家でも外でもタブレットPCが大活躍のマクリン( @Maku_ring)です。
ノートPCの中でタブレットとしても使える2in1ノートPCは、柔軟なワークスタイルが求められる現代に最適のモデル。
性能は高くないものの、高品質かつ小学生でも安心して使える2in1 PCが、Microsoftの「Surface Go 3」です。
外装には軽くて丈夫なマグネシウム合金を採用し、CPU性能は高くないものの、わずか500g台の軽量かつコンパクトなタブレットPCに仕上がっています。
視認性の高いディスプレイを搭載する上、タッチペンにも対応し、オフィス・イラスト用途なら充分使いやすいモデルです。
そんなわけで本記事は「Surface Go 3をレビュー!割り切り仕様ながら丁寧に造られた10.5インチ2in1ノートPC」について書いていきます。
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Surface Go 3のスペック
Microsoft社の「Surface Go 3」は、10.5インチの2in1・タブレットノートPCです。
製品名 | Microsoft「Surface Go 3」 |
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y(1.6GHz)/ Core i3 10100Y(1.3GHz) |
GPU | Intel UHD Graphics 615 |
液晶 | 10.5インチ(光沢) |
解像度 | 220 PPI(1920 x 1280) |
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | 64GB(eMMC)/ 128GB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB-C(Power Delivery・DisplayPort Alt Mode)/Surface Connectポート/ヘッドホンジャック/MicroSDカードリーダー |
バッテリー | 約11時間 |
質量 | 約544g |
別売りではあるものの、オフィス・イラスト作業をするなら、Surface Go Type CoverとSurface ペンは必須レベルの付属品なので、本体と同時購入をおすすめします。
シーンに応じて、タブレットやノートPCスタイルに変形できるのが強みです。
「Office Home & Business 2021」が標準で付属していますので、Word・Excel・PowerPointなどが使用可能です。
なお、デフォルトではWindows Sモードであるため、Microsoft Storeで提供されている安全なアプリしか使えません。
お子様が使うには安心ですが、不便な場合はMicrosoft Storeから解除しましょう。
外観
外装はマグネシウム合金で高品質・高強度で、カラーは上品で清潔感あるプラチナのみ。
同社の中でアルミニウム合金のモデルもありますが、Surface Pro 8も採用するマグネシウムのほうが、高剛性で素材的には優秀です。
背面にはKickstandを内蔵しています。
直角に近いところからフラットに迫る角度まで、無段階でなめらかに調整できます。
サイズ・重量
サイズは245 x 175 mmとB5レベルで、iPad mini 6よりひと回り大きいくらいのサイズ感です。
厚みはわずか8.3mmで、タブレットに迫る薄型設計となっています。
重さはタブレット単体で約535g、タイプカバーをふくめると約777gと、モバイルノートPCでもトップクラスの軽量設計です。
付属のACアダプターは約143gと軽く、ポート形状もSurface専用の仕様であるものの、本体充電用にPD対応USB-Cもそなえています。
他社の30W以上のPD対応USB-C充電器やモバイルバッテリーを組み合わせれば、USB-Cからも本体充電可能です。
ディスプレイ・スピーカー
Surface Go 3のディスプレイ解像度は1920 x 1280ドットで、フルHDより縦にやや大きく、オフィス作業やWebページ閲覧に使いやすいアスペクト比(3:2)です。
色域がそれなりに広くてくっきりしているものの、光沢液晶で映り込みは少々あるので、気になるときは低反射タイプの液晶保護フィルムをおすすめします。
前述のとおり、タイプカバーを外すことでタブレットとしても使用できます。
Kickstandを引き出すと自立するので、動画視聴にも最適です。
タッチ対応だけでなくペン入力にも対応し、Surfaceペンを使えば4096段階の筆圧感知もサポートするので、ラフスケッチやメモ書きは余裕です。
上枠には約500万画素のHDビデオ対応カメラ、背面には約800万画素のオートフォーカス付きカメラ(HDビデオ対応)を搭載しています。
ディスプレイの両脇にデュアルスピーカーを搭載し、サウンドはややのっぺりしているものの、高音の抜けはしっかりありました。
キーボード
キーボード(Surface Go Type Cover)の打鍵感は少し固めで、タイプ時にややたわみます。
Alcantara素材は手触りが心地よく、熱も伝わりにくくて使いやすいです。
キーピッチはやや狭いものの、タイプしづらさは特に感じませんでした。
タッチパッドの横幅は約10cmと一般的ですが、クリック感は固めです。
インターフェース
Surface Go 3のインターフェースは少なめです。
右側面にはSurface Connect ポート、PD対応USB-C、ヘッドフォンジャックがあります。
Kickstandの裏にはmicroSDカードリーダーがあります。
Surface Go 3のSSD・CPU・ベンチマーク
Surface Go 3のストレージは、ベースモデルが64GBのeMMC、ミドルグレード以上は128GBのSSD(PCIe)を採用しています。
- HDD(Hard Disk Drive) ディスク型の記録デバイス
- eMMC(embedded MultiMediaCard) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の小型版
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」で読み込み/書き込み速度を測定したところ、PCIeでは速くないものの、充分な数値を示していました。
CPU性能を測るCINEBENCH R20の結果(Pentium Gold 6500Y)は317であり、Celeron N4000よりやや上ではあるものの、Core i3の半分程度で高い性能とはいえません。
Web閲覧やショッピング、オフィスソフトなど一般・ビジネス用途であれば、問題なくこなせます。
内蔵GPUはUHD Graphics 615であり、ゲーム用途に期待するモデルではありません。
性能は控えめなものの、高品質かつ必要十分なタブレットPCに仕上がっています。
Surface Go 3レビューまとめ
本記事は「Surface Go 3をレビュー!割り切り仕様ながら丁寧に造られた10.5インチ2in1ノートPC」について書きました。
Surface Go 3は、Surfaceシリーズの末っ子ながら、10.5インチでB5サイズかつ約500gの軽量設計、マグネシウムボディで高い品質をそなえています。
CPU性能は正直高くないものの、イラストや動画視聴でも使いやすく、サブにおすすめのタブレットPCです。
ただし、Office Home & Business 2021同梱で価格も65,000円からなど、手頃でない点は注意ください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。