妻にYouTubeの動画編集を手伝ってもらっているマクリン( @Maku_ring)です。
妻のノートPCはMacBook Airなのですが、スペックが弱すぎて編集作業に苦労しています。
ノートPCで映像編集やイラスト作成といったクリエイティブな作業を行おうとすると、それなりのメモリ容量が求められます。
ましてや4Kレベルの動画を扱うとなると、ディスプレイはもちろん、描画性能も高いものが必要になってきます。
ヒューレット・パッカード(HP)がリリースした「HP ENVY 15」は、ガチのクリエイターも満足できるハイスペックのノートPCに仕上がっています。
上質さとスマートさが共存するアルミニウムボディはそのままに、これまでのENVYのイメージとは一線を画す高性能化が図られています。
グラフィックスはRTXシリーズの2060 Max-Qに最大32GBの高速メモリ、ディスプレイは4K有機EL(OLED)ディスプレイで超高精細と、まさに隙のないスペック構成です。
そんなわけで本記事は「【HP ENVY 15レビュー】4Kディスプレイ&32GBメモリで高性能のクリエイター向け15.6型ノートPC」について書いていきます。
以下のリンクからHP直販サイトに入り、120,000円(税抜)以上の製品を購入いただくことで適用されますので、ぜひご利用くださいませ(〜2021年5月31日23:59まで)。
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HP ENVY 15-ep0000のスペック
ヒューレット・パッカード社の「HP ENVY 15」は、15.6型のクリエイター向けノートPCです。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | HP「HP ENVY 15」 |
CPU | Intel Core i7-10750H(2.6GHz)/Core i9-10885H(2.4GHz) |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti with Max-Q/RTX 2060 with Max-Q |
液晶 | 15.6インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160) |
メモリ | 16GB/32GB |
ストレージ | 512GB(PCIe SSD)/1TB(PCIe SSD) + 1TB(HDD) |
生体認証 | 指紋認証 |
端子 | USB-C x 2(Thunderbolt3)/USB-A x 1(USB3.0・パワーオフUSB充電対応)/USB-A x 1(USB3.0)/HDMI/ヘッドフォン出力マイク入力コンボポート/microSD |
バッテリー | 約16.5時間 |
質量 | 約2.15kg |
HP ENVY 15は、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応しています。
- 最大速度(理論値):6.9Gbps
- 周波数帯:5.0GHz
- MU-MIMO:最大4ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
Wi-Fi6対応ルーターと組み合わせることで、無線LANでも有線並みの快適サクサクの高速インターネットを体感できます。
外観
本体カラーはナチュラルシルバーのみで、どんな場所でも使いやすい実用的かつスマートな色です。
外装にはHPのこだわりでもある、アルミニウムの削り出し筐体を採用しています。
ヒンジ部分にはENVYの文字が打たれ、すっきりした仕上がりとなっています。
ヒンジ側の底面には強力なエアフローをそなえ、ベイパーチャンバー(真空液体冷却技術)と合わせ、ゲーミングノート並みの冷却性能を有しています。
サイズ・重量
HP ENVY 15のサイズは幅358 x 奥行237mmで、B4サイズよりひと回り小さく、15.6型ではかなりコンパクトとなっています。
厚さはゴム足を除けば18.0mmであり、スペックを踏まえるとそこそこスリムにおさまっています。
重量は約2.1kgでそれなりの重量感ですが、性能を考慮すると、がんばって抑えたほうだと思います。
150WのACアダプターは約622gとパワフルだけに重めですが、基本的に据え置きメインで使うことを想定すると、問題にはならないでしょう。
液晶ディスプレイ
HP ENVY 15のディスプレイは3840 x 2160ドットの4K液晶(IPS)で、超高精細かつ高い輝度をそなえています。
有機EL(OLED)なので自然で目にやさしく、紙の質感に近いともいえます。
視野角もかなり広く、角度をつけても画面表示はつぶれず明瞭でした。
ただし、グレア(光沢)液晶なので、映り込みはどうしてもします。
「HP Display Control」という機能では、さまざまなケースを想定した色空間がプリセットされています。
- デフォルト
- Web(sRGB)
- 写真(Adbobe RGB)
- ムービー(DCI-P3)
- ネイティブ
また面白い機能として、HP版AirDropともいえる「HP QuickDrop」が入っています。
HP QuickDrop
HP Inc.無料posted withアプリーチ
同アプリをインストールしたスマホやタブレットであれば、写真や動画がワイヤレスで転送できるすぐれものです。
ディスプレイは130°程度まで開きます。
ディスプレイの上枠には、約92万画素のフルHD対応Webカメラが付いています。
ENVY 15から刷新された点として、カメラを物理的に覆うカメラシャッターが付き、よりセキュリティに配慮されています。
スピーカー
スピーカーには高級オーディオメーカー、Bang & Olufsenと共同開発したユニットを搭載しています。
キーボード両側に2基、背面に2基で計4基搭載するクアッドスピーカーです。
中音から高音域にかけてがクリアで、抜けのあるサウンドが特徴的でした。
イコライザーもそなえ、オーディオメーカーも顔負けの音質の細かな調整ができます。
キーボード
HP ENVY 15のキーボードは剛性が高く、テンキーがない分ゆとりある設計で、キー配列にもクセがありませんでした。
キーピッチは20mm、キーストロークは1.5mm確保され、入力しやすさに配慮していました。
バックライトも付いているので、暗所でも作業しやすく重宝します。
方向キーの隣には指紋認証リーダーをそなえ、安全かつクイックにログインできます。
タッチパッドはガラス層でできているので、なめらかな操作性となっています。
インターフェース
HP ENVY 15のインターフェースは必要十分ですが、バランス良く揃っています。
ただし、Wi-Fi6に対応する関係もあり、LANポートは付いていません。
右側面には左からUSB-A、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートがあります。
左側面には電源端子とUSB-A(パワーオフUSB充電対応)、HDMI 2.0とThunderbolt3対応USB-C x 2、microSDカードスロットがあります。
HP ENVY 15のCPU・GPU・ストレージ性能
HP ENVY 15の最上位モデルはHDDにくわえ、PCIeベースのSSDを搭載するデュアルストレージ仕様です。
ベンチマークソフト「Crystal Disc Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、かなり速い値を示していました。
CPUは第10世代のIntel Coreプロセッサー(i7-10750H / i9-10885H)を搭載し、第10世代の中でもハイエンドなCPUです。
レビュー機(i9-10885H)で測ったところ「CINEBENCH R20」で3,000以上あり、映像編集など負荷のかかる作業もこなせるスコアでした。
グラフィックボード(GPU)は、ゲーミングに使われるGeForceのRTXシリーズ(2060 Max-Q)であり、高い描画性能を有しています。
ゲーミングモデルではありませんが、参考のためゲームのベンチマークスコアを確認してみました。
重めのゲームの「ファイナルファンタジー15」では、高品質で「やや快適」・標準品質で「快適」という評価でした。
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」では最高品質でも「非常に快適」であり、ゲーミングノートとしてもミドルハイくらいの実力があります。
HP ENVY 15は、これ一台でなんでもこなしたい人におすすめのノートPCです。
HP ENVY 15レビューまとめ
本記事は「【HP ENVY 15レビュー】4K OLEDディスプレイ&32GBメモリで高性能のクリエイター向け15.6型ノートPC」について書きました。
HP ENVY 15はスマートなデザイン性にくわえ、性能も一級品のノートPCに仕上がっています。
CPU・GPU・メモリ・ディスプレイともに妥協なく、弱点のない構成ですので、マルチに作業を行う人にうってつけのモデルといえるでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。