音楽・YouTube・会議にノイキャン(ANC)搭載イヤホンが欠かせないマクリン( @Maku_ring)です。
ノイキャンイヤホンの代名詞といえばAirPods Proですが、その価格は約3万円と若干高め。
あと、Apple製品であるため、iPhoneユーザーであることを前提としており、Androidユーザーを考慮に入れた設計ではありません。
Android・iOS関係なく使え、価格もAirPods Proよりおさえている(約2.5万円)フルワイヤレスイヤホンが、HUAWEIの「FreeBuds Pro
業界最高スペックである最大40dBのノイズを低減できるANCを搭載し、高い没入感を目指す仕様となっています。
充電面も使いやすく、USB-C充電とワイヤレス充電の双方に対応しています。
また特筆すべき点として、数少ないマルチポイントに対応し、Bluetoothの2台同時接続が可能です。
そんなわけで本記事は「【HUAWEI FreeBuds Proレビュー】業界最高スペックのANCを搭載するラグジュアリーな完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
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- マルチポイント対応
- イヤホン操作が直感的
- ワイヤレス充電対応
- 質感が高い
- 防水なし
- apt-X非対応
- スペックほどのANCではない
タップできるもくじ
HUAWEI FreeBuds Proの外観と付属品
HUAWEI FreeBuds Pro
製品名 | HUAWEI FreeBuds Pro |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約12g / 約72g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大7時間(ANCオンで約4時間)/ 最大30時間(ANCオンで約20時間) |
ドライバー | 11mmダイナミックユニット |
防水性能 | なし |
対応コーデック | AAC / SBC |
充電ポート | USB-C / ワイヤレス |
Bluetooth | 5.2 |
僕のように、スポーツ・雨天時にイヤホンを使う機会がなければ気にすることはありませんが、該当する人は注意ください。
カラーはシャープさがウリのシルバーフロストのほか、エレガントで清潔感あるセラミックホワイト、シックでどんな場面にも合うカーボンブラックの3色展開です。
シンプルなイヤホンが多い中、ひときわ光沢感のあるラグジュアリーな見た目に仕上がっています。
ケースも上質感があり、まるで金属のようになめらかな触感をたたえています。
ケースは約70 x 51 x 25 mmと気持ち大きめで、厚みのない卵を握っているサイズ感です。
イヤホンは約12g、ケースふくめ約72gであり、イヤホン単体では標準的なものの、ケースを合わせると若干重い印象。
同梱品は、イヤホン本体とUSB-C to Aケーブル、イヤーピース(S/M/L)です。
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FreeBuds 4およびFreeBuds 4iとのスペック比較
同社のANC搭載モデルである「FreeBuds 4」、「FreeBuds 4i」との比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | FreeBuds Pro |
FreeBuds 4 |
HUAWEI FreeBuds 4i |
---|---|---|---|
防水規格 | なし | IPX4 | なし |
接続方式 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC |
イヤホンタイプ | カナル型 | インナーイヤー型 | カナル型 |
ドライバー | 11mmダイナミックユニット | 14.3mmLCPダイナミックドライバー | 10mmダイナミックユニット |
重量 | イヤホン約12g / ケース約72g | イヤホン約8g / ケース約46g | イヤホン約11g / ケース約47g |
ANC | |||
外音取り込み | |||
バッテリー(イヤホン / ケース込み) | 最大7時間 / 最大30時間 | 最大4時間 / 最大22時間 | 最大10時間 / 最大22時間 |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C | USB-C |
マルチポイント | |||
価格 | 25,080円 | 18,480円 | 9,680円 |
これら2つのモデルと比べ、上回っているのは以下の2点です。
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
高級感であるがゆえに価格が高い、防水非対応など、一定の弱点もあります。
ただ、同社の中でワイヤレス充電とマルチポイントに対応するのは本機のみであり、音質やANCの性能もハイエンドならではなので、予算があるなら有力候補にぜひ入れたいところ。
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HUAWEI FreeBuds Proのレビュー
HUAWEI FreeBuds Pro
1.そこそこのバッテリーかつワイヤレス充電に対応
ANCオンの状態で使うことを想定すると、バッテリー性能はふつうです。
イヤホンだけで最大7時間(ANCオンで約4時間)、ケースふくめ最大30時間(ANCオンで約20時間)使用できます。
ケースの充電端子は、他のガジェットとも汎用性が高いUSB Type-C対応で、使い勝手が良いです。
また、ヒンジ部分を上向きに置けばワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで簡単に充電できます。
2.同時接続のマルチポイントに対応
HUAWEI FreeBuds Pro
2台同時にBluetooth接続可能というもので、他のイヤホンでは現状Jabra Elite 85tくらいしか対応していません。
今の時代に合った便利な機能で、ノートPCにメインで接続し、スマホに着信があったときにはイヤホン操作で受話するといった使い方も可能。
Bluetooth機器を切り替えるたびに、一方で接続解除してもう一方で接続する、みたいな面倒な作業もなくなるので、一度使えばクセになる快適さです。
3.専用アプリはiOS・Androidに両対応
専用アプリ「HUAWEI AI Life」に対応し、ANC・外音取り込みのモード切替やイヤーチップの適合度テストができます。
これまでAndroidにしか対応していないのがネックだったのですが、2021年1月26日に待望のiOSアプリがリリースされました。
インストール方法は以下のとおりです。
4.そこそこのノイキャンと優秀な外音取り込み機能
HUAWEI FreeBuds Pro
工場出荷状態では、外部環境に応じて最適なノイキャンモードに切り替えてくれる「ダイナミックモード」に設定されています。
ほかには、移動中の騒音をおさえる「ウルトラモード」、図書館などの静音環境で使える「くつろぎモード」、カフェや街中で重宝する「標準モード」と3種類用意されています。
モードの違いは正直よく分からなかったので、ダイナミックモードで問題ありません。
ANCをオンにすると、交通機関の走行音、エアコン・空気清浄機の作動音、キーボードの打鍵音がかなり抑制できていました。
最大40dbの触れ込みに期待値が上がりすぎた印象はあるものの、AirPods Proに準ずるレベルのノイキャンで、充分な性能を発揮していました。
また、外音取り込み機能も優秀で、イヤホンをしながら周囲の人と会話をすることも容易に行えました。
ただ、音声にスポットをあてる「音声取り込みモード」は、そんなに使う場面がありませんでした。
5.中低音域の得意な音設計
装着感は優秀で、ほど良いフィット感なので長時間つけても痛くなりませんでした。
高感度センサーを搭載し、ステム部分をピンチ(つまむ)したり、スワイプ(側面をスライド)する直感的かつユニークな操作で、主要なアクションを実行できます。
- 1回ピンチ 再生/停止
- ピンチ&長押し モード切り替え(ノイキャン 外音取り込み オフ)
- 上にスワイプ 音量を上げる
- 下にスワイプ 音量を下げる
- 2回ピンチ 曲送り
- 3回ピンチ 曲戻し
- 着信中に1回ピンチ 受話/終話
HUAWEI FreeBuds Pro
中音域は音の粒度が高く、繊細でクリアに聴かせてくれるものの、高音域は少しまとまりに欠ける印象がありました。
疾走感のあるROCKよりは、AOR系のゆったりサウンドのほうが得意なイヤホンに仕上がっています。
音質コーデックはSBCとAACのみに対応しています。
なお、公式には記載されていないものの、左右同時伝送に対応しているようで、両イヤホンともに片耳モードに対応しています。
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HUAWEI FreeBuds Proはこんな人におすすめ
HUAWEI FreeBuds Pro
魅力的なイヤホンではあるものの、防水非対応・apt-X非対応・高音域がちょっぴりニガテなど、弱点も抱えています。
マルチポイント対応で音質・ANC性能の高いモデルをお探しなら、Jabra Elite 85tもおすすめです。
HUAWEI FreeBuds Proレビューまとめ
本記事は「【HUAWEI FreeBuds Proレビュー】ラグジュアリーな見た目でシーン別ANC搭載の万能ワイヤレス」について書きました。
HUAWEI FreeBuds Pro
11mmダイナミックドライバー・ワイヤレス充電・マルチポイント対応など、防水非対応である以外、よくまとまっています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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- マルチポイント対応
- イヤホン操作が直感的
- ワイヤレス充電対応
- 質感が高い
- 防水なし
- apt-X非対応
- スペックほどのANCではない