どうも、副業ブロガーのマクリン( @Maku_ring)です。
僕は2017年5月14日に当ブログ「マクリン」を立ち上げ、5月16日から記事を書き始めました。
それからちょうど2年半が経過し、ついに……!
自分がブロガーである以上、この100万という数字はいずれ達成したいと考えていました。
なぜなら100万PVは、大手メディアと呼ばれる一定の指標であること。
また、個人運営の副業ブログでもこれだけやれることは、僕より後にブログを始めた人にとっても励みになると考えたからです。
しかし、大手企業もメディア運営にどんどん参入してきている中、一介の個人ブログがアクセスを集めることは容易ではありません。
僕もこれまで何度か無力感にさいなまれ、さじを投げそうになったことがあります。
そんなとき……
そんなわけで本記事は「僕が月100万PVを超えるブログを作るためにやったこと全て」について書いていきます。
タップできるもくじ
ブログで月100万PVに到達するために行ったこと
こちらは、ブログ2年半のユーザー数・セッション数・ページビュー数の推移です。
記事数は429記事で、ひと月平均11.9記事書いています。
つまり、2〜3日に1本程度しか書いていません。
最近は減ってきましたが「ブログは毎日書くべき」と提唱する方もいます。
ブログを書くことに慣れるのが目的ならば、毎日書くことは大事ですが、ことPVを上げるにおいて、それはまったく重要ではありません。
毎日書いて、その一本一本が検索エンジンにインデックスされて然るべき傑作なのであれば、毎日書いてもぜんぜん大丈夫です。
しかし、毎日更新でその質をキープできる人はほぼいませんし、PVを下落させないために過去記事の分析・改善(リライト)も重要。
記事数をやみくもに増やすより、それらをきっちり管理できることのほうが大事になってくるのです。
それからグラフの形を見て分かりますとおり、PVは右肩上がりに上がっていくものではありません。
基本的に上がっては止まりを繰り返します。
マインド論になりますが、月100万PV到達のためには「心を折らずに淡々とやること」が必須です。
本質的な施策もそうでないものもいくつも投じてきましたが、その中で僕なりに大事だと感じたことを紹介していきます。
ひと記事の平均点を上げる
PV・収益ともに上げていくなら、今の検索仕様では、自分で駄作と思うものはインデックスに残すべきではないでしょうね😨
だから僕もウンコ記事をひとつずつ潰す(リライトor削除)していき、自分の母艦からウンコひとつもらさぬよう、見張ってきました😇
やみくもに記事数増やすのは得策ではないです
— マクリン (@Maku_ring) 2019年10月31日
いきなり根性論になってしまいますが、検索エンジンにインデックスさせるのであれば、ひと記事も駄作を生み出すべきではないです。
僕が当ブログにおける唯一の自慢は、ひと記事も妥協しなかったこと。
いずれの記事も、そのとき持てるフルパワーで書いています。
ひと記事ひと記事力いっぱい書いて、狙ったクエリを全力で取りに行きましょう。
そうはいっても、なかなか狙いどおりに行かないもの……。
でも、ブログの良さはリライトで何度でも再チャレンジできること。
そういうものは、月一回の鬼リライトを施し、検索ポジションの奪取を目指すのです。
リライトしマクリンでも、検索上目が出ないものは、残念ながら存在します。
そういうものでも僕はしつこく「リライト 新記事としてアップし再評価うながす」といったことをします。
その記事に自信があるのであれば、それくらいやったりましょう!
とはいえ、何度チャレンジしても箸にも棒にもかからない記事は、残念ながらあります。
ひと記事ひと記事の研鑽を怠らず、自分の母艦からウンチを漏らさないこと。
これがひいてはベースアップにつながり、月100万PV達成において大事だったと実感しています。
ブログの構造を意識する
ブログの弱点は「構造体として弱いこと」です。
逆にいえば、これをしっかりすることで強固なブログとなり、検索エンジンから良い評価を受けるだけでなく、読者からも見やすいブログに仕上がります。
例えばブログのトップページ、構造体としてどれだけ意識されているでしょうか?
新着記事を自動で並べているだけのトップページになっていないでしょうか。
それが悪いわけではないですし、実際それで結果を残しているブロガーさんも多数いらっしゃいます。
だから、これはあくまで僕の主観なのですが、トップページの評価を固めるのであれば、そこに載せる記事のURLはできるだけ固定すべきと考えています。
自動で吐き出している状態だと、新着記事が出るたびにトップページから発するURLが変わるため、ページの評価が定まりにくいともいえるのです。
また、トップページに自信のある記事を常時置くことで、検索エンジンのロボットがクロールしやすく、その記事の評価が上がりやすいとも考えられます。
そういった事情から、友人みやちまん(=万作)の協力を当時仰ぎ、サイト型トップページに変更しました。
参考 マクリンブログのようなトップページを実現するカスタマイズ方法【SANGO限定】note僕はここからさらにもうひと工夫加えています。
それが見出し構造としてきれいにすることです。
僕のトップページは、こんな風に並んでいます。
つまり、カテゴリー名をh2見出し、それぞれの記事カードをh3見出しに落としています。
元々の状態では、記事カードがh2見出しであり、見出し構造としてきれいな階層構造でなかったため、このように変えました。
我ながら、ここまでやるのは気持ち悪いと思いますw
しかし、やっておいてマイナスになることはないのでやっています。
JINならこちらもどうぞ
参考 どこよりも簡単にJINのトップページをサイト型にカスタマイズ!ぽんひろ.com構造体のこだわりは、カテゴリーページにももちろんおよんでいます。
例えばこちらは家電のカテゴリーページです。
デフォルトのカテゴリーページは、説明文なしにそのカテゴリーの記事が自動で吐き出されるだけ。
ですが、ひとつの記事ページのように、目次も入れて文章もモリモリ書き、見出し構造もそれなりに整えています(もちメタディスクリプションも)。
ここまですることで、カテゴリーページは検索の大事な起点になり得ますし、読者にとってもリーダビリティの高いページになります。
カテゴリーの分け方を大事にする
ブログのもう一つの弱点が「カテゴリーの分け方、往々にしてええかげん」ということです。
トップページをサイト風に整えていく過程で大事だった考え方( ・∇・)
✔︎誰でも分かるカテゴリー名になっているか?
✔︎親子カテゴリーが関連ある階層になっているか?
(ワテは親「愛用品」→子「ガジェット」という香ばしい構造だったw)✔︎カテゴリーとは違う切り口でタグを作っているか?
— マクリン (@Maku_ring) 2018年12月6日
「愛用品」という、何のこっちゃよく分からん親カテゴリーに子カテゴリーをぶち込むという暴挙に出ていました。
これでは検索エンジンに何のカテゴリーか伝わらないし、読者にも使ってもらえないカテゴリーページに成り下がってしまいます。
カテゴリーページをひとつ作ることは「makuring.com/category/○○」というURLを新たに生み出すことと同義。
- 検索エンジンはもちろん、誰が見ても何について書かれているか分かること
- 言葉の階層をそろえること(なるべく商標名を入れない)
- ひとつのカテゴリーに5記事以上入れること(やみくもに作らない)
この規則にそって、練りに練りマクリンで作ったカテゴリーが以下のとおり。
ちなみにカテゴリーの分け方で参考にすべきは、自分のブログと同分野の大手メディア。
トップページをサイト風に変えて効果の上がる理由は、その過程で「カテゴリー整理」をするからやねん。
ワテの場合は、価格.comとガジェットブロガーさんをベースにノートに書き出し、自分のブログに落とし込んでいったよ( ・∇・)
めちゃ大変やけどコレ大事やったよ(^q^)
(汚い字でスミマセン) pic.twitter.com/EJTndGvIIU— マクリン (@Maku_ring) 2018年12月11日
よく見るのが、商標名をカテゴリー名にしているケース。
ダメではありませんが、ぐらつくリスクを避けるなら一般ワードのみをカテゴリー名にしたほうが安全と考えています。
ただ、ユーザー視点で見た場合、商標名で分かれていたほうが分かりやすいこともあるので、僕は商標名(ブランド)をタグページにしています。
ここも人によって判断の分かれるところですが、タグは分け方の上手い人でないとindexにするのは厳しいかなと。
僕は自信がないのと商標ということで、タグページはno indexにしています。
それから気をつけるべきは「カテゴリーはいくらでも横展開してもいいわけではない」ということ。
僕の取り扱うガジェットという言葉の定義はあいまいです。
そのあいまいさを逆手にとり、ガジェットという言葉がカバーしている範囲まではコンテンツを横展開できるという解釈になります。
- 取り組む分野の範ちゅう以上のコンテンツまでむやみに広げない
- 作ったカテゴリーに責任を持ち、そのコンテンツに一定以上の深度を保つ
この2点が大事になっていきます。
というのも、大規模サイトになっていくほど、ときにはブログテーマの範囲を超えて、横に広がりすぎるケースもあるからです。
これは結果として、検索エンジンからどういうサイトなのか、見えづらくなってしまうことにつながりかねません。
繰り返しになりますが、一定以上の深度、つまりどれだけ小さいカテゴリーでも5記事以上は入れる算段を持っておくことです。
回遊性をひたすら高める
月100万PV到達を目指す場合、当たり前ですが、回遊性の高いブログのほうがその達成難易度はグンと下がります。
読者がとあるページを訪れたとき、その記事内に他の記事に訪れたくなる仕掛けを数多く施すことで、そのブログの回遊性は劇的に高まります。
例えば全体が雑記ブログだとしても、その記事を訪れた人にとって特化ブログっぽく振る舞うことが大事なのです。
僕の場合、人気記事と関連記事は同カテゴリーにしぼっています。
それから記事最下部に表示する「前の記事」「次の記事」も同カテゴリーのみにしています。
さらにサイドバーのボックスナビは、ヒートマップツール「Aurora Heatmap」で検証を繰り返し、押されるカテゴリーにのみしぼっています。
参考 ボックス分けされたナビを作る!回遊率をアップしよう!ぽんひろ.comコンテンツ自身の力も大事ですが、ページの建付けも工夫することで、ページ/セッション1.5を超えることが可能です。
回遊性には気持ち悪いくらいこだわりましょう!
単なるブログにとどまらない
毎日いろいろなブログが生まれては消えていきます。
そんな中で大切なことは「自分のブログをどこにでもあるブログにとどまらせないこと」です。
その上でまず、ブログの名前は死ぬほど大事。
自分のブログ名で検索したときに、1ページ目に出ない、あるいは「○○(ブログ名)+ブログ」でないと出ないのは論外です。
その時点でどれだけコンテンツが入っていたとしても、ブログ名を変えるべきと考えます。
言い換えると、そのブログにコンテンツがいくら充実してたとしても、ブログ名が覚えられていないようなブログであれば脅威になりえないということです。
検索エンジンが指名検索を大事にしていることは「筋トレ」や「しいたけ」で占いサイトがいつまでも出てくることからも明白。
もしこれからブログ名を変えることを検討するなら、以下の3つを心がけるといいです。
- 短い名称である
- ユニーク性がある
- (推奨)カタカナかひらがな
それから、ブログを単なる記事を吐き出すだけの媒体としないことも重要。
つまり、水野さんの「自動計算」やa-kiさんの「a-ki’s factory」、いわずと知れた「サルワカ」や「Syncer」、こういった何度も訪れたくなるシステムを一部でも取り入れるということです。
例えば僕は、まだ途上ではありますが「マクナビ」という直感的な商品検索システムを入れています。
これを入れるだけで、文章やスペック表を見たくないユーザーを拾うことができますし「あそこのサイトはなんか違う」というイメージ形成にも役立ちます。
(作った当初はマクナビで検索しても引っかからなかったり、圏外に飛んだり、幕サイト「MAKUNAVI」や幕張サイト「マクナビ」になかなか勝てなかったですが、定期的に指名検索いただけるおかげで今は1位ですw)
いろいろなアプローチからブログの差別化は可能です。
口コミシステムを入れたり、チャットボット導入したり、LINE@めっちゃがんばったり。
これからの時代は、ブログが単なるブログにだけ終始しない仕組みづくりが必要です。
月100万PVに到達するために行ったことまとめ
本記事は「僕が月100万PVを超えるブログを作るためにやったこと全て」について書きました。
トレンド要素なしで月100万PV到達を目指すなら、良いコンテンツを作るのは当たり前でそれ以上の工夫が必要になってきます。
僕もずいぶんムダなことをして遠回りしてきたほうですが、その遠回りも、本質的なことに気付く上では必要な過程であったと感じています。
ブログがなかなか伸びないと悩んでいるときも、それは次のステップに踏み込む前の踊り場であることがほとんどなので、とにかく淡々とやることが大事です。
お互いこれからも成長していきましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
勉強に為りました。
参考にブログ名を変えてみます。
感謝。 0クリック更新組より