評価:4
家でも外でもモバイルプロジェクターのお世話になりマクリン( @Maku_ring)です。
友人家族を呼んでの映画・動画鑑賞会、野外での投影会、はたまたテレビ代わりに使えたり、プロジェクターが人々の生活に根付きつつある今日この頃。
それにともない、モバイルプロジェクターの性能もかなり上がり「XGIMI Halo」のように据え置きプロジェクターと遜色ないモデルも出てきました。
数あるモバイルプロジェクターでも需要が高いのはやはりペットボトルサイズです。
このクラスはこれまでAnkerの「Nebula Capsule II」一強という感じでしたが、そこにXGIMIが「MoGo Pro+」で殴り込みをかけてきました。
300ANSIルーメンの明るさとフルHDの解像度をそなえ、片手でも持ち運べる1kg未満のプロジェクターでは随一のスペックを有しています。
Harman Kardon製スピーカーにくわえ、Android TV 9.0搭載でGoogle Playストアから4,000以上のアプリを楽しめるので、エンタメ性も当然抜群。
あと、垂直だけでなく水平方向の台形自動補正も付いたのは、個人的にかなり大きいです。
そんなわけで本記事は「【XGIMI MoGo Pro+レビュー】小型サイズ最高の解像度と垂直水平の台形自動補正をもつモバイルプロジェクター」について書いていきます。
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XGIMI MoGo Pro+の外観と付属品
XGIMI社の「「MoGo Pro+」は、Android TV 9.0搭載のモバイルプロジェクターです。
製品名 | 「MoGo Pro+ |
---|---|
サイズ | 約105.5 x 94.5 x 146mm |
重さ | 約0.9kg |
明るさ | 300ANSIルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080画素) |
スピーカー | 6W(3W x 2) |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
OS | Android TV 9.0 |
価格 | 80,080円 |
同クラスのパイオニアであるNebula Capsule IIと比べても、明るさ(200ANSIルーメン 300ANSIルーメン)・解像度(720p 1080p)の点で上回っています。
製品名 | サイズ | 重さ | 動画再生時間 | 明るさ | 解像度 | スピーカー | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「MoGo Pro+」 |
約105.5 x 94.5 x 146mm | 約914g | 4時間 | 300ANSIルーメン | 1920 x 1080画素 | 6W | Andoroid TV 9.0 | 80,080円 |
「Nebula Capsule II」 |
約150 x 80 x 80mm | 約740g | 3時間 | 200ANSIルーメン | 1280 x 720画素 | 8W | Andoroid TV 9.0 | 59,800円 |
(発売日も2年ちがうので、技術的に進化していて当然ですが……)
継ぎ目のないアルミボディは、XGIMIシリーズ共通の高級感を放ち、持つだけでも所有欲が満たされる造りです。
片手でも持ち運べる小ぶりサイズで、500mlペットボトルと比較しても、径は太いものの高さは短く仕上がっています。
重量は約914gであり、超軽量のモバイルノートPC並みにまでおさえています。
本体はバッテリー内蔵で動画再生4時間・音楽再生8時間に対応し、屋内使用時は電源駆動が安心です。
オートフォーカス機能を搭載し、焦点距離が変わるごとに自動調整してくれます。
驚くべきことに、垂直方向だけでなくXGIMI Haloには付いていなかった水平方向の自動台形補正も付き、利便性はさらに上がっています。
底面には三脚穴が付き、汎用品の三脚を装着できます。
あわせてフリップスタンドも付いているので、ちょっとした傾斜であればこちらで対応することも可能です。
投影方法も正面置きだけでなく天井吊るしにも対応し、逆さまに吊るして投影することも可能です。
音響面も抜かりなく、オーディオ老舗メーカーであるHarman Kardon製のスピーカーを3W x 2機搭載しています。
背面にはイヤホン出力端子とHDMI入力端子、USBメモリ接続用のUSB-A(USB2.0)と電源ボタンが付いています。
本体はタッチ操作に対応し、音量調整と再生/一時停止ができます。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン(単4アルカリ乾電池 x 2)、電源ケーブルです。
XGIMI MoGo Pro+のプロジェクター機能
MoGo Pro+は、明るさ最大300ANSIルーメン、解像度はフルHD(1920 x 1080)であり、同サイズではダントツの性能です。
明瞭度は800ANSIルーメンのXGIMI Haloにゆずるものの、夕方以降の投影環境であれば、両者に大きな差異は感じませんでした。
投影サイズは100インチ以上の大画面も可能ですが、2m離したとき(76インチ)が視認性高く、ちょうどいい感じです。
ルビ打ちの小さく細い文字でもつぶれず視認でき、解像度が高いことの恩恵はかなり出ていました。
Nintendo Switchなど、HDMIをそなえるゲーム機ともつなげられ、ゲームもしっかり楽しめます。
有線接続に対応しているほか、Chromecastを搭載し、iPhone・Androidスマホ・各種PCからのミラーリングにも対応しています。
XGIMI MoGo Pro+はAndroid TV 9.0搭載
MoGo Pro+はAndroid TV 9.0を搭載し、タブレットライクなUIで直感的に操作できます。
サードパーティ製のアプリストアを搭載するモデルも少なくない中、純正のGoogle Playなので、数千以上ものAndroidアプリをそのまま楽しむことができます。
また「torne mobile」や「DiXiM Play」といったアプリ経由で、ネットワーク接続された機器(レコーダー・nasne)につなげてTV番組視聴も可能です。
録画番組も観れるので、もはやテレビ要らず。
ドローンさんのYouTubeチャンネルを再生したところ映像美も見事で、水面のゆらぎや木々の微妙な色のちがいも表現でき、もはやシアタールームです。
800ANSIルーメンのXGIMI Haloと映像比較(上がMoGo Pro+)した結果、ソフトの映像処理が上手いのか、見方によってはMoGo Pro+のほうが明るい印象を受けました。
(音響面はさすがにXGIMI Haloのほうがひとつ抜けている印象……)
ペットボトルサイズにしてハード面・ソフト面ともに優秀。
MoGo Pro+は、小型サイズと性能の究極バランスを実現したモバイルプロジェクターです。
XGIMI MoGo Pro+レビューまとめ
本記事は「【XGIMI MoGo Pro+レビュー】小型サイズ最高の解像度と垂直水平の台形自動補正をもつモバイルプロジェクター」について書きました。
MoGo Pro+は、300ANSIルーメンの明るさとフルHDの解像度をそなえる、片手サイズのモバイルプロジェクターです。
垂直水平の台形自動補正やオートフォーカス、Harman Kardon製スピーカーとAndroid TV 9.0搭載など、プロジェクターとしての実用性に磨きがかかっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。