どうも、iPhoneユーザーのマクリン(
iPhone 14 Proを使っていてまだまだ現役ですが、毎年恒例で15 Proを買いました。
見た目的にはキープコンセプトなものの、素材にチタンを採用したおかげで質感・軽量性ともにアップしています。
さらにポートも、だれも望んでなかったLightningから待望のUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2)に変わり、他のApple製品(MacBook・iPad)とケーブル端子がついに揃いました。
そこで本記事は、iPhone 15 Proを14 Proと比較しつつ、各ポイントを紹介していきます。
- 14 Proより20g軽くなった
- 14 Proよりベゼルが細くなった
- 充電ポートがUSB-C仕様
- アクションボタンが便利
- 側面のチタンフレームが美しい
- 無線LAN規格がWi-Fi 6Eにアップ
- 充電器は別途必要
- 付属のUSB-CケーブルがUSB2.0
- カメラが相変わらずゴツい
タップできるもくじ
iPhone 15 Proの外観比較と付属品
iPhone 15 Proは、最大10Gbps対応のUSB Type-C・4800万画素の3眼カメラ・120Hzリフレッシュレートの有機ELディスプレイをそなえる15シリーズのハイエンドモデルです。
製品名 | iPhone 15 Pro |
---|---|
カラー | ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウム |
サイズ | 70.6 x 8.25 x 146.6mm |
重量 | 187g |
ディスプレイ | 6.1型有機EL(最大120Hz) |
解像度 | 2,556 x 1,179ドット(常時表示) |
画面輝度 | 1,000ニト(最大2,000ニト、屋外) |
CPU | A17 Pro (6コアCPU / 6コアGPU / 16コアニューラルエンジン) |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
カメラ | 4800万画素(広角、F1.78、センサーシフト、レンズフレア防止加工) + 1200万画素(超広角、F2.2)+ 1200万画素(3倍望遠、F2.8) + LiDARスキャナー、インカメラ1200万画素(F1.9) |
対応回線 | 5G(sub-6)、4G |
Bluetooth | 5.3 |
無線LAN | Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax) |
生体認証 | Face ID |
防水防塵 | IP68 |
バッテリー | 動画再生:最大23時間 音楽再生:最大75時間 |
非接触充電 | MagSafe(15W)/ Qi(7.5W) |
充電ポート | USB Type-C(27W) |
SIM | nanoSIM + デュアルeSIM |
価格 | 15万9,800円〜 |
13 Proや14 Proと同様、「物理SIM(nanoSIM)+ eSIM x 2」のトリプルSIM仕様であり、僕のように複数の電話番号を使い分けつつ1台のスマホで済ませたい人は重宝します。
僕が購入したのはブルーチタニウムで、落ち着いた色合いで上品な雰囲気をまとっています。
光の当たり方によって表情が変わり、爽やかにも渋めに映る魅力的なカラーです(ただし、今回のラインナップで一番不人気らしい…w)。
14 Proと同様、背面のテクスチャードマットガラスは表面処理が心地よく、指紋もつきづらくて扱いやすいです。
それからなんといっても特筆すべきが、側面のフレーム素材にSUSに代わり、チタンを採用したこと。
カメラユニットのゴツさは14 Proと同等で、光学3倍ズームや各カメラの画素数といった基本スペックが変わらない影響か、ユニットサイズ自体は同じでした。
正面向かって右側にサイドボタン、左側には新設のアクションボタンと音量ボタン(大/小)が付いています。
マナーモードスイッチがなくなったところにアクションボタンが入った感じですが、このボタンが自分の好きな機能を付加できてなかなか便利。
アクションボタンと同じく、大きく変更したのが充電ポートで、不評だったLightningからついにUSB Type-Cに変わりました!
それにともない、付属品のケーブルもUSB-C to LightningケーブルからUSB-C to USB-Cケーブルに変わりました。
ただしケーブルのUSB規格はUSB 2.0(最大480Mbps)で、USBポートの実力である「USB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)」を引き出せる仕様ではないので注意ください。
両者には転送速度に大きな差があるので、外付けSSDとの接続など、速い転送速度が必要になる場面ではUSB 3.2 Gen 2対応ケーブルを使用ください。
また、USB充電器も付属していないので、Anker Nano Charger (20W)との同時購入がおすすめです。
あと僕のように「画面ゼッタイ傷つけたくない民」は保護フィルムをすぐに付けましょう。
僕はいつもNIMASOの「ガラスフィルム」を貼り付けています。
iPhone 15 Proと14 Proの違いを比較レビュー
iPhone 15 Proのサイズは70.6 x 8.25 x 146.6mmで、14 Proと比べて幅は少しスリムに、やや分厚くなりました。
持ったときのサイズ感はとくに変わらないものの、チタン採用の恩恵で「えっ、めっっちゃかる…!」と驚くくらいには軽量化が図られていました。
それでは各方面から14 Proと比べる形で15 Proをレビューしていきます。
なお、カメラのレビューはざっくりなので、あらかじめご承知おきください。
チタン採用でとにかく軽い
iPhone 15 Proならではの目玉のひとつが、側面のフレームにチタンを採用したことです。
その恩恵は重量面でも大きく、実に20gもの軽量化が図られています。とにかく軽いのにバッテリー持ちは変わらないのもすごい。
14 ProのSUSに比べ、指紋が目立ちにくいのも地味にメリット。
14 Proよりも角の丸みがやや大きく、手なじみ感がさらに良くなっていました。
ただ、背面のガラスとのRのつなぎ部分が完全になめらかでなく、若干の引っかかりを感じました。気になる人は気になるかも。
待望のUSB Type-C採用
僕がiPhone 15 Proに変えた最大の理由ともいえるのが充電ポートの変更。
USB規格も「USB 3.2 Gen 2」であり、USB規格のなかでも比較的上位のものを採用しているのはうれしいポイント。
USB規格(現名称) | USB規格(旧名称) | 転送速度 |
---|---|---|
USB2.0 | USB2.0 | 480Mbps |
USB 3.2 Gen 1 | USB3.1Gen1 | 5Gpbs(5,000Mbps) |
USB 3.2 Gen 2 | USB3.1Gen2 | 10Gpbs(100,000Mbps) |
USB 3.2 Gen 2×2 | ー | 20Gpbs(200,000Mbps) |
ただし、いくつか落とし穴があり、付属しているUSB-CケーブルのUSB規格はなにをケチったかUSB2.0です。
充電だけで使用する分にはとくに問題ないものの、高い転送速度を要する人はUSB 3.2 Gen 2対応ケーブルを別途買いましょう。
高速充電(30分で50%充電)にも対応しますが、充電器は付属していないのでAnker Nano Charger (20W)など「最大20W以上の充電器」が必要になります。
当然ながらUSB-C対応のモバイルバッテリーにも対応し、15 Pro向けに開発された「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」あたりがおすすめです。
USB-C採用の恩恵は充電面だけでなく、接続機器の拡張性にもあります。
DisplayPort Alt Mode対応のUSB-Cケーブルでつなげば、外部ディスプレイに出力もできます(個人的にはあんま使う機会ないけど)。
ほかにもiPhoneで動画や音声収録の機会が多い人にはありがたい、外付けマイクとの直挿し。
大量の動画データを置いときたいときに便利な、外付けSSDとの接続にも使えます。
多くの外部機器はUSB-Cケーブルとの組み合わせであるため、これまでのように「Lightningだから使えない…」と無縁になったのはうれしいです。
MagSafeは変わらず
15 Proは14 Proと同様、マグネット式ワイヤレス充電のMagSafeを採用しています。
MagSafe充電器を用意することで背面にピタッとくっつき、充電が開始します。
ワイヤレス充電出力は最大15W出力で、充電速度面でもかなり実用的です。
おなじみのMagSafe対応アクセサリーも当然使え、iPhoneユーザーならもはや必須アイテム「MOFT Snap-On スマホスタンド」にも対応。
本体の保護性を上げるなら、同じくMOFTの「MOVASレザーケース」と組み合わせると、質感も高くていい感じ。
スタンド機能に特化し、高さをもう少し出したい人は「MOFT 七変化マルチスタンド」なんかもおすすめです。
ケースとスタンドを一緒にするなら、TORRASの「UPRO Ostand R」も使いやすいです。
アクションボタンがけっこう便利
iPhone 15 Proから新たに搭載されたボタン(従来のマナーモードスイッチの位置)がアクションボタン。
デフォルトではアクションボタンの長押しで「消音 着信」を切り替えられ、マナーモードスイッチの代わりに使えます。
アクションボタンの機能は「設定 アクションボタン」からユーザー側で自由に割り当てられるようになっています。
プリセットされている機能以外に、ショートカットやアクセシビリティを付与するといったことも可能です。
ただ、個人的におすすめなのはカメラ。
一回長押しでカメラを開き、もう一回押すとシャッターを切ってくれるので、瞬時のカメラ起動と撮影に重宝します。
ディスプレイのベゼルがさらに細くなった
iPhone 15 Proは14 Proと同様、6.1インチの有機ELディスプレイ(10〜120Hzの可変リフレッシュレート)を採用しています。
画面の美しさや精細さは今さら触れるまでもないですが、当然ながら綺麗。
画面輝度は14 Pro/15 Proともに最大2,000ニトという触れ込みですが、並べてみると15 Proのほうが若干くっきりしているのが分かります。
ディズプレイサイズが変わらないにも関わらず、横幅が71.5mm(14 Pro) 70.6mm(15 Pro)とスリムになっているとおり、ベゼル幅がさらに細くなっています。
A17 Pro搭載で性能アップ
15 ProのCPUにはA17 Proを搭載しています。
14 ProのA16 Bionicでも(半導体チップのトランジスタのゲート長が)5nmプロセスだったのに対し「3nmプロセス」という、もはや意味不明の領域に突入しています。
CPUとGPUの性能差を、ベンチマークソフト「Geekbench 5」で測ってみました。
シングルコアでは約13%、マルチコアでは約9%アップし、いずれも着実に進化していました。
GPUはコア数も5から6に増え、約34%アップとかなりの向上が見られました。
14 Proでももはやゲーミングスマホでしたが、15 Proは発表会でもゲーミングの側面を強く押し出していたのが頷けるベンチ結果でした。
高速通信の5G対応で下りは光回線並み
14 Proでも対応している高速モバイル通信「5G」は、15 Proでも対応しています。
ただし、日本モデルはサブ6(米国ではミリ波もサポート)であり、5Gの実力を全部出せるわけではありません。
LINEMOを使って5Gエリアで測定したところ、下りにいたっては光回線と同等でした。
15 ProからWi-Fi規格「Wi-Fi6E」に対応しているので、Wi-Fi6E対応のルーターと組み合わせることでその真価を発揮できます。
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz/6GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
カメラのカラグレが自然になった
iPhone 15 Proのカメラは14 Proと同じく3カメラ + LiDARセンサーですが、本機からレンズにフレア防止加工が施されました。
広角レンズが4800万画素なのも同様ですが、焦点距離の刻みが細かくなり「24mm(1倍)」と「48mm(2倍)」の間に「28mm(1.2倍)」「35mm(1.5倍)」が追加されました。
肝心のカメラの写りはというと、15 Proのほうがカラーグレーディングが良く、白飛びが抑制されて色合いがより自然になっているのが分かります(ソフト面の進化を実感)。
iPhone 15 Proの評判・口コミ
当サイトで独自に集計したアンケートから、iPhone 15 Proの良い口コミ・悪い口コミを紹介します。
購入時の参考にしてください。
スクロールできます→
良い口コミ
「充電ポートがUSB Type-Cに変わった点」「カメラの性能アップ」「ベゼルが細くなった点」を評価する声が見られました。
男性 / –
まずデータ容量が多く、画像も美しい点が良い。ただ、まだ完全に使いこなせていません。
男性 / 30代後半
USB Type-Cで充電ができるようになってとても便利になった。
男性 / 30代後半
元々iPhone 13 Proを利用していたが、比較するととても軽く感じる。LightningからUSB-Cに変更になり、他の充電ケーブルを流用できる。ミュートスイッチからアクションボタンに変わったため、ケースがアクションボタン部分も覆っており、埃が本体に付着しづらくなった。
男性 / 30代前半
前回使っていたiPhoneと基本操作に違いをあまり感じることがなく使いやすかったです。カメラやゲームの動作も向上している体感を得られました。
女性 / 30代後半
前日まで使用していたiPhone 12 Proと比較し、カメラの性能がさらにパワーアップしたことを実感しました。また、ディスプレイ表示の設定も細かなところまで指定できることに驚きと感動がありました。
女性 / –
画面のベゼルがないのですごく見やすいです。なめらかなボディで、歴代最高峰の仕上がりだと思います。
女性 / –
デザインが最高です。 マナーモードにするときもボタンになって最高です。
男性 / 30代前半
カメラ性能が向上し、既存の機種よりも確実に進化していることが使ってみてから実感でき、暗所での撮影にも強くなっていることから、汎用性が上がっていることが良かったです。ボディ材質をチタンに変更していることから少し軽くなっており、USBタイプCへの変更による汎用性の拡大、新しいカラーなど、新鮮さを感じる面が多く、購入して良かったと思います。USBタイプC自体のスペックがもう少しグレードが高い性能のものを導入して欲しかったという欲があるので、評価は4とさせていただきました。
女性 / 20代後半
今までもiPhoneシリーズを愛用していたが、一番気になっていたカメラの性能がかなり良くなったのが実感できた。遠出することが多く、近くまで行けないところではズームをして撮影をすることが多いのだが、ズームした時でも鮮明にくっきりと写っていることに感動した。
女性 / –
カメラの性能も優れてて充電器がタイプCになったので、コードを2つ持って行かなくなったのでよかった。
悪い口コミ
男性 / 40代前半
前評判や自分が期待していたほど機能レベルが上がっているようには感じませんが、デザインが良くなっているので、総合的に見て「ふつう」と感じています。
iPhone 15 Proレビュー・評判・口コミまとめ
本記事はiPhone 15 Proをレビューしました。
見た目はキープコンセプトですが、重量・ポート面の変化は大きく、それだけでも正直買いという印象です。
なかでもUSB-C採用に関してはAppleユーザー歓喜で、ようやくAndroidスマホの当たり前に追いついたといえるでしょう。
どうも、マクリン(
- 14 Proより20g軽くなった
- 14 Proよりベゼルが細くなった
- 充電ポートがUSB-C仕様
- アクションボタンが便利
- 側面のチタンフレームが美しい
- 無線LAN規格がWi-Fi 6Eにアップ
- 充電器は別途必要
- 付属のUSB-CケーブルがUSB2.0
- カメラが相変わらずゴツい