評価:3.5
ホームプロジェクターで夜な夜な一人パブリックビューイングしてるマクリン( @Maku_ring)です。
きれいな映像を据え置きで楽しむなら、解像度4K対応のプロジェクター一択ですが、4Kともなると大きく重く、家に置くにはちょっと無骨。
部屋をおしゃれに彩るなら、プロジェクターにもそれ相応のデザイン性を求めたいところ。
デザインも性能も諦めたくない人におすすめのホームプロジェクターが、BenQの「BenQ GK100」です。
2020年のグッドデザイン賞も受賞した温かみのあるキューブ型デザインに、心くすぐるナイトライトを搭載し、「プロジェクター = 家電」の概念を覆す見た目に仕上がっています。
見た目だけでなく、1,000ANSIルーメン・4Kの超高解像度・Android 6.0搭載と、ホームプロジェクターに要求される最低限以上のスペックもそなえています。
そんなわけで本記事は「【BenQ GK100レビュー】インテリアにもマッチするキューブ型デザインの4K対応プロジェクター」について書いていきます。
- グッドデザイン賞受賞の高いデザイン性
- 投影距離2mで120インチ
- スピーカー出力が20W
- ナイトライト搭載
- アプリがYouTubeのみに限られる
- Android OSが若干古い
- 明るさが4Kクラスではやや暗い
タップできるもくじ
BenQ GK100の外観と付属品
BenQ社の「GK100」は、Android 6.0搭載のホームプロジェクターです。
製品名 | BenQ GK100 |
---|---|
サイズ | 約195 x 224 x 195mm |
重さ | 約4.1kg |
明るさ | 1,000ANSIルーメン |
解像度 | 4K(3840 x 2160画素) |
スピーカー | 10W x 2 treVoloスピーカー |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
OS | Android 6.0 |
価格 | 191,718円(税込み) |
同価格帯の4Kプロジェクターには同社のTK700STiやNebula Cosmos Max、XGIMI HORIZON Proがあり、明るさやAndroid OSのバージョンだけ見ると後塵をやや拝するものの、その分高いデザイン性をほこります。
製品名 | サイズ | 重さ | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「BenQ GK100」 |
約195 x 224 x 195mm | 約4.1kg | 1000ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 20W(10W x 2) | Android 6.0 | 191,718円 |
「BenQ TK700STi」 |
約312 x 246 x 110mm | 約3.1kg | 3000ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 5W(5W x 1) | Android TV 9.0 | 200,000円 |
「XGIMI HORIZON Pro」 |
約208 x 218 x 136mm | 約2.9kg | 2200ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 16W(8W x 2) | Android TV 10.0 | 176,880円 |
「Nebula Cosmos Max」 |
約351 x 249 x 99mm | 約3.6kg | 1500ANSIルーメン | 4K(3840 x 2160画素) | 40W(10W x 4) | Android TV 9.0 | 179,980円 |
インテリアにも調和する温かみと柔らかさが同居したホワイトの外観でアートピースのような佇まいです。
表面の触感はなめらかで、指紋もつきづらくできています。
サイズは約195 x 224 x 195mmとやや縦長のキュービック形状で、4Kプロジェクターではかなりのコンパクト設計。
天面は操作ボタン3つのみ(電源ボタン・ライトボタン・Bluetoothボタン)というシンプル構成です。
両サイドにはtreVoloスピーカーを搭載し、10W x 2機となかなかパワフルな出力。Blootoothスピーカーとしても活躍してくれます
背面側には排気口とマグネット式の端子カバーが付き、カバーを外すとポート類が顔を出します。
インターフェースは、LANポート / HDMI2.0 x 2 / USB-A x 2 / 光デジタル音声端子 / オーディオ出力端子 / USB-Cと豊富なラインナップ。
操作は基本的に付属のリモコン(単4電池 x 2)で行い、ボタンはやや硬いものの、操作感は悪くないです。
BenQ GK100のレビュー
BenQ GK100の特徴を紹介します。
ナイトライト搭載
BenQ GK100は台座に、まるでクリアガラスのような小洒落たデザインのものを採用しています。
チルト機能もそなえ、約8°まで傾けられるようになっています。
また、本体のライトボタンを押すことで、ムーディーなライトが灯るナイトライトを搭載しています。
プロジェクターとしても実用レベル
BenQ GK100の明るさは最大1,000ANSIルーメン、解像度は4K(3840 x 2160)であり、解像度は文句無しであるものの、明るさはホームプロジェクターではふつうといったところ。
とはいえ、夕方以降の時間帯で鑑賞すると、明るさに劣るからといってそこまでの差は感じませんでした。
ただ、レーザー光源のTK700STiに対し、GK100はLED光源のプロジェクター。
本体が熱くなりにくいのにくわえ、最大29dBAと静音性にもすぐれ、有害なブルーライトも発しないので、安全性が高いです。
焦点距離の短さもBenQ GK100の特徴であり、通常は100インチを投影するのに2.5〜3m必要なところ、なんと1.77mで投影可能。
HDMIで有線接続するといった、通常のプロジェクターの使い方ももちろんでき、超高解像度もあいまって視認性は抜群です。
また、AirPlay・Miracastといったスクリーンキャストにも対応し、iPhone・Android・PCのコンテンツをミラーリングすることができます。
画面調整も抜かりなく、オートフォーカスに台形補正(垂直自動・水平手動)を搭載しています。
歪みの検知はやや遅めですが、誤認識もなく、確実に修正してくれます。
Android 6.0搭載
BenQ GK100はAndroid 6.0を搭載し、直感なUIで使いやすくできています。
Android搭載プロジェクターの中でOSのバージョンはやや古めですが、実用上の問題は特にありません。
ちなみにAndroid TVを利用するためには、付属のワイヤレスドングルを背面に挿し込む必要があります。
アプリストアは純正のGoogle Playではなく、サードパーティ製の「AptoideTV」であるため、ラインナップは豊富ではありません。
その代わりHDMIやUSB-Cなど、インターフェイスは充実しているので、Netflixやhulu等の動画配信を楽しみたい方は、お手持ちのGooglle Cromecast等と接続してお楽しみください。
「AptoideTV」ではYouTubeには対応しています。ですが「YouTubeアプリ」ではなく「Smart YouTube TV」であるという点に注意しましょう。
真夜中に大谷サンを投影してみましたが、現地さながらの臨場感と迫力で、レビューであることを忘れ、しばらく引き込まれてしまいました……。
撮影スタジオでプロジェクターのレビューするつもりだったのに、大谷くんがカッコよすぎて… pic.twitter.com/lfVPnlMyUt
— マクリン (@Maku_ring) June 30, 2021
4K動画をYouTube再生したところ、明るさの点では同社のTK700STiにやはり劣るものの、映像のなめらかさや精細さではまったく差異を感じませんでした。
スピーカーの出力も計20Wなので、力強さ・臨場感の点では充分な仕上がり。
BenQ GK100はこんな人におすすめ
BenQ GK100は「インテリアに調和するデザイン性の高い4Kプロジェクターが欲しい人」におすすめです。
Blootoothスピーカーを搭載し、短焦点かつカラー精度も優秀で、デザインだけでなくプロジェクター性能も高し。
ただし、アプリストアがサードパーティ製で収録アプリが限定されるため、そこを目当てにする人はBenQ TK700STiやXGIMI HORIZON Proがおすすめです。
BenQ GK100レビューまとめ
本記事は「【BenQ GK100レビュー】インテリアにもマッチするキューブ型デザインの4K対応プロジェクター」について書きました。
BenQ GK100は、温かみのあるキューブ型デザインにナイトライトを搭載する、独創性の高いプロジェクターです。
解像度4K・1,000ANSIルーメン・Blootoothスピーカーモード搭載と、ホームプロジェクターとしての性能もしっかりそなえています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- グッドデザイン賞受賞の高いデザイン性
- 投影距離2mで120インチ
- スピーカー出力が20W
- ナイトライト搭載
- アプリがYouTubeのみに限られる
- Android OSが若干古い
- 明るさが4Kクラスではやや暗い