評価:4.5
どうも、iPhoneユーザーのマクリンです。
僕はふだん、iPhoneで卓球レッスンの練習動画を撮影しているのですが、撮影後にiPhoneの容量を圧迫しないために、ポータブルSSDに移しています。
ただ、毎回撮っては移行するのも面倒で、何回かに1回まとめての作業になっているのが現状です。

僕のようなiPhone撮影ユーザーにぴったりのポータブルSSD「Nextorage NX-P2MGシリーズ」が出ました。
容量は1TBと2TBの2種類。MagSafe対応でピタッとくっつくから、ケーブルがブラブラしないのが使いやすいです。
ProRes形式の動画もSSDにダイレクト録画できるので、iPhone自身のストレージを圧迫せず、長回しの動画撮影に最適。

SSDの読み書き速度も1000MB/s超えでけっこう速く、USB規格(USB 10Gbps)から考えてもかなり優秀。
そこで本記事はNextorage NX-P2MGシリーズをレビューしていきます。
タップできるもくじ
Nextorage NX-P2MGの外観
Nextorage NX-P2MGは、NextorageのポータブルSSDです。
シリーズ名 | Nextorage NX-P2MGシリーズ |
|
---|---|---|
モデル名 | ||
容量 | 1TB |
2TB |
接続インターフェース | USB 10Gbps(USB3.2 Gen2) |
|
最大読み込み速度 | 1,050MB/s |
|
最大書き込み速度 | 1,000MB/s |
|
電源 | USBバスパワー |
|
サイズ | 約64.3 x 12.4 x 64.0mm |
|
重量(ケーブル込) | 約36.5g |
外装は斜めにヘアライン加工が入り、洗練された雰囲気をまとっています。
背面の白い円がマグネットリングになっており、MagSafe対応iPhoneにピタッとくっつくようになっています。
下面には接続&給電用のインターフェースとしてUSB Type-Cがついています。
USB規格は「USB 10Gbps(旧表記だとUSB3.2 Gen2)」です。
付属するケーブルは「USB 40Gbps(USB4)」と、なぜか本体以上のUSB規格のケーブルでした。ありがたい。
USBケーブルチェッカーで念のため確認したところ全点灯。触れ込みどおり、USB3.2以上に準拠したイケてるケーブルだと分かりました(eMarkerもちゃんと内蔵してる)。
Nextorage NX-P2MGのレビュー
Nextorage NX-P2MGをレビューしていきます。
MagSafe対応でピタッとくっつく
MagSafe対応なので、MagSafe対応iPhoneなら背面にマグネットで吸着できます。

ケース越しでくっつけても基本的に問題ないです。
磁力も強すぎず弱すぎずちょうどいい感じ。
MagSafe非対応(Qi対応)のAndroidスマホには当然付きませんでした。
実測でも1000MB/s以上の読み書き速度に対応
Nextorage NX-P2MG内蔵のSSDは、読み出し最大1,050MB/s、書き込み最大1,000MB/sでデータ転送できるという仕様です。
USBメモリの場合、よくても100MB/s行くかどうかくらいなので、SSDがいかに速いか分かります。
撮影したデータはPC上で作業することになるわけですが、データ移行や作業の快適性において転送速度は重要。
ということでベンチマークソフト「CrystalDiscMark」を用い、どの程度の読み書き速度が出るか計測しました。
なんかの間違いかと思ったんですが、何回測っても1,000MB/s超えで、Amazon上でもそういったカスタマーレビューがいくつかあったので間違いなさそうです。

Apple ProRes動画の直接記録に対応
本機の目玉機能でもあるのが、iPhoneのストレージを介することなく動画をSSDに直接保存できる点です。ただし、動画の直接記録はApple ProResコーデックのみなので注意ください。
ProRes動画のダイレクト記録に対応しているのは15シリーズ以降のPro・Pro Maxのみと限定的ではあるものの、4K/60fpsにまで対応し、iPhoneのストレージを圧迫しない点は大変ありがたいです。
ただし、ProRes動画を撮るにあたってはiPhone側の事前設定が必要です。
具体的には「設定」「カメラ」「フォーマット」から「Apple ProRes」の項目をオンにすればOKです。
実際に撮影してみると、左側には保存先がSSDであることを示す「USB-C」、真ん中には2TBの容量分を撮影できる「最長時間:1,156分」というトンデモ数字、右側には「ProRes HDR」表記が出ているのがわかります。
細かいですが、先ほどの事前設定で「Apple ProRes」がオンになっていても、デフォルトでは右側の「ProRes HDR」表記に斜線が入り、この場合はSSDの直接記録ができません。この部分を一回タップし、斜線が入っていない状態にすることを忘れないようにしましょう。
左側に「USB-C」表記があることも確認しましょう。このようにUSB-C表記のない状態ではiPhoneの内蔵ストレージ保存となり、それにともない最長時間も短い時間になっているのが分かります。

ライブやスポーツ試合など、長回しする類の動画はもちろん、時期によっては卒業式や入学式、あるいは運動会など、できるだけ長時間を高画質でおさめたいライフイベントに活躍しそうなガジェットです。
Nextorage NX-P2MGレビューまとめ
本記事ではNextorage NX-P2MGをレビューしました。
MagSafe対応でピタッとくっついてブラブラしないポータブルSSDです。
ProRes動画をダイレクト録画でき、iPhoneのストレージを圧迫しないのもありがたいです。

どうも、マクリン(
