どうも、1万円以下のワイヤレスイヤホンでもスペックが良すぎて迷いマクリン( @Maku_ring)です。
近年のワイヤレスイヤホンはBluetooth 5.2に対応し、コーデックもAACとaptXに両対応するなど、接続性と音質面にすぐれています。
SOUNDPEATSの中でもひと際完成度の高い「SOUNDPEATS H1」をベースにした姉妹モデル「SOUNDPEATS H2」が登場しました。
チップセットにはQualcommの「QCC3040」を採用、AAC・aptXにくわえ「aptX Adaptive」までサポートし、対応スマホで高音質かつ低遅延の音楽・動画再生を可能としています。
ドライバーもKnowles社のバランスドアーマチュア(BA型)ドライバーとダイナミックドライバーを搭載し、各音域の表現力をサポート。
ただ、H1と音の味付けがどの程度異なるのか気になるところ。
そこで本記事ではSOUNDPEATS H2の概要と外観を紹介し、H1との違いに触れた後、装着感と音質を紹介していきます。
- Bluetooth 5.2対応
- aptX Adaptive対応
- 片耳使用可能
- しっかりした装着感
- フラットでクセのないサウンド
- マイク品質がわりと良い
- 再生時間が短い
- 専用アプリなし
- ワイヤレス充電非対応
- タッチ操作のカスタマイズ不可
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SOUNDPEATS H2の外観と付属品
「SOUNDPEATS H2」は生活防水仕様(IPX4)のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
製品名 | SOUNDPEATS H2 |
---|---|
重量 (イヤホン / ケース合計) |
約10g / 約56g |
音楽再生時間 (イヤホン / ケース合計) |
最大5時間 / 最大20時間 |
ドライバー | バランスド・アーマチュアドライバー 8mmダイナミックドライバー |
防水性能 | IPX4 |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive |
充電ポート | USB-C |
Bluetooth | 5.2 |
音を鳴らす機構をもつドライバー部分は、Knowles社BAドライバーと8mm径のダイナミックドライバーを搭載するというハイブリッド構造となっています。
低音域と高音域が得意なドライバーをそれぞれ載せることで、シングルより幅広い音域をカバーできるとされています。
イヤホンは軸がシュッと伸びた形状で、シルバーのボディにゴールドのタッチセンサー部と、ゴージャス感強めの外観に仕上がっています。
いわゆるうどん型ではあるものの、AirPods Proと同程度の軸の長さで、全体的にはスタイリッシュ。
重量は、両耳あわせて約10g、ケースふくめて約56gと標準的です。
ケースは約6.5 x 4.6 x 3.2cmの手のひらサイズであり、AirPods Proよりややプリッとしているものの、おおよそ同程度のサイズ感。
ケースは銀白色で光沢感が強く、見た目にもかなりツルッとしています。
ケース前面にはLEDインジケーターが付き、充電ケースのバッテリー残量を3段階で確認できます。
同梱品はイヤホン本体にイヤーピース(S/M/L)、充電用のUSB-C to Aケーブルです。
SOUNDPEATS H2とH1の比較
SOUNDPEATS H2と姉妹モデルである「SOUNDPEATS H1」とのスペック比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | SOUNDPEATS H2 |
SOUNDPEATS H1 |
---|---|---|
防水規格 | IPX4 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
ドライバー | バランスド・アーマチュアドライバー 8mmダイナミックドライバー |
バランスド・アーマチュアドライバー 8.6mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive | AAC / SBC / aptX / aptX Adaptive |
重量 | イヤホン約10g / ケース込み約56g | イヤホン約12g / ケース込み約56g |
バッテリー (上)イヤホン /(下)ケース込み |
最大5時間 最大20時間 |
最大10時間 最大40時間 |
充電方式 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 |
価格 | 8,990円 | 9,870円 |
ドライバーはいずれもハイブリッド構成です。
ダイナミックドライバーは8.6mm径 8mm径になっているものの、振動板が超極細なバイオセルロース繊維素材に変更されています。
コーデックはaptX Adaptive、Bluetoothは5.2かつ左右独立受信方式で片耳使用に対応と、接続性と音質面の仕様は共通。
ただし、再生可能時間が半分になっているのと、充電方式からワイヤレス充電がカットされているのは残念です。
音質の志向は異なり、SOUNDPEATS H1が中高音域の抜けとクリアサウンドが特徴的な一方、SOUNDPEATS H2は低音から中音域にかけて軸足を置いた設計で、音の表現も自然で聴き疲れしにくくなっています。
好みの範囲ではありますが、解像感や繊細さを重視する人はH1、原音志向の人にはH2といったところ。
ROCK & POPS中心に楽しみたい方はSOUNDPEATS H1、R&BやHIPHOP主体に聴く方はSOUNDPEATS H2がおすすめですが、H1のほうが全体的なキレや音の広がりは上だと感じました。
SOUNDPEATS H2のレビュー
SOUNDPEATS H2の特徴を紹介していきます。
標準的なバッテリー性能かつワイヤレス充電非対応
イヤホン単体で5時間、ケース併用で最大20時間の使用が可能で、ロングバッテリー化している今のワイヤレスイヤホンの中ではかなり平凡なバッテリー性能といえます。
充電方式はUSBタイプC(USB-C)ポートのみに対応し、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
バッテリー性能はSOUNDPEATS H1に軍配があがります。
中低音に軸足を置いた原音に素直な設計
SOUNDPEATS H2は、耳の中をすっぽり包み、しっかりめのホールドを感じる装着感です。
表面はタッチセンサーになっており、軽くタッチするだけで、音量調整ふくめ全ての操作が可能です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 / 停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 1.5秒長押し |
曲戻し | 1.5秒長押し | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
ペアリングモード | 左右同時に6秒長押し | 左右同時に6秒長押し |
音声アシスタント | – | 3タップ |
ゲーミングモード | 3タップ | – |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
着信拒否 | 着信中に1.5秒長押し | 着信中に1.5秒長押し |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
音量調整もタッチ操作でできるのはありがたいものの、音量調整と再生・停止の操作アクションが逆だとより使いやすいと感じました。
H1との比較でも触れたとおり、H2は低音から中音域にかけて厚みをもたせた音設計で、ウォームでキレのあるサウンドを楽しめるイヤホンに仕上がっています。
ただし、H1ほどシャキッとしておらず、人によってはボヤッと感じるかもしれませんが、ボーカル音はよりナチュラルに聴こえ、再現性は高いです。
音の味付けもそれほどされてないため、高音域の伸びやかさも抑えられ、物足りないと感じる人もいるかもしれません。
解像感や繊細さ重視ならH1ですが、聴き心地や原音に素直なサウンドを好む人にはH2がおすすめです。
SOUNDPEATS H2はこんな人におすすめ
SOUNDPEATS H2は「中低音域重視でナチュラルなサウンドを楽しみたい人」におすすめです。
フラットでクセのない音づくりですが、バッテリーが短い・ワイヤレス充電非対応であり、機能面では少し使いにくさもあります。
これらの機能面にもこだわるなら、SOUNDPEATS H1・Sonic Proあたりがおすすめです。
SOUNDPEATS H2レビューまとめ
本記事は「SOUNDPEATS H2をレビュー!ハイブリッドドライバー搭載かつaptX Adaptive対応の完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
SOUNDPEATS H2は、SOUNDPEATS H1をベースにした姉妹モデルで、ハイブリッドドライバーや音質コーデックはしっかり継承しています。
H1よりバッテリーが短いのとワイヤレス充電が省略されているのはやや残念なポイントです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- Bluetooth 5.2対応
- aptX Adaptive対応
- 片耳使用可能
- しっかりした装着感
- フラットでクセのないサウンド
- マイク品質がわりと良い
- 再生時間が短い
- 専用アプリなし
- ワイヤレス充電非対応
- タッチ操作のカスタマイズ不可