爽快な戦闘を楽しめるハクスラ系アクションRPG「Path of Exile 2(PoE2)」。
2024年12月7日より実施されている早期アクセス版では、Steamの最大同時接続数が約58万人に達するなど、大いに盛り上がっています。
前作の発売から10年以上経過しているため、この機会にゲーミングPCの買い替えを検討している人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、必要なスペックがわからないと選びようがない…!
そこで本記事では、PoE2の推奨スペックとおすすめのゲーミングPCを徹底解説します。
目次(気になる項目をクリック)
Path of Exile 2(PoE2)はどんなゲーム?
PoE2のゲーム概要を紹介します。
見下ろし視点のハクスラ系RPG
PoE2は、戦闘をメインとするゲームジャンル「ハクスラ(ハックアンドスラッシュ)」に該当するRPGです。
ディアブロシリーズも、同ジャンルの代表ゲームにあたります。
昨今のPCゲームではめずらしい見下ろし視点を採用し、戦闘や探索を直感的な操作で行えます。
プレイヤーは各ステージで次々と湧き出てくる敵を倒し、得られたアイテムや経験値を活用してキャラクターを強化していく流れです。
敵をなぎ倒していく爽快感は、ほかのRPGではそうそう味わえない!
レアアイテムを求めて同じステージを何度も周回するやりこみ要素もあり、長く楽しめます。
1,500種類のパッシブスキルが存在
PoE2最大の魅力は、スキルの自由度・カスタマイズ性の高さにあります。
1,500種類ものパッシブスキルが存在し、枝分かれ式に広がる大きなスキルツリーも特徴的です。
ゲーム内通貨を消費すればスキルの振り直しが可能なので、比較的気軽に再構成が行えます。
また、通常のスキルジェムは240種、そこへ追加できるサポートジェムは200種類あります。
ひとつのスキルに最大5つのサポートジェムを追加でき、単発スキルを範囲スキルに変えたりなど、別の効果を付与することも可能です。
スキルの組み合わせによって特性がかなり変わるのが面白いところ!
アビリティの量は膨大ながら、システム側でおすすめのスキルを表示できる機能があるため、初心者でも迷いにくいのがうれしいポイントです。
エンドコンテンツがやりごたえ抜群
PoE2では、2週目終了後にエンドゲームをプレイできるようになります。
本編のストーリー攻略とは異なり、エンドゲームは「アストラ」と呼ばれる無限に広がるマップを開拓していくコンテンツです。
「ウェイストーン」というアイテムを消費すればアストラマップに入場でき、エリア内のすべてのレアモンスターを倒せば攻略完了。
難易度が高いほどレアな装備をゲットできるチャンス!
隣接するエリアを順にクリアしていく流れですが、死んでしまうとマップ入場の際に使用したウェイストーンが消失します。
またレベルが65以上の場合、経験値が10%減少するデスペナルティもあります。
敵も全体的に手強く、攻略の難易度がかなり高めですが、その厳しさこそがエンドゲームの面白いポイントです。
Path of Exile 2の最低・推奨スペック
PoE2の最低・推奨スペックを紹介します。
最低スペック
PoE2の最低スペックは以下のとおりです。
OS | Windows 10 |
CPU | 4 core 2.8GHz x64-compatible |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 or ATI Radeon RX 470 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 100GBの空き容量 |
低めに設定されており、GPUに関しては2015年に発売された非常に古いパーツです。
起動はできても動作がカクつく可能性が高く、PoE2の醍醐味といえる爽快なアクションを楽しめません。
最低スペックは「そのゲームを最低限動かせる性能」なので、あまり参考にならないでしょう。
推奨スペック
推奨スペックは以下のとおり。
OS | Windows 10 |
CPU | Intel Core i5-10500 or AMD Ryzen 5 3700X |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 or Intel® Arc A770 or ATI Radeon RX 5600XT |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 100GBの空き容量(SSD) |
ミドルクラス程度の性能があれば、フルHD&高画質で60fps以上で遊べます。
ただし、RTX 2060は2世代前のGPUで、同GPUを搭載した新品の現行モデルはありません。
高解像度に対応するのも難しい…!
これから新しくゲーミングPCを買う人は、ゲーマー向け推奨スペックを参考にしてください。
ゲーマー向け推奨スペック
当サイトで考えるゲーマー向け推奨スペックは以下のとおりです。
CPU | フルHD:Core i5 13~14世代 4K:Core i7 14世代 |
GPU | フルHD:RTX 4060~ 4K:RTX 4070 SUPER~ |
メモリ | 16GB~32GB |
ストレージ | 100GBの空き容量(SSD) |
現行のミドルGPUであるRTX 4060なら、フルHD&高画質&100fps前後を狙えます。
4Kは負荷が高いので、RTX 4070 SUPER以上のGPUを搭載したハイエンドPCが必要です。
また、最新世代に近いCPUだとより安定した動作が期待でき、PoE2以外の最新ゲームも快適に遊べます。
メモリは公式の推奨スペックだと16GBですが、PoE2を遊びながら攻略サイトやほかのアプリも開くなら32GBだと安心です。
Path of Exile 2におすすめのゲーミングPC5選
PoE2におすすめのゲーミングPCを5つ紹介します。
製品名 | 特徴 | CPU | GPU | メモリ | SSD | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
NEXTGEAR JG-A7G60 | 推奨スペックを満たしたミドルPC | Ryzen 7 5700X | RTX 4060 | 16GB | 1TB NVMe | 164,800円 |
NEXTGEAR JG-A7G6T | WQHD&高画質でプレイできる | Ryzen 7 7700 | RTX 4060 Ti | 16GB | 1TB NVMe | 217,500円 |
GALLERIA RM7C-R47 | MODを導入しても余裕がある | Core i7-14700F | RTX 4070 | 16GB | 500GB NVMe | 239,980円 |
G TUNE FZ-I7G7A | 4Kの美麗グラフィックで楽しめる | Core i7-14700KF | RTX 4070 Ti SUPER | 32GB | 2TB NVMe | 419,800円 |
ALIENWARE m16 R2 | 省スペースで遊べるゲーミングノート | Core Ultra 9 185H | RTX 4070 Laptop | 32GB | 1TB NVMe | 355,980円 |
推奨スペックを満たしたミドルPC|NEXTGEAR JG-A7G60
製品名 | NEXTGEAR JG-A7G60 |
CPU | Ryzen 7 5700X |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 164,800円 |
- PoE2をフルHD&高画質&60fps以上で遊べる
- フルHDならFPSゲームでも144fpsを出せる
- PCケースはガラスサイドパネルを標準搭載
- 4Kは厳しい
「NEXTGEAR JG-A7G60」は、16万円半ばで買えるミドルクラスのゲーミングPCです。
Ryzen 7 5700XはRTX 4060の性能をしっかりと引き出せ、フルHD環境であればとんどのゲームを快適にプレイ可能。
PoE2の公式推奨スペックも余裕で満たし、フルHD&高画質&60fps以上で遊べます。
ミニタワー型なのでコンパクトにおさまるほか、ゲーミングPCらしいメカメカしさも残したデザインが魅力です。
PoE2をサクサク遊べる比較的手ごろなモデルならコレ!
WQHD&高画質でプレイできる|NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)
製品名 | NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル) |
CPU | Ryzen 7 7700 |
GPU | RTX 4060 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
価格 | 217,500円 |
- PoE2をWQHD&高画質で快適に遊べる
- 水冷CPUクーラーを標準搭載
- ホワイトカラーのPCケースはインテリアとしても映える
- 通常モデルよりも7,700円高い
「NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)」は、高級感あふれる白色のPCケースを採用したモデルです。
ミドルクラスGPUのRTX 4060 Tiを搭載し、PoE2をWQHD&高画質のスムーズな映像でプレイ可能。
ほかのRPGも高画質で遊べる!
この価格帯ではめずらしく水冷CPUクーラーを採用し、負荷がかかる場面でも本体をきちんと冷却してくれます。
価格と性能のバランスがとれたゲーミングPCを求める人におすすめの1台です。
MODを導入しても余裕がある|GALLERIA RM7C-R47
製品名 | GALLERIA RM7C-R47 |
CPU | Core i7-14700F |
GPU | RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB NVMe |
価格 | 239,980円 |
- 20コア28スレッドのCore i7-14700Fを搭載
- ハイエンドCPU・ミドルハイGPU搭載のわりに価格が安め
- PoE2でMODを導入してもカクつく心配なし
- SSDが500GBとやや少ない
「GALLERIA RM7C-R47」は、ドスパラの通販スタッフが選ぶ、おすすめのゲームデスク第1位に輝くモデルです。
最新世代CPUのCore i7とRTX 4070の組み合わせにより、幅広いゲームを240fpsで遊べます。
動画編集など、CPU負荷が高い作業もラクラクこなせる!
グラフィックを向上するような負荷の高いMODを導入しても余裕があり、没入感あふれる映像でPoE2を楽しめます。
SSDが500GBと少なめなので、必要に応じてアップグレードするのがおすすめです。
4Kの美麗グラフィックで楽しめる|G TUNE FZ-I7G7A
製品名 | G TUNE FZ-I7G7A |
CPU | Core i7-14700KF |
GPU | RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB NVMe |
価格 | 419,800円 |
- PoE2を4K&高画質の繊細なグラフィックで遊べる
- 最新ゲームにも今後対応できる
- 配信を積極的に行うストリーマーにもおすすめ
最新世代CPUとハイエンドGPUを搭載したゲーミングPC「G TUNE FZ-I7G7A」。
PoE2を4K&高画質でプレイできる性能をもち、美麗グラフィックで戦闘や探索を楽しめます。
幅広いゲームを高解像度や高fpsでプレイできる!
メモリが32GBなので、複数のソフトを立ち上げる必要があるゲーム配信なども快適に行えます。
「しばらく性能不足で悩みたくない」「幅広い用途をストレスなくこなしたい」という人におすすめです。
省スペースで遊べるゲーミングノート|ALIENWARE m16 R2
製品名 | ALIENWARE m16 R2 |
CPU | Core Ultra 9 185H |
GPU | RTX 4070 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
バッテリー | 90Wh |
質量 | 約2.61kg |
ディスプレイ | 16インチ/QHD+(2560×1600) 240Hz |
価格 | 355,980円 |
- マルチコア性能が高いCore Ultra 9 185Hを採用
- アルミニウム素材を採用した高級感あふれるデザイン
- メモリ32GB搭載でクリエイティブ作業も快適
- 質量が約2.61kgと重めなので持ち運びには不向き
「ALIENWARE m16 R2」は、デスクトップ版のRTX 4060に匹敵するRTX 4070 Laptopを搭載したゲーミングノートパソコンです。
QHD+(WQHDとほぼ同じ)&240Hz稼働ディスプレイを搭載し、臨場感あふれる映像を体験できます。
PoE2はフルHDで快適に遊べる!
2つの冷却ファンと4本の銅製ヒートパイプの効率的なエアフローにより、大量に敵が出てくる重たい場面でも発熱の心配がありません。
また、Alienwareシリーズ特有の近未来感あふれるデザインもかっこよく、見た目を重視したい人にもおすすめです。
Path of Exile 2に関するよくある質問
PoE2に関するよくある質問に回答します。
グラボなしだと厳しい?
最低スペックでGTX 960が要求されているため、グラボなしのパソコンで遊ぶのは厳しいです。
起動はできても動作がカクカクでストレス…!
最低でもRTX 2060相当のGPUを搭載したゲーミングPCで遊ぶことをおすすめします。
正式リリースはいつ?
PlayStation Storeの公式サイトに「expected to release late 2025.(2025年後半にリリース予定)」と記載されていますが、正確な日付は確定していません。
早期アクセス版の現在は約4,500円程度支払わないと遊べませんが、正式リリース後は無料でプレイできます。
課金要素はある?
PoE2は主に以下の課金要素があります。
- スタッシュタブ(倉庫拡張)
- キャラスキン・ペット
- キャラスロット追加
- ギルドスロット追加
- トレード出品機能追加
なお、キャラを直接強化できるような課金要素はなく、あくまで利便性の向上や見た目のカスタマイズに限定されます。
クロスプレイはできる?
すべてのプラットフォーム間でクロスプレイが可能です。
前作はクロスプレイ未対応だったけど、今作では機種が異なるフレンド同士で協力プレイできる!
Path of Exile 2のPCスペックまとめ
本記事ではPoE2の推奨スペックに注目し、以下の3つを解説しました。
要求スペックがそこまで高くないので、ミドルクラス性能があればフルHD&高画質で十分快適に遊べます。
4Kでのプレイやゲーム配信も考えるなら、最低でもRTX 4070 SUPERを搭載したハイエンドモデルだと安心。
目的別におすすめのゲーミングPCを紹介したので、予算と相談しながら自分に合ったモデルを見つけてみてください。
なお当サイトでは、ほかにもおすすめのゲーミングPCを紹介しているので、あわせて参考ください。