ゲームも動画編集もクリエイターノートPCでこなすマクリン( @Maku_ring)です。
編集作業を快適にするなら、GTXシリーズ以上のGPUを搭載し、ディスプレイも大型だとうれしいところ。
その点マウスの「mouse K7」なら、ゲーミングでも使えるGPUと17.3型ディスプレイを搭載しています。
第11世代のIntel Core i7-11800Hにくわえ、グラフィックスはGTX1650に16GBメモリ(最大64GBまで可)を採用し、クリエイティブに使える最低レベルは十分クリアしています。
より高スペックのノートPCなら、RTX4060搭載のGALLERIA RL7C-R46-C5Nがあるものの、価格面では本機に軍配があがります。
そんなわけで本記事は「mouse K7をレビュー!GTX1650搭載で動画編集もこなせるマウスの17.3型ノートPC」について書いていきます。
タップできるもくじ
mouse K7のスペック
マウスコンピューターの「mouse K7」は、軽いゲームとライトな動画編集に使える17.3型のノートPCです。
モバイルは左スライドで全表示
製品名 | マウスコンピューター「mouse K7」 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-11800H(2.3GHz) |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
液晶 | 17.3インチ |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB-C x 1(USB 3.1)/ USB-A x 3(USB 2.0 x 1 / USB3.0 x 2)/ HDMI 2.1 / Mini Display Port / マイク入力 x 1 / ヘッドフォン出力 x 1 / SDカードリーダー |
バッテリー | 約6.0時間 |
質量 | 約2.45kg |
外観
本体カラーはツヤ感あるブラックで、マウスおなじみのロゴがワンポイントあしらわれています。
表面はさらりとした触感で、シックな雰囲気をまとい、どんな用途でも使いやすいデザインです。
サイズ・重量
サイズは幅397 x 奥行265mmで、17.3型では小さめなものの、やはりそれなりのサイズ感があります。
ボディサイズや厚みがある分、冷却機構はしっかりしたものとなっています。
重さは約2.4kgであり、それなりの重量感があるので、基本的に据え置き用途です。
液晶ディスプレイ・スピーカー
mouse K7のディスプレイは、17.3型の1920 x 1080ドットのフルHDであり、やや高い色域と輝度をそなえています。
視野角も広く、ノングレア(非光沢)液晶なので映り込みもありません。
ディスプレイの上枠には、100万画素前後のWEBカメラが付いています。
キーボード
mouse K7のキーボードは配列にクセがなく、サイズの恩恵で全体的に余裕があって使いやすいです。
LEDバックライトを搭載し、暗所での視認性も問題なし。
タッチパッドの横幅は約15cmとかなり広く、作業性もバツグンです。
本機のアプリ「Control Center 3.0」から、キーボードの設定変更ができます。
バックライトの色を変えたり、特定のキーに操作アクションを割り当てられたり、まるでゲーミングPCのような機能をもっています。
インターフェース
mouse K7のポートは背面にもあり、種類それなりに豊富ですが、USB Type-Cが1つかつ充電・映像出力非対応なのは少し残念です。
右側面には左からSDカードリーダーとUSB-C(USB 3.1)、USB-A(USB 3.0)、LANポートがあります。
左側面にはUSB-A x 2(USB 3.0 / 2.0)、マイク入力端子とヘッドフォン出力端子があります。
背面にはMini Display PortとHDMI、電源端子がついています。
mouse K7の各種ベンチマーク結果
mouse K7のSSD・CPU・GPU性能を測るべく、各種ベンチマーク結果を紹介します。
SSD
ストレージにはHDDでなく、読み書きの速いPCIeベースのSSD(512GB)を採用しています。
- HDD(Hard Disk Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、そこそこ速い値を示していました。
CPU
CPUは第11世代のIntel Coreプロセッサー(i7-11800H)、GPUにはGeForce GTX 1650 4GBを搭載しています。
「Control Center 3.0」から「静音・バランス(デフォルト)・パフォーマンス」のモードに切り替えられるので、バランスとパフォーマンスで比較しながら見ていきます。
CPU性能を測る「CINEBENCH R20」では4,000以上あり、ゲーム・動画編集もこなせるだけあり、かなり高い値でした。
グラフィックス
GPUはゲーミングノートのエントリーにも使われるGTX 1650で、内蔵グラフィックスにくらべると高性能であり、ゲームやクリエイティブに十分使えます。
よりハイパフォーマンスを求めるなら、RTX30シリーズのPCをおすすめします。
クリエイティブ
Adobe Premiere Pro CCにて、11分12秒のフルHD動画を「H264形式・YouTube 1080p フルHDのプリセット」で書き出したところ、約1分57秒でした。
Core i7-11800HとGTX 1650の組み合わせでも、RTXほどではないものの、そこそこ速い書き出しを実現しています。
CPU / GPU | 書き出し時間 |
---|---|
Core i7-11800H / GTX 1650 | 1分57秒(本機) |
Core i7-11800H / RTX 3050 | 1分40秒 |
Core i7-11800H / RTX 3060 | 1分24秒 |
ゲームベンチマーク
ゲーミングモデルではありませんが、参考のためゲームのベンチマークスコアを確認してみました。
軽めのドラゴンクエストXでは最高品質でも2万を超え、ハイスコアを記録しました。
中程度の「ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ」では最高品質で「快適」、高品質で「とても快適」、標準品質で「非常に快適」です。
重めのゲームの「ファイナルファンタジー15」でも最高品質で「普通」、高品質で「やや快適」という評価でした。
mouse K7は、軽いゲームとライトな動画編集に使える17.3型のノートPCです。
mouse K7レビューまとめ
本記事は「mouse K7をレビュー!GTX1650搭載で動画編集もこなせるマウスの17.3型ノートPC」について書きました。
mouse K7は、ゲーミングに使えるGPUと17.3型ディスプレイを搭載し、動画・写真編集に使いやすいノートPCです。
税込み15万円台でやや高いと、スピーカーの音があまり良くないものの、冷却性能が高く、ディスプレイの品質もすぐれています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。