ゲームにTVにストリーミング動画にプロジェクターを日々投影しマクリン( @Maku_ring)です。
テレビよりも大画面で壁に映し出せて場所もとらないので、プロジェクターはもはや欠かせません。
ただ、毎日使っているとプロジェクターへの要望も多くなり、理想だけ書くなら「コンパクトなのは絶対。あと解像度と明るさがそれなりに高くて音響も迫力あって、USB-C接続のがいい」です。
ここまで来ると、僕のニーズを満たすモデルはなかなか無く、どれかは妥協せざるを得なかったのが現状。
ですが、このたび紹介する「XGIMI MoGo 2 Pro」は、これらの条件を全てカバーするモデルに仕上がっています。
400ISOルーメンの明るさとフルHDの解像度にくわえ、8W x 2のスピーカーと、このクラスでは考えられないほど強力な音響をそなえてます。
垂直水平の台形自動補正にUSB-Cポート充電対応と使いやすく、Android TV 11.0搭載でGoogle Playストアから何千ものアプリがそのまま楽しめます。
そこで本記事は、XGIMI MoGo 2 Proの外観と付属品、前モデルとの比較から各特徴面を紹介していきます。
- 16W出力の本格サウンド
- 垂直水平の台形自動補正
- 同社唯一のアイプロテクション付き
- Android TV 11.0搭載
- 前モデルにはあったバッテリーが非搭載
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XGIMI MoGo 2 Proの外観と付属品
XGIMI社の「MoGo 2 Pro」は、Android TV 11.0搭載のホームプロジェクターです。
製品名 | XGIMI「MoGo 2 Pro |
---|---|
サイズ | 約161 x 119 x 108mm |
重さ | 約1.1kg |
明るさ | 400ISOルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080画素) |
スピーカー | 16W(8W x 2) |
ワイヤレス規格 | 2.4 / 5.0GHz(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)・Bluetooth 5.0 |
OS | Android TV 11.0 |
価格 | 80,200円 |
前モデルの「MoGo Pro+」と同様、全周メッシュ加工のアルミボディで上質な造り。
モバイルプロジェクター最上位機種の「Halo+」と比べ、ひと回りスリムに仕上がっています。
重量は約1.07kgとモバイルノートPC並み。
本機はオートフォーカス機能にくわえ、垂直・水平の台形自動補正を搭載しています。
垂直方向(タテ)だけでなく水平方向(ヨコ)の自動台形補正にも対応し、映像の歪み調整はバッチリ。
底面には三脚穴が付き、汎用品の三脚を装着できます。
音響面はかなりパワフルで、8W出力のスピーカーを2機搭載しています。
背面には左からPD対応USB-Type-CとUSB-Type-A、HDMI 2.0、AUX端子 3.5mmが付いています。
バッテリー内蔵ではないものの、プロジェクターとしてはめずらしくPD対応USB-Cからの充電に対応し、65W以上の出力をもつモバイルバッテリーからの給電も可能です。
同梱品はプロジェクター本体にリモコン(単4アルカリ乾電池 x 2)、電源ケーブルです。
XGIMI MoGo Pro+・Halo+と比較
同社の「MoGo 2」「MoGo Pro+」「Halo+」でスペック比較してみました。
左スライドで全表示
製品名 | MoGo 2 Pro |
MoGo 2 |
MoGo Pro+ |
Halo+ |
---|---|---|---|---|
サイズ | 約108 x 161 x 119mm | 約108 x 161 x 119mm | 約95 x 146 x 106mm | 約114 x 172 x 145mm |
重さ | 約1.1kg | 約1.1kg | 約914g | 約1.6kg |
明るさ | 400ISOルーメン | 400ISOルーメン | 300ANSIルーメン | 900ANSIルーメン |
解像度 | フルHD(1920 x 1080画素) | HD(1280 x 720画素) | フルHD(1920 x 1080画素) | フルHD(1920 x 1080画素) |
スピーカー | 16W(8W x 2) | 16W(8W x 2) | 6W(3W x 2) | 10W(5W x 2) |
OS | Android TV 11.0 | Android TV 11.0 | Android TV 9.0 | Android TV 10.0 |
オートフォーカス | ||||
台形自動補正(垂直・水平) | ||||
障害物自動回避 | ||||
スクリーンの自動アジャスト | ||||
アイ・プロテクション機能 | ||||
バッテリー内蔵 | ||||
USB-Cポート充電 | ||||
価格 | 80,200円 | 59,900円 | 80,080円 | 109,890円 |
本機と下位機種「MoGo 2」の大きな違いが解像度。
MoGo 2 ProがフルHDなのに対し、MoGo 2はHDです。
近年4K対応映像も増えているので、大画面で見た際の精細さにこだわるなら最低でもフルHD以上はほしいところ。
それからMoGo Pro+やHalo+と比べたうえでの優位性がオーディオ出力です。
小型プロジェクターとして随一の16Wスピーカーを搭載し、その迫力はひとクラス上にも届き得るものとなっています。
ホームプロジェクターにあたるため、残念ながらバッテリー内蔵ではないものの、他にはないUSB-Cポートをそなえ、モバイルバッテリーからの給電にも対応しているのはうれしいポイント。
障害物自動回避やスクリーン自動アジャスト、アイ・プロテクション機能も付き、映像調整面と安全面に気をはらった仕様となっています。
価格もふまえると、今から同クラスのプロジェクターを買うのであれば本機がもっともおすすめです。
XGIMI MoGo 2 Proのレビュー
「MoGo 2 Pro」の各機能を紹介します。
400ISOルーメンと16Wスピーカーでゲームもド迫力
MoGo 2 Proの明るさは最大400ISOルーメン、解像度はフルHD(1920 x 1080)であり、小型であることをふまえると十分な性能。
単位が異なるので分かりにくいですが、300ANSIルーメンのMoGo Pro+よりやや明るめです。
ただ、色彩表現でいうと、DCI-P3 90%の広色域やD65色温度規格に対応しているだけあり、900ASNIルーメンのHalo+より本格的な色再現性を実現しています。
投影サイズは100インチ以上の大画面も可能ですが、1.5mくらいの距離(80インチくらい)が見やすくていい感じです。
細かい部分の映像や文字も滲まず映り、ビジネス用途でも使っても不満を感じることはないでしょう。
ドローンさんの撮影動画を投影したところ、木々や砂、建物が次々と移り変わっていく様子が見事に表現され、16Wスピーカーの迫力もあいまって満足度の高い映像体験が得られました。
映像入力端子はHDMIのみですが、ChromecastやAirscreenにも対応し、各デバイスからのミラーリングも可能です。
PS5やNintendo Switchなど、HDMIをそなえるゲーム機とも当然つなげられ、プロジェクターの大画面でゲームプレイもおすすめ。
実際にグランツーリスモ7をプレイしてみましたが、車の速い画面移動にもしっかり付いてきており、音響の臨場感も合わさり、実車を運転している錯覚におちいるほど。
Android TV 11.0搭載で豊富なアプリ収録
MoGo 2 ProはAndroid TV 11.0を搭載し、ユーザーフレンドリーなUIで操作感が分かりやすいです。
アプリストアは純正のGoogle Play Storeなので、数千以上のAndroidアプリをもれなく収録しています。
気になるNetflixアプリですが、Google Playからそのままでは落とせないものの、Desktop Launcher経由でダウンロード可能です。
Desktop Launcherをインストールすると、Netflixがダウンロードできるようになります。
MoGo 2 Proは扱いやすいサイズながら、本格仕様の高音質サウンドを詰め込み、エンタメ性抜群のプロジェクターです。
マルチアングルスタンドで角度調整もラクラク
MoGo 2 Proの付属品であらたに「XGIMI マルチアングルスタンド」が登場しました。
雲台と台座のみのシンプルな構成で、雲台上部はラバー素材で滑りづらくできています。
支柱部分はXGIMIロゴが打たれ、アルミダイキャスト製で軽くて丈夫に仕上がっています。
雲台の裏面には、プロジェクターに取り付けるためのネジが取り付けられています。
アームは200°以上角度調整できるものの、動きはかなり硬めです。
MoGo 2 Proを取り付ける際は、投影面が垂直になるように取り付けないと使えないので注意ください。
投影角度の可動域も大きく、天井投影もお手の物。
垂直水平の台形自動補正のおかげで、コーヒーテーブルの高さでもいい感じに投影できるので、MoGo 2 Proとセットで買うべきアイテムです。
XGIMI MoGo 2 Proはこんな人におすすめ
MoGo 2 Proは「ハンディサイズでしっかりした性能をもつホームプロジェクターが欲しい人」におすすめです。
バッテリーは内蔵していないですが、USB-C充電対応で手持ちのモバイルバッテリーや充電器を気軽につなげて使えます。
解像度はフルHD、音響は驚きの16W出力で、400ISOルーメンと合わせて十分な映像体験が得られます。
オートフォーカスに台形自動補正、スクリーン自動アジャストに障害物自動回避と、映像調整面もバッチリ。
テレビ・映画・ゲームとあらゆる映像出力をプロジェクターに任せたいなら「ちょうどいいモデル」といえるでしょう。
XGIMI MoGo 2 Proレビューまとめ
本記事は、XGIMI MoGo 2 Proについて書きました。
MoGo 2 Proは、400ISOルーメンの明るさとフルHDの解像度をそなえる、片手サイズのホームプロジェクターです。
垂直水平の台形自動補正やオートフォーカス、16WスピーカーにAndroid TV 11.0搭載など、プロジェクターとしての実力は十分。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。