PCなどの外部機器との接続が不要で手軽に楽しめる「スタンドアロン型VRゴーグル」。
比較的低価格ながらもクオリティの高いVR体験ができるので、今一番注目されているVRゴーグルでもあります。
しかし、スタンドアロン型といっても製品点数がかなり多く「どれを買えばいいかよく分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではスタンドアロン型VRゴーグルに注目し
などの疑問に対し答えていきたいと思います。
徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次(気になる項目をクリック)
スタンドアロン型のVRゴーグルとは?
スタンドアロン型VRゴーグルとは、PCなど他の機器に接続しなくても「ゴーグル単体でVRを楽しむことができるVRデバイスのこと」を指します。
センサーの設置だったり、大変な接続・設定作業もほとんど必要なく、手軽にVRを楽しめるため、VR初心者の方にもとてもおすすめです。
そこでスタンドアロン型のVRゴーグルのメリット・デメリットについて詳しく紹介していきたいと思います。
メリット
スタンドアロン型は
- PCがなくても高クオリティのVR体験ができる
- 持ち運びが簡単
- ワイヤレス設計
といったメリットがあります。
スタンドアロン型VRゴーグルは、他の機器に接続しなくてもPCVRに匹敵するほどの性能をそなえ、手軽さと性能の両面でとても優れているんです。
また、ワイヤレス設計なので、寝転びながらでもVRを楽しめますし、ケーブルなどを持ち運ぶ必要もないため、持ち運びも手軽にできます。
Wi-Fiに接続すれば利用できるので、出先で使用する分にも適していますよ!
デメリット
メリットもたくさんある一方
- PC用の高品質なゲームはできない
- ストレージが決まっている
というようなデメリットも存在しています。
PCVRに匹敵するほどの性能は備えているものの、高品質の本格PC用VRゲームなどは基本対応していないので、遊ぶことはできません。
また、スタンドアロン型VRゴーグルは、32GBや64GBなどあらかじめストレージサイズが決まっています。
そのため、後々「ストレージもう少し欲しいな…」となっても増設したりすることができなかったりと、拡張性に関しては少し低めです。
初めから余裕があるストレージサイズのものを購入してもいいかもしれませんね!
こんな方にはスタンドアロン型のVRゴーグルはおすすめできません
「超高品質なVRゲームがしたい」「スペックの高いVRゴーグルが欲しい」というような方にはPC接続タイプのVRゴーグルがおすすめです。
価格は高めですが、その分圧倒的な性能をそなえているので、元々ゲーミングPCを持っている方などにはとても適していると思います。
初期設定は大変なものの、非常に繊細な映像を楽しむことができますよ!
一方「手ごろな価格でVRを体験したい」という方には、スマホ取り付け型のVRゴーグルを強くおすすめします。
スタンドアロン型やPC接続型と比べると性能は劣るものの、ほとんどの製品が数千円程度で購入できたりと、VRゴーグルを初めて買う方にもおすすめです。
スタンドアロン型のVRゴーグルの選び方
スタンドアロン型VRゴーグルの選び方について詳しく解説していきます。
対応アプリ
スタンドアロン型VRゴーグルを選ぶ際、地味に大事なのが「対応しているアプリ」です。
VRゴーグルの種類によって、対応しているアプリは異なるため、自分がどんなアプリを楽しみたいのか、購入する前にきちんと確認する必要があります。
幅広いコンテンツに対応している機種もあれば、ゲームアプリを中心に対応している機種などもありますよ!
ストア(ゲームなどをダウンロードできるプラットフォーム)によっても利用できるアプリは違うため、そちらも併せて確認しておくと良いでしょう。
解像度・バッテリー駆動時間
スタンドアロン型VRゴーグルのスペックにおいて最も重要視したい点が「解像度」と「バッテリー駆動時間」になります。
解像度は映像の綺麗さに直結するため、できるだけ高い解像度のものを選ぶのがおすすめです。
解像度が高ければ高いほど没入感やコンテンツの質も高くなりますよ!
また、ワイヤレス形式のスタンドアロン型VRゴーグルは、バッテリー駆動時間もとても大切です。
VRを楽しんでる途中でバッテリーが切れてしまっても大変なので、バッテリー駆動時間も長ければ長いほど良いでしょう。
トラッキング方式
これはスタンドアロン型に限った話ではないですが、VRゴーグルを選ぶ際「3DoF」か「6DoF」どちらなのかも注目したいポイントです。
3DoFは、頭部・目線の前後左右の動きや傾きをセンサーによって感知してくれるので、360°の空間を楽しむことができます。
一方6DoFは、頭だけでなく体全体の細かい動きを感知することができ、
- 足で移動した前後左右の動き
- ジャンプ
- しゃがむ
- 物を掴む
などの細かい動作もVRにしっかり反映することが可能です。
動画や映画視聴などをする場合は3DoFでも問題無いですが、本格的なVRゲームをしたい場合は6DoFじゃないと楽しめない可能性があります。
3DoFか6DoFかはVRゴーグルを購入する際必ず確認するようにしましょう!
おすすめのスタンドアロン型VRゴーグル4選を紹介!
おすすめのスタンドアロン型VRゴーグル4選を紹介していきます。
特徴 | |
Oculus Quest 2 | ハイエンドPCに匹敵するほどの性能を備えている・PCに接続して利用することも可能 |
Vive Focus Plus | スタンドアロン型の中でも高い解像度を備えており、ディスプレイには有機ELを採用 |
PICO G2 | 本体重量276gという驚異的な軽さにより長時間の使用でも疲れにくい |
Lenovo mirage solo | VR専用カメラを使えば撮影した映像を鑑賞できる・対応コンテンツも多い |
スタンドアロン型で迷ったらコレ|Oculus Quest 2
メーカー | Oculus |
解像度 | 1830×1920ピクセル |
視野角 | 100度 |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
ピント調節機能 | 非搭載 |
眼鏡をかけたまま使用できるかどうか | 使用可能 |
トラッキング方式 | 6DoF |
充電駆動時間 | 約2~3時間 |
価格 | 37,180円(128GB)/49,280円(256GB) |
- ハイエンドPCに匹敵するほどの性能を備えている
- 比較的低価格で購入可能
- PCに接続して利用することができる
- トラッキングは6DoFに対応
「スタンドアロン型が欲しいけどどれを買えばいいか分からない」という方に一押しなのがOculus Quest 2です。
Oculus Quest 2はハイエンドVRにも匹敵するほどの性能を備えながら、比較的低価格で購入することができます。
本来スタンドアロン型ではありますが、PCに接続して利用することもできるので「後々VCVRも楽しみたい」という方にもおすすめです。
スタンドアロン型で迷った場合はOculus Quest 2を買っておけば間違いなし!
ビジネス向けVRゴーグル|Vive Focus Plus
メーカー | VIVE |
解像度 | 2880×1600ピクセル |
視野角 | 110度 |
リフレッシュレート | 75Hz |
ピント調節機能 | 搭載 |
眼鏡をかけたまま使用できるかどうか | 使用可能 |
トラッキング方式 | 6DoF |
充電駆動時間 | 3時間 |
価格 | 98,725円 |
- 両眼2880×1660ピクセルとスタンドアロン型の中でも高い解像度を備えている
- ディスプレイには有機ELディスプレイを採用
- キオスクモード機能により特定機能のデバイスを構築できる
- 携帯性・便利性も高く持ち運びも簡単
- ビジネス向けではあるためVR初心者の方が購入するには少しハードルが高い
Vive Focus Plusはビジネス利用におすすめのVRゴーグルとなっています。
両眼2880×1660ピクセルと高い解像度を備え、更には有機ELディスプレイも採用しているため、繊細で美しいVR映像を楽しむことが可能です。
特定機能のデバイス構築ができる「キオスクモード」という機能が搭載されていることもあり、商用利用にも適しています。
携帯性や便利性も高く持ち運びも簡単です!
動画視聴に超特化したVRゴーグル|PICO G2
メーカー | Pico |
解像度 | 3840×2160ピクセル |
視野角 | 101度 |
リフレッシュレート | 75Hz |
ピント調節機能 | 非搭載 |
眼鏡をかけたまま使用できるかどうか | 使用可能 |
トラッキング方式 | 3DoF |
充電駆動時間 | 約3時間 |
価格 | 39,800円 |
- 本体重量驚異の276g
- スタンドアロン型の中でも圧倒的な解像度「4K」を備えている
- 万能性の高い3DoFモーションコントローラーが標準付属
PICO G2は動画視聴にとても特化したVRゴーグルです。
本体重量276gという驚異的な軽さにより、装着していても重量を感じづらいため、長時間映像を視聴していても疲れにくくなっています。
また、スタンドアロン型の中でも圧倒的な解像度「4K」を備え、きめ細やかで臨場感あふれるVR体験が可能。
さらに付属の3DoFモーションコントローラーは映画鑑賞時にはリモコンとして使用できたり、ゲーム中はプレイヤーの武器ともなったりと万能性も高いです。
VR撮影・鑑賞におすすめのVRゴーグル|Lenovo mirage solo
メーカー | Lenovo |
解像度 | 2560×1440ピクセル |
視野角 | 110度 |
リフレッシュレート | 75Hz |
ピント調節機能 | 非搭載 |
眼鏡をかけたまま使用できるかどうか | 使用可能 |
トラッキング方式 | 6DoF |
充電駆動時間 | 約3時間 |
価格 | 32,500円 |
- 世界初のスタンドアロン型VRゴーグル
- VR専用カメラを使えば撮影した映像を鑑賞できる
- トラッキング方式は6DoFに対応
- コンテンツ数も多い
Lenovo mirage soloは世界初のスタンドアロン型VRゴーグルとなっています。
「Lenovo Mirage Camera with Daydream」というVR専用カメラを使えば、撮影した映像を鑑賞したり、リアルタイムで撮影している動画を視聴可能。
さらに付属の専用VRコントローラーを使用することで没入感が高く、よりリアルなVR体験が可能です。
世界初のスタンドアロン型でありながらもトラッキング方式は6DoFに対応しています!
スタンドアロン型おすすめVRゴーグル | まとめ
本記事ではスタンドアロン型VRゴーグルに注目し、
上記4つについて徹底解説しました!
スタンドアロン型は今一番注目されているVRゴーグルでもあるため、この機会に購入を検討している方も多いと思います。
そのような方は是非本記事を参考にし、自分に合ったVRゴーグルを見つけて見てください!
また、こちらの記事では、他にもおすすめなVRゴーグルをタイプ関係なくまとめていますので、合わせてぜひご覧ください。