パソコンが突然再起動を繰り返してしまい、どうしていいか分からなくなってしまった経験はありませんか?
パソコンのエラーでデータにアクセスできなくても、適切な対応ができればデータを取り出せる可能性は十分あります。
しかし、通電や過度な強制終了など誤った操作を行うと、最悪の場合2度とデータを復元できなくなる恐れがあります。
この記事では、パソコンが再起動を繰り返す場合の原因と注意点、対処方法を紹介していきます。
確実にデータを復旧したい方のために、おすすめのデータ復旧業者も紹介しているので、是非参考にしてください。
タップできるもくじ
パソコンの再起動とシャットダウンの違いとは
パソコンの再起動とシャットダウンは一見同じように見えますが、実際は下記のように異なる機能です。
- シャットダウン:ソフトウェア(OSなど)と同時にハードウェア(パソコン本体)も終了させる
- 再起動:ソフトウェア(OSなど)のみを終了し再び起動させる(ハードウェアの電源はONのまま)
基本的にパソコンは、電源のON/OFFやソフトウェアの起動/終了時にログ情報の書き込みといった処理を行います。
この処理が多いほどコンピューターやHDDに大きな負荷がかかるため、パソコンにシステムトラブルが起きた場合はシャットダウンではなく再起動を行いましょう。
ただ、再起動であっても複数回繰り返すと負荷がかかる動作です。
再起動を繰り返している場合には早急に電源を切って、復旧率が高いデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
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パソコンの再起動のトラブル例
ここでは、パソコンが再起動を繰り返すときのトラブル例を紹介します。
トラブルに対して対処を誤ると、データが取り出せなくなる・機器が故障するなど、取り返しがつかなくなる可能性があります。
パソコンの再起動のトラブル例は以下の通りです。
また、パソコンのデータ復旧についての詳細は以下の記事でも紹介しているので、是非参考にしてください。
何度も再起動が繰り返される
再起動が終了後に何度も繰り返されたり、何度も「再起動してください」というメッセージが表示され、パソコンの操作ができないトラブルがあります。
この場合、ソフトウェアやハードディスクに何らかの不具合が起きているため、直ちに通電をやめ原因の特定を行いましょう。
原因を正確に特定するためにも、復旧率の高いデータ復旧業者に診断を依頼することをおすすめします。
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勝手に再起動が行われる
パソコンの操作中に勝手に再起動が始まってしまうトラブルで、よくあるのはWindows updateが実行されたことに気づかず作業を続けているケースです。
Windows Update後に再起動を行う日時は下記の手順であらかじめ設定できます。
また、作業中に再起動が勝手に行われ作業中のデータ消えてしまった場合は、ソフトウェアの自動復元機能の使用やデータ復旧業者への依頼を検討しましょう。
再起動が終わらない
通常であれば長くとも5分程度で完了する再起動が終わらないトラブルです。
この場合、OSやBIOSなどのパソコンの起動に関わるシステムやHDDに問題が発生している可能性があります。
また、起動の途中で強制終了するとHDDに負荷がかかってしまうため、どうしても終わらない場合のみ強制終了しましょう。
再起動後にUSB機器が認識されない
パソコンの再起動後にマウスなどのUSB接続された機器が認識されなくなるトラブルも多く発生しています。
複数の原因が考えられますが、高速スタートアップが設定されていると発生しやすくなるため、設定が不要な場合は下記の手順(Windows 10/11の場合)で止めるようにしてください。
高速スタートアップはパソコンの起動を速くする機能ですが、動作の不具合の原因になる場合も多いため、外しておくことをおすすめします。
パソコンが再起動を繰り返す原因
パソコンが再起動を繰り返す原因は、パソコン・内蔵HDD/SSD・周辺機器のどこに問題があるかによって対処方法が異なります。
パソコンが再起動を繰り返す原因は以下の7つです。
また、どの原因でも一番確実に復旧できるのは、データ復旧業者に依頼する方法です。
より復旧率の高いデータ復旧業者の選び方は以下の記事でも紹介しているので、是非参考にしてください。
【2024年】データ復旧業者のおすすめ5選!技術力・料金・評判を徹底比較システムの破損
何らかの原因でパソコンのシステムが破損したことが原因で、再起動が繰り返される状態です。
Windowsにはシステムに破損があると自動修復をおこなう機能がついており、2回再起動に失敗すると、3回目の起動時に自動修復を行います。
ただし、この機能で修復できるのは軽い症状のみであるため、3回以上再起動を繰り返す場合は電源を切りデータの要不要に応じて専門業者に依頼しましょう。
ハードウェアの破損
パソコンの再起動が繰り返される場合、HDDやメモリ、電源ユニットなどのハードウェアが損傷している可能性があります。
下記の症状がないか確認してみましょう。
- HDDからカチカチ、カタカタなどの異音がする
- 焦げ臭い、異常に熱い、煙が出ている
- 電源コードが折れ曲がっている、断線している
HDDに物理的な障害が発生している場合、自力での対処は不可能に近く、そのまま通電し続けると機器に深刻な障害が生じる可能性があります。
パソコンに保存されたデータを確実に取り出したい方は、不用意な操作は控え、データ復旧業者に依頼しましょう。
パソコン内部の温度が異常に熱い
パソコンは精密機械で高温にも低温にも弱い製品で、排熱口の汚れやCPUへの負担が多いと熱暴走が起き、動作に支障が生じます。
本体を触ってみていつもより熱さを感じるようであれば一度電源を切って排熱部を掃除し、時間を置いてから起動してみましょう。
ウイルス感染
ウイルス感染によってシステムが破壊され、パソコンが再起動を繰り返すケースもあります。
ウイルスには以下のような原因で感染します。
- 不正サイトの閲覧
- 不正アプリのダウンロード
- 攻撃者からのファイルの開封
自身の端末がウイルス感染していると感じた場合、インターネット接続を断ち、ウイルスソフトでの駆除を行いましょう。
また、流出した情報の把握や2次被害の拡大を防ぎたい方は個人の作業だけでなく、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
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自動更新が行われている
作業中にいきなり再起動が始まってしまう場合は、Windowsの自動更新の設定がONになっている可能性があります。
アップデートは夜間やパソコンを使用していない時間帯で行われますが、アップデートの内容次第ですぐに更新や再起動をしてしまうケースがあります。
通常は少し時間がかかっても問題なく再起動されますが、正常に起動できない場合はシステムの破損など、何らかの障害が発生しているため注意しましょう。
CPUやメモリのスペック不足
パソコンのCPUやメモリのスペックが不足していると、アップデート後などの再起動が終わらないことがあります。
通常の再起動でも数十分と時間がかかる場合は、OSのバージョンの推奨環境と使用しているパソコンのスペックがかけ離れていないか確認してみましょう。
不良セクタの増加
セクタとは、データを記録する箇所の最小単位を意味し、データの読み書きができなくなったセクタを不良セクタと言います。
この不良セクタが多くなりすぎるとHDDに障害が生まれ、再起動時にトラブルが起きることがあります。
HDDの障害を個人で対処することは不可能に近いため、パソコン内のデータを取り出したい方はデータ復旧業者への依頼を検討しましょう。
パソコンが再起動を繰り返す場合の注意点
ここでは、パソコンが再起動を繰り返す場合の注意点を紹介します。
ここで紹介する注意点を行ってしまうと、機器の状態が悪化してデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。
パソコンが再起動を繰り返時は、以下の注意点に注意してください。
通電・接続を繰り返し行わない
パソコンに何らかの不具合がある状態で通電や他の機器への接続を繰り返すと、故障部分の症状悪化や新しい障害の発生、データの上書きなどが起こり復旧の難易度が上がってしまう恐れがあります。
パソコンの再起動にトラブルが起きている場合は、なるべくそのままの状態でデータ復旧業者に依頼しましょう。
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過度な強制終了はしない
再起動の途中で強制終了するとシステムやHDDなどに大きな負荷がかかってしまいます。
そのため、しばらく待ってからどうしても終わらない場合に限り強制終了しましょう。
OSの再インスト―ルはすぐに行わない
OSの再インストールをすることで、様々な不具合を解消できることがありますが、起動ドライブ内のデータは全て消えてしまいます。
また、再インストール作業のなかで操作を間違えると、パソコン内の全てのデータが消えてしまう可能性もあるため、不安な方はデータ復旧業者に相談するようにしましょう。
パソコンが再起動を繰り返す場合の対処方法
パソコンが再起動を繰り返す場合の対処方法は以下の通りです。
セーフモードで起動してみる
パソコンが再起動を繰り返す場合、セーフモードで起動での起動を試してみましょう。
セーフモードとは、必要最小限のソフトウェアでパソコンを起動するモードで、トラブルを解決するための診断を行うことができます。
Windowsのパソコンをセーフモードで起動する手順は以下の通りです。
セーフモードでも起動しない場合、メモリやマザーボードなどのハードウェア部分に障害が生じている可能性があるため、その場合はデータ復旧業者に相談しましょう。
システムの復元
システムの不具合(OSの不具合、データ破損など)が原因で再起動を繰り返す場合、システムを不具合が起きる前の状態に復元することで解消される可能性があります。
システムの復元を行う手順は以下の通りです。
ただしこの機能は、あらかじめ復元するポイントを作成していた場合に限り使用可能で、また復元ポイントの作成以降に作業したデータは失われてしまう恐れがあるため注意しましょう。
熱暴走の解消
パソコンの長時間の使用や複雑な処理・計算など、大きな負荷がかかる作業を行うと、本体内部に熱がこもり熱暴走が発生します。
熱暴走が起きると再起動を繰り返す以外にパソコンのフリーズやブルースクリーンの発生、最悪の場合はハードウェアの破損が起こります。
熱暴走の解消には、以下のような手段が有効です。
- パソコンをシャットダウンし、電源ケーブルを外して10分ほど放電する
- 負荷の原因を特定し終了する
- 吸気口や排気口、ファン周辺のホコリやゴミを清掃する
- パソコンの動作しやすい室温に設定(10℃~35℃)
ただし、パソコン本体を急激に冷やすと温度が下がる際に機器内に結露が発生する恐れがあるため、保冷材などで冷やすのは控え、電源を落として自然に温度が下がるのを待ちましょう。
ウイルスチェック
ウイルスに感染したことでパソコンのシステムに不具合が生じ、再起動が繰り返される場合があります。
見慣れない警告や不審なポップアップが頻繁に表示される場合はウイルススキャンを実行し、感染していた場合はウイルス対策ソフトでウイルスを駆除しましょう。
自動更新の停止
Windowsの自動更新をオフにすることで、予期しない再起動を防ぐことができます。
自動更新をオフにする手順は以下の通りです。
再起動後にパソコンが正常に起動しない場合、システムの破損やHDDの故障など何らかの障害が発生しているため注意しましょう。
不要なレジストリの削除
レジストリとは、Windowsのシステムやユーザー情報、ソフトウェアの設定に関する情報が記録されているデータベースのことです。
不要なレジストリを削除することでパソコンへの負担が軽減され、エラーが解消されることがあります。
不要なレジストリを削除する手順は以下の通りです。
注意点として、誤って重要なデータも削除するとパソコンが起動しなくなるなどのトラブルになるため、レジストリを削除する場合は必ずバックアップを取りましょう。
ディスククリーンアップを行う
ディスククリーンアップとは、パソコン内部の不要なデータを削除することです。
ディスククリーンアップを行うと、パソコンの処理の負担が軽くなり、再起動のエラーが解消される場合があります。
ディスククリーンアップの手順は以下の通りです。
ただし、レジストリの場合と同様に重要なデータを誤削除すると新しい障害が発生する恐れがあるため、個人の作業に不安がある方はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
データ復旧業者の選び方は以下の記事でも紹介しているので、是非参考にしてください。
機器修理業者に依頼する
機器修理業者に依頼することで、パソコン本体の動作を復旧することができます。
今ある機器を継続して使いたい方や、バックアップデータを持っている方は、機器修理業者への依頼がおすすめです。
ただし、機器の修理を行うとパソコンに保存されているデータは全て消えてしまうため、機器内のデータが必要な方は下記で紹介するデータ復旧業者に依頼しましょう。
データ復旧業者に依頼する
データ復旧業者とは、HDD/SSDやSDカードなど、障害が発生した記憶媒体からのデータ復旧を専門としている業者です。
メーカーや修理業者に依頼すると、機器内のデータは全て消えてしまいますが、データ復旧業者であれば高確率でデータを取り出すことができます。
また、標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復旧が可能な場合もあるため、復旧業者への依頼は最もおすすめできる方法です。
診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせてみましょう。
マクリン
おすすめのデータ復旧業者
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
今回紹介するおすすめの業者はデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
パソコンが再起動を繰り返す場合の原因や注意点、対処方法からおすすめのデータ復旧業者まで紹介しました。
パソコンが再起動を繰り返し、大切なデータにアクセスできなくなっても、適切な対処ができれば元通りにデータを使用できる可能性は十分あります。
しかし、通電や過度な強制終了など誤った操作をすると最悪の場合データが完全に消えてしまう恐れがあるため注意が必要です。
確実にデータを復旧したい方は専門のデータ復旧業者に相談・依頼しましょう。