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Technics EAH-AZ100をレビュー!最高だった前モデルをさらに更新したワイヤレスイヤホン

評価:5

どうも、ワイヤレスイヤホンの細かい機能に目がはなせないマクリンです。

仕事でのミーティングや電話対応、動画視聴、音声学習でワイヤレスイヤホンを頻繁ひんぱんに使う場合、人の話し声がクリアに聞こえることは大事ですよね。

また、マルチポイントやノイキャン、装着時検出機能といった各機能の質や調整のしやすさも求めたいところ。

僕みたいな欲ばりにおすすめのイヤホンが、Panasonicの「Technics EAH-AZ100」です。

すべての機能がついているのはもちろん、他のワイヤレスイヤホンにはない各機能の細かい設定も可能。

高価格ではあるものの、それ以上の価格と思わせるサウンドを奏で、多くのユーザーにとって本命機となるようなイヤホンに仕上がっています。

そこで本記事ではTechnics EAH-AZ100をレビューします。

メリット
  • 1つ1つの音がクリア
  • 最大3台のマルチポイント対応
  • 装着検出機能対応
  • ワイヤレス充電対応
  • 高性能ノイキャン
  • 自然な外音取り込み
  • すぐれた装着性
デメリット
  • バッテリー性能は普通
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マクリン

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プロフィール

株式会社makuri 代表取締役。安心して使える最新ガジェットをレビューするブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営中。PC・ゲーミングデバイス・VPNもわかりやすく紹介。自宅に100台以上の充電器&モバイルバッテリーを所持する電子機器オタク。失敗しないガジェット選びをお手伝いします。 プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Technics EAH-AZ100の概要

Technics EAH-AZ100」は、完全防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。

防水規格IPX4
「水の飛まつに対して保護されている」という定義の防水規格です。浸水状態での使用は厳しいものの、雨が降っている中で使う分には問題ありません。
製品名 Technics EAH-AZ100
防水・防塵規格 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.3
対応コーデック SBC / AAC / LDAC / LC3
重量 イヤホン約12g / ケース込み約52g
バッテリー(最大) イヤホン単体:約10時間
ケース込み:約28時間
ドライバー 磁性流体ドライバー
10mm大型ドライバー
特殊アルミ振動板
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 39,600円

 
カラーはブラック・シルバーの2色。



 
イヤホンはコロンとした形状で、表面にはロゴが刻まれています。


 
アダプティブノイズキャンセリングを搭載し、周囲のノイズをおさえて自分の声をクリアに届けます。


 
耳からの脱着にともない、音楽を再生・停止する装着検出機能も搭載。

イヤホンを外すと音楽が一時停止し、再度つけると中断した音楽を続きから楽しめます。

マクリン
装着検出機能のオンオフはアプリで簡単に切り替えられる!

ケースは自立型で、しっかりとしたプラスチック素材のシンプルなデザイン。

フタを開けた際、イヤホンの周りには十分な空間が確保され、イヤホンを取り出しやすいです。

天面はツールマーク加工にロゴが刻まれ、高級感を演出してます。

手のひらにおさまるスリムな形状なので、持ち運びラクラク。

重量はイヤホン単体で約12g、ケースふくめ約53gと標準的。



 
付属品は、イヤホン本体・イヤーチップ(XS/S/M/ML/L)・USB-C to Cケーブルです。

イヤーチップは、デフォルトでついているMサイズふくめ5種類ついているので、さまざまな耳の大きさに適応します。

 

EAH-AZ80との比較

Technics EAH-AZ100と同社の前モデル「EAH-AZ80」との比較は以下のとおりです。

左スライドで全表示

製品名 Technics EAH-AZ100
Technics EAH-AZ100
Technics EAH-AZ80
Technics EAH-AZ80
防水規格 IPX4 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.3 Bluetooth 5.3
対応コーデック SBC / AAC / LDAC / LC3 SBC / AAC / LDAC
重量(イヤホン / ケース込み) 約12g / 約53g 約12g / 約60g
バッテリー(最大) イヤホン単体:10時間
ケース込み:28時間
イヤホン単体:7時間
ケース込み:24時間
ドライバー 磁性流体ドライバー
10mm大型ドライバー
特殊アルミ振動板
ダイナミックドライバー
10mm大型ドライバー
アルミ振動板
充電方式 USB-C / ワイヤレス充電 USB-C / ワイヤレス充電
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 39,600円 36,630円

 
本機EAH-AZ100(上)とEAH-AZ80(下)は、ケースの形はほぼ同じですが、本機のほうがスリムでコンパクトになっています。


 
イヤホン本体のタッチ部分が小さくなっていることで、フタを開けたときも本機(右)のほうがシュッとしています。


 
本体の形とマイクの位置も、本機(右)とEAH-AZ80(左)では異なります。



マクリン
形が変化したことで安定感が増して軽くなった!

EAH-AZ80の完成度もかなり高かったですが、1つ1つの音のクリアさは本機がまさります。

ただ、頭の向きやイヤホンをはめるポジションによって、音の鳴り方が塊ごとに左右できっぱり分かれ、バランスが若干安定しない印象を受けました。

EAH-AZ80も曲によっては音の塊ごとに左右で分かれてしまいますが、ある程度安定したサウンドを楽しめます。

とはいえ全体的な音の質感は、本機のほうが格段に上がっています。

どちらもすべての機能がそなわっていますが、より細かい設定や調整ができるのはEAH-AZ100です。

 

Technics EAH-AZ100のレビュー

Technics EAH-AZ100の特徴を紹介します。

 

バッテリー性能は標準的でワイヤレス充電対応

本機はイヤホン単体で最大10時間、ケースふくめ最大28時間と、標準的なバッテリー性能です。


 
ケース背面にはUSB Type-Cポートを搭載し、15分充電で約90分再生可能な急速充電にも対応しています。


 
ワイヤレス充電にも対応し、置くだけで充電可能。

MEMO

フル充電に必要な時間は、イヤホンは2時間、ケースは2.5時間です。

 

マルチポイント対応

本機は、最大3台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。


マルチポイント
ノートPCとスマホなど、複数のBluetooth対応機器に同時接続できる機能。接続先をいちいち切り替えることなく、音声再生側のデバイスに自動で切り替わります。

たとえば、ノートPCでYouTube鑑賞しながらスマホからの着信に応答するといった使い方ができます。

マクリン
2台までしか対応してない機器が多い中、3台同時接続できるのは便利!

ただし、3台接続にするとLDACコーデックが使用できなくなるので、LDACを維持して音質を保ちたいのであれば2台接続にとどめるのがおすすめです。

2台以上の機器を同時接続したい場合、接続したい機器のBluetooth設定画面から本機を追加すればOK。

アプリから「音楽の優先再生を1台目と2台目のいずれにするか」「2台目の着信音を鳴らすか鳴らさないか」など、マルチポイントの細かい動作も選べ、踏み込んだ動作設定までできるのはかなり好印象でした。

マクリン
マルチポイントをただ搭載してるだけじゃないのがすごい!

使いやすい専用アプリ

専用アプリ「Technics Audio Connect」で以下の機能を利用できます。

アプリの機能
  • 装着検出機能の切り替え
  • 外音コントロールの切り替え
  • サウンドモード切り替え
  • タッチ操作カスタマイズ
  • マルチポイント管理
  • イヤホンを探す
Technics Audio Connect

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ダッシュボードでは、バッテリー残量の確認や接続コーデックが確認できます。


 
外音コントロールでは「ノイズキャンセリング」「オフ」「外音取り込み」を切り替えられます。

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ノイキャンと外音取り込みは、なんと100段階ものレベル調整ができる!

外音取り込みでは、周囲の音をそのまま取り込む「トランスペアレント」と、音楽を一時停止させ、会話やアナウンスの声を強調する「アテンション」の2種類が用意されています。


 
サウンド設定では、なにも調整しないダイレクト、プリセットされた5種のイコライザー、8の音域のそれぞれの音量を自分好みに細かく設定できる手動カスタムを選択できます。




 
タッチ操作のカスタマイズにも対応し、左右イヤホンの「シングルタップ」「ダブルタップ」「トリプルタップ」「長押し」と計8種類の操作アクションに、各操作を割り当てられます。



 
イヤホンを探す機能は「音を鳴らして探す」と「位置情報を使って探す」の2種類が用意されています。

2種類あることで「位置情報を使って探す」で大まかな場所をさぐり、そこから「音を鳴らして探す」を選択して細かい場所を探し出すといったことが可能です。

装着検出機能のオンオフも切り替えられます。

マクリン
イヤホンを外したときの音楽の一時停止と装着後の音楽の再開をべつべつで設定できるのは便利!

軽量かつ安定感のあるつけ心地

小型でコロッとしたイヤホンの形状ですが、イヤピースのシリコンがしっかりしているので、装着時の安定感はピカイチ

首を振っても走ってもズレず、耳からポロッと落ちる心配もありません。

前モデルも装着感はすぐれていましたが、筐体が小さくなった恩恵で、さらにアップしています。

軽量でイヤピースの圧迫感が少ないため、耳穴への負担も軽め

マクリン
装着したら、実際の重量以上に軽く感じる!

安定感と軽やかさを両立しているため、長時間の使用に向いています。

上質なノイズキャンセリング

アダプティブノイズキャンセリングにより、変化する周囲の騒音や一人ひとりの耳の形状に合わせ、ノイキャン性能が最大限に発揮されるように自動調整します。

100段階からノイキャンレベルを調整できるため、そのときに応じて外音とのバランスを整えられます。

前モデルの遮音性も優秀でしたが、本機は車両の走行音やエアコンの室外機といった低音域、人の話し声などの中音域をさらにカットでき、トップクラスのノイキャン性能を有しています。

一方、高音域の遮音はほどほどといった印象。

外音取り込みのレベルも100段階から調整でき、心地のよい量の外音を取り込めます。

ホワイトノイズもほとんどなく、外音取り込みによる音質の劣化も感じませんでした。

こちらも前モデルよりさらに自然な仕上がりになっています。

さすがにAirPods Proにはおよびませんが、それに準ずるくらいの実力を感じました。
 

技術が詰まった爽快なサウンド

本機は、正確な振動板の動きにより超低歪再生を実現する「磁性流体ドライバー」を完全ワイヤレスイヤホンで初めて搭載。

これにより、超低域から超高域までの広帯域で、1つ1つ歪みのないクリアなサウンドを実現しています。

どの音域でも丸くクリアな音が伝わり、音の割れやノイズのない爽快なサウンドを放ちます。

EAH-AZ80の傾向でもあったバランスの良さを引き継ぎつつ、高音域の粒度やクリア感はさらに引き立っています。

ただ、良くも悪くも優等生的な音設計であるため、ドンシャリサウンドを求める人には向いていません。

とはいえ、個人的にはかなり好みの音設計なので、今後のメイン使いは本機になりそうです。

人の話し声はバランスの悪さは気にならず、むしろ声が透き通って聞こえるので、ミーティングや講座の受講などでも使いやすいと感じました。

マクリン
個人的にはナンバーワン!
Technics EAH-AZ100
高音域
(5.0)
中音域
(5.0)
低音域
(5.0)
ノイズキャンセリング
(5.0)
総合評価
(5.0)
 

Technics EAH-AZ100はこんな人におすすめ

Technics EAH-AZ100は「そこそこの高価格帯で音質も機能も妥協したくない人」におすすめです。

3台のデバイスに同時接続可能なマルチポイントもつき、複数のデバイスに接続し、その都度切り替えて使うのにとても便利です。

自立型のケースで、デスク上に置いて使いやすいのもポイントです。

また、1つ1つの音や人の声がクリアに届くので、動画や音声教材を使って学習している人にもおすすめ。

トータルバランスにすぐれるイヤホンなので、いろいろなジャンルの音楽を楽しみたい人に適しています。

 

Technics EAH-AZ100レビューまとめ

本記事ではTechnics EAH-AZ100をレビューしました。

音質はもちろん、付いててほしい便利な機能がそろい、音にも機能にもこだわりたい人は間違いなく買いのイヤホンです。

アプリも簡単に操作できるので、すべての機能をストレスなく使えるでしょう。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 1つ1つの音がクリア
  • 最大3台のマルチポイント対応
  • 装着検出機能対応
  • ワイヤレス充電対応
  • 高性能ノイキャン
  • 自然な外音取り込み
  • すぐれた装着性
デメリット
  • バッテリー性能は普通
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