家で落ち着いて作業するなら、15.6インチ以上のスタンダードノートPCがおすすめのマクリン( @Maku_ring)です。
とはいえ作業性に大事なのは、視認性の大きいディスプレイだけでなくサクサク感。
CPUやグラフィックス・メモリ・ストレージで決まるPC本体の性能だけでなく、Wi-Fi規格にどこまで対応しているかも大事になってきます。
これらをすべて兼ね備えるモデルが、ASUSの「VivoBook S15 S533EA」です。
両サイド5.6mmのナローベゼルで約86%の専有面積を有し、約1.8kgで軽量性に配慮されているだけではありません。
第11世代Core i7搭載にIris Xe Graphics、最大1TBのPCIeベースSSD、Wi-Fi6対応、他社では少ないThunderbolt 4対応USB-CもそなえるノートPCです。
そんなわけで本記事は「【ASUS VivoBook S15 S533EAレビュー】大胆なカラーと第11世代Core i7搭載の15.6型スタンダードノートPC」について書いていきます。
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ASUS VivoBook S15 S533EAのスペック
ASUSの「VivoBook S15 S533EA」は、15.6型のスタンダードノートPCです。
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製品名 | ASUS「VivoBook S15 S533EA」 |
CPU | Intel Core i5-1135G7(1.5GHz)/Intel Core i7-1165G7(1.5GHz) |
GPU | Iris Xe Graphics |
液晶 | 15.6インチ |
解像度 | フルHD(1920 x 1080) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB/1TB(PCIe SSD) |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB-C x 1(Thunderbolt 4)/USB-A x 3(USB3.2 x 1/USB2.0 x 2)/HDMI x 1/microSDカードリーダー |
バッテリー | 約10時間 |
質量 | 約1.8kg |
ASUS VivoBook S15 S533EAは最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」に対応し、Wi-Fi6対応のルーターと組み合わせることで、超高速のインターネット環境を体感できます。
- 最大速度(理論値):6.9Gbps
- 周波数帯:5.0GHz
- MU-MIMO:最大4ユーザー
- 最大速度(理論値):9.6Gbps
- 周波数帯:2.4GHz/5.0GHz
- MU-MIMO:最大8ユーザー
外観
本体カラーはインディーブラックと呼ばれる、ビジネスにも映えるクールな色です。
VivoBook S15 M533IAが樹脂素材なのに対し、こちらはアルミ素材で上質感を演出しています。
また、エッジにはダイヤモンドカットが施され、こちらも高級感にひと役買っています。
他には清潔感あるドリーミーホワイト、小洒落たガイアグリーン、個性的なリゾルトレッドなど、好みに合わせて選べる豊富なカラーバリエーションをそろえています。
ヒンジ部は150°まで開く仕様となっています。
サイズ・重量
サイズは幅360 x 奥行234mmでA4サイズよりひと回り大きいものの、ナローベゼルの恩恵で一般的な15.6型PCより小さい仕上がりとなっています。
厚さもわずか16.1mmで、20mmを超えるモデルが少なくない中、なかなかスリムに仕上がっています。
重量は約1.64kgであり、2kgを超えるスタンダードノートPCが一般的である中、かなり軽量の部類に入ります。
付属のACアダプターは約187gとそれなりですが、折りたたみプラグ式ではないのはちと残念。
ディスプレイ・スピーカー
ASUS VivoBook S15 S533EAのディスプレイはフルHD1920 x 1080ドットの液晶で、充分な解像度を備えています。
両サイドのベゼルを横幅5.6mmまで短くしたナローベゼルデザインで、実に86%もの画面占有率を実現しています。
視野角も170°と広く、視認性にすぐれています。
ノングレア(非光沢)液晶なので映り込みもなく、使いやすいです。
ディスプレイの上枠には、約92万画素のWebカメラが付いています。
カメラシャッターボタンでカメラのオンオフを切り替えでき、オンライン会議での不意な起動にも安心です。
背面にはharman kardonと共同開発ツインスピーカーを搭載しています。
底面にスピーカー穴があるため、音はややこもるものの、厚みのある低音中心に立体感あるサウンドとなっています。
キーボード
ASUS VivoBook S15 S533EAのキーボードは使いやすいですが、ナローベゼルのためかテンキーがやや小さく、deleteの位置に電源ボタンがあるので注意ください。
キーピッチは20mm、キーストロークは1.1mmであり、入力面での不便さは全くありませんでした。
キーボードにはバックライトをそなえ、暗所でも活躍します。
タッチパッドの横幅は約10.5cmと標準で、すべすべした操作性で使いやすいです。
タッチパッドの右上には指紋認証リーダーを備え、Windowsに安全かつクイックにログインできます。
インターフェース
ASUS VivoBook S15 S533EAは、thunderbolt 4対応USB-Cふくめ、充実のインターフェースとなっています。
右側面には左からmicroSDカードスロットとUSB-A(USB2.0) x 2があります。
左側面には電源ジャックとHDMI、USB-A(USB3.2)とUSB-C(Thunderbolt 4)、オーディオコンボジャックがあります。
こちらのUSB-CがThunderbolt4対応なのは大きなポイント。
本体充電だけでなく、4K映像出力や最大40Gbpsの高速データ転送をカバーし、まさにオールマイティなUSB規格となっています。
ASUS VivoBook S15 S533EAのSSD・CPU・GPU性能
ASUS VivoBook S15 S533EAのストレージはHDDでなく、読み書き速度にすぐれるPCIeベースのSSDを採用しています。
- HDD(Hard Disk Drive) ディスク型の記録デバイス
- SSD(Solid State Drive) フラッシュメモリ(USBメモリの中身)の大型版
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」にて、読み込み/書き込み速度を測定したところ、それなりの速さでした。
CPUには第11世代Coreプロセッサ(Core i5-1135G7 / i7-1165G7)を搭載しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R20」で2,000近くあり、第10世代Intel Core i7より30%程度高い値を示していました。
オフィス作業はもちろんのこと、Photoshopや動画編集もある程度問題なく扱えるスコアとなっています。
GPUにはパワーアップした「Iris Xe Graphics」を内蔵しています。
GPU性能を測る「3DMARK Fire Strike」では、Iris Plus GraphicsやRadeon Graphicsをゆうに上回る描画性能でした。
軽いゲームの「ドラゴンクエストX」では、最高品質で「とても快適」、標準品質は「すごく快適」という評価でした。
中程度の「ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズ」は高品質で「やや快適」、標準品質で「快適」でした。
重い部類の「ファイナルファンタジー15」ではさすがに厳しかったです。
ASUS VivoBook S15 S533EAは優秀な機動性と性能を有する、バランスのとれたスタンダードノートPCです。
ASUS VivoBook S15 S533EAレビューまとめ
本記事は「【ASUS VivoBook S15 S533EAレビュー】大胆なカラーと第11世代Core i7搭載の15.6型スタンダードノートPC」について書きました。
ASUS VivoBook S15 S533EAは、ナローベゼルかつ軽量仕様の15.6型ノートPCです。
第11世代Core i7搭載にIris Xe Graphics、最大1TBのPCIeベースSSDにThunderbolt 4対応USB-C採用など、機能性も抜かりなし。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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