評価:4
どうも、TVをプロジェクターで代用しているマクリン( @Maku_ring)です。
我が家では液晶テレビがない代わり、popIn Aladdinでテレビ番組を投影しています。
迫力ある大画面で投影でき、それなりに満足していますが、かねてより気になる点が2つありました。
それが明るさ(500ANSIルーメン)とスピーカー(6W出力)。
そんな僕の声が届いたのか、双方をパワーアップした新機種「popIn Aladdin 2」が登場することとなりました。
シーリングライトの側面でも大幅な改善が見られ、まさに三方良しの製品に仕上がっています。
専用スマートリモコン「Aladdin Remoless」と公式推奨TVチューナー「Xit AirBox」を組み合わせれば、音声操作機能とテレビ機能が備わり、さらに使いやすくなります。
結論から申し上げると、デビュー機としてはもちろん、先代を持っている人でも買い換えるべき製品です。
そんなわけで本記事は「【popIn Aladdin 2レビュー】フルHD対応かつデュアルスピーカーでパワーアップしたスマートプロジェクター」について書いていきます。
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popIn Aladdin 2(ポップインアラジン2)の外観とSEとの違い
popIn株式会社の「popIn Aladdin 2」は、LEDライト・プロジェクター・スピーカー機能を搭載するスマートプロジェクターです。
popIn「popIn Aladdin 2」 | |
本体サイズ | 直径476 x 高さ145mm |
重量 | 約4.9kg |
解像度 | 1920 x 1080(フルHD) |
投影サイズ | 最大120インチ |
明るさ | 700ANSIルーメン |
スピーカー出力 | 8W x 2 |
ワイヤレス | Bluetooth・Wi-Fi・Miracast・AirPlay |
サイズは直径476 x 高さ145mmとそこそこの大きさです。
「popIn Aladdin SE」とくらべ、高さが20mmほどスリムになっています。
製品名 | popIn Aladdin SE | popIn Aladdin 2 |
サイズ | 直径476 x 高さ169mm | 直径476 x 高さ145mm |
解像度 | 1920 x 1080(フルHD) | 1920 x 1080(フルHD) |
明るさ | 500ANSIルーメン | 700ANSIルーメン |
投影距離 | 2.82m = 100インチ | 1.56m = 100インチ |
上下可動域 | 0〜18° | 0〜32° |
スピーカー | 3W + 3W | 8W + 8W(Harman Kardon製) |
LEDの調光・調色 | 36通り | 10,000通り |
解像度が両方ともフルHDであるものの、明るさは500ANSIルーメンから700ANSIルーメンと明るくなっています。
後述しますがLEDライトとしてもかなり進化。
それから大きな変更点がスピーカーで、Harman Kardon製スピーカーを2機搭載し、その出力も6W 16Wへとパワーアップしています。
また、地味にありがたい変更が可動域で「0〜18°」から「0〜32°」へと広がっています。
我が家も梁がなかなかせり出している環境であり、SEだと本体を目いっぱい傾けてなんとか、という状況でしたが、もう少し余裕をもって傾けられるということです。
同梱品はシェード、引掛シーリング用専用アダプター、リモコンならびに単4アルカリ乾電池 x 2です。
使いやすいと評判の専用リモコンは、シリーズ共通のものを踏襲しています。
引掛シーリングなら角型・丸型・引掛埋込ローゼットいずれのタイプでも取り付けできます。
取り付け時は、アダプターの爪が両脇からしっかり出ていることを確認してください(でないと外れることも……)。
壁面にそのまま投影できない場合はプロジェクタースクリーンを併用することをおすすめします。
16W出力のデュアルスピーカーに進化
popIn Aladdin 2は、スピーカーとしてもパワフルに生まれ変わっています。
2機搭載のデュアルスピーカーかつ16W(8W x 2)に出力もアップしています。
利用方法も簡単で、電源ボタンを押してメニューから「Bluetoothスピーカー」を選び、スマホやPCとBluetooth接続するのみです。
臨場感のある迫力サウンドを奏でられ、スピーカー専用機ともはや遜色ない印象を受けました。
10,000通りの調光・調色が可能
popIn Aladdin 2はLEDライトとしても素晴らしく、SEとくらべてもLED数が明らかに増えていることがわかります。
popIn Aladdin SEでは、ライトの明るさと色合いを各6段階ずつ、計36通りしか調整できません。
popIn Aladdin 2では調光・調色が無段階でなめらかに100段階ずつ、合計でなんと10,000通りもの調整パターンに対応しているのです。
また、細かく合わせるのが面倒くさい人向けに「昼光色・電球色・昼白色・常夜灯」の4パターンがプリセットされているので、実用性も高いです。
プロジェクター機能もビジネスレベル
popIn Aladdin 2はプロジェクターの基本性能も高く、明るさは700ANSIルーメン、解像度はフルHD(1920×1080)であり、ビジネス用途でも実用レベルです。
フルHDにアップした恩恵で、細かい文字でもつぶれず鮮明に観れるようになりました。
手動の台形補正が付き、斜めからの投影でもきれいな長方形に合わせることができます。
上下方向の調整ももちろんでき、自分の目線にぴったり持っていくことが可能です。
またpopIn Aladdin 2では、画質がかなり細かく調整できるようになりました。
有線接続には対応していませんが、PC・スマホ・タブレットの画面をスクリーンにそのまま投影できるミラーリング機能を備えています。
popIn Aladdin 2のテレビ視聴・番組録画機能
popIn Aladdinの特筆すべき点といえば、テレビ・録画番組が観れること。
popIn Aladdin 2でもその機能はもちろん健在で「テレビ」というアプリで視聴できます。
公式推奨TVチューナーの「Xit AirBox」を組み合わせれば、テレビ機能がすぐに備わるので、ぜひ一緒に購入することをおすすめします。
フルHD対応の恩恵で、本当におおげさでなく据え置きテレビで観ているのと同じレベルでの鑑賞ができちゃいます。
映像美も素晴らしく、水面のゆらぎや緑の微妙な色のちがいも表現でき、再生ボタンを押せばそこはさながらシアタールームです。
番組表などのUIも分かりやすく、以前のテレビアプリ「つながるTV」よりも格段に直感的で使いやすくなっています。
公式チューナーの背面にUSBポートが付き、こちらに外付けHDDをつなげれば録画機能も付きます。
録画したい番組を選んで「予約する」を選べばそのまま録画でき、視聴しながら別番組を録画できる「裏番組録画」にも対応しているすぐれものです。
popIn Aladdin 2のアプリ機能
popIn Aladdin 2もAndroid OSを搭載し、多くのエンタメアプリを堪能することができます。
popIn Aladdin向けにチューニングされたアプリのみ収録しています。
とはいえ、Amazonプライム・YouTube・Hulu・Abema TV・DAZN・Netflix・Spotify・radikoなど、メジャーどころはきっちりカバーしています。
これだけ入っていれば、一人で楽しめるだけでなく、誰かが遊びに来たときも一緒に時間を過ごせるので、かなり重宝します。
動画アプリ以外にも豊富なアプリがあり、例えば美風景アプリでは窓から覗くさまざまな風景を投影することができ、気分転換にもなります。
Aladdin Remolessによる音声操作機能
個人的にかなりうれしい追加機能が、スマートリモコン「Aladdin Remoless」との組み合わせによる音声操作機能です。
要は「Amazon AlexaやGoogle Homeのポップインアラジン版」なのですが、リモコンがどこかに紛れ、何度も困った経験をしている我が家にとっては大助かり。
「リモレス、して」と呼びかけるだけで、天面のLEDが点灯し、本体やLEDライト、エアコンのオンオフが可能となります。
音声操作自体はややタイムラグがあるものの充分実用的で、かなり快適に使えています。
プロジェクターをオン
プロジェクターをオフ
LEDライトをオンオフ
エアコンをオンオフ
popIn Aladdin 2はシーリングライト・スピーカー・プロジェクターの全方位でパワーアップしています。
もはや死角のないレベルに進化を遂げているといっても過言ではありません。
popIn Aladdin 2レビューまとめ
本記事は「【popIn Aladdin 2レビュー】フルHD対応かつデュアルスピーカーでパワーアップしたスマートプロジェクター」について書きました。
popIn Aladdin 2は99,800円もするプロジェクターで、決して安い買い物とはいえません。
しかし、LEDライト・スピーカー・プロジェクター・アプリプレイヤーと、実にたくさんの機能が詰め込まれ、そのどれもが満足行く完成度に仕上がっています。
我が家もpopIn Aladdinで生活に彩りが加わったので、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。