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SOUNDPEATS Air3 Proをレビュー!6千円台で生演奏のような臨場感あるサウンドを楽しめるANC搭載完全ワイヤレスイヤホン

どうも、ワイヤレスイヤホンはコスパ重視のマクリン( @Maku_ring)です。

最近では1万円以下でも、ANCと外音取り込みを搭載しているのが当たり前になってきました。

ただし、音質は価格の違いがもっとも反映される部分で、サウンドに安っぽさを感じるモデルが多いのも事実。

そんな中、6千円台ながら1万円以上のイヤホンにも劣らぬ音質をそなえたイヤホンが登場しました。

SOUNDPEATS Air3 Pro」です。

SOUNDPEATS Air3 Proの外箱

装着検出・ワイヤレス充電・専用アプリは全て非対応と、使い勝手の面はもう一歩なものの、実用レベルのANCと外音取り込みをしっかり搭載しています。

耳元で織りなす独特の立体感が臨場感あるサウンドをかなで、アンダー1万円とは思えない音質のイヤホンです。

そこで本記事は「SOUNDPEATS Air3 Proをレビュー!6千円台で生演奏のような臨場感あるサウンドを楽しめるANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。

メリット
  • 生演奏のような臨場感あるサウンド
  • 自然な外音取り込み
  • タッチで音量調節可能
  • aptX Adaptive対応
デメリット
  • 装着センサー非搭載
  • ワイヤレス充電非対応
  • イヤホン自体の遮音性が低い
  • タッチ操作カスタマイズ不可
ご提供品
本記事はSOUNDPEATS様から商品を提供いただき作成しています。
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この記事の著者
マクリン

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マクリン

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プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

SOUNDPEATS Air3 Proの概要

SOUNDPEATS Air3 Pro」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。

SOUNDPEATS Air3 Proの外箱とイヤホンとケース

防水規格IPX4
「水の飛まつに対して保護されている」という定義の防水規格です。浸水状態での使用は厳しいものの、雨が降っている中で使う分には問題ありません。
製品名 SOUNDPEATS Air3 Pro
防水・防塵規格 IPX4
接続方式 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive
重量 イヤホン約9g / ケース込み約37g
バッテリー イヤホン最大6時間(ANCオンで最大5時間)
ケース込み最大24時間
ドライバー 12mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 6,480円

 
イヤホン本体はスティック形状で、小ぶりでかわいらしいマットブラックの筐体に、ワンポイントでシルバーがあしらわれています。

SOUNDPEATS Air 3 Proのイヤホン外観(外側)
 
軸部分はAirPods Proよりわずかに長い程度で、耳からの飛び出しはそこまで気になりません。

SOUNDPEATS Air3 ProのイヤホンをAirPod Proと比較
 
SOUNDPEATS Air3で対応していた装着センサーは、残念ながら非搭載となっています。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホン外観(内側)

装着センサー(装着検出機能)
イヤホンに内蔵されたセンサーにより、耳からの脱着にともなって音楽の再生・一時停止が自動で行われる機能です。
 
ケースは曲面の丸みが美しい黒一色のデザインで、その高級感あふれるしっとりとした質感は、ついつい触りたくなるほど。

SOUNDPEATS Air3 Proのケース外観
 
重量はイヤホン単体で約9g、ケース合わせて約37gと、かなりの軽量に仕上がっています。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホン重量は約9g
SOUNDPEATS Air3 Proのケース込みの重量は約37g
 
ケースの大きさは約24 x 61 x 45mmと、ポケットにも入れてもかさばらないコンパクトサイズ。

SOUNDPEATS Air3 Proのケースは手のひらサイズ

厚みのない卵くらいのサイズ感

SOUNDPEATS Air3 ProのケースとAirPods Proを比較

AirPodsのケースよりひと回り小さい

 
付属品はイヤホン本体にケース、イヤーチップ(S/M/L)、USB-C to Aケーブルです。

SOUNDPEATS Air3 Proの付属品

 

SOUNDPEATS Air3とのスペック比較

SOUNDPEATS Air3 Proと下位グレードのイヤホン「SOUNDPEATS Air3」との比較は以下のとおりです。

SOUNDPEATS Air3 ProとSOUNDPEATS Air3の比較

(左)Air3 Pro /(右)Air3

左スライドで全表示

製品名 SOUNDPEATS Air3 Pro
SOUNDPEATS Air3
イヤホンタイプ カナル型 インナーイヤー型
防水規格 IPX4 IPX5
接続方式 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.2
対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive
重量 イヤホン約9g / ケース込み約37g イヤホン約8g / ケース込み約33g
バッテリー(最大) イヤホン単体:6時間(ANCオンで5時間)
ケース込み:24時間
イヤホン単体:5時間
ケース込み:17.5時間
ドライバー 12mmダイナミックドライバー 14.2mmダイナミックドライバー
充電方式 USB-C USB-C
装着検出機能
ANC
外音取り込み
専用アプリ
マルチポイント
価格 6,480円 5,380円

 
SOUNDPEATS Air3と比べたときのAir3 Proの特徴はこんな感じです。

SOUNDPEATS Air3 Proの特徴
  • 装着センサーなし
  • ANC・外音取り込み搭載
  • より臨場感のあるサウンド
  • 少し圧迫感を感じる装着性
Air3 Proは上位モデルにあたり、実用レベルのANC外音取り込みが追加されています。

ただし、Air3で採用されていた装着センサーは非搭載です。

ベースの音質は似ており、いずれも低音がズンズンと響きながら高音もきれいに伸びる、バランスの取れた設計となっています。

両者ともに丸みを感じる柔らかいサウンドですが、Air3 Proのほうがよりエコーがかかった聞こえ方で、生演奏のような臨場感ある仕上がりです。

その分クリアさに欠け、低〜中音域は少しこもったような印象があります。

マクリン
クセのなさはAir3、迫力あるサウンドならAir3 Proといったところ!

軸の長さはAir3 Proのほうがおさえられ、よりスタイリッシュな形状です。

SOUNDPEATS Air3 ProとSOUNDPEATS Air3のイヤホン比較

(左)Air3 Pro /(右)Air3

ただ、Air3 Proのほうが筐体部分が大きく、装着時に耳穴に圧迫感を感じるといったデメリットも。

遮音性は下がるものの、装着性は耳への当たりがやさしいAir3に軍配が上がります。

音質や装着性の差はそこまで大きいわけではないので「装着センサーが欲しいか」「ANC・外音取り込みが欲しいか」で選ぶのがよさそうです。

 

SOUNDPEATS Air3 Proのレビュー

SOUNDPEATS Air3 Proの特徴を紹介していきます。

 

単体6時間、ケース込み24時間と少し短めのバッテリー性能

SOUNDPEATS Air3 Proはイヤホンだけで最大6時間(ANCで最大5時間)、ケースあわせて最大24時間と、標準より少し短めのバッテリー性能です。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホンをケースにおさめた様子

とはいえ、イヤホンの軽さをふまえると健闘しているほうですし、日常使いには問題ないレベルでしょう。

ケース背面には、汎用性の高いUSB Type-Cポートを搭載しています。

SOUNDPEATS Air3 Proのケース底面にはUSB type-Cポートを搭載

ただし、ワイヤレス充電には非対応で、ケースのフル充電には約2時間必要と、充電まわりの性能はもう一歩といったところです。
 

安定性は高いが圧迫感を感じる装着性

安定性は高いものの、圧迫感を少し感じる装着性となっています。

SOUNDPEATS Air3 Proを耳に装着した様子

装着時にはイヤホン筐体で耳穴周りがグッと広げられる感覚があり、その圧迫感が装着後も少し残るようなイメージです。

ただ、一般的なカナル型イヤホンではイヤーチップで耳穴の奥が痛くなるモデルも多いのでご愛嬌かなと。

イヤホン自体の軽さや、走ってもまったく落ちそうにない安定性の高さから、トータルの装着性は悪くありません。

少しクセのあるタッチ操作

イヤホン表面はタッチセンサーになっており、以下の操作が割り当てられています。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホン外観

操作 L R
再生 / 停止 2タップ 2タップ
曲送り 長押し(1.5秒)
曲戻し
音量を上げる 1タップ
音量を下げる 1タップ
ANC / 外音取り込み / OFF 長押し(1.5秒)
ゲーミングモード / OFF 3タップ
音声アシスタント 3タップ
受話 着信中に2タップ 着信中に2タップ
着信拒否 着信中に長押し(1.5秒) 着信中に長押し(1.5秒)
通話終了 通話中に2タップ 通話中に2タップ
MEMO
専用アプリはないため、操作のカスタマイズはできません。

再生・停止やANC切り替えはもちろん、曲送り・曲戻しや音量調整など、必要な操作はしっかり割り当てられています。

カスタマイズはできないものの、6千円台という価格をふまえると充分でしょう。

操作面で気になったのは、タッチの認識が少しシビアでたまに反応しないこと。

タッチセンサーはロゴのあるシルバー面周辺だけなので、そのあたりを狙ってタップする必要があります。

また、2タップ・3タップの際に、タップの間隔が速すぎると1タップと認識されてしまうため、少しゆっくりめを意識するのがポイントです。
 

中強度のANCと自然な外音取り込み

SOUNDPEATS Air3 Proは、効果のしっかり感じられる中強度のANC自然な外音取り込みをそなえています。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホン外観

ANCをオンにすると音が全体的に遠くなる感じがあり、空調などのわずかな環境ノイズは完全に消し去ってくれます。

車のロードノイズなどの騒音も半分以上おさえ、低音域への効きも充分です。

ただし、イヤホン自体の遮音性が低いため、トータルのノイズ除去具合としてはまずまず。

人の話し声への効きは甘く、音楽を再生していても周りの声がわずかに聞こえてしまいます。

一方、外音取り込みは自然な仕上がりで、コンビニやカフェでもまったく違和感なく店員さんと会話できます。

ホワイトノイズは若干あるものの、音を変に強調していないため、周りの音が大きくなりすぎてストレスを感じることもありません。

生演奏のようなリアルさを感じられる音質

SOUNDPEATS Air3 Proは独特の立体感から、生演奏のようなリアルなサウンドを堪能できる音質設計となっています。

SOUNDPEATS Air3 Proのイヤホン外観(外側)

ほどよい量感でどっしりした迫力を築く低音と、綺麗に再現された高音がとにかく心地いいです。

少しエコーがかかった聞こえ方で、とくに高音が伸びやかな曲では鳥肌が立つほどの臨場感を感じられます。

廉価イヤホンに見られるシャンシャンと軽く鳴る感じがなく、安っぽさをまったく感じないサウンドです。

一方、音場の広さや音のクリアさは乏しい設計となっています。

耳元でボーカルが歌っているような音の近さから臨場感は感じられるものの、遠くで鳴っている音がないので、空間的な広がりは感じられません。

イメージとしては耳元で聞こえるボーカルの声に対し、さらに近くでドラムやベースなどの低音が響き、狭い範囲で音を積み上げてる感じ。

シンバルなどの高音に少し刺さるような強さがありながら、低〜中音域はボヤッとした印象もあります。

こまかいところまで見ると少し気になる部分もありますが、この価格帯では文句なしの高音質です。

とくに独特の立体感が生み出す生演奏のようなサウンドは、6千円台とは思えないほど。

マクリン
臨場感ある音を楽しみたい方にはぴったり!
メモ
上記はAACコーデックでの評価です。aptXやaptX Adaptiveでは、また違った表情になるはずです。
SOUNDPEATS Air 3 Pro
高音域
(3.5)
中音域
(3.5)
低音域
(3.5)
ノイズキャンセリング
(3.5)
総合評価
(3.5)
 

SOUNDPEATS Air3 Proはこんな人におすすめ

SOUNDPEATS Air3 Proは「1万円未満で臨場感あるサウンドを堪能したい方」におすすめです。

本機の最大の特徴はその音質にあり、どっしりとした低音ときれいに響く高音をベースに、迫力あるサウンドが形成されています。

ANCと外音取り込みも1万円以下のイヤホンとしては平均点以上を叩き出し、性能は充分。

ただし機能は限られているので、装着センサーを外せない方はEarFun Air Pro 2、イコライザー調整やタッチ操作カスタマイズまで望むならSoundcore Life P3を選択肢に入れるといいでしょう。

 

SOUNDPEATS Air3 Proレビューまとめ

本記事は「SOUNDPEATS Air 3 Proをレビュー!6千円台で生演奏のような臨場感あるサウンドを楽しめるANC搭載完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

SOUNDPEATS Air3 Proは6千円台とは思えない音質にくわえ、中強度のANCと自然な外音取り込みもそなえるイヤホンです。

装着センサー・ワイヤレス充電非対応など機能は限定的なものの、アンダー1万円では高コスパのイヤホンの一つといえるでしょう。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • 生演奏のような臨場感あるサウンド
  • 自然な外音取り込み
  • タッチで音量調節可能
  • aptX Adaptive対応
デメリット
  • 装着センサー非搭載
  • ワイヤレス充電非対応
  • イヤホン自体の遮音性が低い
  • タッチ操作カスタマイズ不可
YouTube
動画でも紹介しています。

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