どうも、なにかとプレゼン機会が多いマクリン( @Maku_ring)です。
発表資料を映すプロジェクターのない得意先も多く、そのときはクソ重いプロジェクターを会社から持ち出さなくてはなりません。
コンパクトで持ち運びしやすいプロジェクターであれば、仕事にかぎらず、映画・バラエティ観賞用として自宅でも大活躍します。
ところがこれまで、サイズと性能を両立したモデルがなかなかありませんでした。
そんな中、モバイルバッテリーのリーディングカンパニーであるAnkerが、素晴らしいプロジェクターを世に送り出しました。
それがこちら、「Anker Nebula Capsule Pro」です。
僕の考える「実用性の高いモバイルプロジェクターの条件」は以下のとおり。
- 手の平サイズ
- 明るさ(輝度)は100ルーメン以上
- 投影サイズは100インチ以上
- 画質(解像度)はWVGA(854 × 480)以上
- 台形補正機能あり
- バッテリー内蔵で2時間以上駆動
Anker Nebula Capsule Proはいずれも高いレベルでクリアしています。
本記事は「【Anker Nebula Capsule Proレビュー】Android搭載モバイルプロジェクター【150ルーメン/バッテリー内蔵】」について書いていきます。
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Anker Nebula Capsule Proの外観と付属品
Anker社の「Anker Nebula Capsule Pro」は、Android7.1搭載のモバイルプロジェクターです。
外装は滑らかなアルミボディであり、しっかりした剛性をもっています。
Anker「Nebula Capsule Pro」 | |
本体サイズ | 直径6.8 x 高さ12cm |
重量 | 470g |
解像度 | 854 × 480(WVGA) |
投影サイズ | 最大100インチ |
明るさ | 150ルーメン |
スピーカー出力 | 5.0W(モノラル) |
バッテリー駆動時間 | 4時間 |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
入出力端子 | HDMI |
ワイヤレス | Bluetooth・Wi-Fi・Miracast・AirPlay |
Nebula Capsuleシリーズのモバイルプロジェクターは4つあり、その中でもAnker Nebula Capsule Proはベーシックな仕様となっています。
製品名 | サイズ | 重さ | バッテリー容量 | 動画再生時間 | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Nebula Capsule Pro」 |
約120 x 68 x 68mm | 約470g | 5,200mAh | 4時間 | 150ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 5W | Andoroid 7.1 | 46,800円 |
「Nebula Apollo」 |
約131 x 65 x 65mm | 約579g | 9,750mAh | 4時間 | 200ANSIルーメン | 854 x 480画素 | 6W | Andoroid 7.1 | 39,999円 |
「Nebula Capsule II」 |
約150 x 80 x 80mm | 約740g | 9,700mAh | 3時間 | 200ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 8W | Andoroid TV 9.0 | 59,800円 |
「Anker Nebula Mars II Pro」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1545g | 12,500mAh | 3時間 | 500ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
「Nebula Mars II」 |
約122 x 137 x 178mm | 約1476g | 12,500mAh | 4時間 | 300ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 7.1 | 69,800円 |
「Nebula Cosmos Max」 |
約351 x 249 x 99mm | 約3000g | − | 電源駆動 | 1500ANSIルーメン | 3840 x 2160画素 | 40W(10W x 4) | Andoroid 9.0 | 179,980円 |
「Nebula Cosmos」 |
約290 x 198 x 91mm | 約2000g | − | 電源駆動 | 900ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 20W(10W x 2) | Andoroid 9.0 | 79,980円 |
特筆すべきはそのサイズで、直径6.8 x 高さ12cmとかなりコンパクト。重さは約470gです。
iPhoneと一緒に並べても、その小ささは際立ちます。
側面のダイヤルで、フォーカスが調整できるようになっています。
背面には赤外線レシーバーと換気口があります。
下部には充電用のMicro USB端子と映像・音声入力用のHDMI端子を備えています。
上面は操作部で、音量の上げ下げ・電源オンオフ・モード切替(Bluetoothスピーカー/プロジェクター)ができます。
底面には三脚用の穴を備えており、汎用品の三脚が使えるのはありがたいです。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン、専用ケース、充電用アダプター、Micro USBケーブル、USB変換アダプター、レンズ用クロス、取扱説明書です。
専用ケースはクッションが効いていますが、高価な本体を持ち運ぶにはやや心もとないです……。
持ち出す機会の多い方は公式トラベルケースの購入をおすすめします。
付属の充電用アダプターはQuick Charge 3.0(QC3.0)対応のものであり、通常のアダプターでは充電できませんので、その点はご留意ください。
それではAnker Nebula Capsule Proの充電まわりについて紹介します。
Anker Nebula Capsule Proは4時間駆動のバッテリー内蔵
Anker Nebula Capsule Proは5,200mAhもの大容量バッテリーを内蔵しています。
- 動画再生 約4時間
- 音楽再生 約30時間
実用面から考慮しても、2時間以上のプロジェクター駆動が可能であれば、ビジネス・プライベートともに困ることはありません。
上面ロゴの色で充電状態を把握でき、赤点灯時は充電中、緑点灯はフル充電を表しています。
バッテリー残量は電源ボタンを押すことで投影されます。
Anker Nebula Capsule ProはBluetoothスピーカーモード搭載で高音質
Anker Nebula Capsule Proはプロジェクターだけでなく、Bluetoothスピーカーとしても使うことができます。
全方位がスピーカーに覆われたデザインだけあり、そのサウンドは想像以上にパワフル。
実際に音楽を流してみたところ、中音域を中心にバランス良く味付けされたサウンドとなっています。
また、360度スピーカーの恩恵で、どの場所にいても音の届き方に偏りがないのも魅力です。
Anker Nebula Capsule Proのプロジェクターモードは100インチ&150ルーメン
Anker Nebula Capsule Proは、NEBULAロゴ上のモード切替ボタンで、スピーカーモードとプロジェクターモードの切り替えが可能です。
プロジェクターモードにして、背面のHDMI端子に機器(PCやゲーム機)を差すだけで、スクリーン上に映し出されます。
スクリーンの投影サイズは100インチ、解像度はWVGA(854 × 480)で、細かい文字はややボヤけますが、ビジネス仕様でも充分使えるスペックです(家庭用なら余裕!)。
明るさは150ANSIルーメンあり、他のモバイルプロジェクターでは100ANSIルーメンのものが多い中、明瞭さとコンパクトサイズを高次元で両立しています。
Anker Nebula Capsule Proは台形自動補正機能(オートキーストーン補正)も備えています。
歪みを自動で修正してくれるのはかなり便利。
ですが、あくまで垂直方向(タテ方向)のみの補正であり、水平方向(ヨコ方向)の傾きは自動調整してくれませんので、その点は注意が必要です。
Anker Nebula Capsule ProはWi-Fi&Android OS搭載で動画アプリ堪能
Anker Nebula Capsule Proは無線LANを搭載しており、Wi-Fi接続することで活用方法がさらに広がります。
Wi-Fiにつないで初期設定を終えると、本製品に入っているOS、Android7.1の画面が立ち上がります。
プロジェクターにOSまで載せているモデルはそれほど多くなく、最大の特長のひとつです。
画面操作は、本体の赤外線レシーバーにリモコンを向け、ボタンを押して行います。
しかし、スマホアプリを介したスワイプ操作のほうが使いやすく、こちらを断然おすすめします。
感覚的に操作でき、一本指でカーソル移動、二本指でページスクロールができるようになっています。
実際こんな感じでヌルヌル動かせますw
プリインストールされているアプリ「TED」「YouTube」「Netflix」以外にアプリをダウンロードする場合、右下のApp Storeにアクセスします。
本製品唯一ともいえる弱点がアプリの種類の少なさ。
アプリストアが純正ストアのGoogle Playではなく、サードパーティ製の「AptoideTV」であるため、ラインナップが豊富ではありません。
とはいえ、動画を楽しむのに最適な「Amazonプライム・ビデオ」や音楽サービス「Spotify」など、必要どころは押さえている印象です。
Anker Nebula Capsule ProはAirPlay&ミラーリングでスマホ連携可能
Anker Nebula Capsule Proは、スマホやタブレットの画面をそのまま映し出せるミラーリング機能を備えています。
iPhoneやiPhoneなどiOS機器は、AirPlayもしくはミラーリングを使うことで、スクリーンに投影することができます。
Amazon Musicアプリは、AirPlayに対応していますので、その方法を紹介します。
AirPlay接続中は、対応アプリの音楽や動画が、このようにスクリーンに映し出されます。
万が一アプリがAirPlayに非対応でも、ミラーリングを使えば、スマホ画面をそのままプロジェクタースクリーンに映し出すことが可能です。
ミラーリング中は、スマホ画面がそのままスクリーンに投影されます(ややこしいですが、プロジェクター本体の写真を出してみたw)。
プロジェクターとしての基本性能が高いだけでなく、動画や音楽も楽しめるなど、エンタメ性も充実しています。
オールマイティに活用できる一台をお探しならば、全力でおすすめできる逸品です。
Anker Nebula Capsule Proレビューまとめ
本記事は「【Anker Nebula Capsule Proレビュー】Android搭載モバイルプロジェクター【150ルーメン/バッテリー内蔵】」について書きました。
Anker Nebula Capsule Proは、さまざまな特長・機能を持ち合わせた、万能プロジェクターです。
- 4時間駆動のバッテリー内蔵
- 高音質のBluetoothスピーカー
- 100インチの大画面と150ルーメンの明るさ
- Android OS搭載で動画・音楽アプリを再生
- スマホ・タブレット画面の共有
これ一台取り入れることで、大画面の映像・臨場感あるサウンドを手軽に楽しめて、いまやAnker Nebula Capsule Proは僕たちの生活に外せないものとなっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
>下部には入力用(充電)のMicro USB端子と映像・音声出力用のHDMI端子を備えています。
とありますが、HDMI端子は入力用ではないでしょうか?
セノケン様、
大変失礼いたしました。
入力用の誤りです。
ご教示ありがとうございますm(_ _)m
マクリン