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突然エラーメッセージが表示され、共有フォルダにアクセスができなくなり困った経験はありませんか?
共有フォルダにアクセスできなくなってしまっても、適切な対応をとることができればデータを取り出せる可能性は十分にあります。
しかし、通電や再起動を繰り返すなど誤った操作を行うと、最悪の場合2度とデータを復元できなくなってしまう恐れがあるため注意しましょう。
この記事では、共有フォルダにアクセスできない場合の原因や注意点、対処方法を紹介していきます。
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共有フォルダとは
そもそも、共有フォルダとはどのような機能なのでしょうか。
共有フォルダとは、同じネットワークへの接続を介して複数のユーザー間で情報を共有するために使用されるフォルダ機能です。
共有フォルダを使うことで、個人のPC内のデータを使う時と同じ方法で複数の端末からアクセスできたり、ファイルやフォルダの更新や確認、新規保存が可能となります。
そのため、共有フォルダは企業間・家庭間でのデータの受け渡し、共有を円滑に行うために幅広く利用されています。
共有フォルダを使用するメリットは主に以下の通りです。
- 複数のユーザーが同じファイルを更新・共有できる
- 他のユーザーとの連絡がスムーズに行える
- プロジェクトを効率的に管理できる
共有フォルダを使用するデメリットは主に以下の通りです。
- パスワードが漏れると不正アクセスが行われる危険性がある
- ファイルが大きい場合、データの転送に時間がかかる
- 他のユーザーがファイルを削除したり変更したりできるため、重要なデータを共有フォルダに保存すると、データが消える可能性がある
共有フォルダはファイルの閲覧や受け渡しといった面で大変便利ですが、不正アクセスや誤操作によるデータ書き換えといったリスクもあるため慎重に設定を行いましょう。
共有フォルダにアクセスできない場合のエラー表示の例
共有フォルダにアクセスできない場合、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
- アクセスが拒否されました、このフォルダにアクセスする権限がありません
- アクセスできません、このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります
- アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください
- ユーザー名またはパスワードが正しくありません
- ¥¥ファイルサーバーにアクセスできません
- ¥¥192.168.にアクセスできません
- ネットワークパスが見つかりません
- エラーを特定できません
上記のようなエラーメッセージが表示される場合、使用しているPCやNASに障害が生じている恐れがあるため、症状が悪化する前にデータ復旧業者に依頼しましょう。
共有フォルダにアクセスできない場合の原因
共有フォルダにアクセスできない場合、以下の3つの原因が考えられます。
ネットワーク・ファイル側の問題
共有フォルダにアクセスできない場合、ネットワークやファイル側の問題が原因として考えられます。
ネットワーク・ファイルの設定でアクセスできない原因は、主に以下の通りです。
- 共有フォルダのアクセス権限がない
- ネットワークの接続が切れている
- ユーザーが共有フォルダにアクセスする権限がない
- DNSサーバーが機能していない
- ネットワーク内のIPアドレス、ユーザー名、パスワードなどが間違っている
- 共有とネットワーク探索の設定・機能が無効(オフ)になっている
- ネットワークの設定が「パブリックネットワーク」になっている
共有フォルダのトラブルは設定の問題が原因で起きているケースが多いため、まずはPCの設定画面を開き、上記の設定が適切に行われているか確認してみましょう。
NASのケーブル接続部分、電源スイッチの破損
NASとはNetwork Attached Storageの略で、ネットワーク上で接続が可能なストレージ装置のことで、主に企業や家庭のネットワーク内で使用されています。
NASのケーブル接続部分、電源スイッチに破損が生じていると十分な電力が供給できず、NAS本体の電源が入らないことがあるため、一度確認してみましょう。
物理障害
物理障害とは、HDDを構成している部品が強い衝撃や水没により物理的に故障してしまったことで起きる障害です。
使用しているPCやNASに下記のような症状が見られる場合、HDD/SSDの物理障害が疑われます。
- HDDからカチカチ、カタカタなどの異音がする
- HDDが焦げ臭い、異常に熱い、煙が出ている
- PCの起動が異常に遅い
- 「ハードディスクの問題が検出されました」「フォーマットする必要があります」などのエラーが表示される
HDDの物理障害は強い衝撃や水没、経年劣化などが原因で発生します。
万が一HDDに物理障害が発生してしまった場合、自力でどうにかできるものではないため、症状を悪化させないためにも早めにデータ復旧業者に相談・依頼しましょう。
論理障害
論理障害とは、HDD/SSD自体には問題ないものの、ファイルシステムやデータ部分に破損が起きていたり、プログラム上に問題が生じていたりすることで発生する障害です。
具体的には以下のような原因で論理障害が発生します。
- 外付けHDDの接続中にPCを強制終了した
- 作業中に外付けHDDのケーブルを抜いてしまった
- 必要なデータを誤って削除した
- 誤操作でHDDをフォーマットしてしまった
物理障害と違い、一般的な論理障害はWindowsOSの修復ツールで不具合を修正できますが、NASの場合は独自のファイルシステムを採用していることが多いため、一般的な修復ツールでは対応できないことがあります。
また、物理障害と論理障害のいずれかだけではなく両方の障害が併発している可能性もあるため、HDDに何らかの不具合がみられる場合はすぐにデータ復旧業者に依頼しましょう。
共有フォルダにアクセスできない場合の注意点
ここで、共有フォルダにアクセスできない場合の注意点を紹介します。
電源のON/OFF、再起動を繰り返さない
電源のON/OFF、再起動を繰り返すと、機器本体やHDD/SSDに大きな負荷がかかり、症状が悪化してしまう可能性があります。
万が一、共有フォルダにアクセスできない場合は、症状を進行させないためにも個人での操作を避け、データ復旧業者へ依頼しましょう。
HDD/SSDの交換はしない
精密機器であるHDD/SSDは指紋やほこりが付着するだけで故障するため、個人の作業での交換は絶対にしてはいけません。
HDD/SSDを交換したい場合は、クリーンルームなどの専用設備をもつデータ復旧業者に依頼しましょう。
復元ソフトを使用しない
復元ソフトとは、軽度の論理障害で消えたデータを復元できるソフトで、インターネットから簡単にダウンロードすることができます。
ただし、使用するソフトごとに操作手順は異なるため、中には誤操作によりデータを上書きしたり、完全に削除してしまうなど、状態を悪化させてしまったケースがあります。
またそれだけでなく、重度の論理障害には対応できなかったり、ソフトの使用による負荷で機器の障害を悪化させてしまうこともあるため注意しましょう。
確実にデータを取り出したい場合、まずは専門のデータ復旧業者に相談・依頼するようにしましょう。
共有フォルダにアクセスできない場合の対処方法
共有フォルダにアクセスできない場合の対処方法は以下の9つです。
ネットワーク設定の確認
共有フォルダにアクセスできない場合、まずネットワーク設定を確認してみましょう。
設定がプライベートネットワークであれば問題ありませんが、パブリックネットワークになっている場合は設定の変更が必要です。
ネットワーク設定の確認手順は以下の通りです。
「パブリックネットワーク」になっていた場合の設定変更の手順は以下の通りです。
以上の手順で「プライベートネットワーク」にすることができます。
PC・NASの再起動
PCやNASに一時的なトラブルが起きている場合、再起動することで解決できる場合があります。
ただし、再起動は機器に大きな負担がかかる行為であり、何度も行うと他の障害を誘発する恐れがあるため、行うのは1度だけにしましょう。
共有の詳細設定の見直しと共有設定の有効化
共有フォルダにアクセスできない場合、「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」が無効(オフ)になっている可能性があります。
共有フォルダにアクセスするだけのPCでも「ネットワーク探索」は有効にしておく必要があるため確認してみましょう。
「ネットワーク探索」と「ファイルの共有」を有効にする設定手順は以下の通りです。
設定次第、共有フォルダにアクセスできるか確認しましょう。
共有フォルダにアクセス権限を与える
共有フォルダのアクセス権限の設定が行われていないと、共有フォルダにアクセスできません。
共有フォルダにアクセス権限を与える設定手順は以下の通りです。
以上の設定が完了したら共有フォルダにアクセスしてみましょう。
IPアドレスの自動取得を設定する
IPアドレスとは「Internet Protocol Address」の略で、ネットワークに繋がっている機器(スマホやPCなど)に割り振られた番号です。
IPアドレスはコンピューターに自動的に割り当てられますが、「IPアドレスを自動取得」の設定を行っていない場合は、共有フォルダへのアクセスができないことがあります。
IPアドレスを自動取得する手順は以下の通りです。
以上の設定が終了したら共有フォルダにアクセスしてみましょう。
資格情報の削除と再追加
Windows Update後に資格情報に問題が発生し、共有フォルダにアクセスできない場合があります。
この場合は、資格情報を削除して再追加し、再度共有フォルダへのアクセスを試してみましょう。
資格情報の削除と再追加の手順は以下の通りです。
Windows Update後に共有フォルダにアクセスできない場合は試してみましょう。
SMB機能を有効にする
SMB(Serve Messege Block)とは、ネットワーク上のコンピュータ間でファイルやプリンタなどのリソースを共有するための仕組みで、同じネットワーク上の複数のPC間でファイルを共有したり、複数のユーザが同じファイルにアクセスできるようになります。
NASの共有フォルダにアクセスできない場合、SMBを有効にしてみましょう。
SMBを有効にする手順は以下の通りです。
ただし、オンにすることでセキュリティリスクが高まるため、SMBを有効にしても解消しない場合は必ずオフに戻しましょう。
パスワード設定の見直し
パスワード設定に問題があって共有フォルダにアクセスができなくなっていることもあります。
まずは、ファイル共有をする側のパソコンでパスワード設定を確認してみましょう。
パスワード設定の確認手順は以下の通りです。
ファイル共有をする側のPCでパスワードの確認と設定が完了したら共有ファイルにアクセスができるか確認し、資格情報欄でユーザー名とパスワードの入力を行いましょう。
データ復旧業者に依頼する
データ復旧業者とは、HDD/SSDやSDカードなど、障害が発生した記憶媒体からのデータ復旧を専門としている業者です。
メーカーや修理業者に依頼すると、機器内のデータは全て消えてしまいますが、データ復旧業者であれば高確率でデータを取り出すことができます。
また、標準搭載ツールや復元ソフトでは対応できないケースでも復旧が可能な場合もあるため、復旧業者への依頼は最もおすすめできる方法です。
診断~見積もりまで無料で行っている業者もあるため、まずは無料相談を受け付けているデータ復旧業者へ問い合わせてみましょう。
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おすすめのデータ復旧業者
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
それでは、くわしく見ていきましょう。
今回紹介するおすすめの業者はデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
共有フォルダにアクセスできない場合の原因や注意点、対処方法からおすすめのデータ復旧業者まで紹介しました。
共有フォルダにアクセスできなくなってしまっても、適切な対応をとることができればデータを取り出せる可能性は十分にあります。
しかし、通電や再起動を繰り返すなど、誤った対処をすると最悪の場合データが完全に消えてしまう恐れがあるため注意が必要です。
確実にデータを復旧したい方は専門のデータ復旧業者に相談・依頼しましょう。
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