屋外活動にはバッテリー内蔵のモバイルプロジェクターが欠かせないマクリン(
グランピングやキャンプにプロジェクター1台あると、映画やYouTubeを大画面でどこでも楽しめるので重宝します。
プロジェクターメーカーとしても知られるAnkerが放つ、最高峰のモバイルプロジェクターが「Nebula Mars 3」です。
同社で最上位に位置するモデルで、明るさは1,000ANSIルーメンとモバイルプロジェクターとしては圧倒的。
ケーブルレスでも約5時間使え、iPhone 14シリーズを約10回充電できる超大容量をほこります。
オートフォーカスや垂直水平の台形自動補正、スクリーンフィット機能など映像調整面もぬかりなく、サウンド面もDolby Digital Plus搭載の40Wスピーカーと強力。
そこで本記事は外観と付属品を紹介し、類似品と比較しつつ、映像面を紹介していきます。
- モバイル型で最も明るい1,000ANSIルーメン
- Android TV 11.0搭載
- 垂直水平の台形自動補正
- 映像補正機能が充実
- Dolby Digital Plusの40Wスピーカー搭載
- ライト機能搭載
- AI補正機能の効果がよく分からない
- モバイル型としては重い
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Nebula Mars 3の外観と付属品
「Nebula Mars 3」は、Android TV 11.0搭載のモバイルプロジェクターです。
製品名 | Nebula Mars 3 |
---|---|
サイズ | 約260 x 250 x 160mm(ハンドル込み) |
重さ | 約4.5kg |
明るさ | 1,000ANSIルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080画素) |
スピーカー | 40W |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
OS | Android TV 11.0 |
価格 | 149,900円(税込み) |
Nebula Cosmos Laser 4Kに通ずる直方体形状で、側面にはパンチングメッシュがのぞき、アウトドアテイストに仕上がっています。
ハンドルがついているので持ち運びも可能ですが、約4.5kgと結構ずっしりしています。
前面はスライドカバーになっており、下にスライドするとレンズが露出し、本体が起動します。
左右と背面にDolby Digital Plusの40Wスピーカーを搭載し、モバイル型でナンバーワンの高出力をほこります。
裏面には汎用の三脚穴にくわえ、フリップスタンドも搭載し、ちょっとした投影角度ならこちらでも調整可能です。
ハンドル部分にはモード切替と音量調整、方向/決定キーがつき、操作性は良好です。
背面にはインターフェースとアンビエントライトをそなえ、カバーをめくると電源端子と充電&データポート(USB-C / A)、HDMI2.1(最大4K入力)とAUX端子がついています。
同梱品はプロジェクター本体と電源ケーブル、リモコン(単4アルカリ乾電池 x 2)です。
本機はリモコン操作だけでなく「Nebula Connect」によるアプリ操作にも対応しています。
モバイルプロジェクターで比較
Nebula Mars 3と同社のモバイルプロジェクター同士で比較してみました。
左スライドで全表示
製品名 | Nebula Mars 3 |
Nebula Vega Portable |
Nebula Capsule 3 Laser |
Nebula Capsule II |
---|---|---|---|---|
光源 | LED | LED | レーザー | LED |
サイズ | 約260 x 250 x 160mm | 約192 x 192 x 59mm | 約83 x 83 x 167mm | 約80 x 80 x 150mm |
重さ | 約4.5kg | 約1.4kg | 約950g | 約740g |
明るさ | 1,000ANSIルーメン | 500ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 200ANSIルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) | フルHD(1920 x 1080) | フルHD(1920 x 1080) | HD(1280 x 720) |
スピーカー | 40W(Dolby Digital Plus) | 8W(Dolby Digital Plus) | 8W(Dolby Digital Plus) | 8W(Dolby Digital) |
OS | Android TV 11.0 | Android TV 9.0 | Android TV 11.0 | Android TV 9.0 |
オートフォーカス | ||||
台形自動補正(垂直) | ||||
台形自動補正(水平) | (手動) | (手動) | ||
動画再生時間 | 約5時間 | 約3時間 | 約2.5時間 | 約2.5時間 |
価格 | 149,900円 | 79,990円 | 119,900円 | 69,990円 |
Nebula Mars 3は、モバイルプロジェクターで最上位だけに約15万円とかなり高いものの、その分スペックでも頭ひとつ抜けています。
光源こそLEDですが、明るさは唯一の1,000ANSIルーメン、スピーカー出力は40Wと、もはやホームプロジェクター並みの性能。
映像調整面も抜かりなく、タテヨコともに台形自動補正に対応し、スクリーンフィット機能もそなえています。
さらに他のモデルにない特徴として、屋外で使うのに適したIPX3の防雨性や防塵性があったり、給電機能やライト機能を持ち合わせています。
それだけに他より大きく重いですが、最強のモバイルプロジェクターが欲しいなら間違いなく本機がおすすめです。
Nebula Mars 3のレビュー
Nebula Mars 3の各特徴をレビューしていきます。
ライトと給電機能を搭載
本機ならではのユニークな特徴として、背面にライトをそなえています。
右側のLEDボタンを押すことで周辺をやさしく照らし、キャンプやBBQの光源で使えるだけでなく、災害時にも重宝します。
ライトの明るさは3段階調整でき、実用性は高めです。
またNebula Mars 3は、超大容量のモバイルバッテリーとしても使用できちゃいます。
iPhone 14シリーズ x 約14回分の充電ができるという触れ込みで、そこから察するに約50,000mAhというとんでもないバッテリー容量であることが分かります。
USB-C/Aポートともに充電ポートとして使え、汎用性は高いものの、出力値は最大15W(USB-C)と10W(USB-A)なので、あくまでスマホ/イヤホン/スマートウォッチまでの充電しかできない点に注意ください。
モバイル型でもっとも明るい1,000ANSIルーメン
Nebula Mars 3の明るさは最大1,000ANSIルーメンで、モバイル型ではもっとも明るい値となっています。
真っ昼間の投影はさすがに厳しいものの、夕方以降ならくっきりはっきり映してくれます。
解像度もフルHDと十分で、ゲームはもちろん、ビジネス用途でも申し分ありません
映像出力にはHDMIをそなえ、Nintendo SwitchやPS5といったゲーム機との接続も問題なく、ゼルダのティアキンも大画面で悠々と遊べました。
ドローンさんの撮影動画も映してみましたが、景色や建造物の色表現も見事で、流れるような描写でも映像がちらつくことなく楽しめました。
映像調整面もしっかりしており、高速のオートフォーカスにくわえ、垂直水平の台形自動補正をそなえています。
スクリーンフィット機能も搭載するので、スクリーン内に投影映像をおさめたいときも、自動で認識してジャストフィットしてくれます。
さらにAI Image Adjustを搭載し、AIが周囲の明るさを察知し、最適な輝度で投影してくれるということですが、おバカ(= 僕)にはイマイチ効果がよく分かりませんでした……。
Android TV 11.0搭載で豊富なアプリ収録
Nebula Mars 3はAndroid TV 11.0を搭載しています。
アプリストアはもちろん純正のGoogle Playなので、ふだん慣れ親しんでいるAndroidアプリは基本的にすべて使えます。
プロジェクターによってはNetflixに対応してなかったりしますが、本機はNebula Playアプリ経由でダウンロードすることでネトフリも楽しめます。
Nebula Mars 3はこんな人におすすめ
Nebula Mars 3は「家でも外でも使える、ハイスペックのモバイルプロジェクターが欲しい人」におすすめです。
携帯性は高くないものの、明るさはモバイル型ナンバーワンの1,000ANSIルーメン、スピーカー出力は40Wとスペックに全振りしています。
ライトや給電機能も搭載し、本体の防雨性・防塵性と合わせ、アウトドア用途でも使いやすいプロジェクターに仕上がっています。
ただし、約15万円と安くはないので、明るさとスピーカー出力にこだわらないなら同社のNebula Vega Portableもおすすめです。
Nebula Mars 3レビューまとめ
本記事はNebula Mars 3をレビューしました。
同社で最上位に位置するモバイルプロジェクターで、明るさは1,000ANSIルーメン、スピーカー出力は40Wとモバイル型では圧倒的。
どうも、マクリン(
- モバイル型で最も明るい1,000ANSIルーメン
- Android TV 11.0搭載
- 垂直水平の台形自動補正
- 映像補正機能が充実
- Dolby Digital Plusの40Wスピーカー搭載
- ライト機能搭載
- AI補正機能の効果がよく分からない
- モバイル型としては重い