評価:4.5
家事で掃除担当のマクリン( @Maku_ring)です。
Dysonのコードレス掃除機を代々愛用し、日々タスクをこなしています。
昔のモデルこそ重くて動作音もうるさかったですが、「Dyson Digital Slim」では軽量小型化が進み、女性でも扱いやすいモデルに進化しました。
それが今作「Dyson V12 Detect Slim
軽量性ではDyson Digital Slimにさすがにゆずるものの、吸引力・連続運転時間ともに約1.5倍にアップしました。
それから地味に大きな変更点が、従来のトリガー式スイッチからボタン式スイッチに変更になったこと。
ヘッドからレーザーを照射し、見づらいホコリを可視化できるだけでなく、ハンドル部分のディスプレイ上でもゴミの量を細かく確認できるようになりました。
そんなわけで本記事は「【ダイソンDyson V12 Detect Slimレビュー】ボタン式でトリガースイッチから開放!ゴミの量を可視化できるすごいやつ」について書いていきます。
タップできるもくじ
Dyson V12 Detect Slimの外観・付属品と前モデルとの違い
ダイソンのイメージを覆すミニマル設計で人気を博した「Dyson Digital Slim」から1年たち、コンパクトさを継承しつつ機能性を高めたのが「Dyson V12 Detect Slim
まずは同時発売された「Dyson V15 Detect Total Clean」ふくめ、3機種のスペックから比較していきます。
サイズ | W250 x H233 x D1100 | W250 x H234 x D1095 | W250 x H250 x D1086 |
重量 | 1.90kg | 2.20kg | 2.61kg |
連続運転時間 (エコモード) |
40分 | 60分 | 60分 |
充電時間 | 3.5時間 | 3.5時間 | 4.5時間 |
電源スイッチ | トリガー式 | ボタン式 | トリガー式 |
付属ツール |
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価格 | 75,900円 | 86,900円 | 108,900円 |
Digital Slim以降は小型スリム化が進み、3機種ともに身長160cm未満の人でも扱いやすいサイズ感におさまっています。
軽量性の面では、Digital Slimが2kgを切る約1.9kgとひとつ抜けています。
ただし、Dyson V12 Detect Slim
それからV12 Detect Slimの大きな変更点が、トリガー式スイッチからボタン式スイッチになったこと。
トリガー式だと清掃中、人差し指でトリガーを常に握らないといけなかったのが、ボタン式で開放されたのはかなり大きいです。
あと細かいですが、ハンドル部分の開口部がV12で大きくなったので、手を通しやすくなりました。
ハンドル部の背面に液晶ディスプレイが付き、吸引モードや残り時間を表示できるのは同一ですが、V12・15ではゴミの量まで計測できるようになりました。
ノズルには「レーザースリムフラフィクリーナーヘッド」を採用しています。
前モデルと同様、床にピタッと貼り付きながら、微細なゴミから大きなゴミまで逃がしません。
ソフトなナイロンフェルトブラシと静電気を抑えるカーボンファイバーブラシの組み合わせなので、フローリングが傷つくことはまずありません。
また、クリーナーの側面に近い部分に吸込口があり、壁際まできれいに掃除できるようになっています。
一番安いモデルにしたので、付属のアタッチメントは最小限ですが、正直これでも充分です。
ハンディクリーナー・ふとんクリーナーとして重宝する「毛絡み防止スクリューツール」。
ほかには、ブラシを出し入れできる「コンビネーションノズル」や細いすき間で活躍する「隙間ノズル」もあり、いずれも活躍の機会は多いです。
あとは充電環境も抜かりなく、3モデルともに専用充電ドックがついています。
コードクリップも使えば、ほぼ全てのアタッチメントを装着しながら充電でき、利便性はかなり高いです。
背面にはコードを収納できる溝がついており、コードに遊びが出ない点も配慮されています。
なお、コードクリップは本体のパイプにも取り付けられ、複数のアタッチメントと一緒に清掃に臨めてけっこう便利。
Dyson V12 Detect Slimのレビュー
Dyson V12 Detect Slimの特徴を紹介します。
1. レーザー照射でホコリを可視化し、ゴミ量も計測できる
V12 Detect Slimの大きな改良点のひとつが「レーザースリムフラフィクリーナーヘッド」を採用し、ヘッド部分にレーザー照射機構をそなえたことです。
レーザー照射のオンオフは、緑のレバースイッチで切り替えられるようになっています。
オンにすることで、角度を調整したレーザーが照射され、フローリング上の見えづらいホコリを可視化してくれます。
さらにもうひとつ、清掃面での大きな改良がピエゾセンサー(圧電センサー)の搭載です。
これによって微細なゴミの計測が可能となり、清掃中にゴミ量をリアルタイムで見れるようになりました。
2. 3つの吸引モードを搭載し、ボタン式でラクに掃除できる
ダイソンの吸引力の源泉ともいえるモーター。
Dyson V12 Detect Slimには「ダイソンハイパープレミアムモーター」を搭載しています(これまたすごい名前だ……w)。
毎分最大12万5千回転という、もはや想像のおよばぬ回転数ですが、吸引力はDyson Digital Slimよりさらに1.5倍アップしています。
- V8 x 約20%アップ = V10
- V10 x 約25%アップ = V11
- V11 = Dyson Digital Slim
- Dyson Digital Slim x 約50%アップ = V12
吸引モードが3つなのはこれまでと同様ですが、「中」の代わりに「オート」を搭載しています。
このオートモードが実に賢く、前述のピエゾセンサーを駆使し、ホコリの量が多い箇所では必要に応じて吸引力を自動で高めてくれるのです(動画だと少々分かりづらいですが……)。
おまけにボタン式なのでトリガースイッチを握るという作業からも開放され、掃除もさらに楽チンなのはありがたいです。
エコモードなら夜中でも掃除できるほど静かですし、車内の掃除には強モードが重宝します。
さらに肝心のバッテリーも優秀で、約75平米を隅から隅まで丁寧に掃除しても、まだ60%ものバッテリーが残っていました。
3. ゴミ捨て機構があいかわらず秀逸
Dyson V12 Detect Slimでも、使いやすいゴミ捨て機構を継承しています。
クリアビンが持ち手に対して水平なので、ゴミ捨てが簡便に行えます。
赤いレバーを押し下げるだけで、フタがパカッと開てゴミがバサッと落ちるのは、何度やっても爽快感があります。
レバーを下げたときにクリアビンの底部がせり出すので、奥部分のゴミまで除去しやすいのはありがたいです。
前モデルの取り回しはそのままに正統進化。
Dyson V12 Detect Slimはボタン式スイッチをはじめ、レーザー照射やゴミ量の常時表示など、利便性をこれでもかと高めたコードレス掃除機に仕上がっています。
Dyson V12 Detect Slimレビューまとめ
本記事は「【ダイソンDyson V12 Detect Slimレビュー】ボタン式でトリガースイッチから開放!ゴミの量を可視化できるすごいやつ」について書きました。
「Dyson V12 Detect Slim」は、吸引力・連続運転時間ともに約1.5倍にアップし、トリガー式からボタン式に変わるなど、操作面でかなりの進化をとげています。
オートモードやゴミ量の常時表示といった新たな機構も詰め込まれ、コードレス掃除機としてもさらに一皮むけた感があります。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。