあります。
ウイルスには以下のような原因で感染します。
- 不正サイトの閲覧
- 不正アプリのダウンロード
- 攻撃者からのファイルの開封
自身のパソコンがウイルス感染していると感じた場合、インターネット接続を断ち、ウイルスソフトでの駆除を行いましょう。
また、流出した情報の把握や2次被害の拡大を防ぎたい方は個人の作業だけでなく、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
HDDのデータ容量不足
HDDのデータ容量が不足していることで、エラーメッセージが表示されている可能性があります。
容量が不足するとトラブルが発生しやすくなるため、不要なデータはこまめに削除して空き容量を確保するようにしましょう。
HDDが正常に取り外せていない
「安全な取り外し」コマンドを実行せずにHDDを取り外すと、データが破損し、エラーメッセージが表示されることがあります。
データが破損した場合、個人での対処をすると障害が悪化する恐れがあるため、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
【※】物理障害が発生しているときは自力で対処することはできない
物理障害が発生しているときは自力で対処することはできません。
むやみに操作すると状態が悪化する恐れもあるため、物理障害や重度障害に対応しているデータ復旧業者に相談しましょう。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の注意点
ここで、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の注意点を紹介します。
通電、再起動を繰り返さない
パソコンに何らかの不具合がある状態で通電や再起動を繰り返すと、故障部分の症状悪化や新しい障害の発生、データの上書きなどが起こり復旧の難易度が上がってしまう恐れがあります。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合は、なるべくそのままの状態でデータ復旧業者に依頼しましょう。
フォーマットは控える
フォーマットをするとパソコンが初期化され、エラーを解消できる可能性がありますが、保存されているデータはすべて消えてしまうため注意が必要です。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合は、自力での対処は控え、データ復旧業者に依頼するようにしましょう。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の対処方法8選
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の対処方法は以下の通りです。
エラーチェックを実行する
エラーチェックとは、ファイルシステムやHDDのエラーを検知、修復する機能です。
エラーチェックの方法は以下の通りです。
ただし、エラーチェックはデータを一通りスキャンする際に機器に大きな負荷をかけるため、障害の悪化を防ぐためにも繰り返し実行することは控えましょう。
Chkdskで修復する
CHKDSK(チェックディスク)は、Windowsに標準搭載されているツールで、ハードディスクやSSDなどのストレージデバイスの論理エラーを検出して修復する機能です。
CHKDSKで修復する手順は以下の通りです。
CHKDSKが終わらない場合は重度の障害が起きている可能性があるため、機器内のデータを確実に取り出したい方は、障害が悪化する前にデータ復旧業者に依頼しましょう。
SFCコマンドの実行
SFC(System File Checker:システムファイルチェッカー)は、Windowsに標準搭載されているコマンドの一つで、システムファイルの整合性をチェックし、破損しているファイルを修復することができます。
これにより、システムファイルのチェックが始まり、問題が見つかれば修正されます。
ディスクユーティリティの使用(Macの場合)
Macの場合も、同様にディスクのエラーを修復するツールがあります。ディスクユーティリティを使って、ディスクやボリュームのエラーを修復しましょう。
ディスクの再フォーマット
ディスクのエラーを解消するために、ディスクを再フォーマットする方法もあります。
ただし、実行するとデータが消えてしまうため、事前にデータのバックアップを取っておくことが重要です。
S.M.A.R.T.で不良セクタを確認する
ディスクの状態を確認するために、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology)を使用することも有効です。不良セクタを確認することで、ディスクの健康状態を把握できます。
上記のような症状があり、重要なデータを安全に取り出したい場合には、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
データ復元ソフトを使う
復元ソフトとは、軽度の論理障害で消えたデータを復元できるソフトで、インターネットから簡単にダウンロードすることができます。
ただし、使用するソフトごとに操作手順は異なるため、中には誤操作によりデータを上書きしたり、完全に削除してしまうなど、状態を悪化させてしまったケースがあります。
またそれだけでなく、重度の論理障害や物理障害には対応できなかったり、ソフトの使用による負荷で機器の障害を悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。
確実にデータを取り出したい場合は、まずは専門のデータ復旧業者に相談・依頼するようにしましょう。
データ復旧業者に依頼する
データ復旧業者とは、HDD/SSDやSDカードなど、障害が発生した記憶媒体からのデータ復旧を専門としている業者です。
メーカーや修理業者に依頼すると、機器内のデータは全て消えてしまいますが、データ復旧業者であれば高確率でデータを取り出すことができます。
また、標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復旧が可能な場合もあるため、復旧業者への依頼は最もおすすめできる方法です。
診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせてみましょう。
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おすすめのデータ復旧業者
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
今回紹介するおすすめの業者はデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
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相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」と表示される場合の原因や注意点、対処方法からおすすめのデータ復旧業者まで紹介しました。
エラーメッセージが表示され、大切なデータにアクセスすることができなくなっても、適切な対応をとることができれば元通りにデータを使用できる可能性は十分にあります。
しかし、フォーマットや再起動をするなど、誤った対処をすると最悪の場合データが完全に消えてしまう恐れがあるため注意が必要です。
確実にデータを復旧したい方は専門のデータ復旧業者に相談・依頼しましょう。