評価:4.5
どうも、M1 ProチップのMacBookユーザー、マクリン( @Maku_ring)です。
M1チップなら外部ディスプレイ1台、M1 Proなら2台、M1 Maxなら4台に接続してマルチ表示することができます。
たとえば、M1のMacでトリプルディスプレイを実現したいと思っても、本体にはHDMIポートが1つしか付いておらず、外部表示枚数の制限もあって不可能です。
したがって、HDMIでトリプルディスプレイ化するためには、それに対応するUSBハブが必要となります。
Satechiより、2つのHDMIポートかつあらゆる種類のポートをそなえる最強のUSB-Cハブ「Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMI」が登場したので紹介します。
USB-Cハブとしては超高価格帯ともいえる約2万円しますが、それも納得の高級感と機能性をもちあわせています。
4K対応のデュアルHDMIポートに最大100W入力のPD対応USB-Cポート、LANポートに3つのUSBデータポート、さらにはSD / micro SDと「足りないポートはない」といえるレベル。
これまでたくさんのUSBハブをレビューしてきましたが、これだけポート種の多いハブは本機が唯一です。
そんなわけで本記事は「Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIをレビュー!2つの4K対応HDMIポートをもつM1 Mac用ハブ」について書いていきます。
- 10-in-1のマルチアダプター
- 4K対応のHDMIを2つ搭載
- ハブではめずらしいオーディオジャック搭載
- Satechiハブでも随一の高級感
- サイズが大きい
- USB-Cは映像出力非対応
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Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1の外観
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIは、10個の端子をもつUSB-Cデバイス用ハブです。
製品名 | Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMI |
---|---|
重量 | 約178g |
サイズ | 約130 x 59 x 21mm |
カラー | スペースグレイ |
接続インターフェース | USB Type-Cコネクタ |
USB-Cポート規格 | USB-Cデータポート、USB-C Power Delivery |
USB-Aポート規格 | USB 3.0 データポート x 2 |
HDMI | 4K(60Hz)/ 4K(30Hz)出⼒対応 |
SDカード | SD / Micro SD |
イーサネット端子 | ギガビット対応 |
カラーはMacとも親和性の高いスペースグレイかつ、Satechiらしい流麗なアルミニウム仕上げです。
ロゴまわりの溝加工のおかげで、従来のSatechi製ハブよりひときわ高級感を感じます。
サイズは約130 x 59 x 21mmとハブとしてはかなりゴツめで、iPhone miniくらいの大きさがあります。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIにそなわる10個のインターフェースは以下のとおりです。
- USB-C(PD 100W)
- USB-C(データポート)
- SDカードリーダー
- Micro SDカードリーダー
- LANポート(イーサネット端子)
- USB-A(USB3.0 / データポート)x 2
- HDMI(4K / 60Hz)
- HDMI(4K / 30Hz)
- オーディオジャック
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1は10個のポートを搭載
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIは、9種類・10個ものポートを搭載しています。
2種類のUSB-Cポート搭載
側面には2種類のUSB-Cポートをそなえ、用途によって使い分けられるようになっています。
ひとつはPD対応USB-Cで最大100W入力に対応し、15WをUSBハブの駆動に使いつつ、残り85Wで接続したPCを給電するパススルー充電にも対応しています。
モバイルバッテリーをつないでワット数を確認したところ、実際に85W近くまで出ていました。
ひとつはデータポート用のUSB-Cで、映像出力には非対応なものの、外付けSSDやUSBメモリなどを接続してデータのやり取りを行えます。
データポート用ではあるものの、最低限の出力はでき、イヤホンやスマートウォッチくらいなら充電可能です。
LANポート・USB-A・SDカードスロットも搭載
近年LANポート非搭載のノートPCが多いですが、Wi-Fi電波の悪い環境もあるため、LANポートが欲しいこともあります。
その点Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIなら、イーサネット端子を搭載し、有線LAN環境で速度と安定性を重視したいときも重宝します。
その隣にはUSB 3.0(5Gbps)のUSB-Aデータポートを2つ搭載し、USBメモリを介したデータのやり取りに活躍します。
USB-Cポートに隣接してmicro SDとSDカードスロットも付き、通常の使い方はもちろん、「同時に認識させて互いにコピーし合う」といった使い方もできるのが地味に便利です。
デュアルHDMI搭載でトリプルディスプレイ化もできる
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMI最大の特徴ともいえるのが、4K対応のHDMIポートを2つそなえることです。
リフレッシュレートはそれぞれ60Hz(左)と30Hz(右)に対応しています。
PC本体を充電した状態でHDMIポートに接続すれば外部ディスプレイに出力できます。
2枚のディスプレイに外部出力してトリプルディスプレイ化するためには、SiliconMotion製ドライバ「InstantView」を本体にインストールする必要があります。
2枚のディスプレイをつないだ状態でInstantViewを起動し「Connect」すると、トリプルディスプレイが見事実現できます。
作業を効率化したい人・動画編集などクリエイティブ作業にいそしむ人にはおすすめのスタイルです。
各種ポートを余すことなく搭載し、M1 MacBookの性能を最大限引き出すなら、最適のUSB-Cハブといえるでしょう。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1はこんな人におすすめ
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIは「あらゆるポートに拡張し、トリプルディスプレイ化も実現したい人」におすすめです。
USBハブの中ではややゴツいものの、随一の高級感があり、足りないポート種は(強いていえば)DisplayPort Alt Mode対応のUSB-Cくらいです。
ケーブルタイプの純粋なUSBハブでは最高クラスの完成度。
HDMIを1つ減らしてでもケーブルを収納できたほうがよければSatechi On-The-Go マルチUSB-Cハブ、ストレージ機能が欲しいならSSDスロット付きのSatechi ハイブリッド USB-Cハブを検討するといいでしょう。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1レビューまとめ
本記事は「Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIをレビュー!2つの4K対応HDMIポートをもつM1 Mac用ハブ」について書きました。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 4K HDMIは9種類・10個と最多のポートをそなえ、トリプルディスプレイも実現できる、M1 MacにぴったりUSB-Cハブに仕上がっています。
ハブとしては超高価格帯の約2万円ですが、それも納得の高級感と機能性をもちあわせています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 10-in-1のマルチアダプター
- 4K対応のHDMIを2つ搭載
- ハブではめずらしいオーディオジャック搭載
- Satechiハブでも随一の高級感
- サイズが大きい
- USB-Cは映像出力非対応