「誤ってフォーマットしてしまった」「フォーマットを促すメッセージが表示された」という経験はありませんか?
誤操作やエラーメッセージに惑わされてフォーマットしてしまうとデータにアクセスすることができなくなってしまいます。
仕事やプライベートでも使用するデータを見ることができないと困りますよね。
では、このような場合はどうすれば良いのでしょうか?
本記事では、フォーマットが促される原因やフォーマットしたデータを復元させる方法について解説します。
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フォーマットとは
そもそもフォーマットとはどのようなものなのでしょうか?
「フォーマット」と聞くと、一見データを削除するために行うものだと思われがちですが、実際は新たなファイルシステムの再構築を行うためのものです。
以下ではフォーマットについてくわしく解説しています。
フォーマットと初期化の違い
「フォーマット」とは、新しいファイルシステムの再構築を行うためのものです。
一方、「初期化」とは保存データを全て削除するためのもので、工場の出荷時に戻ってしまいます。
そのため、フォーマットはデータを復元できる可能性が高いのですが、初期化するとデータの復元は不可能になってしまうので注意が必要です。
フォーマットするとどうなるのか
新たに購入した記憶媒体をフォーマットした場合、パソコンやOSファイルに合わせてファイルシステムが再構築されます。
また、エラーの点検や初期不良がないかどうかの確認も行われます。
しかし、フォーマットをすることで保存していたデータにアクセスできなくなってしまうため注意しましょう。
フォーマットの種類
フォーマットには「通常のフォーマット」と「クイックフォーマット」があります。
通常のフォーマット
新しく購入したHDDなどの記憶媒体に初期不良などがないかチェックするために行います。
通常のフォーマットは、機器不良の確認のために行われる場合が多いです。
このように、不良セクタの改善が見込めるというメリットがある一方、フォーマット完了まで遅くて半日以上時間がかかるというデメリットもあります。
クイックフォーマット
「クイックフォーマット」とは通常のフォーマットに比べて短時間で終わらせることができるフォーマットです。
すぐに削除する予定のデータを保存するときやフォーマットに時間をかけたくないときに使用されます。
このように時間をかけずにフォーマットできるというメリットがある一方、短時間でフォーマットを行うため不良セクタに気づきにくいというデメリットがあります。
「フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示される原因
「フォーマットしますか」とエラーメッセージが表示される原因は、以下の3つに大きく分かれます。
空き容量の低下
HDDなど記憶媒体の空き容量が低下するとファイルの書き込みに不具合が生じることがあります。
不具合が生じることで「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示される原因になるのです。
そのため、空き容量が少なくなっていないか確認してみましょう。
論理障害
論理障害とは、HDDやSSDのデータやシステムファイルが破損することによって生じるデータ障害のことです。
データの読み込み中に強制終了したり、誤操作によってデータを破損したりすることで発生します。
論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため、確認してみましょう。
- フォーマットを要求される
- OSが起動しない/フリーズする
- ブルースクリーンが表示される
- 勝手にファイル名が書き換わる
- ファイルやフォルダが開けない
軽度の論理障害は個人で復元できることもあるのですが、重度の場合は復元が難しく、データが消失してしまうことがあります。
そのため、データを確実に取り出したいのであれば、データ専門復旧業者へ相談しましょう。
物理障害
物理障害とは、HDDやそれらを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。
経年劣化や物理的破損が原因で「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが表示される可能性があります。
物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。
- カチカチ、カタカタという異音がする
- PCが認識しない
- 読み書きできない
- 異臭がする
- フォーマットを促される
そのため、個人での復旧は極めて困難であり、最悪の場合データが全て消えてしまう可能性も考えられるのです。
したがって、物理障害が疑われる場合はデータ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。
データを復元するための注意点
データを復元するための注意点は主に2つあります。
フォーマット後に長時間使用し続けない
フォーマットした後、機器の使用を続けてしまうとデータやファイルシステムの上書きが行われます。
このようにデータやファイルシステムの上書きが行われると、復旧できるはずだったデータが削除されてしまうのです。
そのため、フォーマット後はなるべく早く復旧作業を行うようにしましょう。
再フォーマット・初期化しない
一度フォーマットした後に再度フォーマットや初期化してしまうケースがあります。
しかし、再フォーマットを行ってしまうとファイルシステムの構成がバラバラになり、専門業者でもデータを復旧するのが非常に難しくなってしまいます。
データを消失したくない場合は、再フォーマットは控えましょう。
フォーマットの復元方法
フォーマットの復元方法を紹介します。
復元ソフトを使用する
フォーマットした後、データの上書きがなされていない状態であれば、復元ソフトにてデータの復元ができる可能性があります。
しかし、復元ソフトの復元率はあまり高いとは言えません。
さらに、復元ソフトを利用することでデータの上書きが進められてしまい、データが取り出せなくなってしまうこともあるのです。
そのため確実にデータを復旧させたいのであれば、データ専門復旧業者に相談することをおすすめします。
データ専門復旧業者に依頼する
「誤ってフォーマットしてしまったが大切なデータを取り出したい」と考えているのであればデータ専門復旧業者へ依頼するのがおすすめです。
個人で復元ソフトを利用すると、データが取り出すことができなくなってしまう危険性があります。
しかしデータ専門復旧業者であれば、豊富な知識と高い技術力を有しているため、フォーマットした後でもデータを取り出すことが可能です。
そのため、確実にデータを守りたい場合はデータ専門復旧業者に相談しましょう。
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おすすめのデータ復旧業者:デジタルデータリカバリー
専門のデータ復旧業者は国内に100社以上存在しています。
本章では、中でも選りすぐりの1社を紹介します。
選定基準は以下のとおりです。
- クリーンルームなどの設備が整っているか
- セキュリティ管理が徹底されているか
- 高い技術力・実績があるか
上記の基準で選んだおすすめの業者は「デジタルデータリカバリー」です。
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の国内最大級のデータ復旧・復元業者です。
復旧率も95.2%と業界最高水準をほこり、外付けHDDの復旧実績も多数あるため、技術力は申し分ないといえます。
また、復旧スピードも非常に速く、最短当日かつ約80%が48時間以内に復旧されるというのも大きな魅力です。
相談・見積もりも無料で行えるため、まずは最大手のデジタルデータリカバリーへ相談するのがよいでしょう。
SNS上でも、実際に利用して復旧できたユーザーの声が多く、信頼できるサービスであることが分かります。
復旧依頼をしていたHDDデータを受け取りに行きまして、
無事復旧されたデータを受け取る事が出来ました。
ダメだった場合はアレやコレや入れ直す手間で休日いくつ潰れんのさってトコでしたので助かりました。
デジタルデータリカバリー様ありがとうございました。
— ヤマモト (@yamamoto16) May 30, 2020
デジタルデータリカバリー(@DDR_Japan)さんにお願いして突然壊れたUSB内のデータ復旧してもらいました…………!!!!
おかえり原稿…………!!!!
(原稿は今書いてるやつなので写せないけど ※写ってるのはセリフ起こししたやつと前作の原稿) pic.twitter.com/she69CT2Zc
— みー。*あいくるし。@7/7新刊 (@youme_neko) April 23, 2020
デジタルデータリカバリーさん(@DDR_Japan )に10年以上のデータ復旧してもらえたよ😂大切な思い出だったので嬉しい! pic.twitter.com/d03MMf9Ddx
— もか/うた@一週間分のリプしてる (@tarotantora2) April 8, 2020
対応もとても丁寧で、もしまたピンチが訪れたらこちらのデジタルデータリカバリーを利用したい。https://t.co/VdIxFRJC4R
…じゃなくて、ちゃんと細めにバックアップとってピンチが訪れないようにしたい。
— 今井大輔「パッカ」1巻発売中 (@dice_k_imai) March 6, 2020
まとめ
今回は、フォーマットが促される原因やフォーマットしたデータを復元させる方法について解説しました。
フォーマットした後に機器の使用を続けたり、再フォーマットするのは控えましょう。
一度フォーマットしただけであれば、データを復旧することが可能ですが、誤った対処法をしてしまうことでデータが完全に消えてしまう可能性があります。
誤ってフォーマットしてしまった場合やデータを復旧させたい場合は、専門業者を頼るのが確実な方法であると言えるでしょう。
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