評価:4
どうも、毎日プロジェクターで動画を楽しんでるマクリン( @Maku_ring)です。
プロジェクターは自宅でも大画面で迫力ある映像を楽しめる反面、本体を置く場所、投影する壁をしっかり確保しなければならず、セッティングに意外と苦労しますよね。
自分が座る場所も考慮すると「ここだ!」というベストポジションが見つからないことも。
本記事で紹介する「BenQ GV11」は、そんな苦労を解消してくれます。
軽量・コンパクトな本体には135度角度調整機能がついているので、なんと天井にも映し出せちゃいます。

バッテリー内蔵なので、コードにつながず使用できるのもとても便利。
キャリーケースつきで持ち運びラクラク、投影場所にも困らないので、ファミリーの住宅・一人暮らしのワンルーム・宿泊施設・会議室など、さまざまな場所で手軽に使えます。
OSにAndroid TV 10を搭載し、Google Playストア収録のAndroidアプリを楽しめるなど、エンタメ性も抜群です。
本記事では「BenQ GV11をレビュー!135度角度調整機能がついて天井投影ができるモバイルプロジェクター」について書きます。
本記事はベンキュージャパン様から商品を提供いただき作成しています。
- 独自のスライド機構で135度の角度調整可能
- Android TV 10.0搭載
- 独自のtreVolo技術を採用したサウンドシステム
- 軽量・コンパクト
- 明るさ・解像度が低め
タップできるもくじ
BenQ GV11の外観と付属品
BenQ社の「GV11」は、天井投影ができるモバイルプロジェクターです。
製品名 | BenQ GV11 |
---|---|
サイズ | 約113 × 153 × 140mm |
重さ | 約970g |
明るさ | 200ANSIルーメン |
解像度 | FWVGA(854×480) |
スピーカー | 5W |
ワイヤレス規格 | Bluetooth 4.2 |
OS | Android TV 10.0 |
価格 | 6万円前後 |
BenQ GV11の姉妹品であるBenQ GV30や、他のモバイルプロジェクターと比較しました。
解像度やスピーカー性能は劣るものの、低価格で角度調整機能がついているという面では魅力的です。
左スライドで全表示
製品名 | BenQ GV11![]() |
BenQ GV30![]() |
Nebula Capsule II![]() |
XGIMI MoGo Pro+![]() |
---|---|---|---|---|
サイズ | 約113 × 153 × 140mm | 約120 x 185 x 195mm | 約150 x 80 x 80mm | 約106 x 95 x 146mm |
重さ | 約970g | 約1.7kg | 約740g | 約914g |
明るさ | 200ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 200ANSIルーメン | 300ANSIルーメン |
解像度 | FWVGA (854 × 480画素) | HD (1280 x 720画素) | HD (1280 x 720画素) | フルHD (1920 x 1080画素) |
スピーカー | 5W | 16W(4W x 2 + 8Wウーファー) | 8W | 6W(3W x 2) |
OS | Android TV 10.0 | Android TV 9.0 | Android TV 9.0 | Android TV 9.0 |
価格 | 6万円前後 | 10万円前後 | 59,800円 | 80,080円 |
箱を開けると、キャリーケースに入った本体と付属品、右側にはAndroid TVドングル(QS01)が入っています。
しっかり厚みのある布製のキャリーケースは、約140 × 220 × 150mmで、お弁当用保冷バックのようなビジュアル。
コンパクトサイズにくわえ、重さは約1.4kgと軽量なので、リュックや手さげにポンっと入ります。
ファスナーを開けると、仕切りがついていて、左側に本体、右側とふたの裏に付属品が入っています。
形状はドラム型で、ころっとしていて愛らしい見た目です。
完全な円形ではなく、レンズ部分はなだらかな角になっているので、コロコロ転がってしまうことはありません。
サイズは台座をふくめても約113 × 153 × 140mmでコンパクト。
台座を除いた場合の正面は、カップうどんとほぼ同じ大きさです。
上部にはハンドストラップがつき、持ち運びに配慮されています。
本体の幅が約95mmあり、掴んで持とうとすると、手の小さい人だと落とす危険性があるので、このハンドストラップはとても便利。

片面にはピントを調節するフォーカスノブがつき、もう一方の面にはポートがあります。
ポートには、オーディオ出力端子・USB・HDMI・電源端子がついています。
バッテリー内蔵なので、充電がなされていれば、コードにつながず使用できます。
スピーカーはハンドストラップの下についています。
BenQ独自のtreVolo技術を採用した5Wのスピーカーで、270度の方向に音を出せるよう内蔵されています。
電源、Bluetooth、ボリューム調節のボタンがついています。
付属品は本体・台座・電源アダプター・電源プラグ(3種)・リモコン・電池です。
キャリーケースとAndroid TVを利用するためのAndroid TVドングル(QS01)もついています。
利用を始める前にドングルをセットします。
フォーカスノブがついている面が開くようになっているので、両手親指でグイッとスライドさせるように押して開けます。
中にはドングルを接続するためのコードとHDMIの差込口があるので、ドングルをセットします。
カバーを戻せば準備完了。簡単にセットできました。
リモコンはボタンが軽く、操作性にすぐれ、音声入力にも対応しています。
電池のふたは、透明のプラスチック部品で本体とつながっています。

専用のスマホアプリ「BenQ Smart Control」からもリモコン操作が可能です。
本体とスマホを同じWi-Fiに接続するだけで、簡単に使えます。
マウス機能もついていて使いやすいです。
BenQ GV11のレビュー
「BenQ GV11」の特徴を紹介します。
135度角度調整機能でいろんな所に投影可能
BenQ GV11の台座は内側両サイドに小さな突起がつき、本体をカチっとはめると、安定して投影できるようになっています。
台座上で本体をスライドさせて、投影角度をなめらかに変えられるのはとても快適。
このスライド機構にくわえ、台形自動補正機能もすばやく働くので、プロジェクター初心者でもセッティングが超簡単です。
135度の角度調整が可能なので、正面、斜め上、そしてこのように天井にまで手軽に投影できちゃいます。
本体を床に置くだけで「周りに空いてる壁がない」というリビングでも、家族みんなで映像を楽しめます。
映りは驚くほどくっきりきれいです。
本体をクルッとスライドさせるだけで、壁から天井に投影位置を切り替えられるのは超便利。
和室の木目柄の入った天井にも投影してみました。
木目が透けてしまいますが、気にしなければ問題なく使えます。

本格的なサウンドシステムを搭載
GV11は、BenQ独自のtreVolo技術を採用した5Wのスピーカーを搭載し、270度の方向に音を出せるようになっています。
そのため、プロジェクターが天井を向いていても、部屋いっぱいにきれいなサウンドが広がります。
GV11はスピーカーモードも搭載しています。
本体のBluetoothボタンを押し、青く光ると、Bluetoothスピーカーモードに変わります。
スマホから音楽を流せば、本格的なスピーカーとしても大活躍。
GV11のサウンドシステムは低音が強化されているというだけあり、低音がずっしり響き渡り、バランスの取れたサウンドを楽しめます。
また、標準・シネマ・音楽・ユーザーと4つのサウンドモードを選択できるので、視聴するもののジャンルや好みに応じて違ったサウンド感を味わえます。
プロジェクターとしても多機能
GV11はLED光源のプロジェクターでもあり、静音性にすぐれ、本体も熱くなりにくいです。
明るさは最大200ANSIルーメンで数値的にはあまり高くありませんが、夕方以降の暗い環境ならくっきり見えます。
昼間でも電気を消し、カーテンを閉めれば、色が少し薄いですが問題なく映し出せます。
解像度はFWVGAで、決して高精細ではありませんが、細かい文字も案外しっかり視認できました。
壁紙の凸凹によって映りが荒く見えてしまうプロジェクターもありますが、GV11は壁紙の凹凸を感じさせない自然な映りを実現できているので、解像度の低さは気になりませんでした。
さらに、iOSデバイス用のAirPlay、Androidデバイス用のChromecastも内蔵し、スマホやPCからのミラーリング(ワイヤレス投影)にも対応しています。
台形自動補正の検知は優秀で、スピーディーに修正してくれます。
投影位置を上下に動かしてみました。
また、明るく・リビング・ゲーム・スポーツ・シネマ・日中の6つの画像モードがついているので、観るものによって映り方を変えられます。
Andorid TV 10.0で5,000以上のコンテンツを楽しめる
OSにはAndroid TV 10.0を搭載し、見やすいUIなので、初めての操作でも戸惑うことはありません。
アプリストアはAndroid純正の「Google Play」なので、5,000以上の最新のAndroidアプリをそのまま楽しめるのもポイント。
YouTubeやAmazonプライムビデオはもちろん、ABEMA、U-NEXT、GYAO!、Hulu、TVer、DAZN、Paravi、dTVなど、主要なアプリはすべて収録しています。
ただしNetflixはGoogle Playからインストールできません。
アプリはカテゴリ別で探せるようになっています。
僕の運営するコワーキングスペース「レイテラス」のYouTube動画を流してみました。
色鮮やかな映りと部屋全体に広がる立体感のあるサウンドで、快適に視聴できました。
早い動きのシーンも動きを繊細に表現できていて、スムーズでした。
BenQ GV11はこんな人におすすめ
BenQ GV11は「いろんな場所で手軽に映像を映し出したい人」におすすめです。
軽量・コンパクトなBenQ GV11は、特別なスペースや投影場所を確保しなくていいので、どんな住環境でも手軽に大画面の映像を楽しめます。
セッティングだけではなく、操作方法も簡単なので「機械操作が得意でないけどプロジェクターを使ってみたい初心者」にもおすすめです。
ただ、数値的に解像度・明るさ・スピーカーのW数が低いので、本体の重量が少し増しても高スペックのモバイルプロジェクターを使いたい人には、姉妹品である「BenQ GV30」の方が合っているでしょう。
BenQ GV11レビューまとめ
本記事は「BenQ GV11をレビュー!135度角度調整機能がついて天井投影ができるモバイルプロジェクター」について書きました。
BenQ GV11は低価格ながら利便性・使い勝手の良いモバイルプロジェクターに仕上がっています。
本体をくるくるスライドさせるだけで投影角度を自由に変えられ、いたるところの壁・天井に映し出せるのは本当に魅力的。
持ち運びとセッティングが簡単なBenQ GV11は、自宅・会議室・観光先の宿泊施設などさまざまな場所で大活躍間違いなしです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 独自のスライド機構で135度の角度調整可能
- Android TV 10.0搭載
- 独自のtreVolo技術を採用したサウンドシステム
- 軽量・コンパクト
- 明るさ・解像度が低め

