一日中イヤホン付けっぱなしで、複数のワイヤレスイヤホンを使い回すマクリン( @Maku_ring)です。
長時間使う上で気になるのはやはりバッテリーで、長いに越したことはありません。
充電方式も重要で、ケーブルをいちいち抜き挿しするより、ポンと置くだけで充電できるワイヤレス充電対応だとうれしいです。
それから音質コーデックも気にすべきポイントで、aptX未対応のイヤホンを使うと、動画視聴時に音声とのズレが生じる場面がちょくちょくあります。
6千円台にもかかわらず、これらを満足するイヤホンが、このたび買ったSOUNDPEATSの「Sonic Pro」です。
同社の名機である「SOUNDPEATS Sonic」の上位機種で、イヤホン単体15時間再生やaptX Adaptive対応はそのままに、さらにブラッシュアップしています。
充電は同社初のワイヤレス充電採用にくわえ、ドライバーも従来のダイナミック型でなく、補聴器にも使われるBA(バランスドアーマチュア)型を搭載し、中高音域の表現力が格段にアップ。
そんなわけで本記事は「【SOUNDPEATS Sonic Proレビュー】同社初のワイヤレス充電対応でデュアルBAドライバー搭載なのに6千円台の完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。
- デュアルBAドライバー搭載
- イヤホン単体で15時間再生
- aptX Adaptive対応
- ワイヤレス充電対応
- これだけてんこ盛りで6千円台
- ANC非搭載
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SOUNDPEATS Sonic Proの概要
SOUNDPEATS Sonic Proは完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | SOUNDPEATS Sonic Pro |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約11g / 約49g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大15時間 / 最大35時間 |
ドライバー | デュアル・バランスド・アーマチュアドライバー |
防水性能 | IPX5 |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive |
充電ポート | USB-C / ワイヤレス |
Bluetooth | 5.2 |
SOUNDPEATS Sonicからの改良点として「ワイヤレス充電の追加」「6mmダイナミックドライバー デュアル・バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーに変更」が挙げられます。
デザインはSonicを踏襲し、あちらが「シルバーグレー + シャンパンゴールド」だったのに対し、Sonic Proは「ブラックグレー + シャンパンゴールド」で重厚感が増しました。
光に照らしたときのツヤ感が砥石のような光沢を帯び、プラスチッキーな安っぽさがありません。
イヤホン単体で約11g、ケースふくめて約49gであり、標準的な重量です。
ケースの質感も高く、ツルッとした表面でありながら指紋が付きづらく、扱いやすくできています。
サイズは約38.9 x 61 x 34.7mmであり、コンパクトで持ち運びにも適しています。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB-C to Aケーブルです。
SOUNDPEATS Sonic Proのレビュー
SOUNDPEATS Sonic Proの特徴を紹介します。
Bluetooth 5.2に対応
SOUNDPEATS Sonic ProはSonicと同様、Bluetooth 5.2に対応し、接続性にすぐれています。
ペアリングしていない状態でケースを開くと、左右間が接続した後、右イヤホンはペアリングモード(橙白交互点滅)に移行します。
また、QualcommのTrueWireless Mirroringに対応し、親機側だけでなく子機側でも片耳使用が可能となっています。
一般的なモデルの「リレー伝送」に対し、SOUNDPEATS Sonic Proは「左右同時伝送」を実現しています。
ロングライフバッテリーかつ待望のワイヤレス充電対応
SOUNDPEATS Sonic Proはフルワイヤレス最長クラスのロングバッテリーをほこります。
イヤホン単体で最大15時間、ケースふくめて最大35時間使用でき、イヤホン単体では通常モデルの約3倍と疲れ知らずのスタミナ仕様。
実際、会議続きの日にSonic Proを使ったのですが、他のモデルなら途中で別のイヤホンに交換しているところ、1台で最後まで乗り切ってくれました。
充電ポートは、他のデバイスとも互換性の高いUSB Type-Cに対応しています。
さらに、SOUNDPEATS製では初のワイヤレス充電に対応し、ワイヤレス充電器に置くだけでケーブルの抜き挿しなしに充電できます。
中高音域の解像感が高いフラット志向
SOUNDPEATS Sonic Proは、はめこむ部分が耳の形状に合わせて作られているので、フィット感にすぐれています。
最近はタッチ操作モデルも増えていますが、Sonic Proは誤動作の少ない物理ボタン式で、音量調整ふくめた全操作が可能です。
- (右/左)1回押す 再生/一時停止/受話/終話
- 右2回押す 音量を上げる
- 左2回押す 音量を下げる
- 右1.5秒長押し 曲送り(次の曲)/着信拒否
- 左1.5秒長押し 曲戻し(前の曲)/着信拒否
- 右3回押す 音声アシスタント(Siri・Google)
- 左3回押す ゲームモードON/OFF
- (右/左)5秒押す ペアリング
「ゲームモード」をオンにすることで映像と音声のズレが低減でき、アプリゲーム・YouTubeをイヤホン装着で行う人には実用性の高い機能です。
肝心の音質ですが、デュアルBAドライバーを搭載しているだけあり、中高音域は細かい音が拾えており、解像感がひときわ高い設計となっています。
ボーカル・ギター・ドラムのスネア音などはとくに透明感があってクリアに聴こえ、高音はまろやかにまとまっているので耳に刺さる感じもありません。
低音域は強くないものの、素直でフラットな味付けであり、個人的には好きな音設計です。
SOUNDPEATS Sonicのもつバランスの良さを、さらに一段引き上げたイヤホンといえるのではないでしょうか。
ROCK & POPSやEDMとの組み合わせで、その特性をより発揮します。
この価格帯ではめずらしく、aptXでも最新のコーデックである「aptX Adaptive」をサポートしています。
対応するAndroidスマホは一部のハイエンド機にとどまるものの、超高音質と超低遅延を実現しています。
SOUNDPEATS Sonic Proはこんな人におすすめ
SOUNDPEATS Sonic Proは「ANC以外、全部入りのイヤホンが手頃な価格で欲しい人」におすすめです。
6千円台で機能がここまで盛り込まれたモデルは他になく、ワイヤレス充電にもようやく対応したのはポイント高し。
ただしANCは非搭載なので、同程度の価格でANC搭載モデルが欲しい人はEarFun Free ProやSOUNDPEATS T2もおすすめです。
SOUNDPEATS Sonic Proレビューまとめ
本記事は「【SOUNDPEATS Sonic Proレビュー】同社初のワイヤレス充電対応でデュアルBAドライバー搭載なのに6千円台の完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
SOUNDPEATS Sonic Proは、完成度の高い「SOUNDPEATS Sonic」の上位機種なのもうなずける、弱点のほぼない優等生イヤホンに仕上がっています。
デュアルBAドライバー搭載・イヤホン単体15時間再生・ワイヤレス充電対応・aptX Adaptive対応と、ANC搭載にこだわらないならかなりおすすめです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- デュアルBAドライバー搭載
- イヤホン単体で15時間再生
- aptX Adaptive対応
- ワイヤレス充電対応
- これだけてんこ盛りで6千円台
- ANC非搭載