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ほぼ全部のスマートロックを試した僕がおすすめを徹底比較する

家でも事務所でもコワーキングスペースでも、スマートロックのお世話になりマクリンまくり @Maku_ring)です。

手動錠にオートロック機能を付与し、アプリ解錠や手ぶら解錠もできるなど、スマートロックは賃貸物件の必須アイテムといっても過言ではありません。

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でも、いろんなメーカーからスマートロックが出てるから、どれを選べばいいのか迷っちゃいますよね……。

僕も実際なかなか決めきれなかったがゆえに、ほぼ全ての主要なスマートロックを試しました。

具体的には、SESAME 5SwitchBotロックSADIOT LOCKQrio Lock Q-SL2SESAME miniを使っては取っ替えてを繰り返してきました。

そこで本記事では、工事不要のスマートロックにしぼり、その選び方とおすすめ商品を紹介していきます。

先におすすめのスマートロックを知りたい場合は「おすすめのスマートロック」からチェックしてみてください。
 

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

スマートロックを選ぶポイント

スマートロックとひとえにいっても、各社さまざまな特徴を持たせています。

その中で自分の住まいに合うモデルを選ぶのが重要になってきます。

数々のスマートロックを使ってきた僕が実感した、スマートロックを選ぶポイントを3つ紹介します。

 

両面テープは用意しておこう

賃貸で使うスマートロックは、本体の台座部分を両面テープで貼り付けるタイプが多いです。

つまり、両面テープの粘着力のみでスマートロックを支える形となるため、本体が重いモデルだと、自重でだんだん外れやすくなってきます。

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なかには、テープの粘着力が甘くて、本体が外れたこともあります……。

また、付け直しすると粘着力が一気に落ちるため、スマートロックの装着位置を誤ると、そのたびに両面テープを貼り直す必要があります。

付属品の両面テープが足りなくなる、もしくは粘着力が低いことを想定し、3Mの「コマンド タブ」を用意しておくことをおすすめします。

 

ハブ付きモデルを選ぼう

スマートロックは基本的に、本体とスマホをBluetooth接続して使います。

この状態でもアプリ操作とオートロックといった、最低限の機能は使えるものの、Bluetoothの接続範囲内(約10m)でしかスマートロックを動かすことができません。

スマートロックの利便性を上げるなら、Hubハブも導入するのがおすすめです。

ハブは自宅のWi-Fiとスマートロックを連携できるアイテムで、一緒に組み合わせることで、BluetoothだけでなくWi-Fiも活用することができます。

外出先からでもスマホのキャリア回線を介してWi-Fiにアクセスできるため、スマートロックの遠隔操作や遠隔通知が可能となるのです。

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ハブ付きにすることで、家族の安否確認や閉め忘れ防止にもつながりますよ!

多彩な解錠方法に対応するモデルを選ぼう

スマートロックの解錠は、スマホのアプリ操作が基本です。

とはいえ、帰宅時の状況はさまざまで、両手がふさがっているときやスマホが取り出せないときもあります。

そういう場面でも解錠できるよう、スマートロックの解錠方法が多彩であるほど重宝します。

解錠方法の多いモデルだと、ハンズフリー解錠や音声解錠、Apple Watch解錠、NFCタグのタッチ解錠、ウィジェット解錠に対応しています。

中には、リモコンキーが付属しているスマートロックもあるので、どの解錠方法に対応しているか、事前に確認するようにしましょう。

 

おすすめのスマートロック

それでは、僕が実際に使ってきたスマートロックの中から、おすすめ順に紹介していきます。

それぞれの機能は下記にて比較していますので参考ください。

左スライドで全表示

製品
サイズ 93 x 57 x 42 mm 93 x 57 x 55 mm 116 × 77 × 57 mm 124 × 67 × 61 mm 126 × 68 × 68 mm
重量 約140g 約263g 約240g 約168g 約290g
本体価格 10,780円 9,980円 25,300円 13,200円 41,800円
ハブ価格 3,278円 3,980円 9,680円 4,950円
キー (セサミタッチPro) (キーパッド) (リモコン) (リモコン) (キーパッド)
アプリ対応
オートロック
手ぶら解錠
ノック解錠
ウィジェット解錠
指紋認証解錠
Apple Watch解錠
スマートスピーカー
IFTTT対応

 

1位:SESAME5

第1位は「SESAME5(セサミ 5)」です。


 
セサミ5シリーズには「セサミ5 Pro」もありますが、スペック上の違いはサイズ・重量・堅牢性(100万回の開閉耐久性あり)のみでそれ以外は同じです。

引用:SESAME5Pro

製品名 セサミ5
セサミ5 Pro
重量 140g 186g
サイズ(/サムターンふくむ) 92.7 x 57.0 x 41.7/53.7 mm 105.9 x 45.0 x 46.5/56.5 mm
対応iOS 11.0以降 11.0以降
対応Android 5.0以降 5.0以降
SESAME OS 3 3
1台に連携可能なタッチ(Pro) 2台 2台
マクリン
僕のように店舗やオフィスで使う人以外は、基本セサミ5で問題ないと思います!

本記事ではセサミ5Proをレビューしますが、機能は同じなので安心ください。

セサミタッチPro」と組み合わせると、番号解錠・指紋解錠・IC解錠に対応し、利便性がさらにアップします。

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同時購入を強くおすすめします!

個人的に実用性がもっとも高いと感じたのが指紋認証解錠

最大100個まで登録可能なので、よほど人数の多いオフィスやお店でないかぎり、数が足りなくて困ることはないでしょう。

親指を登録して指紋認証を試したところ、施錠の応答性が速いのはもちろん、指紋認証のスピードも申し分なく、ワンアクションで解錠できるので利便性は抜群でした。


 
指紋認証をいちいち登録するのがめんどくさいときは「暗証番号」による解錠がおすすめです。

暗証番号は最大16桁まで設定できるので、解読されないためにもできるだけ長めの番号を設定しましょう。


 
こちらはためしに「123456」を暗証番号に設定した際の解錠動画ですが、暗証番号の認識は上々で、タイムラグもほぼありませんでした。


 
SuicaやPASMOなどのICカード、あるいはFelica / MIFARE搭載デバイス(iPhone・多くのAndroidスマホ)を持っているなら、IC解錠もかなりおすすめです。

スマホだけでなくICカードを搭載したスマートウォッチでも解錠可能で、手元をサッとかざすだけで解錠できるのは、指紋認証よりさらに快適。

指紋と同じく、応答性と認識精度はかなり高いですが、IC解錠はセンサーにじかに当てる必要がない分、こちらのほうが使いやすいと感じました。


 
スマートロックは他社からも数多く出ていますが、価格と応答性でセサミシリーズが現状もっとも使いやすいです。

 

2位:SwitchBotスマートロック

第2位は「SwitchBotロック」です。

Switchbotロック本体の外観
 
スマホアプリでタップするとすぐに施錠・解錠されるため、遅れはほとんど感じません。


 
SwitchBot hub miniを導入することで遠隔操作が可能になり、グンと便利になるので、できれば一緒に購入しましょう。

SwitchBot Hub Miniの付属品
 
キーパッドを組み合わせれば、さながら番号錠のように手ぶらでもカギを開けられるのは便利です。


 
カードキー解錠も可能で、タッチしてから解錠されるまで約3秒と若干のタイムラグはあるものの、アプリを開く手間がないのでなかなか重宝します。


 
Apple Watch解錠やAlexa、はたまたIFTTTにも対応し、機能性の面では他の追随ついずいを許さぬモデルに仕上がっています。

キーパッドセット

3位:Qrio Lock Q-SL2

第3位は「Qrio Lock Q-SL2」です。

Qrio Lock Q-SL2

SESAME4ほど格安ではないものの、品質の高さからスマートロックの代名詞的存在となっています。

スマートロックではかなり先発だけに、スマホアプリも使いやすく、初見でも直感的に使えます。


 
SESAME4ほどクイックではありませんが、応答性もそこそこ(約2秒)で、ストレス感じない程度におさまっています。


 
スマホをたずさえた状態でドアに近づくとアンロックになる、手ぶら解錠の精度も高めです。

Qrio Lock Q-SL2のハンズフリー機能
 
Apple Watchでの解錠も利便性は高く、手ぶら解錠と並んで使用頻度は高いでしょう。

Qrio LockはApple Watchで解錠可能

スマートスピーカーにも対応しているなど、解錠方法はSESAMEに次いで豊富ですが、SESAMEにない特徴としてリモコンキーの対応があります。

付属品に「Qrio Key」があり、こちらと連携すればボタン一発で施解錠できるようになります。

スマホやApple Watchがないときの第三の解錠方法でも使えますし、家族に共有するときも便利なので、意外と重宝します。

多く人に使われている安心感を重視するなら、Qrio Lock Q-SL2がおすすめです。

 

4位:SADIOT LOCK

第4位は「SADIOT LOCK(サディオロック)」です。

SADIOT LOCKはBluetooth接続対応のスマートロック

SESAME4Qrio Lockほど機能盛りだくさんではないものの、必要十分な解錠方法に対応し、使いやすいスマートロックに仕上がっています。

動作がやや不安定なことはあるものの、アプリの使い勝手は良く、UIもすぐれています。


 
鍵アイコンを押して約1秒でドアロックが解錠したので、応答性はかなり高めです。


 
ハンズフリー解錠も優秀で、ドアに近づくと「ドアに近づきました。ハンズフリー解錠を始めます」の通知が来るので、あとはドア前に立つだけで解錠します。

注意
ハンズフリー操作を試しに使ってみたいとき、検知エリア外まで一旦離れてから、検知エリア内に再度入る必要があります。
 
Qrio Lockと同様、リモコンキー「SADIOT LOCK Key」での施解錠に対応しています。


 
アプリほどではないものの、ボタンを押してから約1.5秒で開く上、スマホが手元になくても操作できるので実用性は高いです。

Apple Watch操作やSiri、Alexaの音声操作には対応していませんが、それさえ除けば価格も安くて反応性もそこそこ良く、優秀なモデルに仕上がっています。

5位:NinjaLock2

第5位は「NinjaLock2(ニンジャロック2)」です。

NinjaLock2(ニンジャロック2)の外観

これまで紹介した3製品ほど安くなく、応答性や機能面でもやや劣ります。

また、ハブも付いていないため、Bluetoothの範囲でしか動かせず、遠隔操作・通知にも対応していません。


 
それでも僕の運営するコワーキングスペース「Ray Terrace(レイテラス)」に使っている理由が、キーパッドの存在です。

他のスマートロックだと、管理者以外が解錠するとき、アプリ上でカギをシェアする必要があります。

その点NinjaLock2なら、キーパッドがあることで、暗証番号さえ共有すれば他の人でも解錠できるようになります。

NinjaLock2のキーパッド
 
番号の接触範囲はややシビアなものの、慣れれば使いやすく、さながら電子錠のように使えるので、利便性はかなり高いです。

キーパッド付きは他にはなかなかない機能なので、使用シーンが合うのであれば、おすすめのスマートロックといえます。

 

スマートロックの選び方とおすすめまとめ

本記事では、工事不要で両面テープタイプのスマートロックにしぼり、おすすめ順に紹介しました。

一度体感すればやめられないスマートロックですが、機能・反応性・付属品など、各社異なる特色を打ち出しています。

このたび紹介したスマートロックを参考に、ベストパートナーをぜひ見つけてみてください。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

SESAME5 Pro(セサミ5 Pro)とタッチProをレビュー!店舗の施解錠が超快適になった SwitchBotスマートロックをレビュー!アプリ・パスコード・カードキーで解錠可能なキーパッド付きロック 【SADIOT LOCKレビュー】鍵メーカーが手がけるリモコンキー付きのスマートロック 【Qrio Lock Q-SL2レビュー】スマホでハンズフリー解錠&オートロック【評判・口コミ】

3 COMMENTS

通りすがり

IFTTT対応しているのはセサミ3の方で、qrioはダメだと思うのですが
他のは知りません
何しろqrioのハンズフリー開錠の誤作動に悩まされて、IFTTTで代用できないか調べているときでしたので
もしqrioでIFTTT設定できるなら、その方法を掲載してくれるとありがたいです

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Masa

Qrioが何回も落ちてしまいこまっています。
ドア自体はちょうどQrioの動画のと同じタイプだと思うのですが、縦でも横でも数ヶ月で落ちてしまいました。
自身としては、サムターンが丸っこいので、トルクが回った時にQrioが浮く方に力が逃げてたりするのか?とか考えたりしてます。

「3Mコマンドタブ」というのはどうつかわれてますか?

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