どうも、ワイヤレスイヤホンはコスパ重視のマクリン( @Maku_ring)です。
最近は機能満載のワイヤレスイヤホンが数多く登場し、その彩りで市場をにぎやかせています。
一方「そんなにたくさんの機能は要らないんだよなぁ……」という人も多いはず。
そんな「機能や音質にこだわらない代わりに、安いイヤホンが欲しい方」にぴったりなのが「EarFun Free Mini」です。
ANC・外音取り込み・装着センサー・ワイヤレス充電はすべて非対応なものの、3,799円という破格の値段を実現。
こだわりのある方には物足りないかもしれませんが、ワイヤレスイヤホンをお手頃価格で試したい方にはこれ以上ないエントリーモデルといえます。
価格をおさえつつ、片耳3.9gの軽量性に耳にやさしい装着性、IPX7の完全防水対応など、日常使いにうれしい性能をしっかりそなえるイヤホンです。
そこで本記事では「EarFun Free Miniをレビュー!3千円台で耳にやさしい装着性と完全防水(IPX7)をそなえる完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。
- 完全防水(IPX7)
- 同社随一の軽量モデル
- タッチで音量調節可能
- 耳穴にやさしい装着性
- 装着センサー非搭載
- ワイヤレス充電非対応
- タッチ操作が使いづらい
- タッチ操作カスタマイズ不可
タップできるもくじ
EarFun Free Miniの概要
「EarFun Free Mini」は完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。
製品名 | EarFun Free Mini |
---|---|
防水・防塵規格 | IPX7 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
重量 | イヤホン約8g / ケース込み約38g |
バッテリー(イヤホン / ケース込み) | 最大5時間 / 最大24時間 |
ドライバー | 6mmチタンコート振動板 |
充電方式 | USB-C |
装着検出機能 | |
ANC | |
外音取り込み | |
マルチポイント | |
価格 | 3,799円 |
イヤホンは、黒で統一された表面にそっと添えられたロゴが目を引く、コロンと可愛らしい形状です。
同社のフルワイヤレスの中でも圧倒的な小ささを実現し、そのコンパクトさは1円玉と並べても遜色ないほど。
横から見ると陶芸品のような曲線が美しく、外側にいくにつれて形状がしぼられ、装着時に耳からの飛び出しも気になりません。
装着センサー非搭載で、耳からの脱着にともなう音楽再生・停止には対応していないので注意ください。
ケースはプラスチック製で、黒で統一されたカラーリングとマットな触感が、落ち着きを感じるデザインです。
重量はイヤホン単体で約8g、ケースふくめ約38gと同社随一の軽さを実現しています。
ケースのサイズは約26 x 55 x 43mmで厚みも薄く、ポケットに入れても気になりません。
付属品はイヤホン本体とイヤーチップ(S/M/L)、USB C to Aケーブル、清掃用綿棒です。
EarFun Free・Free 2・Free Pro・Free Pro 2・Air Pro・Air Pro 2とのスペック比較
EarFun Free Miniふくめた、同社のイヤホン7種のスペック比較は以下のとおりです。
左スライドで全表示
製品名 | EarFun Free Mini |
EarFun Free |
EarFun Free 2 |
EarFun Free Pro |
EarFun Free Pro 2 |
EarFun Air Pro |
EarFun Air Pro 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
防水規格 | IPX7 | IPX7 | IPX7 | IPX5 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
接続方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC | SBC / AAC |
重量 | イヤホン:約8g ケース込み:約38g |
イヤホン:約11g ケース込み:約60g |
イヤホン:約12g ケース込み:約49g |
イヤホン:約9g ケース込み:約41g |
イヤホン:約9g ケース込み:約38g |
イヤホン:約12g ケース込み:約53g |
イヤホン:約11g ケース込み:約54g |
最大音楽再生時間 | イヤホン:5時間 ケース込み:24時間 |
イヤホン:6時間 ケース込み:30時間 |
イヤホン:7時間 ケース込み:30時間 |
イヤホン:7時間 ケース込み:32時間 |
イヤホン:6時間 ケース込み:30時間 |
イヤホン:9時間 ケース込み:32時間 |
イヤホン:7時間 ケース込み:34時間 |
ドライバー | 6mmチタンコート振動板 | 6mmグラフェンドライバー | 6mmダイナミックドライバー | 6.1mmダイナミックドライバー | デュアル6mmドライバー | 10mmコンポジットダイナミックドライバー | 10mmチタンコンポジットダイナミックドライバー |
充電方式 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C / ワイヤレス充電 | USB-C | USB-C / ワイヤレス充電 |
装着検出機能 | |||||||
ANC | |||||||
外音取り込み | |||||||
専用アプリ | |||||||
マルチポイント | |||||||
価格 | 3,799円 | 3,999円 | 4,999円 | 5,999円 | 7,999円 | 7,999円 | 7,999円 |
EarFun Free Miniの特徴をまとめるとこんな感じです。
- 機能はシンプル
- 完全防水性能(IPX7)
- イヤホン片側3.9gの最軽量モデル
- 同社のフルワイヤレスで最安
最廉価モデルだけに、装着検出センサーやANC、ワイヤレス充電には非対応ですので注意ください。
したがって「音楽をとにかく聞ければ良い」という方にぴったりで、防水性能も高いので、スポーツ時や入浴時などあらゆるシーンで使えます。
ただし、最低限の機能しかそなえていないため、ワイヤレス充電やaptXが欲しいならEearFun Free 2を選ぶといいでしょう。
ANC・外音取り込み付きならEarFun Free Pro 2、装着センサーまで望むならEarFun Air ProやAir Pro 2といった感じです。
外観も大きく異なるので、好みのデザインで選ぶのもアリかなと。
装着センサー非搭載ではあるものの、デザインと機能のバランスから、僕はFree Pro 2が好みです。
それぞれ外観・機能が少しずつ異なっているので、価格と折り合いをつけて選んでみてください。
EarFun Free Miniのレビュー
EarFun Free Miniの特徴を紹介していきます。
軽量モデルながら24時間使用可能なバッテリー性能
EarFun Free Miniはイヤホン単体で最大5時間、ケース合わせて最大24時間と、標準よりちょっと短めのバッテリー性能です。
ただし、イヤホンの軽さをふまえると健闘しているほうだと思います。
ケース背面にはUSB Type-Cの充電ポートを搭載し、10分の充電で2時間の再生が可能な急速充電にも対応しています。
一方、ワイヤレス充電には非対応です。
耳穴への負担を感じない優しい装着性
EarFun Free Miniは、強く押し込むことなく耳にスッとおさまり、耳穴への負担を感じないやさしい装着性となっています。
イヤホンによっては1〜2時間で耳穴が痛くなるものもありますが、当たりがソフトなのでそういった心配もありません。
丸い筐体部分が耳に当たって支えているのと、耳からの飛び出しの少なさやイヤホンの軽さのおかげで、頭を振っても落ちそうにない安定感もあります。
その反面、物理的な遮音性は低く、イヤホンを装着しても周りの音はあまり軽減されないので注意ください。
少し使いづらいタッチ操作
EarFun Free Miniのイヤホン表面はタッチセンサーとなっており、以下の操作が割り当てられています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ― | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | ― |
音量を上げる | ― | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ― |
音声アシスタント | 長押し(2秒) | 長押し(2秒) |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
再生・停止や曲送り・曲戻しにくわえ、音量調整にも対応し、イヤホンだけであらゆる操作が可能です。
ただし、タップの判定が若干シビアで、ロゴを含む中心部分をしっかりタップしないと反応してくれません。
実際いざ操作しようとしても、側面との境界に近いところをタップしてしまい、反応してくれないということが多かったです。
それならばとイヤホンにまず軽く触れて、おおよその中心位置を確認してからタップしようとすると、軽く触れたのが1タップと認識されて困ることも。
操作が豊富なのは嬉しいものの、その弊害でちょっと使いづらいかなのが正直なところです。
高音がきれいでライトなクセのない音質
EarFun Free Miniは、エコーや音の加工が少ないライトな聴き心地で、とくに高音が綺麗に感じられる音質設計となっています。
バランスは若干高音寄りで、シンバルやパーカッションなどの楽器音が聞き取りやすく、いろいろな音を楽しむことが可能です。
低音もズンズン響くような迫力があるわけではありませんが、ほどよい量感で全体としてバランス良く、クセのないサウンドに仕上がっています。
音の重厚感は控えめなので、人によっては全体的に音が軽く、シャンシャンと響くような印象を受けるかもしれません。
たとえるなら、生音をザルに濾して、重厚さを取り除いてから耳に届けている感じ。
沈み込むような低音の余韻や音の迫力を求める方には向きませんが、中高音中心にJ-Popを楽しむには申し分ないイヤホンといえます。
EarFun Free Miniはこんな人におすすめ
EarFun Free Miniは「シンプルで安いワイヤレスイヤホンが欲しい方」におすすめです。
機能は限られているものの、軽くて装着性が良く、3,799円というのはワイヤレスイヤホンでも破格の値段。
音質や機能にこだわりがない方であれば、これ以上ない選択肢といえるでしょう。
一方で、ANCや外音取り込みも求める方はEarFun Free Pro 2、装着センサーは外せないという方はEarFun Air Pro 2を視野に入れるといいでしょう。
さらに、専用アプリやイコライザー調整、タッチ操作のカスタマイズまで望むなら、1万円以下で全てをそなえるSoundcore Life P3がおすすめです。
EarFun Free Miniレビューまとめ
本記事は「EarFun Free Miniをレビュー!3千円台で耳にやさしい装着性と完全防水(IPX7)をそなえる完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
EarFun Free Miniは機能をできるだけ抑えて低価格を実現し、ワイヤレスイヤホンの敷居を下げたモデルです。
こだわりのある方には少し物足りないかもしれませんが、「とりあえず音楽を聞ければOK」というニーズには申し分のないエントリーモデルといえます。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
- 完全防水(IPX7)
- 同社随一の軽量モデル
- タッチで音量調節可能
- 耳穴にやさしい装着性
- 装着センサー非搭載
- ワイヤレス充電非対応
- タッチ操作が使いづらい
- タッチ操作カスタマイズ不可