CRCエラー（巡回冗長検査エラー）の対処方法を徹底解説！

「データエラー（巡回冗長検査（CRC）エラー）」が発生した際には慎重に対応しないといけません。

CRCエラーが発生しているにもかかわらず、放置した結果HDDやSSDなどの状態が悪化してしまうと最悪の場合データが2度と復元できなってしまう可能性があります。

本記事では、巡回冗長検査（CRC）エラーが発生した際の対処法と注意点、自分で対応することが不安な方向けに信頼できる業者を解説します。

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念

CRCエラーとは

CRCとは「Cyclic Redundancy Check：巡回冗長検査」の略で、データの送信・記録・コピーが正確に実行されたか調べる仕組みです。

このCRCにハードウェアの欠損など、致命的な不具合が起きている状態を「CRCエラー（巡回冗長検査エラー）」と呼びます。

PCの画面に突然「CRCエラー」「巡回冗長検査エラー」「データエラー」と表示されると、HDDの操作はもちろんのこと、読み込みさえできなくなってしまいます。

また、CRCエラーは、ハードウェアがクラッシュする明確な前兆であるため、必要なデータがある場合は、ただちに別のメディアに保存するなどの対応が必要になります。

CRCエラーが起きる原因

ハードウェアの消耗や劣化、ファイルシステムの破損、ケーブルの不具合などCRCエラーが起きる原因は複数考えられます。

これらの原因は大きく3つに分類することができます。

くわしく確認していきましょう。

ハードウェアの物理的故障

動作中の強い衝撃、ショートや停電による急な給電停止、高温高湿な環境での使用、水没、結露、経年劣化などによって、HDD内部の機器や部品が損傷し、正常に動作しなくなることを「物理的故障」といいます。

HDDやSSDは非常に精密な機械で、この「物理的故障」は特に発生しやすい原因になります。

特によくある故障としては、以下のものが挙げられます。

「水没させてしまった」「経年劣化している」「少し落としてしまった」など、実はCRCエラーの大半がこの「物理的障害」を起因していると言われています。

この「物理的障害」が原因でCRCエラーが起きている場合は、部品の交換や破損部分の修復が必要になるため、自力で修復することが難しいです。

仕事で必要なデータ、家族の思い出などの大切なデータがあり、どうしても復旧させたいのであれば「データ復旧業者」に無料相談するといいでしょう。

ハードウェアの論理的故障

論理的故障とは、ファイルシステムの破損、誤作動によるフォルダやファイルの削除、強制的な電源切り替えや再起動によって、保存しているデータにエラーが発生していることを言います。

論理的故障の場合は、目に見える明確な症状がないため発見が遅れてしまう場合が多いです。

「強制終了」や「再起動」を何度も行う人にとっては、気づかないうちに論理的故障になってたケースもよくあります。

軽度の論理障害は自力で対応することが可能ですが、重度の論理障害になると自力で対応することができないので、専門業者に依頼することをオススメします。

特によくある故障としては、以下の物が挙げられます。

接触不良

外付けHDDやSSD、USBメモリーなどのハードウェアが、パソコンに正しく接続されていないとデータを読み取れなくなり、CRCエラー（巡回冗長検査エラー）が発生することがあります。

ハードウェアが接続不良を起こす原因としては、端子がしっかりと奥まで挿さっていない、端子に破損、汚れ、サビなどが発生している、ケーブルが断線しているなどが考えられます。

長期間使用しているケーブルは取り替えてみる、ハードウェアと端子が正しく接続されているかを確認してみてください。

CRCエラー発生時の注意点

CRCエラーが発生した際に不適切な操作をしてしまうと、本来であれば復旧できるデータも消失してしまう可能性があるため、注意が必要です。

CRCエラー発生時に注意するべきポイントが以下です。

チェックディスク（Chksdk）コマンドは原則使用しない

「chksdk」とは、Windowsに標準搭載されているドライブエラーのチェックコマンドです。

「chkdsk」に「/f」や「/r」のオプションを指定して実行すると、ファイルシステムを修復できるというものです。しかし、CRCエラーが生じているときは絶対に実行してはいけません。

先ほどハードウェアは「物理的故障」と「論理的故障」が原因で不具合が生じることを説明しましたが、「chkdsk」で修復できる可能性があるのは軽度の論理的故障で、物理的故障が起因した不具合に関しては修復することはできません。

さらに、「chkdsk」を使用すると2つのリスクもあります。

上で述べた通り「chkdsk」にはリスクがあるため、絶対に行わないようにしましょう。

不要な操作は最小限に

CRCエラーが起きると、基本的にコピーが不能になります。消えると困るデータや大切なデータがある場合は機器の使用やバックアップは中止してください。

CRCエラーが頻発する状態でバックアップ作業を続けると、CRCエラーの数がさらに増えて、最悪の場合にはハードウェアは起動しなくなり、データ復旧不可能になってしまう恐れがあります。

その他にも「強制終了」や「再起動」を何度も繰り返すことも、ハードウェアに大きな負荷を与えることになるので最小限の操作を意識しましょう。

データ復旧と修理の違いに注意

ハードウェアに保証が付いていれば修理・交換サービスを受けることができます。

しかし、この時に保存されているデータは全て初期化されてしまう可能性があります。

そもそも「データ復旧」と「修理」は明確に違いがあります。

ハードウェアに保存されているデータを復元したい場合は「データ復旧業者」に、データは必要ないがハードウェアを動作するように修理したい場合は「メーカーや修理業者」に依頼するようにしましょう。

もし大切なデータが保存されていて取り戻す必要がある場合は、メーカーに修理を依頼する前に「データ復旧業者」に相談するようにしましょう。

CRCエラーの対処方法

CRCエラーが発生した時の対処方法を紹介します。

周辺機器の接続を確認する

外付けHDDやSSD、USBメモリなど外付け危機でCRCエラーが発生している場合は、ケーブルの接触不良や破損が原因のケースもあります。

一度周辺機器を取り除き、正しい接続にしてからもう一度確認してみてください。

ハードウェアのドライブ文字を変更し、再起動する

各ドライブに振られたアルファベット（C、D、E…）が重複していると、外付けドライブを正常に認識せず、CRCエラーが表示されることがあります。

この場合、ディスクの管理画面で（C:）（D:）のようなドライブレター（ドライブ文字）を再度それぞれのドライブに割り当てることで、再認識することがあります。

以下の手順でドライブ文字を確認し、修復操作を行いましょう。

チェックディスク（Chksdk）を行う

冒頭の注意点のところで「chkdsk」は使用しないようにお伝えしましたが、データ自体は必要なく、機器の動作を優先する方は「chkdsk」を使用する価値はあるかもしれません。

軽度の論理的障害であれば、「chkdsk」の機能を使って修復できることがあります。

しかし、先ほど説明した通りにデータが消失してしまう可能性、エラーの状態が悪化する可能性も高いため、この方法はおすすめはしていません。

データが必要でな方は他の方法を試してみる、絶対に失いたくないデータがある方に関しては「データ復旧業者」に相談することをおすすめします。

リカバリーソフトを使う

リカバリーソフトを使用することで、修復できることもあります。

少し調べれば多くのリカバリーソフトを発見できるでしょう。

値段も無料のものから有料のものまで色々あるため、リカバリーソフトを使用する場合は、口コミやレビューなどをしっかりと確認した上で使用しましょう。

しかし、リカバリーソフトで修復できるのは「軽度な論理的障害」のみで「物理的な障害」を起因としたエラーには対処できないばかりか、状態を悪化させてしまうことがあります。

そもそもCRCエラーのほとんどは「物理的障害」が起因しているケースがほとんどです。

ハードウェアの劣化や破損が原因の場合は、個人で修復することがかなり難しいので、次に説明する「データ復旧業者」に相談することをおすすめします。

データ復旧業者に相談する

ハードウェアの中に、失いたくないデータが保存されている場合は「データ復旧業者」に相談することをおすすめします。

データ復旧業者では、復旧に必要な技術や交換部品が揃っているため、一番確実にデータを復旧できる方法と言えるでしょう。

しかし、データ復旧業者によって、サービス内容・価格・技術力・設備が違ってきます。

中には「無料相談」を受け付けている専門業者もいるので、データが心配な人は一度相談してみるといいでしょう。

専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。

本章では、なかでも選りすぐりの1社を紹介します。

選定基準は以下のとおりです。

それでは、詳しく見ていきましょう。

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。

復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。

また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80％が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。

相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。

SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。

復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト （@yamamoto16） May 30, 2020

デジタルデータリカバリー（@DDR_Japan）さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………！！！！
おかえり原稿…………！！！！
（原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿） pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 （@youme_neko） April 23, 2020

デジタルデータリカバリーさん（@DDR_Japan ）に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい！ pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる （@tarotantora2） April 8, 2020

対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 （@dice_k_imai） March 6, 2020

まとめ

今回は、CRCエラーが発生した際の対処方法について解説しました。

CRCエラーが起きた際に間違った対応をしてしまうと、本来取り戻せたデータを2度と取り戻せないデータにしてしまう可能性があります。

そうならないためにも、CRCエラーが発生しているハードウェアの原因をしっかりと理解し、正しい対応を心掛けましょう。

家族との思い出の動画や写真、仕事で使う資料など、どうしても復旧させたいデータがある場合は「データ復旧業者」に相談することをおすすめします。

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