音質こだわり派には、高価格帯のワイヤレスイヤホンをおすすめするマクリン( @Maku_ring)です。
近ごろは1万円以下でも素晴らしいフルワイヤレスが出揃ってきていますが、それでもやはり数万円クラスのものと比べると、音のきめ細やかさで差が出てきます。
高価格帯のイヤホンの多くはアクティブノイズキャンセリングを搭載していますが、ノイキャン独特の閉塞感がニガテな人も少なからずいます。
「音質にはこだわりたい、でもノイキャンは必要ない」というユーザーにぴったりのモデルが、Sennheiserの「Sennheiser CX 400BT」です。
最上位モデル「MOMENTUM True Wireless 2」の持つ、本社開発の7㎜ドライバーから生み出される上質サウンドと使いやすいタッチセンサー、アプリの使い勝手はそのままに、ノイキャンと外音取り込み機能を省略することで2万円台を実現しています。
音質コーデックも「AAC」「aptX」をサポートし、iOS端末とAndroid端末の双方で高音質かつ低遅延の音楽・動画再生を可能としています。
そんなわけで本記事は「【ゼンハイザーCX400BTレビュー】最上位モデル同等の7㎜ドライバーをもつ高コスパの完全ワイヤレスイヤホン」について書いていきます。
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Sennheiser CX400BTの外観と付属品
「Sennheiser CX 400BT」は防水防滴なしの完全ワイヤレスイヤホンです。
防水性能はフルワイヤレスを使う上で気にしがちな項目ですが、雨天・スポーツ時に使うことがなければ、そんなに気にすることはありません。
ホワイトとブラックの2色があり、使いやすいカラーリングです。
「MOMENTUM True Wireless 2」と同様、ゼンハイザーの存在感あるロゴがオンされたデザインですが、こちらは角張ったフォルムとなっています。
表面にはピアノブラック塗装が施され、全面タッチセンサーとなっています。
ケースの素材はプラスチックではあるものの、指紋の付きづらい仕上がりとなっています。
サイズは約5.8 x 3.2 x 4.0cmとなかなかコンパクトで、ポケットに忍ばせてもかさばらないのが助かります。
ケース背面には、充電用のUSB-Cポートを備え、汎用性の高いポートとなっています。
イヤホンだけで最大7時間、ケースふくめて最大20時間(約3回分)使用でき、イヤホン単体では最上位モデルと同等のロングバッテリーです。
イヤホンのバッテリーは、収納した状態でケース背面のボタンを押すことで、点灯色からイヤホンのバッテリー状態を確認することができます。
点灯色 | 状態 |
緑 | 充分にある |
黄 | 半分くらい |
赤 | あまり残っていない |
同梱品は本体と充電ケーブル(USB-C to A)、シリコンイヤーアダプター(XS/S/M/L)です。
Sennheiser CX400BTのペアリング
Sennheiser CX 400BTのペアリング方法を紹介します。
Bluetooth 5.1かつ業界最長の電波到達距離10m「Class 1」に対応し、接続性にすぐれているのにくわえ、8台までのマルチペアリング(複数台個別接続)が可能です。
以上がペアリング方法です。
親機側の右イヤホンのみケースから取り出して耳に付けると片耳モードで使用できます。
Sennheiser CX400BTの装着感と音質
Sennheiser CX 400BTは、MOMENTUM True Wireless 2と同様のスマートな形状で耳にフィットし、少しひねるだけでしっかりグリップします。
全面がタッチセンサーで操作感も軽く、1回押すたびに「ピ・ポ・パ」とリズミカルに音が鳴るので、何回押したか分かりやすくなっています。
- 右1回タッチ 音声アシスタント(Siri / Googleアプリ)起動 / 受話 / 終話
- 左1回タッチ 再生 / 一時停止 / 着信拒否
- 左2回タッチ 曲送り(次の曲)
- 左2回タッチ 曲戻し(前の曲)
- 右長押し 音量+
- 左長押し 音量ー
あと、専用アプリ「Sennheiser Smart Control」が地味に優秀です。
なんと、タッチ操作時のキー割り当てを自在に変更できちゃいます。
また、ポイントを動かすことで全体の音調整を自動で行ってくれる独特のイコライザー機能も搭載しています。
同じドライバーを搭載している下位機種ではあるものの、Sennheiser CX 400BTのほうが上位機種MOMENTUM True Wireless 2より音質面では少し秀でていると感じました。
高音が得意ではあるものの、全体的にバランスが良く、どんなサウンドも上品に解釈してくれるイヤホンです。
クリアサウンド設計ながら丁寧に処理してくれて、ポップスやEDMとの組み合わせでその特性をより発揮します。
ただし、音量レベルは少し低いのでその点だけ注意ください。
正直悪いところが見当たらず、まさに「なんでも卒なくこなす優等生」という表現がぴったりでした。
Sennheiser CX400BTレビューまとめ
本記事は「【ゼンハイザーCX400BTレビュー】最上位モデル同等の7㎜ドライバーをもつ高コスパの完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
Sennheiser CX 400BTは、ノイキャン非搭載モデルの中ではほぼ満点といえる音質をもち、本格派も満足するフルワイヤレスに仕上がっています。
タッチセンサーも使いやすく、アプリでキー割り当てを自在に変更できるなど、使い勝手も優秀です。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。