動画クリエイターの妻をもつマクリン（ @Maku_ring）です。
ヨメ動画編集を円滑に行おうとすると、CPU・GPUともにそれなりの性能が要求されます。
だからといって、どこまでもハイスペックを求めすぎると、予算を簡単にオーバーしちゃいます。
クリエイターの要望に最低限こたえるスペックながら、税込み11万円台におさえたコスパ優秀モデルが、ドスパラで販売されている「raytrek G5-TA」です。
CPUはCore i5-11400H搭載にくわえ、グラフィックスはGTXシリーズの1650に最大16GBメモリ採用と、ちょうどいいところを押さえたスペックとなっています。
ガチの動画編集には同社のR5-TA6がベターですが、そうでなければG5-TAで充分です。
そんなわけで本記事は「raytrek G5-TAをレビュー！GTX1650搭載で動画編集もできるサードウェーブの15.6型ノートPC」について書いていきます。
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Makurin
いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。プロフィール詳細／レビューガイドライン・理念
raytrek G5-TAのスペック
ドスパラで販売されている「G5-TA」は、15.6型のクリエイター向けノートPCです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示
| 製品名 | サードウェーブ「raytrek G5-TA」 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i5-11400H（2.2GHz） |
| GPU | GeForce GTX 1650 |
| 液晶 | 15.6インチ |
| 解像度 | フルHD（1920 x 1080） |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB（PCIe SSD） |
| 生体認証 | 顔認証 |
| 端子 | USB-C x 1（USB3.2 Gen2・DisplayPort Altモード）/USB-A x 3（USB 3.2 Gen1 x 2/USB 2.0 x 1）/HDMI/マイク/イヤホンジャック/SDカードリーダー |
| バッテリー | 約5.9時間 |
| 質量 | 約2.0kg |
G5-TAは最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応し、Wi-Fi6対応のルーターと組み合わせることで、超高速のインターネット環境を体感できます。
- 最大速度（理論値）：6.9Gbps
- 周波数帯：5.0GHz
- MU-MIMO：最大4ユーザー
- 最大速度（理論値）：9.6Gbps
- 周波数帯：2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO：最大8ユーザー
外観
本体カラーはグレーで、ロゴがひとつだけオンされたシンプルなデザインです。
プラスチックではあるものの、光沢感と重厚感ある外観となっています。
ヒンジ部は150°くらいまで開く仕様となっています。
サイズ・重量
サイズは幅360 x 奥行244mmで、B4サイズよりひと回り小さいものの、15.6型では標準的なサイズです。
厚さは20.5mmとそこそこスリムに仕上がっています。
重量は約1.90kgであり、同クラスが2kgを超えることもある中で頑張っているほうです。
120WのACアダプターは約540gであり、基本的に据え置きで使うことを想定しています。
液晶ディスプレイ・スピーカー
raytrek G5-TAのディスプレイは1920 x 1080ドットのフルHDであり、ノングレア（非光沢）液晶で映り込みも抑えられています。
しかもベゼルの横幅が約6.5mm、縦幅が約9mmとそこそこ細く、視認性が確保されています。
ディスプレイの上枠には、HD対応Webカメラが付いています。
背面にデュアルスピーカーをそなえ、音質はふつうです。
キーボード
キーボードの配列はクセもなく、タイプしやすくできています。
電源ボタンの左隣のボタンで、動作モードの変更を行うことができます。
キーピッチは19mm、キーストロークは1.4mm確保され、入力しやすさに配慮しています。
バックライトも搭載し、暗所の作業に重宝します。
タッチパッドの横幅は約11.5cmとややワイドで、操作性に配慮されています。
インターフェース
raytrek G5-TAのポートは背面にもあり、バリエーション豊富にそろっています。
ただ、欲をいえばPD対応もしくはthunderbolt3対応USB-Cが欲しかったところです。
右側面には左からSDカードリーダーとUSB-A x 2（USB 3.2 Gen1）があります。
左側面にはUSB-A（USB 2.0）とマイク/イヤホンジャックがあります。
背面にはUSB-C（USB3.2 Gen2・DisplayPort Altモード）とHDMI、LANポートと電源端子が付いています。
raytrek G5-TAの各種ベンチマーク結果
raytrek G5-TAのSSD・CPU・GPU性能を測るべく、各種ベンチマーク結果を紹介します。
SSD
raytrek G5-TAのストレージはHDDでなく、読み書きの速いPCIeベースのSSD（NVMe M.2）を採用しています。
- HDD（Hard Disk Drive） ディスク型の記録デバイス
- SSD（Solid State Drive） フラッシュメモリ（USBメモリの中身）の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、そこそこ速い値を示していました。
CPU
CPUにはIntel Core i5-11400Hを採用し、スタンダードノートPCより高性能なものを載せています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R20」では3,000以上あり、クリエイティブな作業も充分こなせるスコアです。
グラフィックス
グラフィックボード（GPU）は、ライトなゲーミングノートにも使われるGeForceのGTX 1650であり、中程度の描画性能（9,000以上）を有しています。
クリエイティブ
Adobe Premiere Pro CCにて、11分12秒のフルHD動画を「H264形式・YouTube 1080p フルHDのプリセット」で書き出したところ、約2分5秒でした。
スペックをふまえると順当な書き出し時間です。
| CPU / GPU | 書き出し時間 |
|---|---|
| Core i5-11400H / GTX 1650 | 2分5秒（本機） |
| Core i7-11800H / GTX 1650 | 1分57秒 |
| Core i7-11370H / RTX 3050 Ti | 1分45秒 |
| Core i7-11800H / RTX 3050 | 1分40秒 |
| Core i7-11800H / RTX 3060 | 1分24秒 |
ゲームベンチマーク
ゲーミングモデルではありませんが、参考のためゲームのベンチマークスコアを確認してみました。
軽めのドラゴンクエストXでは、最高品質でも高いスコアを記録しました。
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」では、最高品質でも「快適」であり、健闘しているほうです。
重めの「ファイナルファンタジー15」では「普通」「やや快適」という評価でした。
クリエイティブな要求に応える性能と手頃な価格を両立。
raytrek G5-TAは「スタンダードなPCよりちょびっと性能が欲しい、でも金額は抑えたい人」におすすめのノートPCです。
raytrek G5-TAレビューまとめ
本記事は「raytrek G5-TAをレビュー！GTX1650搭載で動画編集もできるサードウェーブの15.6型ノートPC」について書きました。
raytrek G5-TAはクリエイターの要求に最低限こたえる仕様ながら、手頃な価格におさえたコスパ抜群のノートPCです。
CPUはCore i5-11400H、グラフィックスはGTXシリーズの1650、最大16GBメモリ採用と、絶妙スペックとなっています。
どうも、マクリン（ @Maku_ring）でした。
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